≪書籍情報≫
著者:
満田拓也
出版社:
小学館
版型:
新書版
カテゴリー:
少年コミックス
連載雑誌:
週刊少年サンデー
≪同一著者書籍≫
【古本コミック】
・
【古本】健太やります! [全巻]
・
【古本】健太やります! [全巻] 文庫版
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
『MAJOR』(メジャー)は、満田拓也による少年漫画作品。またそれを原作にしたテレビアニメ。テレビアニメでのタイトルはカタカナで『メジャー』である。
【概要】
1994年から週刊少年サンデー(小学館)に連載中。第41回(平成7年度)小学館漫画賞受賞。2001年に『GS美神 極楽大作戦!!』の39巻を抜き少年サンデーコミックス最多巻数を記録、2007年現在も更新中である(現在は63巻)。テレビアニメは2004年から放送が開始され、2007年現在第3シリーズが放映中。
試合中の事故によりプロ野球選手の父を失った主人公 吾郎が、父から受け継いだ才能と情熱で様々な困難を乗り越え成長していく姿を描く野球漫画。吾郎がリトルリーグ、中学、高校を経て、メジャーリーグの舞台に立つことを目指す、作中での経過時間がおよそ13年半という壮大なドラマチック ベースボール ストーリーである。
主人公が5歳から19歳(ワールドカップ編現在)までの長編であり、本作は主人公 吾郎の半生記と言える。成長に応じて吾郎の所属チームは変遷するが、吾郎がその情熱でチームメイトの心を動かし、チームが一丸となって前進していくのが本作の基本的なスタイルと言える。「友情」や「努力」といった少年漫画として普遍的なテーマを扱いながらも、それに加え「家族」「逆境」もまた本作の重要なテーマである。
【構成】
本作は内容から以下のように分けることが出来る。本稿および関連項目においては、便宜的にこれを用いる。
幼稚園編(アニメでは保育園) ― 単行本1巻第1話〜3巻第6話
リトルリーグ編 ― 単行本3巻第7話〜14巻第5話
三船東中学校編 ― 単行本14巻6話〜24巻第2話
海堂高校編 ― 単行本24巻第3話〜33巻第2話
聖秀高校編 ― 単行本33巻第3話〜46巻第10話
マイナーリーグ編 ― 単行本47巻第1話〜54巻第2話
ワールドカップベースボール編 ― 単行本54巻第3話〜
作中において、幼稚園編とリトルリーグ編の間には3年、リトルリーグ編と中学編の間には4年の空白がそれぞれある。これらの空白期間を除けば、作中で1年から1年半経つと作品の舞台が代わり、新編へと移っているのが特徴である。リトルリーグ編から急に中学編へとんだことについて作者は、「この漫画は三船リトルの物語ではなく、吾郎の物語だから」とコメントしている。
【あらすじ】
幼稚園編
(アニメでは保育園)
主人公 本田吾郎の夢は、おとさん・本田茂治のようなプロ野球選手になること。茂治は横浜マリンスターズ(アニメでは横浜ブルーオーシャンズ)の一軍半のピッチャーだったが、怪我に泣かされ思うような活躍が出来ず引退を考えていた。茂治を信じる吾郎のためチームメイト茂野の助言もあり打者に転向し、代打の切り札とまで言われるようになる。そんな中、メジャーリーグの超大物ピッチャージョー・ギブソンが東京シャイアンズのピッチャーとして来日。茂治はギブソンの160km/h[2]を見事バックスクリーンへと運ぶ。だが次の打席、デッドボール(158km/hの球)が茂治の頭を直撃した。軽傷と思われ試合は続行されたが、翌朝、茂治は自宅で倒れ死亡する。ギブソンは葬式の前に吾郎に会い、茂治を自分と対等の存在と認める。吾郎を保険金目的のため引き取ろうとする伯父夫婦に引き取られようとする中、茂治と婚約していた桃子先生が吾郎を引き取り育てることを決意する。
リトルリーグ編
