≪書籍情報≫
著者:
三浦建太郎
出版社:
白泉社
版型:
B6版
カテゴリー:
ヤングコミックス
連載雑誌:
ヤングアニマル
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
『ベルセルク』(Berserk) は、三浦建太郎作のダーク・ファンタジー漫画作品である。
1989年からヤングアニマル(白泉社)にて不定期連載中。単行本は白泉社からジェッツ・コミックスのレーベルで刊行されている。2006年現在31巻。
「ベルセルク」の題名は、北欧神話の「狂戦士」伝説に由来する。いわゆるバーサーカー。
【作品概要】
『ベルセルク』の原型となったのは、三浦建太郎が本作の連載に先立つ1988年、白泉社の雑誌「月刊コミコミ」11月号に投稿した48ページの短編『ベルセルク』(単行本14巻に収録)である。ストーリーは、ガッツの原型となる主人公の剣士が、邪神「ヴアナ」およびその眷族を宿敵と定めて、人外の化物と一戦を交すという筋であり、主人公の背負う過去や烙印の紋章の意匠など一部に相違はあるものの、基本設定や「暗い過去を背負い、大剣を持った隻眼の戦士」というキャラクターなどはほぼ共通している。このことから、同名の短編は本作のプロトタイプと言える。
短編『ベルセルク』は、第7回コミコミまんがスクール準入選作となり、翌1989年になって、世界設定をほぼ共有した連載作品『ベルセルク』の第一作が、「月刊アニマルハウス」(「ヤングアニマル」の前身)1989年10月号に掲載された。ここから、武論尊の原作を得て『王狼』『王狼伝』『ジャパン』の各作を断続的に連載しつつ、並行して『ベルセルク』の不定期連載が始まる。1992年以降は創作を『ベルセルク』のみに絞ってこの一作に専念するようになった。
『ベルセルク』は、1990年代末になって次第に読者を増やしていき、現代漫画屈指の名作に数えられるようになる。2002年、『ベルセルク』は第6回手塚治虫文化賞マンガ優秀賞を受賞(記事)。単行本は2005年時点で累計2000万部に達する大ヒット作となった。芸能界を始めとして、同作品のファンは多い。
さらに、『ベルセルク』は漫画のみならず、アニメ版「剣風伝奇ベルセルク」や、ゲーム版、トレーディングカードゲーム版など他媒体でも展開を見せている。海外にも、英語やイタリア語など複数の言語に翻訳輸出されている。ただ、出版事情の違いから、原作にある残虐描写や性描写は一部削除・修正されている。
現在、連続ストーリー漫画では例が少ない超・長期間連載(約17年)となっているが、世界観は拡大の一途をたどり、一向に終結する気配を見せない事に加え、作者が諸般の事情で休載期間を多く取る様になっており、ファンの中には本当に完結するのかと不安視する意見もある。
【世界設定】
『ベルセルク』の世界観は、基本的には中世ヨーロッパを下敷きにしたオーソドックスなファンタジー世界、所謂「剣と魔法の物語」である。そこに住まう種族は人間が中心で、世界各地に都市国家を築き勢力争いをしている。人間以外にも小妖精のエルフ、地の妖精ドワーフなどもいるが、彼らは人間世界から姿を消し始めているようだ。一方、超常の力を持つ「使徒」と呼ばれる人外の化物が暴威をふるっており、その上位には、神に近い守護天使「ゴッドハンド」と呼ばれる超越的存在がいる。ゴッドハンドたちはあまりにも強大な力のため、現世に直接姿を現すことはなく、異次元の世界に身を置いている。
本作の主な舞台となるのは覇王ガイゼリックによって建国されて以来千年の歴史を持つミッドランド王国で、ストーリーの大部分はほぼミッドランド国内を舞台とする。「ミッドランド(中つ国)」の名が示すように内陸国であるらしく、海のシーンはほとんどない。東にチューダー帝国と接し、百年の長きにわたる戦争を繰り広げている。さらに東の山脈を越えた向こうには、クシャーン帝国の広大な領土が広がっているらしい。クシャーン帝国はインドの風俗と共通した文化を持つことから、国名はクシャーナ朝、風俗はムガル帝国がモデルとして想定されている。
技術的には、大砲は既に開発されているものの、携帯用の銃器類はまだ一部にしか存在しないという段階で、戦闘は剣・槍・弓矢などが主要武器となっている。
ファンタジーの常套手段である魔法に関しては、少なくとも「断罪篇」まではまったくと言ってよいほど出てこないが、「千年帝国の鷹篇」以降、魔女と呼ばれる者が登場して、様々な魔法を駆使する。ただ、他のファンタジー作品に見られるような、炎や雷撃を飛ばすなどといった形ではなく、幽界に干渉して精霊などを使役し、間接的に現世に影響を与える、という呪術的なものが中心である。
【ベルセルクのルーツ】
『ベルセルク』には様々な先行作品の影響が指摘されている。もっともよく指摘されるのは、悪魔と神の闘争を描いた永井豪の代表作『デビルマン』であり、両作品はしばしば並べて語られる。絵柄の面では、重厚に線を重ねるスタイルが『北斗の拳』などに見られる原哲夫の筆致と共通している(ガッツの性格・服のイメージ・髪型など他にも髑髏の騎士はラオウ・カイオウの影響が見受けられる)。なお、『北斗の拳』原作者の武論尊は、かつて『王狼伝』などで三浦建太郎ともコンビを組んでおり、彼自身「三浦の絵は原と同じくマッチョ系」という共通性を認める内容のコメントを出している。
作中に登場する使徒(使徒もどき)やゴッドハンドらの異形のクリーチャー造形は、『エイリアン』などH・R・ギーガーの影響が非常に強い。尤もゴッドハンドに関しては、映画『ヘルレイザー』の登場人物が直接のモチーフとなっている。他にヒエロニムス・ボスやエッシャーの幻想的な絵画もモチーフとして指摘されている。
また三浦は栗本薫の大長編ファンタジー作品『グイン・サーガ』の熱心なファンであることを公言しており、グリフィスのモデルは『グイン』に登場する美貌の策士ナリスから来ているという。
それ以外にも、ガンダムの台詞のパロディのほか、スターウォーズネタ、ドラえもんネタなど各種のパロディを好んで使っている。こうした遊びは妖精パックの2頭身化時(栗パック)時に頻出する。
また、三浦は音楽アーティスト平沢進の熱狂的なファンであり、同氏の楽曲からインスパイヤされたと思われる描写も多く見られる。 なお、平沢はアニメ、ゲームともにベルセルク関連の楽曲を担当しているが、上記のこともあってか驚くほどマッチしていた。 アニメ版第一作ではOP、EDは平沢ではなかったが、「劇中歌」とされた平沢の「BERSERK〜forces〜」はファンの間で「これこそ主題歌だ!」という声が多く聞かれた。
【ストーリー】
