≪書籍情報≫
原作・設定:
川又千秋 脚本:
小柳順治 作画:
藤原カムイ
出版社:
スクウェア・エニックス
版型:
完全版
カテゴリー:
復刻版コミックス
連載雑誌:
月刊少年ガンガン
ジャンル:
冒険・ファンタジー/
魔法・マジック
≪同一著者書籍≫
【古本コミック】
・
【古本】ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 [全巻]
・
【古本】ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 -紋章を継ぐ者達へ- [続巻]
・
【古本】ドラゴンクエスト -エデンの戦士たち- [続巻]
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』(ドラゴンクエストれつでん ロトのもんしょう)は、1991年から1997年まで月刊少年ガンガンに連載されたファンタジー漫画作品である。愛称はロト紋。原作・設定:川又千秋、脚本:小柳順治、画:藤原カムイ。
【概要】
月刊少年ガンガンの販売元・エニックス(現:スクウェア・エニックス)の看板作品であるテレビゲームのドラゴンクエストシリーズを題材に、同誌創刊時の看板作として登場した。1994年にはコミックCDが発売され、1996年には映画化されている(ただし映画の評価は高いとは言えない)。
無名な上に駒が不足していた黎明期のガンガンはこれがなければ廃刊していてもおかしくないとも言われ、次世代の戦力が整ってから見事にバトンを渡して円満終了したことから歴代ガンガン作品の中でも極めて評価は高い。
本作はゲーム・ドラゴンクエストシリーズ初期の1〜3作目「勇者ロトの伝説シリーズ」の『III』→第1作→『II』と続く時系列の中で、『III』→第1作の間に位置する物語として設定されている。
ストーリー的・作画的にも、ドラゴンクエストの世界観を見事に再現しており、ファンの間でも評価が高い。『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』とともに大人気を博した漫画であるが、こちらはやや高め(中学生以上)の年齢層向きと思われている。
連載終了して時を経てもなお人気は高く、アニメ化・ゲーム化を望む声も多い。
2007年現在、ヤングガンガンに、本作の続編である『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章 〜紋章を継ぐ者達へ〜』が連載されている。
また、本作も2006年7月から2007年2月まで完全版コミックスが刊行された。
【あらすじ】
プロローグ
かつて大魔王ゾーマを倒したロトの名を継ぐ勇者アレルの子、ローランとカーメンがアレフガルドより帰ってきた。彼らは地上で自らの国を築き、それぞれの国にはロトの紋章が分けて伝えられていた。
またアレルとともに旅をした3人のケンオウ(剣王=戦士フルカス、拳王=武闘家フォン、賢王=賢者カダル)もまた、いずれ現れるであろう闇に対抗するため、子孫にその技を伝承していた。
ゾーマが倒れて100年…世界は異魔神という更なる闇によって脅かされようとしていた。
異魔神の軍に襲われたカーメン城では城は陥落するもののロトの子孫アルスは救出され、聖域に逃げ込んでいた。一方同じように襲撃を受けたローラン城も陥落、ロトの子孫はジャガンと名づけられ、異魔神の配下・魔人王ジャガンとなった。
3人のケンオウ
聖域にも魔の手が及び、アルスは仲間と共に旅立つ。ロトの仲間であった賢者カダルの下で修行を受けたアルスは3人のケンオウを探し始める。まずアッサラームに向かった一行は、魔道に堕ちた剣王サーバイン・魔剣ネクロスと対決する。その際に拳王ヤオと出会い、アルスと共に育ったキラがサーバインの弟であり、彼もまた剣王であることを知る。キラは自分の運命を知り、仲間から離脱し単身滅ぼされた剣王の里へと向かった。一方、アルス達一行はカーメン城、アリアハンへと旅を続け、カーメンでは古の魔王であったバラモス(バラモスゾンビ)、大海原では魔物に操られた海王リヴァイアサン、アリアハンで獣王グノンと対決する。戦いの中で半ば無理やりついてきた遊び人ポロンが賢王へと覚醒、キラも幻魔剣を身に付け真の剣王として合流、ついに3人のケンオウが揃う。
ジャガンとの戦い
獣王グノンを倒したアルスは、次にジャガンとロトの血を分け合った宿命の対決に向かうも敗北し、死の淵をさまよう。世界樹の葉によって命を取り留めたアルスは王者の剣を手に入れるためジパングへ向かう。ジパングに着いた一行は人間に化けた鬼面導師オモカネの策略でヤマタノオロチを復活させてしまうも、女王イヨや錬金術師リハク・イズナの力を借りこれを撃退する。祭りの夜、再びジャガンの襲来を受けるも打ち勝ち、止めを刺そうとした際、第三のロト・アステアが現れる。3人のロトの子孫と紋章が集まったことにより勇者ロトの意志が伝えられ、かつて異魔神を追放する為精霊ルビスが用いたオメガルーラが発動する。その後ジパングで一時の平和をすごしていたアルスは、異魔神の肉体を封印した闇のオーブをアステアと共にラーミアの神殿に封印する。
王者の剣
アルスは王者の剣をリハクに錬製してもらうよう頼む。アルス一行は女王イヨ・イズナ・リハクを加え、ジパングで唯一オリハルコンを鍛えることのできるエッゾの摩州湖へ向かう。しかし、冥王ゴルゴナは彼らの動きを察知し、討伐軍を送る。討伐軍との戦いの中でリハクは怪我を負ってしまう。王者の剣の練成を任されたイズナとアルスは摩周湖内のクリスタル城で王者の剣練成を開始する。地上でゴルゴナ軍の追撃を受けたケンオウ達は窮地に立たされるも、王者の剣を完成させたアルスの一撃で敵を一掃する。アルスはゴルゴナの幻術を受け苦しむも、空から現れたタオ導師の力でゴルゴナを倒すことに成功する。
タオの邂逅
ローラン城を目指す航海の途上、アルス達は異魔神の秘密をタオ導師から聞く。なんと異魔神を作り出したのは古代ムー帝国の人間だった。しかし、強大になりすぎた異魔神はムー帝国を大陸ごと破壊し始めた。ムー帝国の王であったタオ導師は滅び行く帝国に弟ゴルゴナ等と異魔神を残し、別の大陸へと逃げさった。ムー帝国の滅亡と共に海に沈んだ異魔神は、十数年後復活した。精霊ルビスは異魔神をオメガルーラで追放し、来る異魔神復活の日に備えタオとゴルゴナを地上に封印した。しかし大魔王ゾーマがルビスを石にしたことで復活したゴルゴナによって地上に呼び戻された異魔神の精神は自らの肉体を取り戻すため新魔王軍を組織し、タオはそれに対抗し得る勇者に出会うのを仙人の里で百年の永きにわたって待ち続けていたのであった。
ローラン城突入
闇の衣をまとったローラン城に突入したアルス達はすぐに追い込まれてしまった。しかし、リリパットのリルパに救われ、ジャガンの母フレイアと会う。フレイアにジャガンの目を覚まさせると約束したアルスは地下牢を出る。その頃、ジャガンはラーミアの神殿に封印した闇のオーブを持ち帰り、異魔神の前でそれを破壊した。しかし、その所為で解放された異魔神の肉体はジャガンの命とロトの血の力を奪い、触手を伸ばし魔王軍のモンスターをも吸収し始めた。フレイアを連れたアルス達は竜王と遭遇する。初めはアルスたちを圧倒するも、タオ導師の説得で自らが光の存在であることを知り混乱した竜王は人の姿を捨て理性を持たない竜に変身した。その時、異魔神の触手が伸び竜王を取り込もうとし始めた。竜王は抵抗し異魔神の触手ごと城を破壊する。フレイアの命と引き換えに生きかえったジャガンは勇者アランを名乗り、アルスたちと合流する。しかし、肉体を取り戻した異魔神の圧倒的の強さの前にケンオウ達は戦意を喪失し、パーティーは解散してしまった。
