★バキシリーズ 特集★
バキシリーズ
■概要
地下闘技場の最年少チャンピオン範馬刃牙と、刃牙の父で地上最強の生物と謳われる範馬勇次郎を中心とし、様々な格闘家との闘いが織り成す長編格闘ドラマ。通常の格闘技の試合のみならず、色々な条件下での死闘が数多く描かれており、本作の持つ「『地上最強』は誰か?『地上最強』とは何か?」のテーマに深みを持たせている。作者は本作を「闘いのテレクラだ!!」と称した。

登場する殆どの格闘家は『地上最強』を目指して闘い続けているが、主人公の刃牙だけはあくまで勇次郎を超える事のみを目標としており『地上最強』を目指してはいない。これは作者も途中で気づいて驚いたとの事。

多くの描写を割いて相当の強者と演出されたキャラクターをあっさり負けさせる意外性、大ゴマや見開きを多用し迫力を持たせた構図、叫び声や悲鳴を表すセリフの最後に「ッ」、「ッッ」といった文字を使用するのが特徴。


第1部 グラップラー刃牙
■あらすじ
地下闘技場編
東京ドーム地下に存在する地下闘技場をめぐる物語。主人公の最年少チャンピオン範馬刃牙を始めとして、鎬兄弟や、マウント斗羽等との試合が行われた。また、序盤から最強マッチといえる独歩対勇次郎戦を惜しげもなく描く。物語の導入部分にあたる。

幼年編
時系列的には地下闘技場編より以前。幼年時の刃牙の戦いを描く。連載中に作者が母を亡くしたこともあってか、「母」というテーマが大きな核となっている。死に逝く母のために最強の地位を通したい花山薫に、母の愛を求めそのために父の強さを求める範馬刃牙。巨大な父としての範馬勇次郎の人間像や、朱沢江珠の女と母の間での葛藤が描かれる。また、戦いの中で互いの「絆」を見い出し、それを糧として自らを鍛え上げるという範馬刃牙の思想も具体的に描かれる。戦いの舞台は、闘技場での試合ではなく屋外での喧嘩となる。ヤクザ界最強の喧嘩師花山薫や、ガイア率いる軍隊、野生動物の夜叉猿等、より強い物と戦いたいという刃牙の姿勢がうかがえる。

最大トーナメント編
刃牙と、実在の闘技者をモデルとしたキャラクター達によるトーナメント戦。開会式の入場シーンは通常連載の倍以上のページを使って全選手を紹介、全試合をダイジェスト化する事なく描ききった。途中で夜叉猿が出てきたり、勇次郎が乱入したり、予測を覆す展開も。トーナメント戦という対戦方式は、破天荒な物語を破綻させることなく終幕へと導くのに有用であった。第1部は全編最強に対する問いがなされているが、特に最大トーナメント編では多くの戦いの中にその主題を盛り込んでいる。ちなみにトーナメントは31試合をたった一夜で行なうという殺人的なスケジュールで開催されている。


グラップラー刃牙 外伝
■あらすじ
最大トーナメントの翌日、本編内でプロレス界の2大巨頭であったマウント斗羽とアントニオ猪狩が長年の決着をつけるため、東京ドームのリングで戦いを繰り広げる。この時点で各々のモデルとなった2人はリングから姿を消してしまい(片や逝去、片や引退の形で)、現実世界での直接対決は無くなってしまった「夢の対決」と言える。刃牙対猪狩戦でも出てきていた「プロレス」というテーマが大きくかかわってきている。


第2部 バキ
■あらすじ
最凶死刑囚編
第1部に登場したキャラクターと、シンクロニシティで脱獄した5名の死刑囚たちとの戦い。「武器の使用以外すべてを認める」のルールの下で闘ってきた第1部からさらに発展させ、「武器の使用」をも認め、ステージや人数など戦い方も限定しない完全ノールールの戦いが描かれた。第1部に比べ、「恋愛」や「性」の要素が濃厚である。「敗北とは何か」が全編にわたる主題といえる。画風もより立体的なものに変化している。「敗北を知る」ということを志したことから、逆に自分の欲することを手に入れること=勝利を一度もつかむことが出来なくなってしまっていたドリアンの敗北と、その後の救急車のシーンは、作者入魂の場面だという。