身の丈を超える長大な剣を自在に操り、「使徒」と呼ばれる人間ならざる者を屠る「黒い剣士」ガッツを主人公とする大河ファンタジー。ガッツはある宿命に憑りつかれて、狂戦士のごとく大剣を振るい、闇にうごめく化物どもと死闘を繰り広げる。その目的は、無為に殺された仲間たちの復讐と、大切なものを護るということ。二つの重荷を背負い、五人の守護天使ゴッドハンドを探し求めるガッツは、その下に従う人外の存在「使徒」との闘いの中で、運命に翻弄されつつも必死にあがく。
黒い剣士(1 - 3巻)
いわば序章。各地で使徒狩りに奔走する「黒い剣士」ガッツは、五人の超越的存在ゴッドハンドを追い求めていた。ガッツはある町を荒らす盗賊どもから妖精パックを助けた。これを一つの契機として、ガッツはコカ城に君臨する盗賊の首領、そして異教徒狩りを繰り広げる「伯爵」といった使徒と死闘を繰り広げる。伯爵の正体は巨大なナメクジ型の使徒であった。ベヘリットと伯爵を軸に、ガッツとゴッドハンドの因縁が語られる。
黄金時代(3 - 14巻)
序章から時をさかのぼり、ガッツの幼年期から「蝕」におけるゴッドハンドとの出会いまでを描いたもので、『ベルセルク』で最も評価の高い章である。ガッツは母親の骸のもとで死にかけたところを拾われ、傭兵部隊の中で虐待を受けつつも戦士として成長していく。ある事件をきっかけに傭兵部隊を出奔して一匹狼の傭兵となったガッツは、戦いの中で伝説になりつつある傭兵団「鷹の団」の団長グリフィスと出会い、入団するが…クライマックスで、『ベルセルク』作中の暗転ともいえる「蝕」の狂宴が繰り広げられる。
断罪篇(14 - 21巻)
ガッツは恋人キャスカと別れ、鷹の団を裏切ったグリフィスと因縁の対決を果たすために、使徒狩りの旅に出る。ここで1 - 3巻以降に時系列が移り、伯爵を倒した後のガッツと使徒(あるいは使徒もどき)との戦闘が描かれる。より正確に表現するならば、3巻後半〜14巻前半がガッツの成長物語とすると、ここから直接続くのが1巻〜3巻前半の話で、14巻後半からは3巻以降の出来事が描かれており、この順で話が繋がっているのである。 断罪篇は以下の3章、ロスト・チルドレンの章、縛鎖の章、生誕祭の章からなる。
ロスト・チルドレンの章
「蝕」の悪夢から二年後、伯爵を斬ったガッツは「霧の谷」近くで盗賊たちに捕えられていた少女ジルを助ける。ジルの住む村は「妖精」の大群に襲われ、家畜や人々を喰われていた。ガッツとパックはその風貌から犯人と疑われてしまう。この事件の陰には、かつて妖精にあこがれていた彼女の幼な友達、ロシーヌがからんでいるらしいが・・・ この章では”仲間はずれのピーカフ” と言うこの村に伝わるおとぎ話が、劇中で起こる事件と交錯するように語られる。
縛鎖の章
霧の谷の一件が片付いたと思ったのも束の間、満身創痍のガッツのもとにファルネーゼ率いる法王庁所属の聖鉄鎖騎士団が介入してきた。彼らは子供の死体を見て異様の念を抱き、そしてその場に居合わせた最も怪しい人物であるガッツを「信仰にかかわる異端の存在」とみなし、捕縛しようとする。
生誕祭の章
飢饉、疫病にあえぐ世界中の人々が、同じ夢の中に予兆を見た。世界を覆いつくす真の闇の中に一筋、光り輝く鷹が闇を切り開き、希望を見せる。そして、「盲目の羊の集う聖地」に求めし者が来ると予言が残された。
ガッツは、夢の中でキャスカが魔女狩りに遭い火あぶりにされるビジョンを見、危難を予感して「断罪の塔」アルビオン教会を目指し旅に出る。しかし、悪名高い法王庁の異端審問官、モズグスも同じ断罪の塔に滞在していた。
千年帝国の鷹篇(22 - 巻)
「ミレニアム・ファルコン」。前編を受けて、受肉したグリフィスが新生鷹の団を率いてクシャーンに蹂躙されたミッドランドの大地を駈ける。一方、ガッツはキャスカやファルネーゼらを引き連れつつ、グリフィス配下の強大な力を誇る使徒たちと死闘を繰り広げる。これまではゴッドハンド絡みを除けば剣・肉体による物理戦中心で、いわゆる「魔法」というものは前面に出てこなかったが、見習い魔女シールケが登場することで、魔法の力も本格的に物語に関わるようになった。
聖魔戦記の章
受肉したグリフィスは不死のゾッドを引き連れ、リッケルトとガッツのもとを訪れた。両者はしばし言葉と剣を交わしたのち去る。グリフィスはクシャーン帝国に蹂躙されるミッドランド王国を救済するために、従属する使徒たちを率いて「鷹の団」を再編成する。破竹の勢いでクシャーンの軍勢を破り、グリフィスは救世主としてあがめられるようになった。一方ガッツは…
ミッドランド王国の王都ウィンダムはクシャーン帝国の手に落ちて、霧が立ち込め奇怪な獣人の支配する魔都と化した。「恐帝」の異名をとるガニシュカ大帝は、都の中で魔の技術を用いたおぞましい人体改造の試みを繰り広げる。
鷹都の章
「ファルコニア」。エルフの国、西の島を目指すガッツ一行は、法王庁圏屈指の貿易都市ヴリタニスの城門をくぐった。一行は海を渡るための船を求めるが、そうやすやすとは手に入らない。 気づけば都はクシャーンの手勢に囲まれていたのだ。
【ベルセルク用語集】
世界
現世(うつしよ)
肉体を持った生き物が生活する物質の世界。いわゆる「この世」。ベルセルクの世界においては、幽界の干渉が無い限り物理法則に逆らった事象が起こる事は無い。又、動植物も現実の世界に存在するもののみが生息、妖精や怪物の類は全て幽界の存在である。
幽界(かくりよ)
現世と表裏一体となって存在する、死んだ人間の魂や想像上の動物などが住まう精神の世界。いわゆる「あの世」。幾層もの深みを持ち、同質の幽体が寄り集まって出来た幾つもの領域が存在する。基本的に肉体を持って踏み込む事は不可能で、魔術士達は自らの幽体を肉体と遊離させる、いわゆる「幽体離脱」の術を用いて幽界に入り込み、探索や術の行使を行う。
狭間
現世と幽界が重なり合っている領域。幽界でありながら現世である為、生きた人間も肉体を持ったまま踏み込む事ができる。又、現世でありながら「精神の世界」幽界でもある為、狭間では精神の力が物質に作用し易い。通常、現世と重なり合うのは幽界の中でも最も浅い層に限られる。
生贄の烙印を刻まれた者は常にこの狭間に立たされる事となり、夜になると幽界の浅い層を彷徨う亡者の霊が群れ集ってくる。
器物
ドラゴン殺し(ドラゴンころし)
ガッツの佩剣。かつて刀鍛冶ゴドーが「ドラゴンを撃ち殺せるような剣」を注文され、本気になって鍛造した剣。身幅が広く分厚い刃を備え、成人男性の背丈を軽く上回る全長を持つ。当然、相当な重量を有しており、常人には振るうどころか持ち上げる事も不可能であった為、ゴドーは危うく注文主である領主から絞首の罰を受けるところだった。そのため、長らく倉庫に死蔵されていたが、蝕から生還したところを使徒に襲われたガッツに発見され、ガッツは使徒をこの剣の一撃で仕留める。それ以来、ガッツの使徒・ゴッドハンド追討の旅において、最も多くの敵を屠ってきた主要武器となる。ガッツが初めて持ち上げた際、既に左腕は義手であり、ガッツはこれをほぼ右腕だけの腕力で振り回しているということになる。