2度目の封印
アルスはケンオウと別れ、アレン・タオ・ティーエと共に異魔神を追っていた。異魔神はその圧倒的魔力でロマリア・ポルトガを滅ぼし、死者の月を生み出した。アルスは自分の無力さを呪い嘆いていると突然ロトの紋章が輝きだし、アランの持つ紋章と一つになった。アルスは紋章に真の勇者として選ばれたのだ。異魔神が海を渡っていると、海王シーザリオンが立ちはだかった。トライデントで異魔神の体を貫くが、超高密度魔法『たいよう』の前に倒れる。真の姿を解放して異魔神に喰らいつくもアルス達の目の前で体を引き裂かれてしまった。そこに古代ムー帝国の飛空艇に乗ったイヨ達がやって来た。それには第3の勇者アステアが光の玉を持って乗っていた。光の玉を使い異魔神の闇の衣を消し去るとトリプルギガディンを浴びせ、異魔神の体力を削るとオメガルーラを使い、再び異魔神を封印しようとした。異魔神は反撃しアルスを吸収しようとするも、アランによって邪魔され、ローラン城で奪ったロトの力を逆吸収され、肉体は再び闇のオーブの中に封印された。闇のオーブは海底の聖域に祀られることとなった。
世界樹の前で
異魔神の肉体を封印したアルス達は乗り込んだ飛空艇内で異魔神が作り出した死者の月の存在に疑問を抱いていた。すると突然アランが「カオス」と言い残し意識を失った。アランを目覚めさせるため、一行は世界樹のもとへ向かった。かつて枯れ果てたはずの世界樹はなぜか青々とした葉を茂らせていた。世界中の葉を使うと突然アランは目を開いた、がその肉体を操っているのは異魔神であった。異魔神は肉体を取り戻すため闇のオーブを祀った海底の聖域へと飛び、アルスもそれを追った。世界樹に残った一同の前でティーエも「カオス」と言い残し、気を失った。すると世界樹の根元から精霊ルビスが姿を現した。ルビスは異魔神の目的が異魔神の聖核と世界樹の聖核に蓄えられたエナジーが臨界点を超え融合することによって起こる全宇宙のカオス化であり、世界樹の破壊をタオたちに頼んだ。飛空艇の大魔砲『いかづち』で世界樹を破壊すると上空にロトの紋章が浮かび、世界中の戦士に紋章の下へ集うことを呼びかけるルビスの声が響き渡った。
最終決戦
闇のオーブを手に世界樹の元へ戻った異魔神は世界樹が破壊されてることに驚きを隠せなかった。世界をカオスに戻すという目的を果たせなくなった異魔神は完全体となり遂に最後の戦いが始まった。ロトの紋章を破壊されオメガルーラが使えなくなったアルス達は苦戦を強いられる。女王イヨとイザナを異魔神に殺され怒ったアルスが、異魔神の右こめかみから左腕にかけてを切り落とすも死者の月の回復能力で回復してしまう。リハクは飛空艇で応戦するも破壊され、ギランの飛行船団も異魔神にあっけなく敗れた。そこへ3人のケンオウたちがかけつけ参戦し、タオは昇天魔法ニフラーヤで死者の月を1つずつ消していった。ポロンのマダンテがキラ・ヤオの命を犠牲に炸裂し、異魔神に致命的なダメージを与えた。異魔神はタオが死者の月を消しているのを見つけ月ごとタオを消すと、超高密度魔法『りゅうせい』を唱えた。死者の月と引き代えに唱えたその魔法に、アラン・アステアは倒れるもアルスは立ち上がった。アルスはアルスの剣を天に掲げると『ミナディン』を唱えた。世界中の戦士たちの魔力が籠められたミナディンを受けたアルスの剣は異魔神を両断し、聖核はアルスの拳によって破壊された。タオの持っていた聖なる札に入っていた世界樹の種が異魔神の上に落ち、瞬く間に大樹へと成長し、花をつけた。花の効果でキラ・ヤオ達は生き返り、ポロンの第三の目はその役目を終え静かに閉じた。遂に世界に平和が訪れたのであった。
【登場人物】
ロトの血を引くもの
アルス (声:コミックCD 少年時高山みなみ、赤子時西須汐美、映画 平松晶子)
本作の主人公。カーメン王国の王子として生を受けるが、誕生と時を同じくして城が竜王の手によって陥落、共にイシスに逃げ延びた老師タルキンやカーメン騎士団長の娘ルナフレア達に育てられる。
そしてキラとともに蜃気楼の塔でのカダルからの修行を受け、勇者として旅立つ。心優しい性格でまだ幼さの残る少年だが、自身に託されたロトの紋章の勇者としての使命に立ち向かっていく。旅の過程で剣王サーバイン・バラモスゾンビ・海王の体内に巣食っていた甲殻魔獣ダフォーラ・獣王グノンなど数々の強敵を破るが、同じロトの血を引く魔人王ジャガンとの1対1の対決に挑んだ際に剣術でも魔法でも圧倒され死亡する。しかしその後キラ達の必死の努力で確保された世界樹の葉と、霊界からの愛する人の励ましにより蘇生した。この戦いで自らの甘さを悟り、再び蜃気楼の塔で自らを鍛えなおす。剣王から剣術、賢王から呪文の修行を受け大きく飛躍し、王者の剣を得た後のジャガンとの再戦では彼を打ち破った。
武器はカダルから貰った光の剣を使っていたが、獣王グノン撃破後ジャガンによって破壊され、アリアハンに保管されていたロトの父オルテガの剣を使用した。その後ジパングでヤマタノオロチを封印していたオリハルコンでできた聖なる龍の像を譲り受け、自身とイズナによって練成した「アルスの剣」(2本目の「王者の剣」)を装備、最後まで使用していた。なお、アルスの剣はミナデインの力がこもった一撃で異魔神のコアを撃破した際に折れた。鎧はカーメン城に無傷で残っていた光の鎧のレプリカを、盾は同じく残っていた勇者の盾のレプリカを最後まで使用していたが、これらも異魔神との決戦で大破(恐らく修復も不可能なほどに)している。
呪文は序盤から勇者の証であるライデインやマホステを使いこなす。攻撃呪文に特化し過ぎていた為に回復呪文やルーラを扱うことは出来なかったが、後に習得する。修行を経た終盤ではべギラマ、イオラ、ギガデインを中心に多彩な呪文を使う。
ジャガン (声:コミックCD まるたまり)
またの名を魔人王ジャガン。ローラン王国の王子で、勇者としてその生を受けるはずだったが、異魔神の策略により呪われた名「ジャガン」を付けられ、魔王として育てられる。性格は傍若無人にして残忍。勇者アレルの剣術とアレルが身につけていた伝説の武具(王者の剣、光の鎧、勇者の盾)はローラン王家に伝わり、ジャガンもそれを身に着けているが、これらの武具も異魔神の血の呪いによって強化され、赤色に変わっている。ロトの力と魔人の力を併せ持ち、ライデイン以上の威力を持つ呪文、黒い稲妻「エビルデイン」を得意とする。
幼少時から魔王軍に捕われの身となり、ローラン戦士団との対決の中でロトの剣術を会得。最終的には父ローラン王との戦いの際にロトの血を克服し、血を操る能力を覚え父を殺害、魔人王となった。
その後は魔王軍の一人としてロマリアなどを落とす。圧倒的な実力差で、アリアハンにてアルスを一度は死の淵に追いやるものの、ジパングでの再戦では敗北。この際、ロトの血を引くもの3人がそろったことでオメガルーラが発動するも、ジャガンの中の邪悪な心に反応したことによって、ジャガン一人が飛ばされてしまう。