中国大擂台賽(だいらいたいさい)編
中国武術界最強の「海皇」(詳細は後述)を決める大会を舞台とした物語。範馬刃牙の解毒治療のために、烈海王が刃牙を大会に出場させる。真相は毒手を持つ敵と対戦して毒を裏返すという荒業の治療法だった。全編にわたって「武力対暴力」をさらに様々な戦いを通して多角的に追求され、最終戦の郭海皇対勇次郎戦で、武の極致は死にありといった結論を導き出した。

神の子激突編
マホメド・アライJr.を中心とした種々の戦闘模様。死刑囚編終盤より刃牙の彼女・梢江にアピールしていたアライJr.が、最強と最愛の2つを手に入れるために範馬刃牙に勝負を挑む。最終的には刃牙が圧勝し、勇次郎に挑戦状を叩き込む展開となった。


バキ 特別編SAGA -性-
■あらすじ
刃牙と梢江の初性交を描く。『バキ』の中で発生したエピソードであるが、非常に濃厚な性的描写が大半を占めることなどから『ヤングチャンピオン』に掲載された。作者の「性」と「戦い」との近似性などのテーマが描かれている。後半は本編の柳との戦いにつながる。作中で使われたティッシュ箱は8箱で、刃牙の絶倫ぶりが窺える作品でもある。


第3部 範馬刃牙
■あらすじ
実戦シャドーファイティング編
第3部の序章編であり、超規格外の巨大象を仕留めた父・勇次郎に対し、全盛期のヘビー級ボクシングチャンピオン・アイアンマイケルや体重 100kgの昆虫(カマキリ)などの幻影と戦い修練を積む刃牙の姿が描かれる。

アメリカ刑務所編
ミスターアンチェインこと、ビスケット・オリバと立ち会うために、アリゾナ刑務所(ブラックペンタゴン)に入所した刃牙。だがその前に二代目アンチェインを称する「ミスター2(セカン)」ことジュン・ゲバルがオリバと戦うことに。ゲバルを打ち倒し、怪物ぶりを発揮したオリバ。数日後オリバVS刃牙が開始され、刃牙は圧倒されるも中盤に鬼の貌を出し、「真っ向からのノーガードの打ち合い」でオリバを押し切り勝利した。「パワーでオリバを圧倒」この事実を知った勇次郎だが・・・

ピクル編
1億9000万年の眠りから覚めた未知の原人であり、T-レックスを捕食していたという“史”上最強の生物・ピクル。その彼がストライダムの提案により来日する事になる。来日後、「ピクルハウス」と呼ばれる所に入れられる。その後、東京ドーム地下闘技場にて烈海王、愚地克巳、ジャック・ハンマー、範馬刃牙が闘う(愚地克巳のみ東京ドームでの対決となる)。


範馬刃牙 -外伝ピクル-
■あらすじ
1億9000万年前の地層(岩塩層)から、塩漬けのティラノサウルスが発見された。その隣には、それと闘う人類の男が発見される!科学者達は、彼をピクル(塩漬け)と命名し、蘇生を試みる。しかし、復活したピクルは想像を絶する戦闘能力を有していた。その後、ストライダムの提案により来日することとなる。この巻はピクル編へのブリッジストーリーとなっている。


バキ外伝 疵面-スカーフェイス-
■あらすじ
『チャンピオンRED』にて連載開始された。花山薫を主人公としたスピンオフ作品。本編で語られることのないヤクザとしての花山の姿が描かれている。花山が服役中のエピソードなどもあり、本編との時間軸との関係は不明。だが、コミックス2巻の第12撃「息子」以降、花山の頬にスペックから受けた傷跡(銃弾を口に入れられ、爆発させられた痕)がある。


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