≪書籍情報≫
著者:
藤子・F・不二雄
出版社:
小学館
版型:
文庫版
カテゴリー:
復刻版コミックス
連載雑誌:
週刊少年サンデー・
別冊少年サンデー・
少年サンデー増刊・
小学館ブック・
めばえ・
よいこ・
幼稚園・
小学一年生・
小学二年生・
小学三年生・
小学四年生・
小学五年生・
小学六年生・
コロコロコミック・
てれびくん
ジャンル:
SF/
ヒーロー・ヒロイン
≪同一著者書籍≫
【古本コミック】
・
【古本】ドラえもん [1~45全巻]
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
『パーマン』は、藤子・F・不二雄の漫画及びそれを原作としたテレビアニメ・劇場アニメである。
【概説】
冴えない小学生須羽ミツ夫がある日、宇宙人バードマンから貰ったパーマンセット(マスク、マント、バッジ)を装着すると怪力や空を飛ぶ能力などを授かり、その力を生かして正義のヒーローになるという物語である。超人であるという秘密を持つ少年の葛藤、その矛盾に立ち向かう強さ、本当の正義とは何かを、独特の藤子ギャグで描く、藤子Fの代表作の一つ。
1966年から2年間、1983年から3年間の2度にわたり連載され、それぞれテレビアニメ化もされた。登場人物の一部(ブービーなど)は藤子不二雄Aのデザインだと言われている。 ファミリー向けギャグ路線にヒーロー物の面白さを上手く掛け合わせた意欲作。初期の第一作は子供向けの設定であるが、オバケのQ太郎以前に得意としていたシリアス・ハードな展開もあり、そのギャップが魅力であった。テレビ2作目の放送に合わせて再連載された新シリーズは、読者の年齢層を下げたためかヒーロー然とした内容が薄まり、パーマンの能力を生かしつつ各キャラクターに焦点を合わせたエピソードに重点が置かれた。
なおパーマンである事が仲間以外に知られるとバードマンに脳細胞破壊銃でクルクルパーにされるというスリリングな緊張感があったが、2度目のアニメ化に際してクルクルパーが放送コードに触れる為「動物に変えてしまう」と変更された。またバードマンは当初スーパーマンと呼ばれていたが、『スーパーマン』の著作権に触れるため2度目のアニメ化と同時にバードマンと改名された。パーマンの名は半人前でスーがないスーパーマンという意味あいでの命名であるが、この変更のためつながりが消えてしまっている。2003年に小学館から再販された単行本でも、「クルクルパー」などの表現はすべて変更されており、一部内容理解に差し支える点も発生している。
また、それぞれの時代背景に併せ、登場する有名人のパロディも異なったりする。例えば、有名人にコピーロボットの鼻を押させて子供たちの前へコピーを有名人として連れて行く、という話があったが、この際1作目に登場したのが「巨神軍の玉選手」「プロレスラー・ジャイアント加馬」等であった物が、2作目では同様の設定が「シャイアンツのハラダ選手」等に代わったりしている。
パーマン自体は藤子F作品とされているが、藤子不二雄Aが自身のエッセイのタイトルとしても使用している(『パーマンの指定席』や『パーマンゴルフ』など)。また、忍者ハットリくんとパーマンが共演した映画の原作を藤子Aが発表している(映画の項目を参照)。また、藤子不二雄率いる草野球のチーム名は『パーマンズ』だった。
原作者の藤子・F・不二雄いわく、普通の小学生の男の子がマスクをかぶってパワーアップするという設定は、藤子不二雄Aの漫画作品『わが名はXくん』や『マスクのXくん』が下地になっているという。事実、小学館の学年雑誌に1番最初に掲載された『小学三年生』(1966年12月号)の「パーマン」第1話でのパーマンマスクが、『わが名はXくん』のマスクと非常によく似ている。ただし、第2話目からは何事もなかったかのように現在の形のマスクで登場する。このパーマンのマスクのつばの跳ね返りは、幼児の上唇を模したものだという。このマスクの形状が子供達に幅広く受け入れられた要素だと、作者は分析している。その他の藤子作品にも、幼児の体型や玩具などからヒントを得て生まれたキャラクターデザインは非常に多い。
