【古本】銀河鉄道999 [1~12全巻] 文庫版 (著)松本零士

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≪書籍情報≫

著者:松本零士
出版社:少年画報社
版型:文庫版
カテゴリー:復刻版コミックス
連載雑誌:少年キング
ジャンル:SF


≪関連商品≫
【中古DVD】
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≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。

『銀河鉄道999』(ぎんがてつどうスリーナイン)は、松本零士作のSF漫画、およびそれを原作とした、テレビアニメ番組、アニメ映画。

【あらすじ】
舞台は、銀河系の各惑星が銀河鉄道と呼ばれる宇宙空間を走る列車で結ばれた未来世界。宇宙の多くの裕福な人々は「機械の身体」に魂を移し替えて永遠の生を謳歌していたが、貧しい人々は機械の身体を手に入れることが出来ないばかりか、機械化人の慰み者として迫害されていた。そんな中、無料で「機械の身体」をくれるという星を目指して、主人公の星野鉄郎が謎の美女メーテルとともに銀河超特急999号で旅をする物語。

【概要】
全体的に寓話性や教訓性がやや強いながらも、物語や登場人物の印象的な描写によって多くのファンを得た。物語の枠組みは明らかに宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に登場する銀河鉄道を元にしているが、列車や運行システムの細部は日本の旧国鉄をモデルとしている。松本自身がSLに乗って上京した青春時代の体験が元になっていることを述べている。

元は『宇宙海賊キャプテンハーロック』と共に当初はアニメの企画であった。アニメ化が実現に至らず、やむなくそれぞれ漫画連載していたところ、松本零士も関わった『宇宙戦艦ヤマト』のブームが到来。両作品ともテレビアニメ化された。同時期に『宇宙戦艦ヤマト 新たなる旅立ち』もテレビ放映されている。本作も大ヒットしてアニメブームの原点を確実なものとし、また1980年代初めの松本零士ブームをも巻き起こした。

漫画版は1981年にアンドロメダ編を完結しているが、1996年からエターナル編をWebで不定期連載し、松本は999話まで描きたいとした。エターナル編はアニメ映画版2作の続編であり、漫画版アンドロメダ編の続編ではない。このエタナール編からは、原作者松本零士によって積極的に世界観の拡大が行われ、他作品『宇宙海賊キャプテンハーロック』『クイーン・エメラルダス』『1000年女王』『ニーベルングの指輪』といった作品と物語が複雑にリンクしている。

【漫画版】
アンドロメダ編
1977年〜1981年、少年画報社「週刊少年キング」連載。ヒットコミックス全18巻。この漫画版を下敷きにテレビアニメ版およびアニメ映画版1作目が製作された。第23回(1977年度)小学館漫画賞受賞。
メーテルの最後の台詞「遠く時の輪の接する所で………まためぐり会いましょう」、この言葉は松本零士の他のアニメ1000年女王などと本作品とをつなぐキーワードの一つである。

エターナル編
1996年〜、小学館「月刊ビッグゴールド」連載。「ビッグコミック」掲載。現在webにて掲載。
エターナル編は漫画という表現形態でありながら、漫画版アンドロメダ編の直接の続編ではない。一般的に漫画家の原作者自ら手掛けた作品は「原作」であるが、『銀河鉄道999』群においては少々事情が異なる。原作者が執筆した漫画版と、テレビアニメ版とアニメ映画版とはそれぞれが別の展開をし、別の結末を迎えており、特にエターナル編においては「アニメ映画版の続編」に当たるスタイルをとっている。

ただし、実際に構成に当たっては漫画、テレビアニメ、アニメ映画のどれからでも矛盾が極力小さくなるよう苦心したようだ。たとえば、冥王星でメーテルの台詞に「惑星大アンドロメダはブラックホールに吸いこまれ滅亡した」とあるが、これはテレビアニメ版の結末である。その為か、いずれのメディアによるアンドロメダ編で展開された多くのシチュエーションとも、ほとんど連鎖していないことを注意されたい。

尚、「アンドロメダ編」「エターナル編」はファンの巷間で便宜上付けられた仮称であって正式名称ではない。

【テレビアニメ版】
銀河鉄道999
フジテレビ系局で、1978年9月14日〜1981年3月26日に全113話を放映。東映動画(現:東映アニメーション)製作。文化庁推薦作品にも選出され、3本のスペシャル版が改編期に放映される好評を得た。なお劇場アニメ版製作の決定はテレビシリーズ放送開始前に決まっていた。