アルスに敗れ、オメガルーラからもはじかれたことで魔王としても、勇者としても居場所をなくしてしまう。その後は闇のオーブを手に入れ異魔神をひざまずかせようとするものの、闇のオーブを破壊してその封印を解いてしまったことにより、ロトの血諸共吸収され命を落とす。
アラン
魔人王ジャガンが異魔神の呪いから解放され、母フレイアから本来の名前とその命を与えられて生まれ変わった姿。無愛想の性格はそのままだが、本来の善良な心を取り戻している。異魔神の呪いが解けた青い勇者アレルの武具を身に着ける。また異魔神に力を吸収されたため一時期白髪だったが、それも取り戻して黒髪に戻る。
呪文もエビルデインから勇者の呪文ギガデインを使うようになる。他にアストロンも使用している。
後にアステアと結婚するが、そのぶっきらぼうな物言いのためか、最初はやや折り合いが悪かった。
アステア
地下世界アレフガルドからやって来た勇者。通称第三のロト。死産とされ匿われていた勇者ロトの第三子フローラの血を引き、異魔神の目を逃れて力をつけていた。アロイスという兄がいるが、ラダトーム城の攻防戦で死亡しており、彼の使命とロトの紋章とを受け継いでいる。本編初登場では、ラダトーム城の支配者となっていた竜王を煙に巻き、必ず城を取り戻すと挑戦状をたたきつける。
その後は闇のオーブをすり替え、本物を聖域に封印するため地上世界へ。アリアハンのルイーダの酒場へ向かうも一足違いで、再びジパングへ向かう。この間の移動手段は異魔神によって封印されているはずの旅の扉であり、ロトの紋章の効力を利用して通っていた。ジパングではアルス、ジャガンの決闘の間に割って入り止める。ラーミアの卵がおかれていた聖域に闇のオーブを封印し、ロトの紋章をアルスに預けルーラで再びアレフガルドへと戻っていった。戻った後はあまり描かれていないが、アレフガルドで軍を率いてラダトーム城を奪還している。竜王との対決を経て光の玉を譲り受け、アルス達と合流した。
呪文はバギクロスやフバーハ等の他、アルスと同じライデインやギガデインなどの勇者の呪文を使用する。
作中では一人称で「僕」と言っているが、セリフや描写の端々に女性らしさのようなものが見られ、ファンの間で「実は女性なのでは」との噂が絶えず、連載終了後も論議の種となっていた。しかし、ガンガンYGに掲載された番外編「ロトの紋章Returns」において、公式に女性であることが判明した(初期設定で既に女性という設定が盛り込まれていたらしいが、本編で語られることはなかった)。後にアランと結婚し、続編の主人公となるアロスと姉のアニスを出産する。
3人のケンオウ
キラ (声:コミックCD 鈴木みえ、映画 山口勝平)
アルスと共に育った親友。剣王になれる器の証「車輪眼」を持つ。隊商のギランの息子として育てられる。おっちょこちょいでお調子者だが、剣の腕に長けている。後に実兄サーバインとの対決を経てその出生の秘密が明かされ、第五代剣王としてアルスと共に異魔神に立ち向かう。呪われた武具を自在に操り、斬りつけた傷口が絶対に塞がらない幻魔剣の使い手。なお、基本的に幻魔剣の効果は傷口ごと噛み切られるなどで無効化され、有効な戦果が得られたのは習得して初めての戦いである獣魔将軍リカンタス戦のみであり、衝撃波を操る技で戦うことが多かった。
自身が剣王であることを知ったキラは、一度アルスと別れ、自分の生まれ故郷である剣王の里跡地を訪ねる。そこで、子供時代に戻り剣王の里の民から剣王の修行を受け、剣王震空呀を覚えたことで剣王として認められる。その後、剣王として、アリアハンで獣王と戦うアルスの下に駆けつけ、以後は共に旅を続ける。後にヤオと結婚。
カダルとの蜃気楼の塔で修行後に渡された「はやぶさの剣」を最後まで使用していた。はやぶさの剣は後にその力を強化するため、剣王の里で呪いがかけられたようだが、どんな呪いなのかはすぐに幻魔剣を身につけたため不明。はやぶさの剣の効果により、剣王震空呀も二重になっていた。
また、生きている鎧「ブラックシーザー」を身に着ける。ブラックシーザーは敵に噛み付いたり炎や吹雪や凍てつく波動を吐くなど、鎧でありながら攻撃面でも力を発揮していた。また、辺りを光で照らすこともできる。成長する鎧でもあり、最終形態では、鎧化していない時にはライオンの置物のような形態となっており、自分で動くことも可能。
ヤオ
拳王の少女。出身地である拳王の里がとある事件により滅ぼされ、彼女が唯一の拳王継承者となる。里の者達の敵を追って、ファン爺と大道芸をしながら世界を旅していた。里の仇を見つけ出したとき、アルスやキラたちとも出会う。当然ながら体術に優れ、気を自在に操る波動拳を駆使する。アルス達と出会って以後は拳王としてアルスと供に戦い続けた。
アルス達と出会う前にイシスで関わった事件以来、へビが大の苦手になる。登場初期はおかっぱ頭の幼さの残る少女だったが、ストーリーが進むにつれて女性らしくなっていく。
後にキラと結婚。続編では「リー」という男の子を産んでいる事が判明し、ヤオ本人は目が見えなくなっている。
オアシスで手に入れた星降る腕輪を装備していた。武器は鉄の爪や黄金の爪を持つが、波動拳を使って戦うことが多く、それらはあまり使用されなかった。
ポロン
自称「伝説の遊び人」。本名ノロップ(NOROP→PORONのアナグラム)。カダルと直接的な血の繋がりがないのにも関わらず、外見は少年時代のカダルに酷似している。大賢者カダルの弟子の僧侶ボルク(父)、魔法使いレナス(母)を両親に持ち、自身も幼いころにカダルに賢者としての資質を評価されている。しかし、両親はテドンの村を守るためにメガンテを使って命を落とした。
カダルの最後の秘術によってその知識と魔力のすべてを受け継いだが、その際に倒れてしまい家族達に死んだものと勘違いをされる。この勘違いをうまく利用し、ノロップは死んだものとして、遊び人ポロンとして生活を始める。この事をきっかけににモンスターの声がわかるようになり、暴れドラキー、はぐれスライム、見習いゴーストを仲間にし、3匹を引き連れていつも悪戯をしていた。アルス達と出会ってからは、強引に旅に合流。遊び人時代は、癇癪玉を打つパチンコやブーメランなどを武器として戦っていた。合体呪文バギラやバイバーハを無意識状態で使用することもあったが、その事を本人は全く覚えていなかった。
アリアハンでの獣王グノンとの戦いの際に、タルキンや仲間のモンスター達の死を受け、カダルの継承者として覚醒し、賢王となる。蜃気楼の塔で賢者の書を読み悟りも開き、幾多の呪文を使いこなす。さらにカダルの最秘奥である合体呪文を使いこなし、最後にはカダルですら成し得なかった究極合体呪文マダンテをも成功させた。
異魔神撃破後はジパングで知り合ったサクヤと結婚するが、結婚式直前に逃げ出そうとする。余談だが、遊び人から賢者になるという設定は、ゲーム『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』で特殊に位置付けられたシステムに倣ったものである。
カーメン城
ルナフレア (声:コミックCD 水谷優子、映画 冬馬由美)