色分けされた超人が団結して平和を守る、という設定から、パーマンはスーパー戦隊シリーズの元祖とも言える。
連載誌
週刊少年サンデー:1967年2号〜44号
別冊少年サンデー:1967年11月号
少年サンデー増刊:1967年春季号・夏季号、1968年新年増刊号
小学館ブック:1967年3月号〜1968年3月号
めばえ:1967年3月号〜1968年7月号
よいこ:1967年3月号〜1968年9月号
幼稚園:1967年3月号〜1968年12月号
小学一年生:1967年3月号〜1968年8月号
小学二年生:1967年3月号〜1968年8月号
小学三年生:1966年12月号〜1968年8月号、1983年4月号〜1985年3月号
小学四年生:1966年12月号〜1968年8月号、1983年4月号〜1986年3月号
小学五年生:1967年4月号〜1968年5月号
小学六年生:1967年4月号〜1968年2月号
コロコロコミック:1983年4月号〜11月号、1984年4月号〜6月号
てれびくん:1983年4月号〜1984年4月号
【あらすじ】
ある日、須羽ミツ夫の前に超人「バードマン」(連載当初はスーパーマンだったが、「スーパーマン」の版権に触れる事から2度目のアニメ化時点からバードマンと変更された。)が現れ、マスクとマント、バッジを渡され「パーマン」になれと言われる。このセットを身に付けることによって半人前スーパーマンとしての力が発揮出来るのである。ミツオは同様に超人からマスクやマントを受け取った者たちとパーマンチームを組み、超人的な力を発揮して悪者を懲らしめ、或いは事故や災害に立ち向かう。出動中は自分そっくりに変身出来るコピーロボットに身代わりを任せておけるが、正体は絶対に知られてはならず、知られた事が発覚した場合は脳細胞破壊銃でクルクルパー(新設定では細胞変換銃、平成版映画では遺伝子変換銃で動物に変えると変更)にされてしまう。かくして5人のパーマンによる活躍が始まった。
【主な登場キャラクター】
パーマン
1号 - 須羽満夫(すわ みつお:主に「ミツ夫」「みつ夫」と表記される)(声優:三輪勝恵)
小学5年生。近所の空き地でバードマンとたまたま出会った事からパーマンになる。5人のパーマンの中では最も頼りない存在だったが元々正義感が強く、パーマンとして活躍中は積極的に活動し、最終回ではバードマンに気弱な心を奮い立たせる勇気と無い知恵を絞って人々を守る功績が認められ次期バードマン候補としてバード星へと旅立つ(原作のみ)。後述の星野スミレが帰りを待っている描写がある事から、『パーマン』より後の時代である『ドラえもん』の頃もまだ地球に帰ってきていないようである。何度か正体がばれそうになったこともある。アイドル歌手、星野スミレの大ファン。大好物はホットケーキ。苦手なものは、勉強、ママ、ユーレイ、ゴキブリ。しかし勉強は本気になってやればできるので、いわゆる『ドラえもん』の野比のび太タイプではない。生年月日については諸説あるが、1番最初の『パーマン』連載が1966年、ただし『小学三年生』と『小学四年生』のみである事から、須羽満夫は小学3年生=9歳もしくは小学4年生=10歳になるだろうから、逆算して1957年もしくは1956年、「みつお」からとって3月20日生まれとする説などがあるが、公式なデータが無く、本当の生年月日は一切不明。月に貰っている小遣いは、原作では300円と、1960年代でも安い金額。また、平成映画版では公開された時代における子供文化に合わせる形でゲーム好きで大得意という新設定が付与されている。この場合の所持ハードはPS2とGBA。
2号 - ブービー(声優:大竹宏)
