【古本】ドラえもん [1~45全巻] (著)藤子・F・不二雄

【古本】ドラえもん [1~45全巻] (著)藤子・F・不二雄

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≪書籍情報≫

著者:藤子・F・不二雄
出版社:小学館
版型:新書版
カテゴリー:少年コミックス
連載雑誌:よいこ幼稚園小学一年生小学二年生小学三年生小学四年生コロコロコミック
ジャンル:SF/ギャグ


≪同一著者書籍≫
【古本コミック】
【古本】パーマン [1~5全巻] 文庫版


≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。

ドラえもんは藤子・F・不二雄によるギャグ漫画、SF漫画。および作品に登場するキャラクターの名。


【概要】
何をしても駄目な小学生、野比のび太と、22世紀から彼のもとにやってきたロボット・ドラえもんの日常を描いた作品。典型的なプロットは「のび太の身にふりかかった困難を、ドラえもんから貸し与えられた、あるいは勝手に持ち出した未来の道具(ひみつ道具)で一時的に解決するが、その後その道具を不適切に使い続けてしっぺ返しを受ける(いじめっ子であるジャイアンやスネ夫がこうなる話もある)」というもの(このことは、SF(“すこしふしぎ”な)作品として本作を執筆していた作者の意図を反映しており、当時のSFの唱える "if"(もしも) についての対象を想定した明確な回答であるといえる)。


【背景】
1969年より、小学館発行学年誌の一部(『よいこ』『幼稚園』『小学一年生』『小学二年生』『小学三年生』『小学四年生』)にて連載開始した。いずれも1970年1月号で、当時の作者名義は「藤子不二雄」。1話ごとに完結する短編として執筆。

ちなみに、「ドラえもん」は「ウメ星デンカ」の後継連載だが、新連載の予告カットに「出た!」という机から何かが飛び出てきた絵を描いたものの、その時点ではまだ新連載のアイデアが思い浮かばなかったという。思い浮かばないまま、気分転換に、ドラネコのノミ取りを始めたが、ついに入稿期日になってしまった(正確には、その日までにアイディアをまとめ描き始めねばならなかった)。あきらめかけながら、「わしゃ、破滅じゃー!」と叫びながら階段を駆け下り、娘の起き上がりこぼしがつまづいた瞬間、「ドラネコと起き上がりこぼし」というアイデアが結びつき、ドラえもんが誕生したという(このエピソードは『2112年 ドラえもん誕生』で紹介された)。

その後も連載誌を広げ、1980年頃には8本の雑誌に同時連載していた(執筆活動と連載誌参照)。また、テレビアニメやアニメーション映画としても展開している。 1980年からはアニメーション映画の原作として単行本1巻分の長編の執筆を開始、これを大長編ドラえもんと称している。映画にふさわしくスケールの大きな舞台で、のび太が仲間と協力して困難を乗り越え、成長する冒険物語が描かれる。これら大長編はドラえもんの作品群中重要な位置を占めており、このことは作者がこれらの作品に傾けた精力のほどからもわかる。特にのび太とジャイアンは長編においてその(日頃は隠されている)個性を発揮し、このことはこれらの作品の大きな魅力となっている。作者が主に小学生をターゲットにした月刊誌連載という紙面上の制限を離れてキャラクターを縦横無尽に活躍させるためには、舞台として長編が必要であったのであろう。

藤子・F・不二雄が逝去した1996年以後もテレビアニメとアニメ映画の制作は続き、映画の漫画版を萩原伸一(後のむぎわらしんたろう、「ドラベース ドラえもん超野球外伝」の作者)、岡田康則が執筆している。

1996年の時点で、漫画単行本は日本で約1億部が売れ、2000年度末時点で全世界で1億7000万部以上売られている。(全協・出版科学研究所「出版月報」)

また、小学館が2002年から「Doraemon: Gadget cat from the future」という名で原作の日英バイリンガル版を出版している。香港 (HK Ching Win, Culturecom)・台湾 (Asia Pacific Entertainment)・韓国 (Kookmin Books) などアジア各国でも現地語の翻訳版が出版されている。

