★島耕作シリーズ 特集★

日本一有名なサラリーマンにして団塊世代の旗手・島耕作!
日本経済の最先端を走り抜けたひとりの男の人生を一挙ラインアップ!!

島耕作シリーズ

■概要
本シリーズの原点となる『課長島耕作』は1980年代前半(日本経済低成長期)から同年代後半(バブル経済期)を経て1990年代初期(バブル崩壊前夜)に至るまでの日本経済の動向、大企業間の競争、大企業内部の派閥争い、経済活動の末端で働くサラリーマン(特に団塊の世代)の群像の様々をリアルに活写したものであった。

本作品の主人公・島耕作は団塊の世代に属し、大手電器メーカー「初芝電器産業」に勤務するサラリーマンである。商社マンとしても男性としてもやり手のイメージが強いが、作品が連載開始された当初(1983年頃)の島は、どちらかといえば小心で保身を考える平凡なサラリーマン像に描かれており、作品内容もオフィスラブなどの個人的な身辺事が主たるものであった。今では想像できないが、セックスに関しても「並み」以下のように描かれていた箇所もあった。

初芝電器産業は、作者である弘兼憲史が漫画家デビューする前に勤めていた松下電器産業(現:パナソニック)がモデルになっていて、松下電器産業が実際に行った経営行動が漫画内に反映され、初芝電器産業は松下電器産業と同じ経営行動をすることがあることで有名である。

経済面のストーリー展開として、実社会の時事ネタが次々と島と初芝に襲い掛かるも、実社会の企業の失敗を研究してストーリーに取り入れ、全て巧く乗り切るだけでなく(時には左遷なども経験するが)さらに出世していってしまうストーリーである。これらの複雑に絡み合う各要素(派閥抗争、経営戦略、ミステリ活劇、多彩な女性関係)が多くのサラリーマン、とりわけ団塊の世代の男性の心を掴み、1990年頃には大人気漫画として社会現象を巻き起こした。

島耕作の軌跡
1970年初芝電産入社ヤング島耕作
1970年主任昇進ヤング島耕作 -主任編-
係長就任係長島耕作
1983年課長就任課長島耕作
1992年部長就任部長島耕作
2002年取締役就任取締役島耕作
2005年常務就任常務島耕作
2006年専務就任専務島耕作
2008年社長就任社長島耕作
課長島耕作(1983年から1992年まで連載)

■あらすじ
国内最大手の家電メーカー・初芝電産で、販売助成部宣伝課課長に昇進した島耕作は大企業内部の派閥抗争や企業戦略に基づく経営展開などのマクロな経済世界へと舞台を移していった。
揺れ続ける社内での出世争いや派閥抗争の中でも自身の信念のみに従い、自分の仕事に対しては誠心誠意打ち込む。時流や派閥力学の変化の中で、当然様々な困難や事件に巻き込まれながらも、前向きな性格と幸運で度重なる苦難に直面しても全て乗り切ってしまう。
部下や女がいつの間にか全てを解決してくれることも多く、島の周囲には必ずと言って良いほど島と性的関係を結ぶ女性が常につきまとう。

部長島耕作(1992年から2002年まで連載)

■あらすじ
島が敬愛する中沢社長(派閥に属さない一匹狼として会社を生き残り、『課長島耕作』の最終巻で社長に大抜擢される)が退任し、反対派が社長になった場合に処遇が悪化されないように、という中沢の配慮により、島は関連会社・初芝電産貿易へ代表取締役専務としての出向を命じられる。

しかし、島は持ち前の前向きさと柔軟さと信じられないような運の良さで、出向先のワイン事業を大きく伸ばし、更に次の出向先のサンライトレコードにおいても、課長時代のニューヨーク赴任時の不倫相手(白人)との子供を歌手として大ヒットさせる(しかし真実は誰にも言えない)、という非実現的な成果を実現することで関連会社の経営立て直しに成功する。これらの業績が認められて初芝本社の取締役へ就任することとなる。

取締役島耕作(2002年から2005年まで連載)

■あらすじ
島は初芝電器産業の取締役として、上海初芝の責任者に任命される。(役職は上海初芝電産董事長〈会長〉)世界中の家電メーカーが参入する激戦区、中国・上海。
言葉や文化の壁、いまだ根強い反日感情といった様々な困難の中、新天地でもスタイルを崩さず戦う島耕作の姿が描かられる。島の恋愛・性交の絶倫ぶりも相変わらずである。

常務島耕作(2005年から2006年まで連載)