チンパンジー。旧原作では動物園の檻の中で母と共に暮らしていた。新原作では老夫婦のペットとされている。チンパンジーながら非常に賢く、ジェスチャーで会話をしたり探し物をしたりと、チームの中ではパーやんに次ぐ切れを見せて活躍。特に偵察・情報収集能力に優れているとの記述がある。隣家の飼い犬に正体がばれ、窮地に陥ったこともある。バナナが大好物。なお、1作目、2作目とも名前は同じ「ブービー」だが、1作目では他のパーマン仲間からは単に「2号」(めったに無いが「パーマン2号」)と呼ばれているのに対し、2作目ではパーマン仲間からも「ブービー」と呼ばれている、という設定の違いがある。1作目ではパーマン仲間が動物園での名前は知らない、という意図かと思われる。月に貰ってる小遣いは4000円。趣味はモデルガン収集。
三号=パー子 - 星野スミレ(ほしの すみれ:本名は鈴木伸子という設定もあるが、新作では継承されていない模様)(声優:1作目=栗葉子、2作目以降=増山江威子)
アイドル歌手。学校・アイドルとしての仕事・パーマンとしての仕事に追われる多忙な日々を送る。その中でアイドルとして特別扱いをしないパーマン仲間との時間を大切に思っているという描写がみられる。5人の中では仲間にすら正体を明かさない謎の少女だったが、最終回でバード星に旅立つミツオに、自ら星野スミレであることを明かす。但しこのくだりは雑誌初出時にはなく、単行本化時に加筆修正されたもの。なおスミレは『ドラえもん』にも度々登場しており(年齢的には妙齢のアイドルとして登場しているため「パーマン」より後の時代であることが分かる)、主人公の野比のび太も大ファンである。「めだちライトで人気者」(現在はてんとう虫コミックス24巻に収録)の回において、星野スミレが持っているロケットにミツオの写真が収められている描写がある。そして同話内でのび太に「大切な人/遠い世界に行っている/いつかきっと帰ってくる」等と説明しており、暗にミツオに対して思慕の情を持っていた。この設定はそれ以前に「影とりプロジェクター」(てんとう虫コミックス19巻)において「遠い遠い国にいる/好きな人のこと」としてほのめかされている。「ドラえもん」にはその他にも藤子キャラクターが越境して登場するが、終了した作品の後日談が語られたのはこれだけであり、藤子Fが「パーマン」に特別の思い入れを持っていた証であるとも考えられる。自称「パーレディー」。愛犬はダックスフントの「ロング」。
四号=パーやん - 大山法善(おおやま ほうぜん)(声優:1作目=加茂嘉久、2作目以降=肝付兼太)
大阪の寺、金福寺に住む優秀な小坊主。『正義はなにも人助けだけやない』と、パーマンパワーをアルバイトにも活用し金儲けに励む。しかし5人の中で最も知能·実力共に秀でており、頼れる存在。その為、パーマンのチームの中で唯一正体が他人にばれた事が無い。しばしば、優れたあるいは奇抜な作戦を立案して難事件の解決に貢献する。めったに窮地に陥ることはないが、かつて冷凍拳銃の使い手・アイスマンに凍結されたり、雪山でイエティと思われる謎の生物達から間接的な攻撃を受け、全身打撲のケガを負った等、数少ない経験がある。ちなみに藤子F作品の『中年スーパーマン左江内氏』の最終話にゲスト出演を果たした。彼の「金にシビア」な性格が、いわゆるステレオタイプ的な大阪人のイメージとして定着した様である(この作品のほぼ同時期に、同じく小学館の学習雑誌で連載されていた『いなかっぺ大将』のキャラクターで大阪出身の「西一(にし はじめ)」の存在も無関係ではないと思われる)。
なお、本名に関しては、「別冊少年サンデー」1967年11月号に掲載された人物紹介では「大山 金太郎」となっているが、後に上記の「法善」に変更された。
五号=パー坊- 山田浩一(やまだ こういち)(声優:白石冬美)
通称、コーちゃん。2歳の赤ん坊。1号がミツオである事を偶然見てしまい、秘密を守らせる為(半ば強引に)パーマンチームに入れられた。アニメでは1作目にはちゃんと登場していたものの2作目以降では割愛されてしまい、更には2作目放送開始に伴い再連載された原作からも消し去られてしまった不運なキャラクター。パー坊が登場したエピソードの多くは、現在小学館の単行本に収録されておらず、現在はコロコロ文庫第2巻の「特大クリスマス」にのみ登場。