カーメン騎士団長ボルゴイの娘で、カーメン流二刀剣術「霞の小太刀」の使い手。老師タルキンとともに、まだ幼いアルスを滅び行くカーメン城から脱出させた。性格は基本的に男勝りで強気だが、女性らしい部分も多数見せる。アルスとキラにとっては最初の剣術の師匠であり、姉のような存在。アッサラーム市街で、魔剣ネクロスに支配されたキラの兄・剣王サーバインと戦い、共に戦っていたギランともども幻魔剣の傷を受けてしまう。傷が塞がらず出血もひどい中で、アルスとタルキンに連れられ教会に赴き、アルスの無事を精霊ルビスに祈りながら力尽きる。
テドンの村にて船を作った際に船首の像がルナフレアに似ていた事から「ルナフレア号」という名前が付けられる。死後その魂は、死者が渡ると言われるアケロンの河のほとりに佇み、ジャガンに負け自分を見失いかけたアルスに助言をして立ち直らせた。
老師タルキン (声:コミックCD 仲木隆司、映画 千葉耕市)
ルナフレアとともにまだ幼いアルスを滅び行くカーメン城から脱出させ、親代わりとなってイシスの隠れ家でアルスとキラを育てた。温和で、少し調子に乗りやすいところのある好々爺。かつてカーメンで神官職を務め、ホイミ系やバギ系の呪文を使いこなす。逆に格闘戦は苦手で体力が持たない。ポロンが賢王として覚醒するまで、パーティーの呪文役を一手に引き受けていた。獣王グノンの放つモンスターの大群相手に奮闘するが、ついに進退窮まったところで覚悟を決め、アルス達を救うためにグノンに対し自己犠牲呪文メガンテを放ち、残っていたモンスター達もろとも塵となった。そのメガンテもグノンには通用しなかったが、命を賭したタルキンとポロンの子分のスライム達の行動は、戦いにおびえるだけだったポロンを立ち上がらせ、賢王の力を目覚めさせる。
死後その魂は、死者が渡ると言われるアケロンの河のほとりに佇み、ジャガンに負け自分を見失いかけたアルスに助言をして立ち直らせた。
ボルゴイ (声:コミックCD 笹岡繁蔵)
元カーメン騎士団長でルナフレアの父。カーメン王の異変に気づきルナフレアと共にアルスを救出するも魔物を食い止める為に自ら残る。その際に果てたと思われていたがカーメン兵の亡霊と共にカーメン城を守っていた。後遺症で失明しているが剣の腕は衰えていない。ルナフレアの死については武人の務めと割り切るそぶりを見せていたが一人になると涙した。
カーメン騎士団
カーメン城を守る騎士団。死してなお亡霊としてカーメン城を守ったが、ゴルゴナによって蘇ったバラモスの攻撃によって消滅。その後、冥界でアルスを守り光の指輪に導かれる形で昇天していった。
ローラン城
フレイア
ジャガンの母。ローラン城陥落後も幽閉されていた。その後リルパやアルスの助けでジャガンの元へたどり着き、自分の命と引きかえにジャガンをアランとして復活させる。自身もロトの血を引いており、ローラン王とはいとこ同士。
ローラン王
ジャガンの父。ロトの武具をまとい、知らされぬままジャガンと闘い、ロトの剣術やライデインなどで実力を見せ付けるものの、ジャガンが自分の息子だと気付いた事で生まれた隙と、ジャガンの血を操る能力の前に敗れる。このローラン王の血によりロトの武具は赤く染まり呪われた武具となる。
ローラン騎士団
ロトの剣術を受け継ぐローラン城の騎士団。ローラン城陥落後も生かされ続け、ジャガンにロトの剣術を覚えさせる。
リルパ
ローラン城に住む雌のリリパット。魔王軍の一員ではあるが、異魔神のやり方には疑念を持っている。フレイアをアルスに会わせて牢から逃がし、異魔神復活後は志を同じくする魔物達と共に異魔神への反乱軍を結成し、アステア達に同行する。ジャガンが幼い頃は彼の養育係を勤めていた。子持ち。
アリアハン
ルイーダ
ルイーダの酒場を経営する女性。勇者ロトに聖戦士を紹介した初代ルイーダより数えて5代目。アルス達をかくまったり、タルキン達を助けるなど活躍。
マムル・アスリーン
アリアハンに住む兄妹。兄・マムルは6歳、妹・アスリーンは3歳。両親を魔物に殺され、仇を討つために勇者を志している。ポロンの弟子となる。マムルは続編『紋章を継ぐ者達へ』では船乗りとなっており、アロス達の手助けをした。『ドラゴンクエストV 天空の花嫁』の主人公とビアンカの幼年時代がモデルとなっている。
チノン
マムル・アスリーンの祖母。若き頃は冒険者で、老いた今でもフバーハを使いこなすなど高い魔法力を持つ。レイアムランドの聖域に闇のオーブを封印に行く際に、行った事があったためルーラで案内役を務めた。
ノバァク13世
アリアハンの王。臆病な性格で、魔王軍と決して戦わない政策をとっていたため、アリアハンが寂れる原因となっていた。さらに、グノンにアルスを引き渡すように脅され、言われるままに応じてしまう。だが、10万匹の獣兵団と勇敢に戦うアルスたちの姿を見て勇気を取り戻し、アリアハン城の全ての男たちを連れてアルスの救援に向かった。
ジパング
イヨ
ジパングの女王。扇を使った技を使う。女王としての使命と責任は自覚しているが、まだまだ自由に生きたい年頃。アルスに対して憧れに似た好意を抱く。
イズナ
イヨの婚約者であり、錬金術師リハクの弟子。負傷したリハクに代わり、アルスのためにオリハルコンを鍛え上げ王者の剣を作る。神仙術の使い手。札を武器に使う。イヨの好意を受けているアルスに対して嫌悪感を抱いていたが、後に彼の人柄に惹かれていく。
リハク
錬金術師。勇者ロトに王者の剣を作った錬金術師ムラクの子孫。アルスのためにオリハルコンで剣を作り上げようとするが、魔州湖に向かう際に負傷したため、イズナに託す。戦闘時もハンマーで戦う。ちなみに刀鍛冶と呼ぶと怒る。
サクヤ
ジパングに住む少女。ポロンに好意を抱く。異魔神を恐れ戦いから逃げたポロンを叱責した。異魔神が倒れた後はポロンと結婚するが、ポロンが結婚式直前に逃げ出そうとする。
コロポックル
エッゾに住む7人の妖精。聖域である魔州湖を守っている。仲間達とはぐれたティーエと仲良くなる。人間嫌いだが神仙術を教えてくれた錬金術師ムラクを尊敬しており、リハクやイズナに対しても同様に尊敬の念を抱いている。7人の名前はセツハヤ・キアヌ・イコリカヤニ・チリ・カンナリメ・ウェルマ・ササクテ。
その他の仲間
ティーエ (声:コミックCD 鶴ひろみ、映画 三石琴乃)
いつもアルスのそばにいる小妖精。植物の生長を促す力を持つ。アルスには優しいがキラやポロンにはきついツッコミを入れることが多い。武器はアッサラームからは縫い針の剣、アリアハンからは刺した物体に命を吹き込む「タイターンの針」を装備する。その正体は精霊ルビスの化身(当人も忘れていた)で、異魔神が倒れると世界樹と共にルビスとして復活した。
精霊ルビス
かつて異魔神の精神をオメガルーラで宇宙のかなたへ飛ばした精霊。その後、タオを異魔神の復活に備えるために封印する。しかし、大魔王ゾーマによって石に変えられてしまい、タオの封印はこの際に解けた。
タオ導師 (声:コミックCD 西川幾雄、映画 槐柳二)
アルスの魔道の師。イシスの隠れ里に住んでいた。好々爺な外見からタルキンと年齢が変わらないように見えるが1万年以上生きている。正体はかつて存在したムー帝国の王で、冥王ゴルゴナは弟にあたる。ギランの看病の為一時離脱するが終盤に再登場し、ゴルゴナそして異魔神との永年の因縁に決着をつけることになる。
ギラン (声:コミックCD 幹本雄之、映画 堀之紀)