藤子・F・不二雄本人が執筆した作品は全1345話(短編・中編・長編の合計数)。バケルくんとの共演作品「ドラとバケルともうひとつ」などを含めると全1433話となる(ただしそのうち『空中つりセット』と『さかさカメラ』の扉以外全てと、『空気中継衛星(26巻)』『しずちゃんとスイートホーム(35巻)』『サカユメンでいい夢見よう(36巻)』の後半部分は、アシスタントのたかや健二による執筆)。

第2回(1973年)日本漫画家協会賞優秀賞。
第27回(昭和57年度)小学館漫画賞受賞。
第1回(1997年)手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。
第23回(1994年)日本漫画家協会賞文部大臣賞。


【作品世界と作風の特徴】
本作に登場する人物たちは、作者の少年時代に周りにいた友人や人々がモデルとなっているとの説がある。そして町並みも話の設定では東京とされているものの、少年時代を過ごした富山県の故郷の風景であるとする説がある。のび太については、作者本人の子供時代をモデルにしていると作者本人が語っている。作者の少年時代は、運動神経はにぶく、ドジで、いつも漫画を描いていたらしい。出典さらに、源静香については作者の理想の女性を描いたものだとする説がある。

本作の主人公は、東京都練馬区月見台(架空の地名)に住む小学生、野比のび太。のび太は、22世紀の未来から来たネコ型ロボットであるドラえもんと共に暮らしている。極めてさえない少年である。のび太を成長させるためにドラえもんが22世紀の未来から訪れるところから物語は始まる。

平凡な小学生のび太のもとに未来からやってきたドラえもんが、のび太の夢や願望をかなえるために未来の道具を与えることから、毎回騒動が巻き起こる。特に執筆初期では「のび太を助けるはずのドラえもんが暴走し、逆にのび太にたしなめられる」といういわゆる「ドタバタ調ギャグ」が顕著で、当初は「オバケのQ太郎」のような「生活ギャグ漫画」を前面に出していたと思われる。

のび太や、ときにはジャイアンなどが、その科学技術に頼りすぎた結果、最後にしっぺ返しをうける寓話的な一面、ドラえもんとのび太との友情物語的な一面を持つ。一方で、ときには漫画家の締め切り地獄ネタが落ちに使われた話や、のび太の両親が家賃や物価について悩んだりなど、子供向け漫画という体裁にしては意外にブラックユーモアや風刺、大人の世界のペーソスを凝らすことも珍しくない。総数1900個を越すさまざまななひみつ道具が読者に夢を与える。

のび太が便利な道具を誤って使い、事態が悪化するという毎度お馴染みのギャグを「文明が進んでも最後は使う人間次第だという、藤子の大事なメッセージ」と受けとめる説もある。

大長編は、一般的なアニメ映画にありがちなパラレルワールドものとしてではなく、本編のひとつとして認められており、原作内でもたびたび大長編内での冒険のことが語られていることも特徴。一般的に、アニメの劇場版となると、原作の進行具合からアニメのスタッフが独自にストーリーを展開することがあるが、ドラえもんに関してはすべて藤子が最初に原作を提示した上での製作であった。


【作中の時代設定】
テレビアニメの放送は30年以上にものぼっている。初期と現在では生活環境が大幅に変わることも多く、例えば、最近の作品ではスネ夫が携帯電話や任天堂DSに似た商品を持っていることや、剛田雑貨店がウェブサイトを開設していることなどが挙げられる。その他にも、若者女性が現代ではいわゆる「女言葉」をしゃべらなくなったなど、現代と違う点も多い。

『ドラえもん』の連載開始は1970年頃。連載初期の設定によれば、のび太は1964年(昭和39年)8月7日生まれ。ドラえもんとセワシが持ってきた「未来アルバム」に載っていた、のび太の未来を写した写真は1970年から1995年までが紹介されている。このアルバムには1979年にのび太が大学受験に落第する未来が写っている。
『竜宮城の八日間』での現在(1982年)でも、『ハリーのしっぽ』での現在(1985年)でも、のび太は変わらず小学生。のび太と静香が結婚してマンションに住み、息子のノビスケがのび太くらいの年齢となった近未来が2002年。
さらには連載初期、のび太の父親であるのび助についての戦時中における学童疎開の話があり、当時10歳前後であるとするとのび助は1930年代生まれと計算できるが、1940年生まれという設定。
また、藤子・F・不二雄は、自身の中では、固定設定として、他の作品との時代関係は、固定していたと述べている(例として、『ドラえもん』の数年前として、『オバケのQ太郎』『パーマン』など、同時期の設定として、『エスパー魔美』など、数十年後として、『21エモン』など)。