漫画版同様の長期シリーズである。そのストーリーのほとんどは漫画版を「原作として」トレースするスタイルであったが、漫画版のストックが尽きた際、別の松本短編作品をアレンジしたアニメオリジナルエピソードも盛り込まれた。なおテレビアニメ版の最終回は漫画版終了前の放送であったため、漫画版の結末とも映画版の結末とも違う独自の展開となっている。

次回予告を車掌が行い、最後に「次回の銀河鉄道999は『〜(次回タイトル)』に停まります。」で締める。ただし、最終回予告の際には「到着します。」で締められた。

視聴率
初回視聴率:15.5%
最高視聴率:22.8%
いずれもビデオリサーチ調べ、関東地区。

TVスペシャル
「君は戦士のように生きられるか!!」
1979年10月11日放送。TVシリーズ第12話・13話「化石の戦士」を元に再構成したもの。
「永遠の旅人エメラルダス」
1980年4月3日放送。TVシリーズ第22話「海賊船クィーン・エメラルダス」を元に再構成したもの。
「君は母のように愛せるか!!」
1980年10月2日放送。TVシリーズ第51話・52話「透明海のアルテミス」を元に再構成したもの。

【アニメ映画版】
銀河鉄道999 (The Galaxy Express 999)
漫画版アンドロメダ編を、コンパクトな形で再構成した全編新作のアニメ映画作品。1979年公開。監督のりんたろう、キャラクターデザインの小松原一男、美術の椋尾篁のトリオは松本原作のテレビアニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック』のスタッフであり、これを気に入っていた東映動画の今田智憲社長による指名である。大きな変更点として、青春映画にしたいという製作陣の意図により、主人公の鉄郎の年齢設定が10歳から15歳に引き上げられている。漫画版・テレビアニメ版共に未完結の時点での制作であったが、映画版では先んじて結末を描き、メーテルの正体も明かされた。アンドロメダ編の結末を一番最初に披露した作品であった。1979年度の邦画配給収入第一位で、これはアニメ映画史上初の快挙だった。さらに1980年の第3回日本アカデミー賞特別賞(話題賞)を受賞する。ゴダイゴによる主題歌もミリオンセラーとなり、松本零士ブームの頂点を成した。1970年代後半から1980年代前半に巻き起こったアニメブームを代表する作品の一つ。

さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅
前作から更に2年後の世界を舞台にした続編。1981年公開。前作で描ききれなかった「機械帝国の実態(生身の人間から魂を抜き取り、機械化人のエネルギーにしていた)」と「メーテル、プロメシューム親子の過去」を綴り、本シリーズ通じての根本のテーマである「限りある命は永遠の命に勝る」ことを印象づけた。同時期に同製作会社で製作されたが、声優が一部テレビアニメ版と異なる。機関車は柴田秀勝、黒騎士ファウストは江守徹。前作のドクター・バンは納谷悟朗(テレビ版は田中崇)。ナレーターは2作共通で城達也。

銀河鉄道999 エターナル・ファンタジー
1996年より再開された新展開編の導入部のみを映画化したプロモーションビデオ的要素が強い作品。1998年公開。リバイバルの『長靴をはいた猫』と同時上映の54分の中編で、翌年1999年に完結篇となる長編が予定されていたが、興行が振るわず中止になっている。脚本を担当した武上純希はテレビ版の脚本の約半数を執筆した藤川桂介の弟子筋にあたる。

当作は、アニメ映画版の続編に位置する「漫画版エターナル編」を下敷きにアニメ化している。従ってアニメ映画版のストレートな続編に当たり、事実上の3作目となる。にも関わらず、映画版の鉄郎のキャラクター設定を踏襲していないため、多くの観客はアニメ映画版の3作目と解釈しなかったようだ。

【その他の劇場公開作品】
銀河鉄道999 ガラスのクレア
テレビシリーズ放映中、アニメ映画の版第1作と第2作の間にあたる1980年3月15日に、東映まんがまつりの1本として劇場公開された。17分の短編作品。テレビシリーズのスタッフにより製作された。当然アニメ映画版の流れからは外れる。