イシスの砂船乗りでキラの父親(養父)である。キラの宿命を知っていたがサーバインが現れるまで仲間にも隠していた。サーバインに瀕死の重傷を負わされるがファンの気功術によって一命を取り留め、飛行船団を率いて最終決戦に参加する。
ファン
ヤオとともに旅をしていた、サーバインによって滅ぼされた拳王の里の生き残りの一人。ギランの治療のためにアッサラームに残る。
ピエタ
星降る腕輪を持っていたエルフの少年。騙すつもりが騙され、星降る腕輪を譲ることになるもののその相手が拳王であることを知った後は喜んでいた。最終決戦前には、ピラミッドで手に入れた黄金の爪をヤオに渡すため再び登場する。
ミルフィーユ・メルヴェーユ
ラーミアの卵を守っていた双子。闇のオーブの封印を任されるも魔人王ジャガンによって持ち去られる。
ロトとその仲間
アレル
ロトの称号を得た勇者。アルスの祖先にあたる。戦士フルカス、武闘家フォン、賢者カダルとともにゾーマを倒す。その血筋はカーメン王国とローラン王国に受け継がれている。
カダル (声:コミックCD 関俊彦 )
かつて勇者ロトと共に大魔王ゾーマと戦った大賢者。元の職業は僧侶。時の砂の呪文によって若返りを繰り返すことで生きながらえており、外見は20歳だが実際には120歳の老人である。番外編「ロトの紋章Returns」によると、一度スーの村の女性マナと結婚しているもののゴルゴナとの戦いがもとで先立たれている。賢者になった時の契約により子供が出来ない体となっており、自分を受け継ぐ者が現れるのを待っていた。性格はかなり軽めでナハハ笑いが口癖であるが第三の目が開くとひょうきんな面が消える。
アルスとキラに自身の住処「蜃気楼の塔」で修行を積ませ、「光の剣」と「隼の剣」を託す。その後生涯最大にして最後の秘術を使い、自らの知識と力、そして肉体を流星と化してノロップ(ポロン)を撃ち、賢王としての力を授けた。これにより肉体は消滅したが、その後も精神体としてポロンの真の覚醒時やアルス達の危機にたびたび登場する。
なお藤原カムイによる漫画『ドラゴンクエスト エデンの戦士たち』にも少しだけ登場、キーファに「蜃気楼の塔」の説明をして立ち去った。
フルカス (声:コミックCD 幹本雄之)
ロトの仲間の一人で職業は戦士。初代剣王。仲間になる以前からルイーダの酒場では有名な戦士だった。ゾーマ打倒後、旅で手に入れた数々の武器、防具を持ち帰り、その中でも特に呪われたものに着目し、過酷な修行の果てに幻魔剣を編み出す。
フォン (声:コミックCD 鈴木みえ)
ロトの仲間の紅一点で職業は武闘家。初代拳王。出身はカザーブの村。仲間になる以前から生き物の気の流れを読むのが得意で、偽フルカスの正体を一目で見抜いた。ゾーマ打倒後、気を操る技術をも会得し、波動拳を編み出す。
海王関係
海王リヴァイアサン
海を支配する善良な王であったが、異魔神との戦いに敗れ封印される。その後体内に魔物を植えつけられ、ただ生物を飲み込み続けるだけのアメーバの怪物としてアルス達の前に立ちふさがる。
パール
海王の婚約者。封印された海王を守り続けていた。最後には海王とともにトライデントに貫かれる。
シーザリオン
2代目の海王。リヴァイアサンの死後に生まれ変わる。異魔神との最終決戦では成長して再び登場するも、体を引き裂かれる。
異魔神とその配下
異魔神 (声:コミックCD 柏倉つとむ)
突如として現代に蘇った太古の魔神。その強大さゆえに魔界からも追放され、亜空間に幽閉されていたが、ムー帝国の魔導師ゴルゴナによって召喚され、不死の肉体を与えられ生き神として崇められる。しかしその圧倒的な力と野心から暴走を始め、ムー帝国を一夜にして崩壊させてしまう。その後、精霊ルビスの放った究極の大転移魔法オメガルーラによって精神を飛ばされ、肉体を闇のオーブに封印されるが、1万2千年の時を経てその精神のみが、魔導師ゴルゴナが冥界の主である大蜘蛛と融合した、冥王ゴルゴナの召喚により蘇る。
魔人王ジャガン、獣王グノン、冥王ゴルゴナ、竜王の魔王四天王を従え、肉体を取り戻して世界を混沌に陥れようとする。魔人王ジャガンが闇のオーブを破壊したことにより肉体も復活を遂げる。
並みの攻撃は全く通じない超巨体と、そこから放たれる大スケールの攻撃、さらに幾多の超高密度魔法言語を使いこなす。
普段は異形の人型の様な形をとるが、復活する際の周りから力を吸収する際や、再生時にはスライムの様な不定形の肉塊の様な姿を見せ、強力な再生能力を誇る。
その巨体ゆえに通常の攻撃はほとんど通じないが、その肉体は強力な魔法攻撃には弱い。そのためかつて魔王ゾーマが纏っていた闇の衣を身に纏って魔法攻撃を遮断し、さらに死者の魂を幻の月に変えることで元からある再生能力を上昇させ脅威の回復力を得る。
その後アルス達のオメガルーラによって一度は肉体は封印され、精神はかつての様に吹き飛ばされたかと思われたが、アランの体に精神を移していたため、アランの体に乗り移って再び復活し、闇のオーブを再び解き放ちサイズが収縮した完全体へと変貌する。
ちなみに本人の談では魔力は変わらず、巨体が凝縮されたその身体の戦闘力は以前とは比べ物にならないとの事だが、高密度言語魔法『たつまき』が以前の巨体に比べると良くても膝ほどまでの小規模な物だったり、かつては見渡す限りに降り注いだ『りゅうせい』の規模も大幅に収縮している。さらに以前はダメージこそ受けたものの、耐えることができた『いかずち』に本気で恐怖したり、ロトの血縁でもケンオウでも無いイズナに斬られる、幻の月が無くては再生スピードが遅いなど、巨体であった頃よりも弱くなっているのではないかとの声がファンの間で挙がることがある。
魔王
竜王 (声:コミックCD 山口健)
『ドラゴンクエスト』に登場する竜王の若き日の姿。竜族を統括し、普段は人間の姿をしている魔王。『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』に登場して勇者ロトに光の玉を与えた「竜の女王」の息子であり、本来は世界を守護する善の神の一柱、竜神であるが、アランのように異魔神に呪われた名前をつけられ魔王とされた。ローラン城でのアルス達との戦いの際に、タオから竜の女王の杖を渡される。杖から流れ込んでくる記憶により、自分の出生の秘密と、異魔神への忠誠が偽りだったことを知り、混乱の余り巨大な竜の姿に変身するが、ローラン城を壊滅状態にしたあと元の姿に戻り理性を取り戻す。異魔神に真実を問いただそうとするも、異魔神の触手に身体を貫かれる。瀕死状態のところをポロンのオクルーラによってラダトーム城地下に飛ばされ、そこに安置されていた光の玉がもともと竜族のものであることを知る。すでに城を奪還したアステアと最後の対決後光の玉を与え、自らは表舞台から一旦姿を消した。
冥王ゴルゴナ
黒衣の姿をし、得体の知れない雰囲気を持つ。異魔神とは古くから関わりがあるらしく、その言葉を他の魔王に伝える役割を持つ。死者を操る妖術に長けており、かつて勇者アレルに倒された魔王バラモスをも復活させ、操った。また「光葬魔雲」などの技で聖なる力を消し去ることができる。