【現実世界への影響や類似点】
ドラえもんのストーリーは寓話的な側面を持ち、教育的であるという進歩的な見方も出ている。例えば、のび太が毎回道具をドラえもんに出してもらいながら、失敗してもすぐ立ち直るという強さや、発奮してやる気を見せる場面などが教育上も肯定的に捉えられている。また、我々の現実世界の有名人物や世界情勢がドラえもんの世界で何らかの形でパロディー化されて登場しており、子供も見やすく、親しみやすく、ある時には教育的な効果をももたらす。ただし藤子本人はあくまでギャグ漫画として描いており、作品を発表してから読者や周囲に「あれは風刺的ですね」と言われてから自分で気付いた作品も多いという(『Yロウ』ほか)。

西城ひろみ(9巻『ジ〜ンと感動する話』に登場。おそらく郷ひろみと西城秀樹に由来)を始めとして、実在の有名人物のパロディーが多く登場する。また、名前だけで「郷ヒデキ」という人物も登場(19巻『影とりプロジェクター』)。なお、郷ひろみはこの作品中で唯一実名で登場した芸能人(西城ひろみとは別人)である。
世界情勢を基にした非常に教育的なパロディーの例としては、『ペンシル・ミサイルと自動しかえしレーダー』という話が挙げられる。のび太とジャイアン・スネ夫の対立がエスカレートし、遂にはボタン1つで相手を徹底的にペンシル・ミサイルで攻撃は出来るが、自分も同じ酷い目に遭うというストーリーはまさに東西冷戦の緊張をドラえもんレベルで子供にも分かる様にスケールダウンして描き、作者の平和への探求や考えをドラえもんの世界で実現している。また、この話のオチでは根絶されずに残ってしまった兵器の恐ろしさも同時に描いている。


【ドラえもんの道具】
ドラえもんは、のび太を助けるために四次元ポケットから様々な用品(ひみつ道具)を出す。作品中に登場する道具の総数については2007年現在、富山大学人間発達科学部の横山泰行教授が調査した1963個がもっとも有力な数字とされている。

全部の道具の名称についてはドラえもんの道具一覧に、記事化された道具のリストは、ドラえもんの道具カテゴリにある。

方倉設定によると、ドラえもんの道具には最初からドラえもんの製造時にポケットに組み込まれていた物もあるらしい。しかし実際は未来のデパートからドラえもんが購入してくることが多い。

ドラえもんの買う道具の中には高価な物もあるが、ほとんどは安物であり1回きりの使い捨てである。レンタルで済ますこともある。道具は百ヶ月(すなわち8年4ヶ月)ごとにドラえもんとセワシが定期検査を行い、故障している物は修理に出す。こうしたことから、いざ道具を使いたくても、目当ての道具が故障中、修理中、レンタル先へ返却済みといった理由で使えないことも多い。

使えなくなった物や使い道のない物、また危険な物などは「四次元くずかご」に捨てるか、穴を掘って埋める。未来のデパートから買ったものの場合は店員を呼び出して返品するが、返品前にのび太が使って騒動になることも多い。

道具は個人的な用途以外に使用してはいけない規則となっている。例えば道具を金儲けに使うと、莫大な罰金を科せられてしまう(37巻『なんでもひきうけ会社』)。しかし、ドラえもんも金儲けしようとしたことがあった。道具を22世紀以外の時代で犯罪に使用するとタイムパトロールに逮捕される。


【大長編ドラえもん】
テレビアニメに続いて劇場用アニメ映画が作られることになり、その原作とするために描かれた長編漫画を「大長編ドラえもん」という。1作目『のび太の恐竜』は、元々短編作品だったものに加筆。コロコロコミック1980年1月号から3回にわけて漫画版が連載され、1980年3月15日にアニメ版が劇場公開された。それから毎年、原作者がストーリーを構成して映画公開前に原作漫画を連載し、漫画が完結したすぐあとの三月初旬から中旬に映画版を公開するというスケジュールが確立した。通常は物語なども含めて映画スタッフに委任することが多い漫画の映画化であるが、原作者が毎年ここまでリーダーシップを発揮したプロジェクトは他にあまり例がない。『のび太のねじ巻き都市冒険記』を最後に原作者は亡くなり、原作者死去後の『のび太の南海大冒険』(1998年)から、『のび太のワンニャン時空伝』(2004年)までは、アニメスタッフによるオリジナルストーリーで映画の制作が継続しており、映画のストーリーをもとに藤子・F・不二雄プロが大長編ドラえもんを執筆する、いわばコミカライズ作品となった。