その刃は単なる巨大な鉄の塊では無く、使徒の一撃にも耐え得る強靭さを誇る紛れも無い業物である。しかしあまりにも酷使され続けた為にわずか2年程度でボロボロになり、一度ゴドーによって鍛え直された。又、度重なる使徒との戦いや死霊を斬り続けた事により、何らかの霊的な力を帯びつつある。クリフォトでの戦いでは強引に降臨したゴッドハンドの一人・スランを撤退に追い込んだ。
『ベルセルク』作中において、巨大な武器を操る大男は多数出てくるが、その中でもひときわ巨大な武器。作中では「それは剣というにはあまりにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把すぎた。それはまさに鉄塊だった。」と語られている。ギャグシーンでは「鉄板焼きにも使える」「お好み焼き屋」と表現されたことも。
なお、和田慎二のファンタジー作品『ピグマリオ』にも、最初の方に同様の剣の逸話がある。海の部族と山の部族が対立する中で、クルト王子が鍛冶屋から「かつて誰にも持ち上げられない剣を鍛えてしまった」と巨大な剣を前に述懐を聞かされるが、その後、実際にクルトが振り回して鍛冶屋は瞠目するのである。「ドラゴン殺し」の話はここから引かれたものであろう。
義手
ガッツが左腕に装着している義手。リッケルトとエリカが、ゴドーの武器庫に置いてあった有り合わせのパーツを組み上げて製作したもの。小型の大砲が仕込まれており、根元の金具を引く事で砲弾を発射する事ができる。又、鋼鉄製であるため盾の役割も果たし、人間相手なら義手で殴るだけでも致命傷を与える事が可能。ドラゴン殺しと並び、ガッツの使徒討伐の旅の主要武器となっている。
尚、掌部分には磁石が仕込まれており、剣やボウガンを握る事も出来るが、流石にこの義手のみでドラゴン殺しを振り回すのは不可能(一時的に支える程度なら可能)。
ベヘリット
眼や鼻や口が一種のアートのように不規則に配置された人間の顔が刻まれた卵型の物体。「異界への喚び水」とも呼ばれる。ただの道具ではなく生きており、時々瞼や口を開いたり、ギャグシーンでは冷や汗をかいたりする。普段は貝のように無害なものに過ぎないが、ある条件が揃う事で現世と幽界の深層を繋ぐ鍵となり、ゴッドハンドを召喚する。因果律によって選ばれた者の前に様々な形(貰う、拾うなど)で姿を現し、例え紛失などして一度その者の手から離れても、その者が必要とする時には必ずその者の手元にある。逆に必要としていない(因果律に選ばれていない)者が手にしても、何も起こる事無くいずれ手元を離れていく。すなわち、因果律に結ばれた者のみが、この卵を手にすることで異世界に棲むゴッドハンドを呼び出し、闇の存在に転生することができる。通常のベヘリットを手にしたものは使徒に転生するが、「覇王の卵」の異名を持つ真紅のベヘリットは特別で、守護天使ゴッドハンドに転生する資格がある者のみが手にすることができるという。これは二百数十年に一度しか世に出ない。
ガッツの所有するベヘリットは、もとは伯爵のもので、バルガスの手を経てガッツのもとに入り、現在はパックの居候兼抱き枕「ベッチィー」となっている。パックによると「ベッチィー」の好物はチーズであるらしい。
「ベヘリット」の名の由来は、シリアにおける魔王の名前らしいが、詳細は定かではない。単行本未収録の第83話「深淵の神・2」において、ベヘリットの真実が語られている。この話があまりにも設定を割りすぎているため、第83話は作者自身によって単行本化の際に外すという形で封印された。
喚び水の剣
髑髏の騎士の切札とも言える武器。常に佩びている剣を大きく開いた髑髏面の口に入れると、体内で精製したベヘリットが互いに溶融して不規則に目鼻や口がついた異形の刀身が出来上がる。髑髏の騎士は、この剣を作るために使徒の所有していたベヘリットを回収して口の中に放り込んでいた。振ると普通の方法では入る事のできない幽界(の大深層部)への入り口を一定時間開く事ができる。また空間を切り、一種の瞬間移動の様な事も可能なようである。剣の名前は、ベヘリットが「異界への喚び水」とも称されることに由来する。
喚び水の剣は、宿敵たるゴッドハンドを葬るための切札として常々から準備されているものらしい。髑髏の騎士は、ガッツと『クリフォトの崩壊』から脱出する際、この剣によって空間を斬り裂いた。かなり便利な剣に思われるが、おそらくゴッドハンドに察知されるのを避けるため多用は避けていると思われる。
魔法の呪物
ゴーレム
魔法使いの手伝いや、家の番人として用いられる泥人形。小さな人形を核に、それを覆い隠す様に泥が包み込み人の形を象っている。幾ら破壊されても地面から泥を注ぎ足して再生できるが、核である小さな人形を抜き取られたり破壊されたりすると崩れ落ちてしまう。
シルフェの剣・フード
風の元素霊シルフェの加護を授かった魔法の呪物。
剣は大鷲の羽と宿り木の柄で作られ、一見すると羽箒のようだが、カマイタチや旋風を巻き起こして離れた敵を切り裂くことが可能である。フードは身に着けたものの周囲に風を起こすことで、矢や投擲された武器を吹き払うことができる。又、フードが巻き起こした風に乗って大きく跳躍する事もできる。どちらもフローラの作で、獣鬼達を退治するために霊樹の館でセルピコに授けられた。
サラマンデルの短剣
火の元素霊サラマンデルの加護を授かった魔法の呪物。
超高温の溶岩を魔術で短剣にしたもので、刃に触れたものを燃やす事ができる。獣鬼退治の際、霊樹の館でイシドロに授けられた。
銀の鎖帷子・ナイフ
魔除けの力を持つ銀を使った魔法の呪物。
銀の帷子を身に付けた者には悪しき霊体は触れることは出来ず、銀のナイフで切りつけられた悪霊は深刻な傷を負う。霊樹の館でファルネーゼとキャスカに授けられた。
なお、魔術士の力が無くとも、銀には元から退魔の力が宿っているらしく、銀で出来た燭台などでも悪霊にダメージを負わせることができる。
狂戦士の甲冑
鉱精(ドワーフ)の手によって作られた魔法の呪物。着用した者の激情を煽る禍々しい気が宿っており、これを着用した人間は潜在能力を振り絞らせ、常軌を逸した力を発揮する事ができる。しかしその反動は凄まじく、限界を超えた力を出した肉体はボロボロになる。又、激情に煽られた着用者は一切の痛みを感じず、敵味方の判別さえつかなくなる。更には骨折しても甲冑の内側から棘状の突起が飛び出して骨を固定し、甲冑が破損しても瞬く間に修復する等、着用者に無理矢理戦闘を続行させる力を持っており、着用者は周囲の者を殲滅するか、甲冑の力を以ってしても動けなくなるまで=死ぬまで戦い続ける事となる。いかなる目的で製作されたのかは不明だが、かつては髑髏の騎士が身につけていたものである。