バードマン(声優:1作目=島田彰、2作目以降=安原義人)
パーマンチームを取りまとめる超人。バード星(前述のとおりバードマンは元々スーパーマンという呼称であった為、故郷の星もスーパー星という呼称であったが、後の名称変更によりバード星となった。一説では、スーパーマン=超人から引っ掛けて、超人→鳥人=バードマンとなった、とのことである)からバードマン候補を見付ける為に色々な星へ出向き、バードマン見習いとしてパーマンセットを与えて実力を試す。正体の露見など規律違反には過酷な態度で臨むが、杓子定規ではなく寛大な面を見せたり、落ち込むミツ夫を激励するなど愛情を見せることもある。また、いささかドジでうっかり者な部分もある。毎回の出動では直接指揮は執らず、あくまでもパーマン達の自主的な活動に任せてその遂行力を監察。最終回ではバードマン候補に選抜されたミツオの他にも世界各国から選抜された多くのパーマンがバード星へと旅立って行ったので、地球にやって来ていたバードマンは一人ではないと思料される。
その他
沢田ミチ子(さわだ みちこ)(声優:1作目=江美京子、2作目以降=三浦雅子)
通称:みっちゃん。ミツ夫が片思いで憧れている同級生。美人かつ成績優秀だが、結構気が強い性格。パーマン1号に憧れている。時々、パー子と張り合ったり意気投合する事があり、その度にミツ夫が振り回される羽目に合う。
サブ(声優:1作目=野村道子、2作目以降=千葉繁)
ミツ夫の同級生。背がとても低く、身長は後輩であるガン子と同じ程の小柄な体格。また、気弱な性格でもある。カバ夫の子分的な存在。第2作目以降はレストラン「タベルナ」の1人息子という設定になっている(なお、「タベルナ」はイタリア語で食堂の意味)。第2作目アニメでの「カバ夫君、お父さんの入れ歯めっかった?」は名セリフ。月にもらっている小遣いは500円。
カバ夫(かばお)(声優:1作目=肝付兼太、2作目以降=鈴木清信)
ミツ夫の同級生。青果店「八百政」の1人息子で、学校ではガキ大将。いつもミツ夫の事をからかっている。パーマンに憧れて、何度もパーマン1号(ミツ夫)に、ぜひともパーマン5号(第1作目では6号)になりたいと頼んではいるものの、今一つ勇気が無い小心者。又、1号(ミツ夫)からも断られ続けている。カバ夫の父母共に彼と同じ顔をしており、父親は青果業の他、リトルリーグの監督兼トレーナーもやっている。お遣いへ行かされる度、お釣りをこっそり小遣いとし、月に400円貯金してゆく事を楽しみとしている。普段、ミツ夫やサブらへの扱いは見下しているようなもので、特に子分的存在のサブに対しては、パシらせる事などが多いが、お人形遊びを趣味とするサブの将来を心から心配したり、パーマン1号(ミツ夫)死亡の知らせを聞きつけ号泣する等、基本的には友達思いの優しい性格。
三重晴三(みえ はるぞう)(声優:2作目以降=鈴木みえ)
ミツ夫の同級生。やたらと自慢する金持ちの息子。パーマンセットをミツ夫から無理矢理借りて悪者から狙われた事がある。小遣いは月に何と10000円も貰っていて、彼の部屋は漫画本やプラモばかり。
須羽満太郎(すわ まんたろう)(声優:1作目=勝田久、2作目以降=徳丸完)
ミツ夫のパパ。典型的サラリーマンで、会社での役職は課長。普段はのんびり屋であるが、ミツ夫を叱るべき時はしっかりと叱るまともな性格の持ち主でもある。
ミツ夫のママ(声優:1作目=近藤高子、2作目以降=坪井章子)
典型的な専業主婦で、美人なママ。ガン子の告げ口が切っ掛けでミツ夫をよく叱るが、時にはガン子の酷い告げ口癖を注意しミツ夫をかばう事もある、子思いの優しい女性である。パーマンとその仲間が須羽家に寄りついていることを快く思っておらず、ガン子を誘拐した犯人が、身代金代わりにパーマンセットを要求したときには、誘拐犯を恨むよりパーマンへの不信感を募らせていた。