大長編ドラえもんは映画化を念頭に描かれるため、短編に比べて物語のスケールが非常に大きいのが特徴である。短編では狭い町内を舞台に数人の友達だけで物語が進むことが多いが、大長編では大昔の地球や他の惑星といった非日常の世界を舞台に、その世界の住人や強力な敵など様々な人物が登場する。毎回『のび太の〜』『のび太と〜』とタイトルに付けられている通り、のび太たちの成長と活躍が主に描かれている。いつもはダメな少年のび太が、大長編で冒険が始まると露骨にかっこよくなる(いつも通りの失敗やズッコケもあるが、ゲストキャラを助けて奔走したり、敵に果敢に立ち向かったりといった描写が多くなる)、という指摘もある(『のび太と銀河超特急』ではスネ夫までが、のび太は大長編ではかっこいい事を言うと台詞で認めている。そしてジャイアンが映画ではいいヤツになるというのもまた有名な話)。

大長編ではメンバーがのび太、ドラえもん、ジャイアン、スネ夫、しずかの5人に固定しており、基本的に5人とその話のゲストキャラを含めた自力で危機を解決する。タイムパトロールなど例外はあるが、第三者、ことに「現在の地球にある存在(小は出木杉やのび太の両親、大は自衛隊や国際連合など)」が問題解決の本筋に介入することはない(ただし、のび太と鉄人兵団では、自衛隊や警察に協力要請をする電話をするが相手にされないという描写がある)。

こうした事情のため、短編とは人間関係がやや異なる。たとえば、短編ではジャイアンやスネ夫がのび太をバカにしたり仲間はずれにした仕返しに(ここまでは大長編でも導入によく使われる)、二人(特にジャイアン)を仲間はずれにして、静香や他の町の同級生たちと道具で遊ぶことがある。しかし、大長編ではジャイアンを締め出そうとして失敗することはあっても、結局は仲間になる。逆に、短編なら不特定多数の町の子供を誘うような場合でも、大長編では「いつもの5人」以外の町の子供は絶対に仲間に入れず、興味を持たれると嘘をついて追い返している(『のび太と雲の王国、のび太の日本誕生』など)。

1988年公開の映画『のび太のパラレル西遊記』のみ、原作としての漫画が描かれなかった。そのためのび太の日本誕生以降の「大長編ドラえもん」は、映画版のそれよりも作品数が1つ少なくなっている(例:のび太のワンニャン時空伝は、映画としては25作目であるが、大長編としてはVol.24)。

大長編ドラえもんはのび太の海底鬼岩城(VOL.4)が第1弾として発売され、その後のび太の恐竜(VOL.1)→のび太の宇宙開拓史(VOL.2)→のび太の魔界大冒険(VOL.5)→のび太の大魔境(VOL.3)→のび太の宇宙小戦争(VOL.6)という順で発売された。そのため、のび太の恐竜やのび太の宇宙開拓史には映画主題歌を歌詞がかかれたページが存在するが、のび太の海底鬼岩城には主題歌の歌詞が書かれたページが存在しない。なお、のび太の魔界大冒険にも同様のページは存在しないが、同作の主題歌「風のマジカル」は著作権利上の関係でビデオやDVDにも収録されていないため、同種の理由により大長編ドラえもんにも掲載されていない可能性が高い。また、のび太と雲の王国(VOL.12)も作者病気のため原作が執筆されず、数年後に執筆されたため、次ののび太とブリキの迷宮(VOL.13)よりも後に大長編ドラえもんが刊行された。

表紙には『大長編ドラえもん VOL.** のび太の(と)〜」と記されている(**は作品ナンバー)。F先生死去後の作品はVOL.**の部分の背景が黒く塗られているほか、「まんが版映画シリーズ」という文字の追加、作者名の表記が「藤子・F・不二雄プロ」になっている。また、映画の同時上映作品や関連作品の書き下ろし漫画も一緒に収録される場合もある。