銀河鉄道999 虹の道標
北九州博覧祭2001にて公開された作品。内容は、北九州を舞台にしたオリジナル・ストーリー。

銀河鉄道999〜夢と希望のステーション〜
京都、東映太秦映画村にて上映された9分間の作品。内容はオリジナル・ストーリー。

【イベント列車】
本作は鉄道に関する作品であるため、何度かそれに関連するイベント列車(臨時列車・団体専用列車など)が設定されたことがある。

1979年(昭和54年)7月22日〜7月23日の2日間、日本国有鉄道のミステリー列車(団体専用列車)として上野駅〜烏山駅間に「銀河鉄道999号」が運行された。劇場版第1作のタイアップだったが、この列車は話題となり、チケットの競争率が70〜80倍になったという。発売当初は「行き先不明のミステリートレイン」と言う触れ込みで、作者である松本零士だけでなく、星野鉄郎役の野沢雅子、メーテル役の池田昌子、ハーロック役の井上真樹夫などが同乗した。また終着駅で下車した付近の会場で劇場版第1作の試写会を行う予定だったが、トラブルにより全ての上映ができなかった。その為、作者である松本零士本人が舞台に上がり陳謝すると共に、ミステリートレインのチケットを映画館に持っていけば無料で見られるという説明を行った。
1997年には「平成9年9月9日」を記念してJR東日本のツアーとしてミステリー列車が企画され、松本零士も同行した。品川駅を出発、御殿場線を経由して沼津駅で折り返し、帰りは貨物専用の神奈川臨海鉄道を経由した。
2002年(平成14年)11月2日から、北海道ちほく高原鉄道ふるさと銀河線で、メーテルや鉄郎のイラストをラッピングした車両が走っている。メーテルの髪の色が白のものと黄色のものがあり、一般公募によってそれぞれ「999ホワイト号」「999イエロー号」と命名された。車内にもイラストが掲示されており、2006年4月21日の廃線の日まで走り続けた。廃線後は保存、及び一部区間のみを残しての運行も検討されている。

【作品世界解説】
銀河鉄道
銀河鉄道の全ての路線は銀河鉄道管理局に管理されており、多数の列車が運行している。銀河鉄道は日本における旧国鉄はもちろん、世界のどの鉄道事業者よりも段違いに強大な存在であり、宇宙の隅々にまで路線を延ばしている。敵対する者は文字通り抹殺する力を持ち、独自の軍事権・警察権を有している。ある惑星で犯罪者であっても、銀河鉄道車両内では治外法権であり、手を出すことはできない。手向かう相手を、星ごと破壊したことも少なくない。客の扱いは丁重であり、紛失物は銀河鉄道の責任で代替品を用意しなければならず、乗客の要求は基本的には拒否してはならない。また、星野鉄郎が定期券で999に乗車していることから、定期券での優等列車使用も問題はないようだ。さらに鉄道のダイヤには秒単位で厳格に守られている。ただし同じ全線有効定期でも999に乗車できないものもある。その一方で、一度でも予定の列車に乗り遅れれば、以降は銀河鉄道全線で(もちろん所定の切符を買っても)乗車拒否をするという現実にはあり得ない規則を設けている。999号の場合はさらに、途中下車を一切認めないばかりか(停車時間中の外出は自由。尚停車時間は原則として、その星の一日と定められている)、引き返すこともできない。客であっても、規則に背けば(原則として)直ちに抹殺される。車内で危険行為を行った場合、走行中の車両から車外の宇宙空間に放り出されることもある。往来危険(列車妨害)も死刑である。銀河鉄道以外に星雲間を行き来する公共交通システムが存在しない世界のため、自前の宇宙船を調達する力がなければ、銀河鉄道のルールに従うしかない。特に遠距離路線の切符は高価であり、しばしばあこがれの的として描かれる。

超特急999号
999号を牽引する動力車はC62形蒸気機関車と同じ外見をしている。客車は国鉄スハ43系客車を模している。基本的に9両編成(機関車を除く)だが、場面によってそれ以上描かれていることもある。

なお、機関車は機関士や機関助士の乗務を必要とせず、機関車自身に組み込まれた人工頭脳が各種の判断を行い、走行する。また蒸気機関車のボイラー内部に当たる部分に各種の機械設備が内蔵されており、焚口戸にあたる部分から中へ入ることができる。また、人工頭脳がトラブルを起こした際に、石炭をボイラールーム(?)にくべて蒸気機関(?)を発動させている場面がみられる。