サイズは着用する者の体格に合わせ可変するようである。ガッツが義手を付けたままでも装着でき、左前腕の大砲も問題なく使用可能である。又、甲冑自体の形状も着用者の性質に合わせ変化する。劇中では頭部は元々髑髏の形状であったが、ガッツが着用してからは獣の形状に変化した。頭部と前腕の部分は普段はマント(?)と一体化するような形で隠れており、甲冑の力を発動させると出てきて全身を覆う。
シールケの師、フローラが所有しており、危険な呪物として厳重に封印を施していたが、フローラの死に伴いシールケに託された。ガッツとグルンベルドが交戦した際、窮地に陥ったところでガッツはこの鎧を纏い、人間の限界を超えた戦い振りで使徒やグルンベルドを力で圧倒する。
甲冑自身が禍禍しい意思を持っており、ガッツはピンチになるたびにこの鎧の力を発動するが、妖気を帯びたこの甲冑はガッツに囁きかけ、正気を失わしめようとする。シールケの助力もあってガッツは何とかこれを克服しつつあるが、やはり凄まじい鎧の力はガッツの体を徐々に蝕み、既に味覚や色覚に異常が出始めている。前の所有者である髑髏の騎士はそのことも知っており、ガッツに警告を与えている。
建築
ドルドレイ城塞
ミッドランド国境付近の要塞。二重の城壁は厚みも高さも通常の倍はあり、背後に断崖絶壁を控えるという立地から、難攻不落と謳われる。
かつてはミッドランド王国の国境防衛のために建造された要塞であったが、チューダー帝国軍に奪取されて以来、逆にミッドランドへの攻撃の最大の拠点となっていた。物語の舞台となる時代では最強の英雄と称されるボスコーン率いる紫犀聖騎士団を擁していた。しかし、グリフィス率いる鷹の団の働き、わけてもガッツの奮戦により要塞奪還に成功し、ミッドランド・チューダー間の「百年戦争」とまで呼ばれた長期間の戦争は停戦と言う形で終結を迎えることになる。
再生の塔
ミッドランドの王城にある塔。非常に古く、ミッドランド建国以前から建っていたとされる。現在は牢獄として使用され、罪人が幽閉されている。シャルロットと密通して国王の逆鱗に触れたグリフィスもここに閉じ込められ、長きにわたって獄長から凄惨な拷問を受けた。
塔の内部は中空で内側が螺旋状の階段となっており、どの山よりも深いという縦穴の底には覇王ガイゼリックが築いた帝都が眠っている。帝都の廃墟、死都(ネクロポリス)には、奇妙な烙印を刻まれた人間の古い死体が山と積まれていた。この塔は、呪われた過去を封印するために築かれたものという。
聖アルビオン寺院
法王庁の直轄領内にあり、ミッドランドとの国境に近い所に聳える古い巨大な寺院。ゴドーの鉱洞から北東に街道を三日ほど行った所にある。かつて覇王ガイゼリックの時代、ここに幽閉されて拷問を受けていた賢者がガイゼリックへの天罰を願い続け、天使を降臨させたという言い伝えが残っており、それに由来する断罪の塔の別名をもつ。
ガッツたちの時代には、疫病を逃れてきた難民が集っていたが、この地に邪教徒が紛れ込んでいたことから法王庁の異端審問官が差し向けられて魔女裁判の場となり、ここに魔女とみなされたキャスカが連行された。その後、難民が押し寄せて塔の内外に集うが、「烙印の者」であるガッツとキャスカが揃うことで「蝕」が模され、魔の存在があふれ出て塔はグリフィスが闇の翼フェムトに転生した時と同じ開いた手の形に崩壊した。そして、近傍に潜んでいた使徒の一つ、「完璧な世界の卵」を母胎として受肉したグリフィスが再び地上に降り立つことになる。塔に逃げ込んだ難民は、塔もろとも瓦礫に押し潰されてしまった。生き残ったのは、ガッツ、パック、キャスカ、ファルネーゼ、セルピコ、イシドロ、アザン、ジェローム、ルカ、ニーナの10人だけだった。
寺院の名「アルビオン」は、ローマ人によって呼ばれたグレートブリテン島の古名であり、ラテン語で「白亜の地」あるいは「白の国」を意味する。
国家
ミッドランド王国
千年前に伝説の覇王ガイゼリックが建国し、天使によって滅ぼされてから再建された国。王家は、ガイゼリック王の血統を引いているとされる。首都は城塞都市ウィンダム。
ベルセルク作中の中心となる王国であり、グリフィス率いる鷹の団が最終的に正規の騎士団として編入された。隣国のチューダー帝国と百年にわたって戦争を繰り広げ、百年戦争と言われていたが、ドルドレイ城塞攻略戦における鷹の団の活躍により戦乱は終結した。
その後、病に臥せっていた国王が崩御し、シャルロット王女が王位を継承するはずであったが、その間隙に乗じたクシャーン帝国の侵攻に遭い、ウィンダムを占領されて王女は生死不明となった。現在は首脳部を中心として残党が抵抗活動を繰り広げており、受肉したグリフィスの新生鷹の団に望みを繋いでいる。
王国の名前は、「中つ国」という意味を持つ。
チューダー帝国
ミッドランド王国と百年にわたって戦争を繰り広げてきた大国。ボスコーン率いる紫犀騎士団は大陸最強の武勇を誇り、ミッドランドの二大騎士団の一方、白虎騎士団を壊滅寸前に追い込んだ。
ドルドレイ要塞攻防戦でガッツによってボスコーンを討ち取られ、鷹の団によって要塞を奪還されてようやく休戦の運びとなった。また、帝国内では皇位継承にからむ内紛により混乱状態に陥って、しばらく表舞台には登場しなくなる。
ミッドランド王国へのクシャーン侵攻に際して、法王庁教圏の国々とともに大軍勢を派遣。
国名の由来は、15世紀から17世紀にかけて、イングランドに栄えたテューダー朝である。史実でも14世紀から15世紀にかけて英仏間で百年戦争が繰り広げられ、薔薇戦争ののち、ヘンリー7世によってテューダー朝が興った。
クシャーン帝国
恐帝ガニシュカ大帝の統治する、ミッドランド王国の東方、山脈の彼方に広がる民族帝国。暗殺集団バーキラカを擁している。ガニシェカ大帝曰く、地上で最も広大な版図を誇るという。
百年戦争時代は、バーキラカを斥候に出すのみで表立って行動はしてこなかったが、ミッドランド国王崩御に際して混乱を衝き、戦象部隊を繰り出して侵攻した。現在は首都ウィンダムを占拠するなどミッドランドを制圧しているが、新生鷹の団のもとに反抗勢力が集い、基盤は揺らぎ始めている。多くの部族を制圧し成立したクシャーン帝国も一枚岩ではなく、新生鷹の団の捕虜となったクシャーン兵からは新生鷹の団に恭順する者も現れている。
国名の由来は、紀元1〜3世紀のインドに栄えたクシャーナ朝である。この王朝では仏教美術が栄え、ガンダーラ美術がよく知られる。
法王庁
地上における唯一の神の代弁者として、奇蹟認定や異端審問などを行っている。史実のローマ教皇庁に対応する。教皇庁がカトリック教会を統率しているのと同じく、ベルセルク世界に広く信仰されている公認宗教(※)の中枢となっている。