2006年に公開された「のび太の恐竜2006」以降の作品に関しては大長編ドラえもんは発売されていないが、のび太の恐竜2006公開時には特製アクションバッジとセットになった大長編ドラえもんVOL.1 のび太の恐竜が、のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜公開時にはマジカル両面ストラップとセットになった大長編ドラえもんVOL.5 のび太の魔界大冒険が発売された。また、2007年に公開された「のび太の新魔界大冒険」に関しては岡田康則によってコミカライズされ、「ドラえもん映画ストーリー のび太の新魔界大冒険」としてコロコロコミックに掲載された。

てんとう虫コミックスとして発売されている「大長編ドラえもん」の他に、小学館コロコロ文庫から文庫版としても発売されている。しかし、文庫版は藤子・F・不二雄の存命中に執筆された作品しか発売されていない。

作品一覧
大長編ドラえもん VOL.1 のび太の恐竜
1983年12月25日初版発行(ISBN 4091406025)
大長編ドラえもん VOL.2 のび太の宇宙開拓史
1984年3月25日初版発行(ISBN 4091406033)
大長編ドラえもん VOL.3 のび太の大魔境
1985年9月25日初版発行(ISBN 409140605X)
大長編ドラえもん VOL.4 のび太の海底鬼岩城
1983年6月25日初版発行(ISBN 4091406017)
大長編ドラえもん VOL.5 のび太の魔界大冒険
1984年10月25日初版発行(ISBN 4091406041)
大長編ドラえもん VOL.6 のび太の宇宙小戦争
1985年11月25日初版発行(ISBN 4091406068)
大長編ドラえもん VOL.7 のび太と鉄人兵団
1987年2月25日初版発行(ISBN 4091406076)
大長編ドラえもん VOL.8 のび太と竜の騎士
1988年6月25日初版発行(ISBN 4091406084)
大長編ドラえもん VOL.9 のび太の日本誕生
1989年8月25日初版発行(ISBN 4091406092)
大長編ドラえもん VOL.10 のび太とアニマル惑星
1990年11月25日初版発行(ISBN 4091406106)
大長編ドラえもん VOL.11 のび太のドラビアンナイト
1991年8月25日初版発行(ISBN 4091417515)
大長編ドラえもん VOL.12 のび太と雲の王国
1994年7月25日初版発行(ISBN 4091417523)
大長編ドラえもん VOL.13 のび太とブリキの迷宮
1993年8月25日初版発行(ISBN 4091417531)
大長編ドラえもん VOL.14 のび太と夢幻三剣士
1994年9月25日初版発行(ISBN 409141754X)
大長編ドラえもん VOL.15 のび太の創世日記
1995年9月25日初版発行(ISBN 4091417558)
大長編ドラえもん VOL.16 のび太と銀河超特急
1996年9月25日初版発行(ISBN 4091417566)
大長編ドラえもん VOL.17 のび太のねじ巻き都市冒険記
1997年9月25日初版発行(ISBN 4091417574)
大長編ドラえもん VOL.18 のび太の南海大冒険
1998年10月25日初版発行(ISBN 4091417582)
大長編ドラえもん VOL.19 のび太の宇宙漂流記
1999年10月25日初版発行(ISBN 4091417590)
大長編ドラえもん VOL.20 のび太の太陽王伝説
2000年8月25日初版発行(ISBN 4091417604)
大長編ドラえもん VOL.21 のび太と翼の勇者たち
2001年8月25日初版発行(ISBN 4091428614)
大長編ドラえもん VOL.22 のび太とロボット王国
2002年9月25日初版発行(ISBN 4091428622)
大長編ドラえもん VOL.23 のび太とふしぎ風使い
2003年8月25日初版発行(ISBN 4091428630)
大長編ドラえもん VOL.24 のび太のワンニャン時空伝
2004年9月25日初版発行(ISBN 4091428649)