その正体は古代ムー帝国の魔導師、科学者にして太陽王(ラ・ムー)の弟、そして異魔神を召喚した張本人であり、その部下達が不死の力を得るため冥界の蜘蛛にとりついた姿である。自己中心的な性格で、異魔神すら自分の野心のために利用しようとしていたがしだいに手に負えなくなり、ムー帝国崩壊のきっかけを作った。兄であるタオに沈みゆくムー大陸に取り残されたが、生き残るため冥界の王、大蜘蛛と部下の魔導師、科学者達6人と共に合体する。しかし、直後に異魔神をオメガルーラで封印した精霊ルビスによって同じように封印される。その後、タオと同様に精霊ルビスがゾーマによって石に変えられた際に復活し、異魔神の精神を呼び戻す。
黒衣を取った大蜘蛛の姿の背中の中心にゴルゴナの本来の顔があり、それを取り囲むようにその他のツークーマン、オティカワン、トピアポ、フロレンシア、キアーラ、ボボルヴーの6人の顔が並ぶ。ゴルゴナだけでなく他の6人も意思を持ち話すことができる。また不要になった人間は放出することもできるが、放出された人間は不老である大蜘蛛から開放された瞬間にそれまでの年月が一気に襲いかかり、年老いて死亡する。
1万2千年を経て再び兄タオ導師と対峙し、追い詰められると自分だけを冥界の王から分離し部下達をゾンビとして蘇らせようとしたが、冥界の王から離脱したためすでにその力はなく、最後の不意打ちも虚しく惨めな死を遂げた。
ちなみにタオ導師やゴルゴナ、その部下たちは七福神がモデルになっている。
獣王グノン
獣兵団を率いる異魔神の部下。竜王と同じく普段は人間のような姿をしているが、本来の姿は人面に獅子の体、蛇の尾、翼を持つスフィンクスに似た巨大な獣である。気性が荒く冷酷かつ残忍、逆らうものや気に触るものには、部下にも容赦がない。最後はアルスと仲間達、そしてアリアハンの人々全員の魔力を結集したミナデインによって破れるが、その闘志は凄まじく屍となっても戦う姿勢を崩さなかった。
獣兵団
獣王グノン率いる、獣のモンスターによる部隊。精鋭の獣兵団四天王の下に数十万の獣型モンスターを従えており、大軍を率いてアリアハンに侵攻する。
獣魔将軍リカンタス
獣兵団四天王の一人。リカント属。剣術使いで、キラと対決する。必殺技は大岩をも斬り刻む獣魔百烈断。キラの幻魔剣に腕を斬られ、最後はキラと相打ちを狙うも、敗者の弁を良しとしないグノンによって首をはねられる。
魔猿将軍エイプス
獣兵団四天王の一人。マンドリル属。瘻瘡邪骸拳という触れたもの全てを腐らせる拳法を使うが、ヤオの前に完敗する。
怪鳥将軍バークート
獣兵団四天王の一人。魔鳥属(鳥人)。呪文の力をこめた弓矢・マジックアローと槍・マジックスピアを武器に使い、空を飛びまわる。タルキンとポロンを圧倒するも、キラを踏み台にして飛び上がったヤオから燎星雷吼拳を受け倒れる。
金羊将軍ミナトン
獣兵団四天王の一人。大角属(羊版ケンタウロスとでも言うべき形態)。体毛に魔法を吸収し蓄えることができる。アルスを相手にライデインを吸収するなど優位に戦いを進めるも、マホトーンを込めたバークートの矢をアルスが逆用する事によって吸収した魔法を打ち消され、斬られる。
その他
サーバイン
魔剣ネクロスを使用する剣王で、拳王の里・剣王の里双方を壊滅させた本人。ネクロスの呪いにより逆に操られてしまっており、アッサラームにてルナフレアと交戦、後にアルス一行を襲う。タオ導師のシャナクにより一時的にネクロスの呪いが解け、その際の攻撃にて重傷を受けたネクロスに解放され正気に戻るが、最後はアルスに向けられたネクロスの攻撃を捨て身で止め、ライデインによってネクロスと共に炎に焼かれる。
その後、キラが剣王の里の跡地についた際、冥界から剣王の里の人々の魂を一時的に復活させ、キラに幻魔剣の極意と母のぬくもりを伝えた。魔剣ネクロスに操られ、魔道に堕ちた為にできる技のようであるが、効果は1週間のみ。命を落とした際にニフラーヤによって昇天していたものの、剣王の里の人々の魂とは逆の方に帰っていった事から地獄へ行ったものだと推測される。
魔剣ネクロス
ブラッドソード等の剣型モンスター達の王。幻魔剣により呪われた武器をつかいこなす剣王の里でもこの剣は封印されていた。異魔神から、剣王と拳王の里を壊滅する命を受けていた。サーバインがこの剣を手にしたことで目的を果たす。最後はサーバインと共にライデインに焼かれて燃え尽きていった。マヌーサやベホイミを使用。
甲殻魔獣ダフォーラ
異魔神が海王リバイアサンの体内に植えつけた魔物。普段は殻に閉じこもっており、熱線で攻撃する際にのみ姿を現す。
オモカネ
ジパングに住む魔物(鬼面道士)。人間に化けてアルスたちを女王の病気を治すために竜の像をとってきてほしいとだまし、ヤマタノオロチを復活させる。復活後はヤマタノオロチをあがめていたが、ヤマタノオロチの炎に焼かれ死んでいった。
ゾーマとその配下
ゾーマ (声:コミックCD 笹岡繁蔵)
勇者ロトが打倒した大魔王。回想シーンにのみ登場。死ぬ直前に再び世界が闇に包まれることを予言したと伝説に記されている。
バラモス
勇者ロトが打倒した魔王。冥王ゴルゴナの手によりバラモスゾンビとして復活。アルス達と序盤に戦う。最後は自らアルスの手によって再び眠りにつくことを望んだ。
ヤマタノオロチ
ロトに倒された魔物。しかし実際は死んでおらず仮死状態だった。アルス達がジパングを訪れた際に復活。オリハルコンを飲み込み、脅威の回復力を示すようになる。勇者ロト時代はヒミコに化けてジパングに潜入するなど策を弄する狡猾さも持ち合わせていたが、この時代においては脳が退化しており、知性はほとんど無くなっている。最後は体内に入り込んだティーエがタイターンの針でオリハルコンに命を与えたことにより完全に消滅する。
イシス恋の遁走曲(フーガ)
ムスタファ
ヘビ使い。ジェファ一味に追われ困っている。ヤオに顔が瓜二つ。
ジェファ
ジェファ一味という集団を率いる女性。正体は、バハダットのお姫様。
ロトの紋章Returns
アロイス
アステアの兄。第三のロトとして、ラダトーム城の攻防戦において自ら戦場に立ち、勇者の呪文ライデインを操り活躍していたが、竜兵団の策略によって命を落としてしまう。その際の戦いの最中で、妹・アステアもまたロトの紋章に選ばれた勇者であることを悟り、死ぬ間際に自らの使命とロトの紋章をアステアに託した。アステアはそれまでは女性として過ごしていたが、アロイスの死後は女性であることを捨て、兄の称号であった「ラダトームの第一王子」を名乗るようになった。
アロイスという名は、アステアの息子であり続編『紋章を継ぐ者達へ』の主人公であるアロスの名前の由来と思われる。
マナ
スーの村に住む女性。カダルと結婚して共に暮らしていたが、ゴルゴナがアープの塔で異魔神を召喚しようとした際、カダルを追ってアープの塔へと行った時にゴルゴナの瘴気を受けてしまい、急激に老化して亡くなってしまう。ゴルゴナの放った魔物リフレクトデーモンとの戦いの際に、カダルとマナが同時に放った呪文が予想外の効果をもたらしたことから、カダルは合体呪文の着想を得た。
【用語】
アイテム
ロトの紋章
タイトルにもなっている、勇者ロトの紋章。『ドラゴンクエスト』(第1作)および『ドラゴンクエストII』では「ロトの印」、『ドラゴンクエストIII』では「聖なる守り」と呼ばれているもの。カーメン王国とローラン王国に二つに分けられていると伝わっていたが、実際はフローラの子孫にも中心の宝玉が受け継がれていたため三つに分けられていた。三つを合わせることでオメガルーラ発動のための立体魔方陣を出現させる。