■あらすじ
常務取締役へと昇進し、中国全土を統轄する責任者に就任した島耕作。そこは世界の工場にして13億人の巨大市場!!
取締役時代に続いて、中国担当としての活躍が描かれているが、担当エリアが上海のみから中国全土となり、東京・北京・上海の3極勤務となり多忙を極める。 新たに赴任してきた八木との衝突や、中国、特に上海での反日運動など、シビアなテーマをドラマチックに描いている。 2006年、中国担当常務の前任である郡山利郎専務が社長に昇格したことにより、島も専務に昇格することとなった。

専務島耕作(2006年から2008年まで連載)

■あらすじ
常務時代に続いて中国を担当するほか、インド担当、アメリカ担当も兼任することになり、さらにグローバルな展開を見せる。 2008年4月、現社長である郡山利郎が辞意を表明し、その後任として五洋電機との経営統合で誕生する「初芝・五洋ホールディングス」の初代社長に就任。
これに伴い同年5月下旬よりタイトルが“社長・島耕作”と改められ、新シリーズがスタートする事になった。

2008年4月2日、読売新聞をはじめ各全国の新聞朝刊の社会面に島耕作が作中で近く社長に就任することが「新社長に島氏」というタイトルで採り上げられた。記事は経済面でおなじみの新社長就任記事を模したものになっていた。

社長島耕作(2008年から連載)

■あらすじ
島耕作シリーズの最終章。「社長島耕作」として『週刊モーニング』誌上で連載が開始された初回掲載号の発売日にあたる2008年5月29日には「島耕作社長就任会見&乾杯式」と銘打ったイベントが開かれ、アニメーションの島耕作がメッセージを述べた(声は井上和彦が担当)。
また、同日付の朝日新聞朝刊には同誌の土曜版別冊「beビジネス」に見立てた一面広告が掲載された。
同上連載第一回目での社長就任スピーチにおいて「これから先 わが社は HGホールディングスと初芝電産の松橋社長、五洋電機の勝浦社長とのトロイカ体制(トロイカとは元々ロシア語で3頭立ての馬車を意味し、転じて三頭体制を指しても使われる)で合議を図りながら経営を進めていく」という所信表明を行った。
万亀会長曰く「名演説だった」とのことである。

2008年10月2日発売号にて、次年度に初芝五洋グループの社名を変更すること、並びに初芝ブランドと五洋ブランドを統合し新ブランドを立ち上げることが正式に明らかになった(それに要する費用の試算が総額400億円であることも作中で明らかになった)。
この背景には本作のモデルとなっている松下電器産業が2008年10月1日よりパナソニック株式会社と社名変更したこと、さらにグループ会社全ての製品をパナソニックブランドに統一したことがあり、島の社長就任時に掲げたスローガン「シンク・グローバル」、並びに「世界に通用するブランドを立ち上げる」という経営方針に則ったものである。

2008年11月7日にパナソニック株式会社と三洋電機株式会社が三洋の子会社化を前提とした資本・業務提携の協議を始めることで合意したと正式に発表した。結果的に作中での出来事が現実の形となったわけだが、作者の弘兼はこの件について「私がパナソニックの社長なら、歴史的関係が深く電池技術がある三洋を他企業に奪われるのは嫌だし、一緒になると予想していた。追いつかれないよう焦って書いた」とのコメントを出している。

過去編

社長にまで昇り詰めた男・島耕作にも若き日々があった。『課長島耕作』の若き日を描くコンセプトから『イブニング』誌上で『ヤング島耕作』がスタートし、課長までの道のりを描く。過去編により、島の出身地が作者と同じく山口県岩国市であることが明らかにされた。ちなみに誕生日は9月9日である。

ヤング島耕作(2001年から2006年まで連載)

■あらすじ
島耕作が大学を卒業して初芝電器産業へ入社した当時(1970年頃)の社会情勢、世間の気風、大企業の雰囲気などを描いている。
無事研修を終え、第一希望の宣伝広告部門に配属された島は理想と現実の間でもがきながらも、着実に成長していく。尚、連載中途より『ヤング島耕作 主任編』として、主任に昇進した島耕作が描かれた。

ヤング島耕作 -主任編-(2006年から2010年まで連載)

■あらすじ
これは若き島が初めての昇進を果たした主任時代のエピソードである。初めての部下を持ち、責任とやりがいの狭間で奮闘するヤング島。一方では結婚をし、家庭を持ち、仕事との両立にも邁進する等身大の島。社長になる男は何が違ったのか?これは未来のスーパーサラリーマンが躍動する、すべての若きサラリーマンのためのバイブルである。

係長島耕作(2010年から連載)

■あらすじ
2010年3月より連載された島耕作シリーズ最後の1ピースとなる『係長島耕作』。現代編同様、過去編においてもステップアップの道を辿る島は、平社員から主任へ、そして係長へと至った。係長となった島耕作が上司と部下の板挟みに悩み、奔走する姿を描く。


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