吾郎は幼稚園の先生で父の婚約者だった桃子と暮らしていた。小学4年生になった吾郎はさっそく三船リトルに入団しようとするが、野球の不人気から人数が足りず解散の危機にあった。吾郎はクラスメイトの小森大介を誘い、そこに清水薫、元イジメっ子の沢村涼太も加え9人揃える。解散を目の前にグランド独占を目論む商店街の大人チームに敗北するもののその志を大人たちに認められてチームは存続する。幼稚園の時に野球友達だった佐藤寿也と再会し、かつて父が在籍し寿也が所属する名門 横浜リトルに誘われる。吾郎は仲間を見捨てての移籍は出来ず、三船リトルで横浜リトルを倒すことを決意。それに触発され三船リトルは結束し、ほとんどのメンバーが素人ながらもトーナメントを勝ち進む。横浜リトルとの激戦で吾郎は肩の限界を超え故障してしまう。その年の冬、桃子は父のチームメイトだった横浜のエースピッチャー、茂野英毅と結婚する。英毅のチーム移籍に伴い、吾郎は三船リトルのチームメイトに黙って福岡に転校した。
三船東中学校編
英毅が再び横浜に移籍したことに伴い、4年ぶりに横浜へ帰ってきた茂野吾郎(旧姓 本田)。しかし吾郎は右肩を壊していたことからサッカー部に入部する。だが、かつてのチームメイトである小森たちのいる三船東中学校野球部のすさんだ現状を見て入部することを決意する。吾郎は猛特訓によって左投げに転向していた。友の浦中学校 キャプテンとなった寿也とも再会し、トーナメントでぶつかることになる。その後、吾郎は寿也、小森と共に、高校野球の名門 海堂学園高校のセレクションに挑戦する。(文庫版を製作となった際、推薦の部分で、専大北上高校の裏金事件問題で一部変更される模様)
海堂高校編
セレクションに合格し寿也と共に海堂へ入学した吾郎は、海堂学園高校野球部三倉島3軍養成所、通称「夢島」と呼ばれる離島の養成所へと送られる。海堂のマニュアル野球にそぐわない吾郎の性格は指導陣の間で波紋を呼び、夢島から2軍へ行くまでに何度も退部の危機に遇うものの、チーフマネージャー 江頭の助け舟で免れる。江頭は、吾郎がデッドボールで死亡した本田茂治の息子であるのを利用してビジネスの道具に利用するつもりだったのだ。それを2軍監督の早乙女静香から知らされた吾郎だが、そんな江頭の意思とは関係なく、吾郎は2年生の6月に行われる1軍対2軍の壮行試合で1軍を倒したら海堂を出て行く気でいた。約束された甲子園行きの切符では、満足できなくなっていたのだ。(三船東中学校編と同じく、文庫版を製作となった際、推薦の部分で、専大北上高校の裏金事件問題で一部変更される模様。また、野球部特待生組も学力推薦で合格後に硬式野球部に入部した組に変更される模様)
聖秀高校編
海堂を退学し他校に編入しようとする吾郎に対し、江頭は報復として吾郎の入学するであろう高校の野球部に嫌がらせを行っていた。野球部のある高校に行けなくなった吾郎は、唯一その策略をかわす方法として野球部のない聖秀高校に行くことにする。全日制にたった7人しかいない男子生徒に声をかけ、吾郎はゼロから野球部を作っていく。当初は不満を持つ男子生徒らだったが、吾郎の真摯な態度に態度を軟化していった。そこに清水薫の弟で抜群の野球センスを持つ清水 大河が入学し、9人揃えることが出来た。江頭の策略により海堂2軍との練習試合が組まれたが、吾郎は右足を故意に踏まれ大怪我を負ってしまう。夏の大会は無理だと診断されるも、痛み止めを何度も打って試合に出る吾郎。その姿に、控え投手である大河をはじめ、聖秀メンバーは奮起する。その結果、神奈川県大会にて準々決勝まで登りつめ、死闘を繰り広げるも眉村や寿也率いる海堂学園高校に敗れる。
マイナーリーグ編