法王庁教圏には、主たる大国としてミッドランド王国とチューダー帝国、それ以外にはバルデン王国、モルガル公国、ワラトリア公国、ランデル共和国、ラーナ等パネリア同盟の諸国など多くの国々がある。
民衆の信仰を集める一方、モズグスのような異端審問官も所属しており、史実と同じく過酷な魔女狩り、異端審問を繰り広げて恐怖の的にもなっている。
信仰のシンボルは、十字架に類似しており、翼を広げた鳥と二重螺旋が組み合わさったものである。
現在の法王は老齢であり、新たな法王の推挙に向けて既に水面下での動きがある。
(※)よく誤解されるが、本作に登場する宗教(明確な呼称は不明)はキリスト教(カトリックか?)をモデルにこそしているものの、全く別の宗教とされている。(連載時、作者が誤って十字架を描いたシーンもあるが、その後修正された模様)
勢力
鷹の団
グリフィスを中心に結成された傭兵団。最初のうちは寄せ集めの盗賊まがいの集団に過ぎなかったが、グリフィスが後にチューダー帝国北方戦線司令官総督となるゲノンから体を引き換えに莫大な援助を得ることで、装備を増強し、次第に傭兵団としてまとまっていく。数々の武勲を挙げ、戦場で名を馳せる勢力になっていく。一匹狼の傭兵時代のガッツも、「最も相手にしたくない」強敵として認識していた。そしてめざましい戦場での活躍が認められ、ミッドランド王国に正規の騎士団として認められる。さらに後に、“白の称号”を与えられ、「白凰騎士団」という名称に改められることになる。しかし、授与の直前にグリフィスが追放され、騎士団も王国での地位を失うこととなる。
最初期からのメンバーには、グリフィス以外にコルカス、ジュドー、ピピンがおり、少し遅れてキャスカも入団した。ガッツが入ったのは、ミッドランド王国の正規軍に昇格する寸前である。
しかし、ガッツを失ったグリフィスが王女と密通したかどで騎士団は逆賊として追放され、一年を流浪の中で過ごす。そして「蝕」ではグリフィスの夢のためにほぼ全員が贄として奉げられ、事実上消滅した。主要団員としては別行動をとっていたリッケルトのみが生贄とならずに生存。
新生鷹の団
蝕の中で鷹の団の団員が生贄として使徒たちの餌食になってから数年後、ゴッドハンドの一人フェムトに転生したグリフィスは、聖地アルビオンで蝕が模された際に、完璧な世界の卵を媒介として「受肉」することになる。千年に一度の奇蹟によって地上に再誕したグリフィスは、人外の集団、戦魔兵を組織してふたたび鷹の団を結成することになる。さらには「不死のゾッド」や「炎の巨竜グルンベルド」、「月光の騎士ロクス」らを筆頭とする、使徒に転生した名だたる戦士を率いた『神話の如き兵団』となっている。
戦魔兵
受肉したグリフィスの率いる新生鷹の団の旗下で、ゾッドやグルンベルドら幹部使徒の配下として指揮される人外の兵。使徒の中では雑魚に属する者も多く、「蝕」の時に居合わせた者もいる。不揃いの甲冑に乱杭歯が特徴。
極めて狂暴で、かつては捕虜の人間の肉を喰らっていたが、「指導」でようやく獣の肉を選んで喰らうまでに落ち着いた。
バーキラカ
東方の民族国家、クシャーン帝国に従う暗殺集団。要人暗殺を生業とし、諸国の王侯貴族からは一万の兵をもしのぐとして恐怖の象徴となっている。史実の、アサシンに対応する。クシャーン帝国侵攻以前には、ミッドランド国王に雇われ、グリフィス暗殺に差し向けられた者達もいた。元々はクシャーン帝国の王位争いに敗れた皇族に荷担していた一族であったため、追放されて奴隷階級に落とされたものらしい。
様々な武器を駆使するシラット、全身を極限まで鍛え上げた戦士ターパサ、追放されて新生鷹の団の幹部となったラクシャスもこの一員。
種族
妖精(エルフ)
手のひらに乗るような小さな体に羽根を持つ小人。風の精霊の一族で、風の元素霊「シルフェ」はエルフの先祖に当たる。「フェアリー」とも。
作中においては、悪戯の好きな、気紛れな存在で人を幸福にする力もあるとされる。しかし一部地域では害虫呼ばわりも。鱗粉には強力な治癒作用があり、魔を感じる能力も持つらしい。
ファンタジー作品において、「エルフ」と言えば、森の中に住む気高く美しい種族というイメージがあるが、これはトールキンの『ホビットの冒険』や『指輪物語』から始まったものであり、本来の「エルフ」は北欧から中欧にかけて広く知られる伝説の中の妖精であった。トールキンの創造したエルフのイメージが日本に輸入されるに及んで、出渕裕が水野良『ロードス島戦記』の挿絵でエルフのディードリットを長耳に描いたことから、日本においては「エルフ=長耳」の常識が定着した。(実際には、エルフの長耳はバリエーションの一つに過ぎず、ただの尖った耳もある)
鉱精(ドワーフ)
呪物「狂戦士の甲冑」を作った種族。手先が器用で細工・工芸に秀で、掘削も得意で地中もしくは鉱山の坑内に住むとされる。
ゴッドハンド
真紅のベヘリットに導かれた者が転生する、幽界の最深奥に存在する「何者か」の意志を執行する存在。「魔王」「守護天使」とも。ボイド、スラン、ユービック、コンラッド、フェムトの五人から構成される。常に異世界に身を置いており、それぞれ好みのセフィラに身を浸している。人間が使徒に転生する「降魔の儀」の際に集合する。
使徒と違い物理的な肉体を持たず巨大な思念体であるらしい。よって通常空間(現世)にはそのままの姿で現れる事は無く、何らかの物体に憑依するなどの手段で降臨する事がある。5人目のゴッドハンド・フェムトとなったグリフィスは受肉という手段で現世に戻った。
能力は様々で空間を歪める・過去を見せる・念動力など、異空間の中ではほぼ無敵と思われる。また現世にも直接ではないにしろ様々な形で影響を与えている。
ガッツと髑髏の騎士が倒す目標としているが、通常空間には現れないため、方法を模索している。
「神の手」の名の通り、降魔の儀に際しては異世界の中で人間の手をかたどった祭壇の上に現われた。
作者によれば、「最初に登場したゴッドハンドはボイドで、後から次々と出てきて五人目のフェムトで完了する」そうである。
使徒
ベヘリットに導かれた者がゴッドハンドに出会い、贄を奉げることで転生した人外の化物。ゴッドハンドが「守護天使」と呼ばれるのに対応して、その下で活動する下位の魔物といった位置付けである。
外見・能力は一定していないが、転生時の精神状態や渇望の大きさなど様々な要因で決まるようである。ほぼ全ての使徒が人間に近い姿に化ける(戻る?)事が可能で、普段は人間社会に溶け込んでいる者も多い。人間形態時でも普通の人間より高い能力を発揮できるが、全力を出す場合は使徒としての姿になる必要がある。
能力もピンキリで、人間より力が強い程度の者から天候を操れるほどの者までいる。一部の使徒は普通の人間を「使徒もどき」とする事も可能である。