他にも異魔神の肉体を封じたり、封印されていた旅の扉を通れるなど聖なる力が宿る。
闇のオーブ
異魔神の肉体を封じたオーブ。ラダトーム城の地下に隠されていた。ラダトーム城が魔王軍によって落城する前にアステアが偽者とすり替え、地上のラーミアの卵を守っていた聖域に移す。しかしジャガンによって持ち去られ、彼によって異魔神の前で破壊される。これにより異魔神は肉体を取り戻した。
光の玉
ロトがゾーマの闇の衣を剥ぎ取るために使用された玉。その後、この玉は闇のオーブと同じ、ラダトーム城地下の聖域に封印されていた。
悟りの書
真の賢者となるために必要な書物。賢者カダルが所持し、一部を石版に記したものを修行に使用していた。カダルの死後はポロンの手に渡り、ポロンも真の賢者となった。
能力
幻魔剣
剣王フルカスが編み出した、呪われた武器を使いこなす技術。幻魔剣で傷つけられた傷は、魔法や薬草の治癒が効かない。また剣王震空呀など衝撃波を用いた攻撃を繰り出すこともできる。
初登場時は脅威の能力であったが、それ以降はあまり活躍する事は無かった(傷口を食い破られることで回復される、傷口周辺の肉体を切り離す事で回復される、幻の月の効果で幻魔剣の傷も回復される、など)。
波動拳
拳王フォンが編み出した、気を操る格闘術。攻撃術だけでなく軟気功と呼ばれる回復術(幻魔剣の傷にも有効)や、敵の攻撃を跳ね返す技などがある。
神仙術
ジパングの民が扱う能力。空を飛んだり、物を動かすことができる。
その能力の源泉は古代ムー大陸の人間が使っていた能力であり、同種だが、タオやゴルゴナの使うものの方がより強力。
その他
闇の衣
魔法を無効化する衣。ゾーマやバラモスゾンビ、異魔神が操る。
世界樹
葉を飲むことで命を蘇生させると伝説にあるが、現在は世界樹は枯れてしまっている。しかし、一枚だけ残った葉により、アルスは命を救われる。
旅の扉
本来は人を転送できる魔法の扉であったが、異魔神が復活して以後は通行することができなくなり通信設備としてのみ使用されている。しかし、ロトの紋章中心にある赤い玉を持つ者だけは通行することができる。地下世界アレフガルドとも繋がっている。
蜃気楼の塔
賢者カダルが住む、魔法の塔。蜃気楼のように現れたり、消えたりする。アルスやキラ、ポロンの両親はこの塔の中で修行を行った。アルスが死亡した時には、仲間たちを世界樹の下へ導くこともあった。
幻の月
異魔神が古代文明を崩壊させたときにあられた謎の月。正体は異魔神の食らった生物の魂で、異魔神の自己再生能力を促進する。
ルイーダの酒場
アレルが仲間達とであった酒場。しかし、現在では弱気な国王のために廃れてしまっている。
ムー帝国
かつて存在した発達した文明をもつ国家。世界樹の研究から不滅の肉体をつくりだし、そこに異世界の神を呼び出して与えたことで異魔神は生まれた。
オリハルコン
王者の剣の材質になっている特殊な金属。
ブルーメタル
光の鎧や勇者の盾の材質になっている金属。アリアハンの牢獄の檻にも使われるほど強固な金属であり、また身に付けた者の体力を少しずつ回復するヒーリング効果がある。アルスが着用していた光の鎧や勇者の盾のレプリカもブルーメタルで作られており、本物と比べても遜色無い。
【世界観】
ベースになっているのはドラゴンクエストIIIの世界である。その後の変化を中心に記載する。
カーメン城
ネクロゴンド大陸に位置し、ロトの子カーメンの子孫が王の城。元は魔王バラモスの城だった。
アルスはルナフレアによって脱出できたものの魔王軍の侵攻によって陥落。しかしカーメン騎士団が亡霊としてモンスターに襲い掛かり魔王軍は撤退、その後はボルゴイが一人住んでいる。アルスが訪れた際に冥王ゴルゴナがバラモスを蘇らせ戦闘となった。
ローラン城
北方大陸に位置し、ロトの子ローランの子孫が王の城。元は竜の女王の城だった。ロトの武具や剣術が伝わっている。
カーメン城と同じく魔王軍の攻撃を受け、以後は魔王軍の本拠地となっている。侵入者を妨げるため城全体を覆う闇の衣を備えている。
アッサラーム
勇者ロトの伝説の壁画が描かれている。カダルはアルス達にこの町に立ち寄ることをすすめた。
ノアニール
勇者ロトの時代では小さな村であったが、現在は城が建てられている。竜王曰く「田舎城」とのことなので規模はごく小さなものなのだろう。魔人王ジャガン率いる鬼兵団によって陥落。
テドン
ロトの時代には魔王バラモスによって滅ぼされたが、現在では復興し造船の町となっている。ポロンやその家族の故郷。
アリアハン
ロトの生まれ故郷。現在でもルイーダの酒場があるが、弱気な王のため廃れてしまっている。
ラダトーム
秘密裏に「第三のロト」の血脈を受け継いでいた。異魔神の軍勢による侵攻に長く耐えていたが、竜王配下の竜兵団の投入によってついに陥落する。後にアステアたちによって奪還。
ジパング
ヤマタノオロチが生きていることが分かり、オリハルコンを探し出し竜の像を作りその聖なる力で封印している。後にタオの口から、ムー帝国の生き残りの子孫であることが告げられる。
エッゾ
ジパングの北にある島。蝦夷がモデル。オリハルコンを精錬できる唯一の聖域である魔州湖(モデルは摩周湖)がある。
ギアガの大穴
地下世界へ通じる大穴であったが、ゾーマが倒れたことによりふさがっている。
ロマリア・ポルトガ
魔人王ジャガン率いる鬼兵団と戦を繰り広げていたが、復活した異魔神によって壊滅。
【呪文】
本作にはゲーム版のドラゴンクエストシリーズに登場した呪文が多々登場している。本作オリジナルの呪文もあり、非常にごく一部ではあるがゲーム作品にフィードバックするものも生まれた。本作ではストーリーの魅力を削ぐ原因となることから、ザオラルなどの蘇生呪文は使用されていないが、スカラ・バイキルト・ピオリムなどの能力向上呪文は使用された。
ドラゴンクエストを知らない人でも呪文が分かるように、雑誌掲載時にはコマの外の空白に、単行本では表紙カバー折り返しに呪文の簡単な説明がされていた。
オリジナル呪文
以下は本作のオリジナル呪文である。
時の砂の呪文「サンズ・オブ・タイム」
時間を操ることで若返ったり元に戻したり出来る呪文。漫画『ドラゴンクエスト エデンの戦士たち』では、時の砂の呪文の別バージョンとして「ストップ・ザ・ワールド」という時間を止める呪文が登場した。
ニフラーヤ
昇天呪文。地上を彷徨う霊魂をあの世へと送り届ける。
エビルデイン
黒い雷を放つ、魔人と勇者の両方の血を併せ持つジャガン専用呪文。その威力はライデインを凌ぐ。
オメガルーラ
かつて精霊ルビスが生み出した究極の大転移魔法。異魔神はこの呪文を受けて精神を宇宙の彼方へと飛ばされ、肉体は闇のオーブに封印された。3つのロトの紋章(アルスが下半分、アランが上半分、アステアが中央の宝玉)に刻まれており、紋章がひとつになった時、彼らロトの血を引く者達の意思により巨大な立体魔法陣が現れ呪文が発動する。
いかずち
ムー大陸の技術が作り出した飛空船に付けられた大魔砲いかずちが放つ魔法。厳密には呪文ではない。しかしマホカンタで防ぐことはできる(相手にそのまま反射することは出来ないようだが)。
合体魔法
大賢者カダルによって編み出された、2つ(以上)の呪文を組み合わせる秘術。
バイバーハ