テレビで偶然ギブソンのインタビューを目撃し、ギブソンが偉大な300勝投手となった今もあの日からずっと吾郎がメジャーに来るのを待っている、と知った吾郎は、その言葉に触発されメジャーリーグへの挑戦を決意。高校卒業後アメリカへ渡る。一度は異例のメジャーキャンプ入りを果たすものの、実力の差を見せ付けられすぐにマイナー落ち。そして3Aの試合でギブソンの息子、ジョー・ギブソンJr.と出会う。亡くなった父を馬鹿にしたJr.の言動に、吾郎は激高し暴力事件を起こしてしまい、解雇される。日系アメリカ人 陣内アリスがオーナー代行を務めるチーム、メンフィスバッツへ入団するも、3Aは調整地と考える者と堕ちていく者の混生で、勝利への執着を失っておりボロボロ。クローザー(抑え)として加入した吾郎はチームメイトのサンダースと共にチーム内の意識改革を進め、3Aのリーグ優勝を果たし、3Aチャンピオンシップではあのジョー・ギブソンJr.が所属するオクラホマファルコンズと対戦。接戦の末、吾郎の投球がジョー・ギブソンJr.のバットを粉砕し、見事3A優勝を手にする。チャンピオンシップを通じて、Jr.は吾郎の父 本田茂治と自分の父 ギブソンの本当の姿を知り、吾郎と和解する。
ワールドカップベースボール編
シーズンを終え帰国した吾郎は小学校からの幼なじみである清水薫に告白し、遂に恋人同士となる。野球の世界一決定戦、ワールドカップの開催を知る。代表入りのわずかな望みを賭け、吾郎は日本代表のキャンプ地沖縄へバッティングピッチャーとして潜り込む。今までストレート一本で勝負してきた吾郎だが、日米で活躍している第一線の日本選手の影響もあり、新たな武器、ジャイロフォークを身につける。寿也たち若手チームに合流し日本代表と対戦するが力不足を感じ早々にアメリカへ戻りメジャーキャンプで残留を目指していた吾郎だったが、予選を勝ち抜きアメリカ入りしていた日本代表へと招集される。吾郎や寿也、眉村などの若手、コジローや松尾などの一流選手が集まった日本代表は、勝ち進みついにアメリカと決勝戦で対戦する。
現実との関わり
プロ野球球団
本作では実在するプロ野球球団をモデルとした球団が登場する。ストーリーと大きく関わりがあるのは次の2球団。
横浜マリンスターズ
吾郎の実父 本田茂治と義父 茂野英毅が所属。アニメでは横浜ブルーオーシャンズ。モデルは横浜ベイスターズ。ベイスターズと同じくチームカラーは青。アニメ版ではデザインが異なるが、原作ではユニフォームもほぼ同じである。成績はあまり良くない球団として描かれており、眉村が入団した年(マイナーリーグ編時)はリーグ最下位であった。舞台として横浜を選んだ理由について作者は、交通の便も良く、東京と違って海や山が出てきてもおかしくないからとコメントしている。
東京シャイアンズ(巨仁)
モデルは読売ジャイアンツ。なぜ東京シャイアンズを巨仁(きょじん)と言うのかは作中ではわからないが、読者にすれば現実でのモデルがわかっているので巨仁は東京シャイアンズのことであると理解できる。原作ではユニフォームも現実の巨人軍そっくり。ジョー・ギブソンが「金がいいから来た」と来日会見で言っていたり、吾郎のドラフト指名打診時の金額提示に対し茂野英毅が「さすが金持ち球団」と発言するなど、イメージもそのままである。アニメでは東京ウォリアーズという球団名でチームカラーは赤。
プロ野球選手
ワールドカップ編にはイチローをモデルとしたコジロー、松井秀喜をモデルとした松尾など、実在のプロ野球選手をモデルとした登場人物が多数登場する。このことについて作者は、作品の性質上現実に活躍する選手を無視できなかったとコメントしている。
【ルール等についての補足】
現実のリトルリーグのトーナメント戦では、1人の投手6イニングまでしか投げられない。さらに、次の試合では、前の試合で1イニングまでしか投げていない投手しか出られない。
横浜リトル戦で吾郎が放ったワンバウンドで外野ポールに当たった打球は、ルール上インフィールドに戻ってきた場合はエンタイトルツーベースにはならずインプレーとなるので、漫画のようにプレーが続行されるのは間違いではない。