行動の制限は特に無く、「望むままを行う」というのが唯一の戒律である。よって行動は使徒それぞれで違う。雑魚レベルの使徒はただ食欲に導かれて人を喰らうのみだが、上位の使徒は確固とした自我と信念を持ち、人間世界に溶け込んで伯爵や城主などの高い地位を得て権力を行使している者もいる。
「使徒」の名称は、イエス・キリストに従う十二人の使徒を意識したものであろうが、人数は定まっておらず、雑魚を含めれば無数にいる。
基本的には不老だが不死ではない。ただしほぼ全ての使徒が強力な再生能力を持っており、手足がちぎれた程度のダメージでは瞬く間に回復してしまう。特定の弱点があるのかは不明だが、脳や心臓を破壊するなど再生が追いつかない程のダメージを与える事で倒す事が可能である。ただし、物語が進むにつれ、ガニシュカ大帝のようなもはや剣の力だけではどうしようもない程の力を持った強力な使徒が現れつつある。
ベルセルクの世界では、生物は死んでも輪廻の輪の中に入っており、また人・あるいは別の生物に生まれ変われるらしいが、使徒に転生した者が死んだ場合はこの輪から外れ、未来永劫生まれ変わる事はない。永遠に幽界の最深部で渦巻く思念の渦の一つになってしまうのである。
人間が使徒化する際に行われる降魔の儀は一見、ゴッドハンドと人間とで相互に承認しあう契約のような形をとっているがその実、相手の心の隙をつくようなやり方も多く公正な契約とは言い難い。例を挙げれば伯爵が望んだのは「この絶望から逃れること(伯爵はそのために死を選ぼうとしていた)」であったが、
ゴッドハンドは「使途の力」を与えることを「絶望から逃れる術」とたくみに言い換え、承諾させている。事実、妻の裏切りは伯爵のつらい記憶として残り絶望から逃れられたとは言いがたい。
使徒もどき
ゴッドハンドが人を使徒に転生させるように、使徒の力によって人外の魔物に変えられた者。この能力を持つ使徒はごく一部に限られるらしく、また使徒ごとにその手法は異なる。例えば、伯爵は自らの分身を人の口から入り込ませて寄生させ、全身の肉体を魔に変容させていたが、完璧な世界の卵は棘のついた触手で刺すことで(恐らく何らかの物質を注入)、人間をその信念に応じた形態に変化させることができる。ロシーヌは、子供たちをさらって繭の中で蜂を擬人化したような妖精もどきに生れ変わらせており、大人たちは巨大な昆虫に変身させて自分たちの楽園の護衛としていた。
夢魔(インキュバス)
人に悪夢を植え付けその恐怖を喰らう悪霊。怨念を残して死んだ人間の血と性液が混じりあって生まれる。
ガッツの『烙印』の力に引き寄せられ、ガッツを苦しめていた。しかしシールケが『護符』を施してからは、烙印の力に引き寄せられることはなくなった。
精霊
あらゆる自然物を司る幽界の存在たち。四大元素を司る元素霊をはじめ、その土地土地に宿る様々な精霊が存在する。又、方角や戦場などと言った抽象的な存在を司る精霊も存在する。上位の幽体は同族の元素霊を従える事ができ、更に上位の幽体はその支配権を奪い取る事が可能。例えば、水妖の川馬は水の元素霊を従える事ができるが、更に上位の存在である水の精霊「水底の貴婦人」の前ではその支配権を奪われてしまう。
元素霊(エレメンタル)
地水火風の四大元素を司る精霊。自然物の働きは全て彼らの働きに共鳴しており、この世界のどこにでも存在する。明確な個我は持たない。
獣鬼(トロール)
エルフの郷へ向かうガッツ一行が遭遇した、異形の種族。外見は直立した獣で、簡単な道具を使う程度の知能はある。極めて貪食で、倒れた仲間を喰ったり共喰いなどを日常的に行っている。洞窟の中など暗い所を棲家とし、人間の女をさらって繁殖する。オーグルとともに、ゴッドハンド・スランの支配する領域「クリフォト」を棲家とし、彼女の意のままにいくらでも産み出される。
トロールはファンタジーではよく出てくる種族で、ムーミンもトロールの一種である(トトロも、一説によれば「トロル」が舌足らずで「トトロ」となったものらしい)。
巨鬼(オーグル)
一般にオーガもしくはオーガーと呼ばれる巨体の魔物。顔面が異様に前方へせり出し、男根のような形状をしている。オーガは中世の騎士道物語においては人喰いの怪物として描かれるが、作中におけるオーグルは、通常は現世に姿を現すことはなく幽界に身を置いている存在らしい。
川馬(ケルピー)
馬の身体にカエルのような顔をしている。水を自在に操る能力をもつ水妖。旅人を川で溺れさせるという。
妖獣兵(ピシャーチャ)
ミッドランドを蹂躙したクシャーン帝国が用いる人外の兵団の主力。使徒に転じたガニシュカ大帝の妖術によって、動物から産み出された魔道生命体である。象や鰐の獣人などによる戦闘部隊であり、ミッドランド王都での残党狩りも請け負っている。ヴリタニスでの舞踏会を襲った虎たちもこの一員。クシャーンの妖術師の思念で操られている様である。
呼称はインド神話のピシャーチャ(ピシャチ)に由来する。ピシャーチャは変幻自在で死人の肉を喰らい、人間や家畜の血や生気を吸うというグールに近い魔物である。
鬼兵(ダーカ)
角の生えた鬼の姿をした妖魔。妖獣兵と同じく、ガニシュカ大帝の妖術で生み出された戦闘部隊である。使徒の体内は幽界につながっているため、これを応用して、生きたまま使徒の体を切り開いて数頭縫い合わせた肉嚢の中に羊水を満たし、胎児を孕んだ女を放り込み、その胎児に魔を宿らせることで生み出していた。
海獣(マカラ)
妖獣兵と同じく、動物(鯨)から生み出された魔道生命体。他の妖獣兵や鬼兵に比べて極めて巨大で、象を思わせる長い鼻と耳を持つ。動き、霊的感受性は極めて鈍いが、巨体ゆえにパワーとタフネスは凄まじく、一匹いれば軍艦10隻は沈めることが可能らしい。海中、陸上のどちらでも活動できる。インド神話の海獣マカラに由来。
塒神(クンダリーニ)
白い大蛇を憑代(よりしろ)とする水妖。川馬とは同族にあたるが、その力は桁外れのもので、港一帯の海水全てを自らの支配下に置く程の霊力を有する。水の竜巻や水圧を利用したウォーターカッターのような攻撃が得意。又、自らの体の回りに蛇を象った水の巨体を纏い、その中を自在に泳ぎ回ることで敵の攻撃も届かない。クシャーン妖獣兵団最強の魔獣とされ、仙将ダイバによって直接使役される。
飛獣(ガルダ)
翼竜を思わせる姿をした巨大な翼をもった魔獣。ダイバを背に乗せて飛行することが出来る。インド神話の神鳥ガルダに由来。
事象
降魔の儀
人間が使徒、又はゴッドハンドに転生する為の儀式。ベヘリットによって開かれた異次元空間で、ゴッドハンド(主にボイド)が取り仕切って行われる。
降魔の儀において人間が使徒(又はゴッドハンド)に転生する為には、「自らの半身とも呼べる最も大切なもの」を生贄に捧げる必要があり、その代償として生贄を捧げた人間は自らの渇望を満たす為の力を得る(転生する)事ができる。生贄として差し出された者には「生贄の烙印」が刻まれる。