999号の車両等級・サービス
999号に連結されている車両として、次のような車両が登場する。

1等車:展望車と個室車が存在
2等車:リクライニングシート装備で内装はより新世代の車両を模している
3等車:4人掛けボックスシート。鉄郎とメーテルは3等車に乗車している
寝台車:連結しているとのことだが実際に描かれたことは漫画・アニメ含め1回もない(鉄郎やメーテルは、3等車の座席で毛布に包まって寝ている)。アニメ27話「雪の都の鬼子母神」で,鉄郎が救出された後,寝台車のベッドと思われる場所で目を覚ますシーンがある。
食堂車:鉄郎たちがよく食べているのはビフテキと合成ラーメン
図書館車
戦闘車:「超時間重力砲」あるいは「ブラックホール・キャノン」なる三連装の砲塔が4基実装されている無人の戦闘車両。機関車と同様に人工頭脳が搭載されている。エメラルダス襲撃時に999に組み込まれた他、「卑怯者の長老」で999が襲撃されたときはこれを連ねた装甲列車が当初救出に向かって失敗した。つまり役に立ったことは一度もない。

戦士の銃
星野鉄郎は999号での旅の途中、タイタンで「戦士の銃(コスモドラグーン)」を手に入れている。これは、伝説の宇宙海賊キャプテンハーロック(このように、しばしば自分の作品を引用する)の盟友でもある天才科学者大山トチローが作った次元反動銃で、地球のアメリカ南北戦争時代の名銃である、コルト1848年式ドラグーンピストルをモチーフとしたデザインとなっている。

「戦士の銃」は謎の多い銃である。しかし、全宇宙でも腕に自信のあるもので知らぬものは居ないほど有名であるらしい。PS用ゲーム『松本零士999』では、拳銃型の波動砲という設定になっている。

また映画版では、同じ「戦士の銃」を持つ者としての縁により、機械化母星メーテル(映画2作目『さよなら〜』では惑星大アンドロメダ)脱出の際にキャプテン・ハーロック(アルカディア号)やクイーン・エメラルダスが援護に現れるシーンも登場する。

漫画作品のアンドロメダ編によると、「戦士の銃」は4丁存在しているらしい。#1はハーロック、#2はエメラルダス、#4は星野鉄郎、そして#3の持ち主は明らかにされていない。また、ビッグコミック誌上で999のスピンオフとして発表(2005年)された漫画版の『銀河鉄道物語』ではトチローの息子の大山昇太が#0と遺品である刀「燦天河無限」を所有している。 しかし、エターナル編や、そのほかの松本零士作品では前述の所有者が異なっている。

この点を模型会社の「有限会社Vice(バイス)」は、戦士の銃を模型化する際、原作者松本零士に直接質問、得た答えの内容を模型雑誌「ホビージャパン」にて発表している。「#0海野広、#1トチロー、#2鉄郎、#3ハーロック、#4エメラルダス」、この回答に準じて同社製作の模型には前述の刻印が為されている。

こうした明らかな不統一が、作者松本零士の作為によるものなのか否か、今のところ不明である。

ちなみにアンドロメダ編においては、鉄郎の所有した「戦士の銃」の#4が、将来、ハンマー・レドリルという少年の手に渡ってるというエピソードが描かれている。

誤解されがちだが、原作及びテレビ版では、機械伯爵を倒したのは別の銃(999世界においてはありふれていると思われるビームライフル)である。これはメーテルから鉄郎が借りたもの。尤もタイタンに住んでいたトチローの母からは“戦士の銃に比べればおもちゃ同然”とまで言われてしまったような代物なのだが。

その他の車両
111:銀河中央線 エメロード1号
(地球⇔冥王星⇔エメラルダス分岐点)
222:大オリオン線 ビオナス2号
(オリオン⇔大王星)
333:カペラ高速線 ベガラス3号
(地球⇔カペラ)
444:内銀河環状線 カペラ4号
(小循環 地球→ベガ→カペラ→マザービーナス→オリオン→ニケ→アルカディア→地球)
555:オリオン大環状線 オルオディア5号
(大循環 地球→ベガ→カペラ→化石の星→オリオン→ニケ→アルカディア→地球)
666:マゼラン連絡線 マゼラン(マゼラニアン)6号
(ニケ⇔小マゼラン)
776:大銀河本線(漫画のみ登場)(急行列車)
777:謎の外銀河線 プレアデス7号
(オリオン⇔地球⇔オクトパス)従来は“外宇宙開拓路線”として“終着駅不明”の扱いがされていた
888:アルデバラン環状線 アルデバラード8号
(トレーダー⇔アルデバラン)
998:大銀河本線 C6244号
(地球⇔トレーダー止まり)
以上、銀河鉄道大時刻表より