【執筆活動】
複数の雑誌で同時連載されていたため、本作の絵柄は急速に変化したと考えられる。1つの作品の異なる物語を各学年誌に同時連載することは連載漫画としては比較的珍しい形態であるが、本作は子供向け作品・学年ごとに読者層が分けられている学習雑誌連載作品としての性質上、物語作りについての配慮がなされており(低学年の児童に高学年向けの話は難しい場合があり、逆に高学年児童に低学年向けの話は物足りなく感じられる。また、ある学年の3月号を読んだ次月にはもう1学年上の学年誌を繰り上がり購読することになるため(一応最終回になっていたりいくつかの連載作品の継続も必要となる)、読者年齢層が決まっている他雑誌には見られないシステムとなっている。低学年向けには、大きいコマとシンプルなコマ割、分かり易いプロットで描かれていたものが対象学年があがるにつれ表現やプロットが少しずつ複雑になっていくのが最大の特徴。単行本ではそれらが順不同に収録されている。(登場人物の等身の違いなど)これらの作業を藤子プロと藤子がどのような役割分担で作業していたかは不明だ。藤子作品以外の学年誌連載漫画でも人気・看板作については同様のシステムがとられることが多い。


【評価】
自他ともに認める作者の代表作であり、国際的に知られた作品でもある。第2回(昭和47年)日本漫画家協会賞優秀賞、第27回(昭和56年度)小学館漫画賞、第1回(1997年)手塚治虫文化賞マンガ大賞、第23回(1994年)日本漫画家協会賞文部大臣賞を受賞している。本作を執筆中に藤子が逝去した際、「代表作であり、同時にライフワークであった」とも関係者・読者に再認識させた。

日本では説明不要の「一般教養」と化しており、新聞の見出しで青い服を「ドラえもん」と比喩したり、新聞の投書欄や他の漫画作品で「欲しいものが何でも手に入る」という比喩で「ドラえもん」や「ドラえもんのポケット」が使われたことがある。また、ドラえもん以外のレギュラーも有名で、ドラマの台詞でも「(眼鏡をかけた顔を見て)のび太みたい」、それに対して「そっちこそスネ夫みたいな顔して」などというものがある。

2002年には、タイム誌アジア版の「アジアのヒーロー」25人の一人としてドラえもんが選出された。

2005年、日本財団がニューヨークで行った展覧会「リトル・ボーイ:日本の爆発するサブカルチャー作品」は、本作を日本の文化にとって重要な作品として位置づけている。展覧会を企画したアーティスト村上隆は、『ドラえもん』の類型化した筋立ては1970年代の日本の「願望充足希求」的心性を的確に示していると分析している。1970年代の日本では電子技術の発達により、個人の知性や勤勉よりも、機械の使用によって問題が解決されるという予測が魅力的な未来像として提示されていた。

批判
コロコロコミック黎明期においてはページの7割以上が本作品で占められていた。「だいばくしょうギャグマンガ」という触れ込みで人気を博しており、"のび太はドラえもんに力を借りても失敗する"という道化の笑いを意図した作風であることからPTAを始めとする教育者層からは当時で言うところの悪書として批判にさらされていた。そのため近年は大長編(後述)などの映画化作品では「友情」をテーマにした作風に変貌しつつあり、「だめな奴は何をやってもだめ」というオチに代表されるギャグマンガの王道からはかけ離れたものとなっている。


「ドラえもん」と「いじめ」
ドラえもんはいじめを助長するものではないかと言う考えが社会で全く無いという事ではない。これはいじめっ子であるジャイアン・スネ夫がのび太のみを集中的にいじめている描写が多いと思われているためである。また先生も全くいじめの処置をせず、その他大勢の生徒が助けもしない様にも見える。

主な例としては、


学校には弱いものがいる(のび太)→弱いものを守るものがいない(ドラえもんは架空のキャラクター)→身の周りの生徒は守らない→先生は無視する→いじめてもよい」と子供が思い込み、いじめに走ってしまう?
といったものである。 またインターネット上には、本作のキャラクターやストーリーをネタにしたコラージュや二次創作物などがあり、それを見た子供らに悪影響をもたらすことがあるのではないか、という指摘もあるという。