蝕
216年に一度、因果に結ばれてゴッドハンドに転生しうる者が出てきた時に繰り広げられる、ゴッドハンド生誕の儀式。真紅のベヘリット「覇王の卵」を手にした者が、強烈な欲求、あるいは絶望の感情に堕ちたとき、日蝕と共に異世界の扉が開き、そこでゴッドハンドに転生する為の降魔の儀が執り行われる。蝕において執り行われる降魔の儀には多数の使徒も立ち会い、ゴッドハンド降臨の生贄に捧げられた者たちは襲い来る使徒たちに食い殺される。
蝕における生贄は得てして大人数であるようで、この狂宴で使徒に食われた生贄の骸によって、海が血の色に染まるという。グリフィスがフェムトに転生する際の蝕においては、鷹の団全員(およそ1000人弱)が生贄に捧げられた。ちなみに216年という数字は、6×6×6=216となることから設定されたと思われる。
模蝕
1000年に一度、蝕が模されてゴッドハンドの一人が受肉し、この地上に降り立つという現象。聖アルビオン寺院(断罪の塔)において、ガッツ、キャスカという贄の烙印を押されながら生き延びた人間が二人同時にいたことから、それに触発されて起きた。ゴッドハンドとおぼしき影が現われるが、いずれも悪霊どもが形を模したものである。そこに使徒の一、完璧な世界の卵が現われ、闇の翼フェムト=グリフィスの受肉の母胎となった。
象徴
生贄の烙印
降魔の儀において生贄として捧げられたものに刻まれる烙印。烙印を刻まれたものは「闇に捧げられた供物」として現世と幽界の「狭間」の領域に立たされる事となり、常に悪霊に付け狙われる様になる。気を抜けば悪霊に取り殺されてしまう為、烙印を刻まれたものは夜も満足に眠る事ができない(もっとも、生贄として捧げられた者が降魔の儀から生還する事はきわめて稀である)。
また、「魔の存在」に感応する性質があり、使徒や悪霊が接近すると痛みを伴い流血する。その痛みは魔の存在のレベルに比例し、ゴッドハンドが間近にいた場合は、凄まじい激痛を感じる。ガッツはこの烙印の反応を頼りに使徒を探し回っている。
護符
いわゆるお守りだが、魔術士の護符は気休めではなく、退魔の力が宿る。
フローラが獣鬼退治と引き換えにガッツたちに拵えた護符は、生贄の烙印の力を制御し悪霊を寄せ付けない働きがある。また、ガッツの為の護符は狂戦士の甲冑に刻まれており、ガッツの精神が甲冑に取り込まれる事を防ぐ役割も(多少ではあるが)果たしている。
又、シールケが仲間に加わって以来、ガッツとキャスカの烙印には直接シールケによる護符が施されている。この護符もフローラの護符と同じく、悪霊を寄せ付けない働きを持つ。ただし有効期間はフローラの護符に比べ遥かに短くせいぜい2〜3日程度。この護符は効力が切れるたびに再び施されているものと思われる。
【単行本未収録話】
用語集、ベヘリットの項目でも触れたが、単行本化の際、第83話「深淵の神・2」は本来収録されるはずであった第13巻からは外されている。理由は前出の通り、あまりにベルセルクの世界設定を割りすぎていたため、作者自らはずす形となった。
【アニメ版】
剣風伝奇ベルセルク
1997年10月7日から1998年3月31日まで日本テレビで、当時ではまだ珍しい深夜アニメ枠で放映された。全25話。DVD・ビデオに7巻にまとめられている。レンタル用のプロモーションとして0巻の他、限定DVD-BOXもある。
この作品は「黄金時代篇」を中心にアニメ化しており、漫画にはないオリジナルエピソードも加えられている。しかし、後半はかなりの急展開となっており、漫画の多くの部分がカットされている点でファンの間での不満が多い。良くも悪くも漫画販売促進のためのアニメとなっている。
また、オープニング画像は当初激しい点滅を伴うものであったが、ポケモンショック騒動後に穏やかな演出の物に差し替えられた。
メインキャラの声優
ガッツ:神奈延年
少年ガッツ:福島おりね、三浦智子
グリフィス:森川智之
少年グリフィス:高山みなみ
キャスカ:宮村優子
コルカス:西村朋紘
ピピン:天田益男
ジュドー:石田彰
リッケルト:矢島晶子
ガストン:川中子雅人
ボイド、ナレーション:石塚運昇
スラン:田中敦子
ユービック:茶風林
コンラッド:西尾徳
ゾッド:内海賢二
ガンビーノ:若本規夫
アドン:玄田哲章
国王:大木民夫
ユリウス:水野龍司
ボスコーン:沢木郁也
シャルロット:白鳥由里
フォス:辻村真人
スタッフ
原作:三浦建太郎
監督:高橋ナオヒト
メインキャラクターデザイン:馬越嘉彦
キャラクターデザイン:松原徳弘
プロパティデザイン:深沢幸司
総作画監督:松原徳弘、千羽由利子
美術監督:小林七郎
撮影監督:吉田光伸
編集:辺見俊夫
音楽:平沢進
音響監督:加藤敏
プロデューサー:中谷敏夫、奥野敏聡
アニメーションプロデューサー:神田修吉
制作協力:オー・エル・エム
オープニングテーマ
「TELL ME WHY」 歌:PENPALS
エンディングテーマ
「Waiting So Long」 歌:Silver Fins
劇中歌
「BERSERK〜Forces〜」 歌:平沢進
全話タイトル(英語版)
黒い剣士 - The Black Swordsman
鷹の団 - Band Of The Hawk
初陣 - Baptism of Fire
神の手 - Hand Of God
剣風 - Sword of Wind
不死のゾッド - Zodd the Immortal
剣の主 - The Sword Master
陰謀 - Conspiracy
暗殺 - Assassination
貴きもの - Nobleman
合戦 - Battle Engagement
ふたり - Two People
決死行 - Suicidal Act
夢のかがり火 - Campfire of Dreams
決戦 - The Decisive Battle
勝利者 - The Conqueror
栄光の瞬間 - Moment of Glory
炎の墓標 - Tombstone of Flames
別れ - Parting
火花 - The Spark
告白 - Confession
潜入 - The Infiltration
前夜祭 - Eve of the Feast
蝕 - Eclipse
永遠の刻 - Perpetual Time