1000:ワカラナイトコロ
(無限⇔無限)
幽霊列車:999号よりはるかに大型の武装貨物列車、映画版に登場。
 (運行スケジュールは不明だが宇宙各地を回ってアンドロメダへ向かうようである)

武装列車:銀河鉄道管理局が有事の際に派遣する、多数の砲塔を装備した武装列車、漫画版に登場。
 (車輪・台車を持たないのが特徴的)

無軌道強行装甲列車:有事の事態がさらに悪化した際に派遣される強力な装甲列車、漫画版に登場。
 (車輪・台車を持たない上に異常に車体が長く列車らしからぬ姿をしている)

【鉄道マニア的999号の分析】
車両
機関車
牽引する機関車はC62形である。同形式は実際に特急に用いられた日本国鉄最大の蒸気機関車であり、晩年の山陽本線、常磐線でのシーンが情緒的ということから選ばれた。車号に関しては、漫画原作では実在した48号とされた。そのプレートを原作者松本零士がコレクションとして所有していたためである。

C62 48号は1969年9月24日、糸崎機関区にて廃車。前年までは平機関区に配置され、電化直前の常磐線でC62最後の(同時に、定期列車では日本の蒸気機関車最後の)特急仕業となるブルートレイン「ゆうづる」牽引の栄誉を授かった1機であった。
テレビシリーズでは50号機とされていた。実在のC62形が49号まであることから、直接、50番目のC62形であることを表したか、実在の車号に対して何らかの配慮が働いたため。尤もアニメは毎回、汽笛と共にヘッドライトを灯すこの「C62 50」というナンバーが堂々と映るシーンから始まるため、当時見ていた子供達はこの番号を案外はっきりと記憶していたものである。

劇場版製作では、国鉄(当時)とのタイアップも成立し、ミステリー列車的な999号にふさわしい番号を、ということで、4に関連する組み合わせの48号に戻された。

原作版、アニメ版、劇場版それぞれのC62は全て微妙に異なっている。それぞれの違いは、

原作版-ナンバーはC62-48、デフレクター(除煙板)に999の文字がある。
アニメ版-ナンバーはC62-50、正面のナンバープレートが黄色地に黒文字、デフレクターにGE999の文字がある、ヘッドマークが赤地に黄色の角ばった999の文字、炭水車にオリジナルのマークがある。
劇場版-ナンバーはC62-48、ヘッドマークが黒地に白(銀)の角の丸い999の文字。

C62の動き方
アニメではC62が実際に動輪を動かす為、その動きにも作品ごとに特徴がある。

テレビ版では空転はせず、ドレン排出(シリンダー内に溜まった水及び低温低圧の蒸気を捨てる)の後ゆっくりと起動する(但し、特に末期などには下記2.の様な描写が、特に急発進のシーンなどで描かれることがあった)。
劇場版第1作・第2作では、同様にドレン排出の後起動した後、一度空転して再粘着(出力を絞って空転を止めること)させる。
「エターナル・ファンタジー」、及び「銀河鉄道物語」では、いきなり空転し、そのまま引き出しを行いながら再粘着させる。
実際のC62の動きとして正しいのは1.と思われる。C62は動力逆転器(「逆転器」と言っても実際には出力制御器のひとつ)を装備している為、乗員は比較的楽に出力を制御できたからである。ただし週刊放映のテレビアニメという性質上、実際の映像はセル数抑制もあり、必ずしも上出来とはいえない。2.はC58形等の中型機で起こしやすい現象だったが、C62で無縁だったとはいえず、おかしくはない。また、劇場版ということで描写を細かく行っており、質はもっとも高いと言えよう。3.は、缶圧(蒸気、ひいては水と燃料)の無駄である上、動輪を傷める結果になるため絶対にやらない。

なぜ、3.のような描写がなされてしまったのかというと、テレビ版、及び劇場版第1作・第2作の製作スタッフはかなりの年齢になるまで現役で稼動している蒸気機関車を見て育っている世代であり、中型〜大型の蒸気機関車の動きを知っていたのに対し、近年の作品のスタッフは、ほとんどが蒸気機関車を知らないか、知っていても小学校低学年程度までという世代であるから、大型蒸気機関車の動きを知らなかった為である。