ガン子(須羽がん子)(声優:1作目=菅谷政子、2作目以降=梨羽侑里)
ミツ夫の妹でまだ未就学児。第2作目の設定では小学1年生。劇場版では幼稚園児。名前の通りの性格で、言い出したらきかない。兄のだらしない行動を母にやたらと告げ口をする。テレビ朝日版アニメでは、イツモマジメと言うボーイフレンドができている。カタツムリが嫌い。ドラえもんにもジャイ子の友人として登場。
大山(おおやま)先生 (声優:1作目=雨森雅司、2作目=田辺宏章、3作目以降=長嶝高士)
ミツ夫の担任。ひげ面で太っている体育会系教師。あだ名は「ヒゲダルマ」。
社六(しゃろく)(声優:2作目以降=高木早苗)
ミツ夫のクラスメイトで、名前の通りシャーロック・ホームズを気取っている推理好き小学生。それだけに頭は良い。パーマン1号の正体がミツ夫であることに気づいており、何度も証拠をつかもうとするが、いつも今一歩のところで失敗する。2作目以降で、父親が刑事という設定ができる。
江地孫一郎(えじ まごいちろう)(声優:2作目以降=田中真弓)
通称エジソン。アニメのオリジナルキャラ。名前よろしく発明好きの、自分の才能をやや鼻にかけている小学生。出番は少なかったが、ストーリー上結構重要な役割を務めることもあった。パーマンに対し挑戦することもあれば、パーマンに協力することもあるという、いわゆる「主人公の敵か味方かわからない」キャラ。
悪役たち
怪盗千面相(声優:1作目=不詳、2作目以降=麦人)
パーマンの好敵手。1000の顔を持つが、TBS版アニメでは「200面相」の名で登場。正々堂々と対決するがけっこうドジ。どんなに厳重警備の刑務所でも楽々に脱走できる程の技術を持つ。逆に怪盗のプライドが許さないのか、警備が手薄で鍵の掛かっていない牢屋からは「張り合いがない」という理由で脱走できない。弱者が傷つけられるのを我慢できなく、パーマンと共にひったくり犯を捕まえた事もあったが、初登場時にはミツ夫を殺害しようとするほど残酷な男だった。またイタズラ好きで、初登場時(新1巻)では みつ夫に誘拐予告をしたり刑務所から脱獄する前に直接会いにきて脱獄予告をしたり、探しに来た一号に「いないいないバア」をしてからかうシーンも見られる。
ドン石川(どん いしかわ)(声優:3作目以降=内海賢二)
全日本悪者連盟、通称「全悪連」(旧作では全日本ギャングドロボー連盟、略称「全ギャド連」)の理事長。
日本の悪者達を束ねるが、いつもパーマンにやられっぱなし。本部を構えるビルや一般の場で名乗る際には「全○連」「全○ャ○連」などと伏字になっている。
ちなみにジャイアンにも比肩する音痴で歌好き。しかもジャイアンと同様に自分の喉に絶対の自信を持っている。また、一度はその喉(と、部下の機転)でパーマン1号を再起不能寸前にまで追い込んだ。
魔土災炎(まど さいえん)(声優:3作目以降=池田秀一)
自称天才マッドサイエンティスト。ハーバード大学を優秀な成績で中退、さらにはソルボンヌ大学を早退した学歴を持つ。凶悪な発明品でパーマンをやっつけようとする。1号を狙うのは1番が好きだからだとか。藤子・F・不二雄が発表したSF短編の『倍速』『換身』にも登場する。
ドクトル・オクト(声優:3作目以降=広川太一郎)
新パーマンの2回目の映画に登場。たくさんのタコを使い世界中の人につけ支配しようとする。フランス語をまじえて喋ることがあるが、フランス人かどうかは不明。タコ軍団を使い1号からマスクとマントを奪い、またスミレを人質にしタコ要塞でパーマンたちを苦しめた。
笹ヤブ一家
初期の敵役。用心棒として一刀流免許皆伝・平手を囲っている。
【主な能力】
パーマンの道具としてはマスク、マント、バッジ、コピーロボットの4種が与えられている。マスク・マント・バッジの3種については、マスクの中にマントとバッジを入れて丸めることで耳の穴に入るぐらい小さくなるため、容易に収納が可能となっている。