海堂学園高校の様に野球目的の入学金、学費を免除するスポーツ特待生制度は日本学生野球憲章に違反し、現実の高野連も2007年の西武ライオンズ裏金事件、専大北上高校事件で、様々な高校の硬式野球部の実態調査を着手する事を開始。もし調査した高校がスポーツ特待生制度をすると該当する特待生の部員の対外試合禁止と取野球部長の退任重い処分が下るという措置を取ると2007年4月20日の臨時の常任理事会で発表。2007年5月2日に記者会見。海堂学園高校のモデルの横浜高校等の全国約334校の約7500人に2ヶ月の対外試合禁止という措置を取った。
また、文庫版が出た際にも高野連側から三船東中学校編の海堂学園高校スカウトが来る場面、スポーツ推薦(硬式野球)の場面を一部変更・削除し、スポーツ推薦(硬式野球)の部分の削除に伴い、推薦問題で寿也と吾郎が対立する場面も削除し、特待生入部組はスポーツ推薦ではなく学力推薦で入学し、入学後に野球部に入部というのに変更し、海堂高校編の対特待生戦の所を削除か学力推薦組に変更する様、言われる日も近くはないが、小学館側とサンデー編集部と作者が相談して独自に改編する模様。
現実の高校野球においては、大会中に選手の背番号が変更されることは許されていない為、アニメもこれを受けOPの吾郎の背番号が1から10に変更された。
野球部の練習場が屋上にあるが、現実では不可能。(ボールが落下した場合の危険性や屋上に大量の土をおいた場合、耐震性に問題が発生する)
【その他】
東京ヤクルトスワローズ(当時ヤクルトスワローズ)の情報無料雑誌「ondo」のvol.5の8ページ〜9ページでの「message to swallows MY OPINION」の第1回目で満田拓也がゲスト対談し、9ページにヤクルトのストライプのユニフォーム(背番号は56)を着た吾郎が書き下ろし掲載された事がある。
スポーツメーカーのミズノが2005年3月から1年間、吾郎に対し独占的に野球用具を提供する契約を結んでいる。金額は未公表。漫画では吾郎のグラブやバットが全てミズノ製として使用されており、脇役にもミズノ製の道具が使われている。尚、この契約はミズノが出版元の小学館に契約金を支払い、作者の満田拓也にその一部が渡されている。
W杯編連載中にワールド・ベースボール・クラシック (WBC) 第1回大会が開催されたが、W杯編開始時点ではWBC開催は決定していなかった。本作のW杯と、現実のWBCやIBAFワールドカップとはルールなどが若干異なる。WBCの日本優勝が決定したときのWEBサンデー上での作者のコメントによると、あくまで『MAJOR』はフィクションであるので実際の結果が漫画に影響を及ぼすことはないとしている。ただし、準決勝と決勝の会場はWBCが開催されたペトコ・パークがモデル。また、WBCの連投制限ルールも作中に取り入れられている
剛球投手、幼い頃の父の死、血のつながりのない義父と義母、父・義父ともにプロ野球選手、福岡での幼少期など水島新司作品の球道くんと類似するところが多く見られる。大甲子園にてあらわれる永遠のライバルが捕手であるなど、参考にしたのではないかと思われる部分は多岐におよんでいるが関連性などは不明。ちなみに主人公である中西球道と茂野吾郎は身長180cm、体重75kgと全く同じ。
(「MAJOR」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年7月10日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=MAJOR&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)