各地で動態保存されている蒸気機関車を見ても、大型機は辛うじてJR東日本所有のD51 498号があるだけで、後はJR各社がC57形、C58形、8620形の中型機を少数(ただしC58 363号は正式には埼玉観光振興協会の所有で、整備・検査はJR東日本高崎車両センターが行っている)、他は全てC11形、C12形、C56形等の小型機ばかりである。もっとも、C57形は規模こそ小さいものの大動輪の高速旅客機であり、本機を事前に取材していれば、このような誤りは防げたであろう。
なお、C62実物そのものは1987年にC62 3号がJR北海道で復活動態化されイベント列車に使用されてきたが、JR北海道の財力では大型蒸機を維持して行く事が難しく、1995年に軸受焼損により出力制限を受ける事態となって運転中止となり、2000年に廃車されてしまった。また、JR西日本の梅小路蒸気機関車館にC62 2号が動態機として保存されているが、こちらもボイラの傷みがひどく、本線走行は絶望視されている。

客車
漫画版における999号の客車は片側1ヶ所の扉配置と小さな窓が特徴で、外観的には国鉄スハ44形客車を髣髴とさせる(但し、デッサンとして参考にした客車が複数あると思われ、漫画でも後期はスハ43タイプの片側2ドア広窓タイプの客車も描かれている)。実際、2000年12月にマイクロエースから発売された「銀河鉄道999セット」(Nゲージ)では、客車がスハ44系となっている。しかしスハ44系とは別物で、該当する形式は実在しない。理由のひとつには窓の形がスハ44系は一段上昇窓であるのに対して、作中の客車は二段窓であることが挙げられる。描き方が車内からのカットはおそらく153系タイプを参考にしたのか、二段窓であるのに対し、外観のカットは一段上昇窓のものが多く、広窓だったり、小さな窓だったりして一定していないからである。二段式の窓は古くは「電車窓」と呼ばれ、採用例は旧型客車では戦災復旧車70系客車を除いてほぼ皆無であり、最近のものでも、払い下げ電車を地方私鉄で無動力の客車に改造した例がある(大井川鐵道のナロ80形2号など)ほかは、12系客車、50系客車に採用例があるのみである。もうひとつは、スハ44系の3等車の座席は一方方向を向いた2人掛けの座席であるのに対して、作中の二等車の座席は向かい合わせの固定クロスシートであることである。

テレビシリーズの客車は、タイトルであるはずの999自体の描写が、回によって極端にぶれる(先述ののC57形にしか見えないようなC62が描かれている回が何度もあった)ので、形式は(架空であることを考慮しても)特定できないと言うのが正しいだろう。

劇場版ではアンドロメダ編が片側2ドアのスハ43系と推定される。理由は、構造が直角切妻であること、3等車の座席が向かい合わせのクロスシートであること、台車が明らかにTR47形であること、などである(なぜか『さよなら〜』では広窓でありながら、片側1ドアに描かれている)。

1・2等車や食堂車は特にモデルがあって描かれたわけではないようで、外観上は3等車と同じである。2等車は、敢えて近似した形式を上げるなら、内装とあわせて判断して、マロ55形が最も近いと考えられる。

最後尾の展望車は、近年の漫画版(ビッグゴールド版)と、それを原作にした『エターナル・ファンタジー』では、1987年にJR西日本に車籍復帰したマイテ49形が外観・内装ともにほぼ完全に合致しているが、それ以前の作品においては、2軸台車を履き(マイテ49に限らず実在した国鉄旧型客車の展望車の台車はほぼすべて3軸台車)、またデッキの構造などから推測して、大井川鐵道スイテ82形客車が近いと思われる。ただし台車は他の車両同様TR47類似なので、TR11形の同形式とは明らかに異なる。なお、漫画版の連載初期、及びテレビシリーズでは最後尾は単なる緩急車で展望車はない。

【タイアップ商品】
日本郵政公社が2006年2月1日にアニメヒーローヒロインシリーズとして銀河鉄道999の郵便切手10種を発行した。デザインはTVアニメ版に即したものであり、クレアと車掌のほか森木豊や機械伯爵なども描かれている。また999もC62の50号車が描かれている。ただしハーロックとエメラルダスも登場している。余談であるが切手の印刷はフランスのカルトール社が担当している。

その他
2006年には、スポーツ飲料DAKARAのCMで、メーテルと鉄郎がコマーシャルソング(?)を歌いながら登場した。


(「銀河鉄道999」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2006年10月13日18時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%8A%80%E6%B2%B3%E9%89%84%E9%81%93999&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)

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