フバーハ+フバーハ。二重に展開した障壁が、炎や吹雪を倍返しにする。
バギラ
バギ+ギラ。炎の渦と刃で敵を焼き、引き裂く。
スカラル
スカラ+スカラ。味方全体の守備力を増強する。
スピオキルト
スクルト+ピオリム+バイキルト。守備力・素早さ・攻撃力、全てを増強する。
オクルーラ
ルーラ+ルーラ。転移呪文。対象者のみを別の場所に移動させる。
「閃熱大炎」メゾラゴン
メラゾーマ+ベギラゴン。巨大な火炎を放つ。
「氷刃嵐舞」マヒアロス
マヒャド+バギクロス。無数の氷の刃で敵を切り裂く。
「爆裂旋風」イオナロス
イオナズン+バギクロス。猛烈な爆風で敵を木っ端微塵に吹き飛ばす。
「閃吼爆裂」イオラゴン
イオナズン+ベギラゴン。炎と閃光とともに巨大な爆発を起こす。
「火炎竜巻」メラゾロス
メラゾーマ+バギクロス。巨大な炎の竜巻を発生させる。
「嵐竜変化」バギグラム
バギクロス+ドラゴラム。飛行可能な翼を持った竜に変身する。ドラゴラムと違い、術者の理性は残る。
「強制変身」モシャサス
モシャス+モシャス。相手を強制的に変身させる。
「双竜変化」ドラゴラム×2
二つの首を持つ竜に変身する。ドラゴラムと違い、術者の理性は残る。
本作ではこのような「○○×2」の合体呪文は他にメラゾーマ・マヒャド・イオナズン・バイキルト・フバーハ・べホマで用いられたが、それらの効果は単純に元の呪文の効果を倍化させたものとなっている。
「極大五芒星」マダンテ
メラ系・ギラ系・ヒャド系・イオ系・バギ系の魔法をフルパワーで合体させる。ゲームのドラゴンクエストシリーズに出てくる同名の呪文(特技)とは設定が異なる。
超高密度魔法
りゅうせい
異魔神の超高密度魔法言語。宇宙より大量の隕石を呼び寄せる。異魔神の攻撃の中でも最強と思われるが、一度はアランのアストロンによって無効化され、二度目もアルス達にとどめを刺すまでには至らなかった。
げっこう
異魔神の超高密度魔法言語。食らった死んだ生物の魂を幻の月に変える。幻の月には異魔神の自己再生能力を促進する働きがある。ニフラーヤで魂を昇天させることで消せるが、多数の魂の塊なので莫大な魔力が必要。
たいよう
異魔神の超高密度魔法言語。超巨大な火球を発生させ、周辺を灼熱の世界にする。海を沸騰させるほどの威力がある。
ひょうが
異魔神の超高密度魔法言語。一瞬にして超広範囲を凍結させることができる。
しんくう
異魔神の超高密度魔法言語。大気中の酸素を燃焼させ、一瞬にして広範囲を真空状態(正確には無酸素状態)にする。
たつまき
異魔神の超高密度魔法言語。巨大な竜巻を作り出す。
【外伝】
ここより永遠に…
単行本11巻収録。完全版15巻収録。
僧侶時代のカダルを主人公にした外伝。
僧侶カダルがルイーダの酒場にたどりつき、フォン、フルカス、アレルと出会うまでを描く。
イシス恋の遁走曲(フーガ)
単行本16巻収録。完全版15巻収録。
ファンとヤオが旅をしていたころを描く外伝。
ヤオは旅の途中バハダットで顔がそっくりの男ムスタファに出会う。ジェファの求婚を受け、困っているムスタファを助けるため、ヤオはお姫様と婚約をかけた武術大会にムスタファに変装して参加することになる。
【ロトの紋章Returns】
連載終了後、2004年にガンガンYGにて連載された外伝作品。
1話完結形式で、アステア・ジャガン・カダルをそれぞれ主人公に据えた作品が描かれた。
アステア
アステアと兄アロイスの、ラダトーム攻防戦を描く。
原作では語られなかった、アステアが女性である設定が初めて登場した。
ジャガン
ジャガンが魔人王を戴冠する少し前のこと、未だ魔人王として覚醒しないジャガンを覚醒させるためのゴルゴナの思惑、そしてそれを巡るローラン王、フレイア、リルパの運命と思いを描く。
カダル
アレル達と共にゾーマを倒してからしばらく後、カダルはスーの村の女性マナと結婚した。だがそれからしばらくして、ゴルゴナがアープの塔にて異魔神を召喚しようとする。それを阻止すべくカダルはアープの塔へと向かう。
【メディア展開】
単行本
エニックスよりガンガンコミックスとして発刊。全21巻。単行本では巻末に主要キャラクターの現代風の服装でのイラストが何度か描かれている。
完全版
2006年7月から2007年2月まで、全86話をまとめた『完全版』が、スクウェア・エニックスよりヤングガンガンコミックスデラックスとして毎月25日に2冊ずつ、全15巻で発売された。(2007年2月のみ1冊)カラーページの再現や、一部の絵やセリフの修正、一部のシーン追加が行われている。また、ガンガンや単行本の表紙、テレホンカードなどのカラーイラストや、単行本巻末のおまけイラスト、ラフスケッチなども収録。
完全版最終回
完全版では、最終回に大幅な加筆がされている。ガンガン掲載時および単行本では60ページ(単行本で追加されたエピローグは含めない)だったのが、完全版ではほぼ倍の118ページになっている。
これは、ガンガン掲載時に、当初ネームを切った段階で120ページ近くになってしまったものの、ガンガンに掲載する予定のページ数を大きく超えてしまったため、やむなく60ページまで削ぎ落としたという経緯が、パーフェクトガイドブックにて述べられている。
完全版に掲載されたものはその削ぎ落としのために、ガンガン掲載時および単行本で説明不足となっていた部分が補完された、まさに文字通りの『完全版』となっている。
藤原は連載終了後もこの『完全版最終回』を描ける機会をずっと伺っており、Returnsや『紋章を継ぐ者達へ』の連載もこれを描くことを条件として引き受けた物であると、完全版のあとがきにて語っている。
コミックCD
『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章1 アルス、ロトの血に目覚める』 ISBN 4-87025-769-6
1994年10月19日発売。ストーリーは原作単行本1〜2巻終盤まで。タイトルに「1」と付いており、続編も製作されるはずだったが、結局1作のみとなった。
映画
1996年4月20日公開。『ハーメルンのバイオリン弾き』『魔法陣グルグル』と同時放映。
ストーリー上は原作第1話と第2話の間の時期に該当し、アルスとキラの友情の始まりや妖精ティーエとの出会いが描かれている。
製作 - エニックス、ポニーキャニオン、松竹、日本アニメーション
配給 - 松竹富士
プロデューサー - 吉田剛、田中伸明
作画監督 - 山形厚史
監督 - 須永司
主題歌 - 『少年の羽』(作詞:新居昭乃、作曲・編曲:和田薫、歌:新居昭乃)
(「ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年6月25日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%89%E3%83%A9%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%88%E5%88%97%E4%BC%9D_%E3%83%AD%E3%83%88%E3%81%AE%E7%B4%8B%E7%AB%A0&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)