マスク - 正体を隠す目的のほか、被ることで体内にパーマロゲンと呼ぶ物質が生成、骨の強度がダイヤモンド級になり力が6600倍になる。耳の中央にあるダイヤルを回すと万能翻訳機になり、レンズを通して見た文章は全部本人の母語に置き換えて読む事が出来る。非常に強力だが原作では、銃などで撃たれると大怪我につながるらしい。
マント - 特殊繊維パーマロン製。装着すると、反重力と推進力を思いのまま自由に操る事が出来る。最高時速119km(1作目では91km)で飛行可能。またパータッチ(後述)によりさらに速度を上げることもできる。留め金は肌に触れても留められる。TBS版アニメの頃は、飛行時に少々耳につく音が出ていたが、テレ朝版アニメでは、かなり静かな音となった。
バッジ - 仲間同士の連絡を取るためのトランシーバーとしての機能(通信中は黒目がクルクル回る)がメインだが、約一ヶ月分の酸素が内蔵タンクに蓄えられ、縦棒の部分を口に咥える事で水中でも呼吸ができるようになっている。また簡易レーダー(他のパーマンに近づくとアラーム音が大きくなる)機能も持つ。TBS版とテレ朝版とはアラーム音が異なる。
コピーロボット - パーマン達が活動する間、留守のアリバイとして身代わりに使うロボット。通称:コピー。ただし『小学三年生』(1966年12月号)初出掲載時にのみ、「ソックリロボット」という名で登場した。普段は黒い鼻しか付いていない、のっぺらぼうの白っぽい(幾つかのカラーバリエーションがある)人形だが、その鼻を押すことで押した人間や動物そっくりのコピーになり、記憶も引き継がれる。もう一度鼻を押すと元に戻る。またコピーロボットの記憶は、元に戻る前に本人とおでこをくっつけることで本人に引き継ぐことが可能。2作目のアニメでは赤色で表示。新原作では色の区別を付けなくなったため、3作目のアニメでは色の区別がなくなった。初期はミツ夫と同じ位のサイズだったが、新作では小脇に抱えられるほどまで小型化された。ロボットはそれぞれ自我を持っているらしく、時折主人に逆らったりする事もある。そして主人以外に変身しても基本的な個性は保たれたままらしく、自分はあくまでも誰かのコピーとして、自分の主人が誰であるかが認識出来ている様であるが、時折自分がコピーだという認識を忘れている事がしばしば見受けられる。鼻という場所がスイッチになっているだけに(ロック機能も別の道具を使わなくてはならない)たびたびアクシデントで鼻が押され、人形に戻ってしまったり全くの他人になってしまったりしてトラブルの種になる。担当する声優は本人役と同じであるが、本物に比べて少々かん高い声で演じている(モノクロ版では電話の声の様なエフェクトがかかっている)。ミツ夫コピー以外のコピーロボット達の声も、他のパーマンメンバーの担当声優達がそれぞれ演じている。また、『ドラえもん』にも、コピーロボットが秘密道具として登場し、のび太が「パーマンが使っているやつだね」という発言をしている。
パータッチ - パーマン同士が手をつないだ状態で飛行することで、最高飛行速度を上げることができる技。算出方法は
「2パーマンの人数-1×1人での最高速度(km/h)」
で、従って2人では2倍、3人では4倍、4人では8倍となる。繋がるのは最高4人なので、最高速度は1作目では728km/h、2作目以降では952km/h(マッハ0.8弱、ちょうどジェット機の巡航速度程度のスピード)となっている。なお、1作目では「パータッチ」の呼称はなく、パーマン同士が前の人の足を持って縦に繋がる形だったが、2作目では手を取って横に繋がる形になっている。また、この能力はバードマンに教えられたわけではなく、発見するまでの経緯は1作目・2作目で異なっている。
1作目 コレラが発生した船の救援に間に合わなくなり、絶望してキレたミツ夫をパー子とブービーが止めようとして、偶然この能力を発見。