当時、ベルセルクのアニメ化には多くの障害が存在していた。残酷な暴力表現や、原作特有の細部に至るまで書き込まれた絵はアニメでの再現は難しく、同年に起こった神戸連続児童殺傷事件の影響もあり、放送は不可能とされていた。深夜アニメ枠での放送が決定した後も、制作費の問題が大きく立ちふさがった。通常であれば、オモチャやゲームなどで制作費を回収するのがアニメ界の常識であるが、ベルセルクの場合はあくまで漫画主導であり、一般のオモチャ主導型のアニメとは違っていた。しかし製作者サイドは逆に、採算を度外視した高いクオリティーのアニメにすることで、多くのファンを開拓する手法に出た。結果としてこれが成功をおさめ、ベルセルクは漫画・アニメ共に大ヒットした。今では定番となった日本テレビの深夜アニメ枠は、この「剣風伝奇ベルセルク」によって定着したと言っていい。後にこの枠は、「MASTERキートン」、「はじめの一歩」、「MONSTER」など数々の名作アニメを生み出すこととなる。
アニメの放送期間中、原作者の三浦建太郎は「断罪篇 ロストチルドレンの章」を、ほぼ休載することなく書き上げており、ベルセルクのヒットに一役買っている。その際の作者の睡眠時間はほとんどなく、不眠不休に近い作業であった。
アニメ版ではパック、髑髏の騎士、ワイアルド、シラットなどの重要人物が登場しておらず、終盤は多くの謎を残したままの終了となった。特に髑髏の騎士が登場しなかったことで、リッケルトの生死、ガッツがどうやって蝕から生き残ったのかなどの描写が一切排除されてしまった。これにより、今後、「剣風伝奇ベルセルク」からの直接の続編が作られる可能性は限りなく低いと思われる。
各回の終了時、毎回「号外!ミッドランダム」というミニコーナーが放送されていた。出演は神奈、森川、宮村。
もうひとつの第1話
アニメ版の第1話「黒い剣士」は、原作の第1話に相当するが、当初、三浦建太郎は原作と違った第1話にする構想があった。
雨の中の城攻めのシーンから始まる。戦いを終えたガンビーノは暗い雨の中、稲津で浮かび上がるゾッドと髑髏の騎士の戦いを目撃する。あまりに幻想的なシーンにガンビーノに不吉な予感が走る。
翌朝、ガッツを拾う。(以下、単行本の通り)
少し大きくなったガッツは、戦場で死んだ騎士から甲冑をはぎ、必死にガンビーノのもとへ持っていく。作戦会議中のガンビーノはガッツを邪険に扱う。夕日の中、ガッツは犬とたわむれ寂しさをまぎらわす。
相変わらず戦場あさりをするガッツは夢中になって本隊とはぐれてしまう。そこにゾッド(人間の姿)があらわれる。死体の下に隠れるガッツはゾッドから人間離れなオーラを直感する。ゾッドは残党との小競り合いを起こす。戦いのあとのゾッドの神々しい姿をガッツはおびえながらも見る。その後、無事本隊に合流する。
いつもにもどって剣の練習。(単行本の通り)
10歳になりガッツは初陣をとげる。敵に突っ込むガッツ、戦いの緊張感に包まれる。(第2話に続く)
ゲーム版
千年帝国の鷹篇 喪失花の章 (DC)
ドリームキャスト版アクションゲーム。株式会社ユークスが開発し、株式会社アスキーから1999年12月に発売された。
原作の漫画のキャスカ救出後を舞台としており、「断罪篇 生誕祭の章」(17-21巻)と「千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章」(22-27巻)の間に位置し、オリジナルストーリーを展開している。シナリオは原作者である三浦建太郎が担当。 ゲーム発売当時、原作は18巻(生誕祭の章前半)までしか発刊されていなかったため、「断罪篇」の後をネタバレするという意味で話題となった。
土から引き抜こうとすると恐ろしい悲鳴を上げ、それを聞いた人間は死ぬと言われている植物「マンドラゴラ」。
その伝説の植物の名を冠せられた奇怪な植物が夜な夜な歩き回り、人間に取り憑いて正気を失わしめるという。
原作に忠実に、ドラゴン殺し、ナイフ投げ、ボウガン、炸裂弾、大砲の武器を選択することができ、必殺技「大砲斬り」も再現可能。 シナリオの出来やゲームの操作性といった点で、アクションゲームの中でもドリームキャストソフト屈指の名作と呼ばれている。
主題歌
オープニング「ForcesII」 歌:平沢進
エンディング「INDRA」 歌:平沢進
キャラの声優
ガッツ:神奈延年
パック:渕崎ゆり子
キャスカ:宮村優子
バルザック、ゾッド:内海賢二
リタ:白鳥由里
アネット、エリザ:島本須美
ギョーヴ:徳山靖彦
ダンテス:吉水孝宏
千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章 (PS2)
PlayStation2版アクションアドベンチャーゲーム。ゲーム化第二作で、サミーから2004年10月7日発売。発売時にはCEROレーティング18歳以上対象だったが、2006年の規制強化によるレーティング見直しにより、18才未満販売禁止ソフトとなった。
「千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章」(22-27巻)にオリジナルシナリオを追加した内容である。
ドリームキャスト版に比べグラフィックが格段に向上しているものの、ひたすら同じ雑魚敵を倒すアクションが延々と続くため、ゲームとしての評価はあまり高くない。しかし、CGでの蝕など名場面の再現はファンにとっては必見である。
平沢進によるオープニングテーマは、あえて歌詞を無国籍風に仕上げており、ベルセルク世界の雰囲気を見事に表現している。
主題歌
「Sign」 歌:平沢進
キャラの声優
ガッツ:神奈延年
パック:渕崎ゆり子
キャスカ:宮村優子
シールケ:ゆかな
イシドロ:吉野裕行
セルピコ:水島大宙
ファルネーゼ:後藤邑子
イバレラ:田村ゆかり
グリフィス:森川智之
ゾッド:内海賢二
グルンベルド:玄田哲章
ジュドー:石田彰
ピピン:天田益男
コルカス:西村朋紘
ボイド:石塚運昇
スラン:田中敦子
ユービック:茶風林
フローラ:島本須美
シャルル:豊口めぐみ
髑髏の騎士:磯部勉
【トレーディングカードゲーム版】
『ベルセルク』世界を元にしたカードゲームで、コナミから発売されている。
ゲームの概要は、プレイヤーが傭兵隊長として様々なキャラクターを仲間にし、都市に傭兵を差し向け攻略したりすることで、都市を占拠して戦利品を得ていくという内容になっている。自分の国を手に入れることもできる。
【フィギュア版】
『ベルセルク』のキャラクターの公式フィギュアは、株式会社謙信 ART OF WAR が製作している。
(「ベルセルク (漫画)」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年7月9日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%99%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%82%AF_%28%E6%BC%AB%E7%94%BB%29&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)