しかし、レギュラー作品ではのび太がドラえもんに頼らずジャイアンに一人立ち向かう事もあれば、自分より学力も体力も劣る転校生の少年をなじるというエピソードも存在する。のび太は困っているジャイアンに対しては常に対等の立場である。ここにある「自分より学力も体力も劣る転校生の少年をなじる」ことを除き、のび太は勇気を見せるときもある。 またジャイアンは「いじめっ子」ではなく『ガキ大将』のステレオタイプであり、ガキ大将がいないとされる現代社会においては殆どありえないキャラクターといえる。確かに普段は威張り、のび太達を苛める表現が目立つが、時には他の町からやって来た乱暴な少年からのび太達をたった一人で守ったこともある。そして母親には頭が上がらず、のび太に悩みの相談を持ちかけたり、プライベートでは人形遊びをしたり、自作の歌は詩が意外に哀愁がこもった内容だったりと、しばしばナイーブな一面を垣間見せる。 スネ夫はジャイアンに加担することが多いが、裕福な家庭というだけで一目置かれているに過ぎない。立場としてはのび太よりもほんの少し優位なだけで、スネ夫自身がジャイアンにやられそうになる事も多く、これがきっかけでのび太に対しあっさり折れてしまう事もある。 そして大長編シリーズでは別項にも書かれてある通り、ジャイアンやスネ夫がのび太よりも弱みを見せてしまう描写が多くなる傾向にある。また、アニメ版のジャイアンは、かつてよりもいじめ描写が影を潜めている。

この様に原作を正して読めば、いじめの描写は毎回ある訳ではない。だが知名度の高い作品だけに、表面的なイメージのみで作品の本質から逸脱した発言をする者がマスコミ・芸能人・文化人などを中心に増えている。『のび太・ジャイアン症候群』といった言葉も、本作に対する誤解を生み出す氷山の一角に過ぎない。これに従い、本作は必ずしもいじめを助長させるようには出来ていない。 そして『ドラえもん』の主な読者層は小学生であり、一般的にいじめ行為が増える中学生以上の読者は減る傾向にあるが、以前からドラえもんを見ていれば、影響が出る可能性も十分にある。しかし、本作よりも高年齢の読者が多いと思われる、週刊少年・青年漫画誌の暴力の描写は本作以上に多いのである。


【世界への紹介】
『ドラえもん』は漫画・アニメ双方とも日本語以外にも翻訳され、人気作品となっている。 1970年代にはすでに香港で、そして台湾で中国語の海賊版が出版されており、また日本文化が当時解放されていなかった韓国でも海賊版が横行した。そのため韓国、中国などでは日本の本家ドラえもんの方がコピーであると過去に誤解されたこともあった。[16]海賊版は現在でも東南アジアで広く見られている。漫画は1991年以降、東アジア・東南アジア・ヨーロッパを中心に翻訳がなされている。アニメーションは他に中南米(コロンビア・チリ・アルゼンチン・エクアドル・パナマ・メキシコ・プエルトリコ・ボリビア・ベネズエラ)・アラビア語圏(アルジェリア・チュニジア・リビア・サウジアラビア・カタール・UAE・オマーン)・南アジア(インド)・ロシア連邦・イスラエルでも放送されている(アラビア語圏、パナマ〜ベネズエラの5つの国および地域、ロシア連邦では放送終了)。

本作が出版されたおもな国および地域は、香港・台湾・中国・韓国・ベトナム・マレーシア・シンガポール・タイ王国・インドネシア・キプロス・イタリア・スペインである。スペインではスペイン語(カスティーリャ語)・カタルーニャ語を含む5言語で出版された。2006年からフランスでの翻訳出版も決定している。受け入れられ方の特徴としては、ベトナムやインドネシアをはじめとする東南アジア諸国で絶大な人気を誇り、まじめなドラマのワンシーンで画家を目指す青年がドラえもんを描いていたり、子供たちが日本人観光客に対して「日本には本当にタケコプターがあるのか」などと聞いたりするなど「日本は未来の国」という印象をつけている。

一方、欧米諸国ではドラゴンボールなど他の代表的な日本の漫画と比べて浸透度が低い。一説には「畳にふすまといった日本家屋や日本文化に深く根ざした描写」「のび太が降りかかる難題に自力で立ち向かわず、常にドラえもんに頼っているともとれるストーリー展開」が欧米人になじまないためともいわれ、これが原因で本作のアメリカ進出が実現しないともいわれている。

また、各国のコミック雑誌(香港青文社「HAPPY DRAGON 快樂龍」など)にも連載されている。


【ドラえもん文庫】
未収録作品も含めた1345話(1433話)すべての作品をそろえた「ドラえもん文庫」が2004年に開設された。場所は、作者の出身地で知られる富山県高岡市の高岡駅前再開発ビル「ウイング・ウイング」内の高岡市立中央図書館の「ドラえもんコーナー」と、富山大学横山研究室である。このコーナーはドラえもん研究で知られる富山大学の横山泰行教授が、収集した単行本計671冊を寄贈、図書館側も協力して実現した。

同コーナーは、収集家の間でも入手困難とされる初版初刷の単行本1巻から10巻を含む全45巻を所蔵。1969年12月発売の「小学一年生」に掲載されたドラえもんのデビュー作など雑誌類のコピーも製本化して収められている。


【幻のテレビ番組企画】
1972年頃、うしおそうじ主宰のピー・プロダクション制作、フジテレビをキー局とした企画があったという。この際にドラえもんの声優として挙がっていたのが、奇しくも大山のぶ代であった。この作品は実写版であったらしく、既にドラえもんの着ぐるみまで試作されていたものの、諸事情で実現はされなかった。

映画ファンの藤子の要望としてドラえもん実写化というのはある程度念頭にあったらしく、90年代に東宝製作の実写映画の短編をアニメの劇場版と同時上映するという噂もあった、その映画ではドラえもんはCGだといわれていたが、後にCMフィルムで何度かその形式の実写化は実現している。


【ドラえもんに関する豆知識】
コミック版(てんとう虫コミックス)とテレビ版(テレビ朝日系列)とでは机や窓の装飾、家の間取り等が変わっていたが、2005年度からスタートしたテレビ版ではほぼ同じである。

オリンピックなどのスポーツイベントになると、テレビ朝日の関係者に配られるピンバッジのデザインはドラえもんで、外国メディアとの交換が多いほど人気がある。

交通安全運動の一環でショートフィルム(防災アニメ)、「交通安全だよドラえもん」が2本製作されたことがある。パート1の内容は、のび太を追いかけていたジャイアンが交通事故に遭ってしまう。その後、パート2が製作され、交通ルールについて教える内容。主に交通安全指導の日に小学校などで上映された。

1994年、NEDOの広報用オリジナルアニメーションとして「ドラえもん のび太と未来ノート」が制作された。永らく幻のドラえもんアニメとして知られていたが、「ぼく、ドラえもん」の13号に「ドラえもんの誕生日特集」の記念DVDとして収録され現在では比較的容易に入手可能。

フジテレビ系列で放送されていたトリビアの泉では、「米国連邦通信委員会のマスコット『ブロードバンド君』はなぜかドラえもんに似ている」というトリビアを放送し、78へぇを獲得した。諸々の事情で、同番組で放送されたトリビアをまとめた「へぇの本」には未収録である。ちなみに、米国連邦通信委員会の関係者はトリビアの泉スタッフの質問には答えなかった。考案者は「一時的にページ作成に携わったデザイナーで、現在は消息不明」とされた。参考→米国連邦通信委員会 キッズゾーン

藤子不二雄Aはコンビ解消以前の80年代中頃、テレビ朝日の夕方30分の特番でタイの小学校へ取材した際に、のび太をホワイトボードで描き(Fはドラえもんを描いた)、記念プリペイドカードなどでドラえもんやその他の藤子キャラを描くこともあった。

藤子・F・不二雄の葬儀が行われている最中、ワイドショーで藤子不二雄Aがレポーターから「『ドラえもん』の執筆を引き継ぐのか?」という内容の質問を多く浴びせられていた。これに対し藤子Aは「僕には描けないタイプの作品」とコメントしている。

ドラえもんの最終回にまつわる逸話が多く、真贋ともに存在する。

あまり意識しないが、ほとんどの日本語変換ソフトで「ドラえもん」と言う単語は一発変換できる。いちマンガのキャラクターが単語の変換候補として上がるのは、サザエさん、ガンダム等、非常によく知られたキャラクターのみである。

小学館刊行の「ドラえもんプラス」第5巻には,中央公論社の藤子不二雄ランドと思われる作品をジャイアンがもっている。


(「ドラえもん」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年4月6日10時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%89%E3%83%A9%E3%81%88%E3%82%82%E3%82%93&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)

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