2作目 パーマン1号とパー子が二人で現場に向かう途中、二人が無意識に手をつなぐことにより発見。
【アニメ作品】
これまでにテレビシリーズが2作、映画は5本製作された。
声優は、パーマン1号(ミツ夫)役の三輪勝恵と、パーマン2号(ブービー)役の大竹宏の二人が第一作から平成の劇場版シリーズと、一貫して演じ続けているのも特徴である。アニメ制作も共通して関わるスタッフが多い。
テレビシリーズ
最高視聴率(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
1作目
1967年4月9日放送の35.6%
2作目
1984年3月11日放送の24.9%
1作目
1967年〜1968年、TBS系で放送。モノクロ作品。
『おそ松くん』のテレビアニメ制作で力を付け始めたスタジオ・ゼロが、初めて藤子アニメに参加。東京ムービー(Aプロ)と交代で制作した。30分枠という事もあり、AパートとBパートに渡り伏線が張られ、又ギャグ作品でありながらヒーロー然としたスリリングな展開もあった。モノクロ版『オバケのQ太郎』が前番組であるが、この作品の最終回にはパーマン1号が後番組の宣伝としてゲスト出演をしている。当初、制作サイドではカラーでの制作を望んでいたが、スポンサー側の資金面での了承を得られなかったため、モノクロのまま制作されたという。また、マントの裾が原作や後のカラー版より若干長く描かれている。そしてこのシリーズ最終回Aパートで、初めてパーマン3号(パー子)の正体が明かされた。なお最終回Bパートでは、原作の『パーマンはつらいよ(放送時タイトルは「パーマンよ永遠に」)』で締め括られている。
監督:鈴木伸一
作画:鈴木伸一、楠部大吉郎、芝山努 他
演出:鈴木伸一、長浜忠夫、大隅正秋 他
音楽:筒井広志
製作:東京ムービー(制作協力:Aプロダクション(現シンエイ動画))、スタジオ・ゼロ
主題歌『ぼくらのパーマン』(オープニング・エンディングとも同じ曲だが、エンディング版では本放送時のスポンサーだった不二家のマスコット「ペコちゃん」とパーマンがデュエットしている)
作詞:藤子不二雄
作曲:越部信義
歌:三輪勝恵、石川進
レコード:朝日ソノラマ、コロムビアレコード 他
ドラ・Q・パーマン
この作品は、1980年4月にドラえもんの特番で、シンエイ動画によりアニメ化された。原作はコロコロコミック1979年8月号に掲載された作品。藤子Fがネームで、絵はしのだひでおの筆によるもの。
ストーリーは、ドラえもん、オバケのQ太郎、パーマン1号の三人が、それぞれの相棒であるのび太(ドラえもん)、正太(Q太郎)、ミツ夫のコピーロボット(パーマン)に愛想を尽かす。そして彼らは家出をして合流し、自活しようとする…というもの。
2作目
1983年〜1985年、テレビ朝日系で放送。カラー作品。
カラーの2作目は、コロコロコミックや学習雑誌などがメインの連載であるために年齢対象が若干下げられ、キー局では15分1話の帯番組という事もありコメディ風味が強くなった。この2度目のアニメ化の際に、原作も同時にリニューアル連載され、互いにリンクした新設定が数々生まれた。また藤子キャラ御三家として、ドラえもん、忍者ハットリくん、パーマンの頭文字をとり『ドラ・ハッ・パー』なる造語も流行した。
『パーチャク!(『装着(そうちゃく)』のパロディ)』『パワッチ!』『ヘコー!(これは本来台本で「ズコ」と書かれていたのを、バードマン役の安原義人がアドリブで「ヘコ」と言ったのが切っ掛けで生まれたという)』などの独特な決め台詞が登場したのもこのシリーズの特徴である。
キャラクターデザインが放送後期から若干修正され、パーマンマスクの目の縁がやや四角くなり、パー子の服装がしばしば変わるようになった(平成版の映画シリーズはこの時点でのキャラクター設定を踏襲している)。そして当時のラブコメディブームの波に乗ってか、1号とパー子の関係にスポットを当てたエピソードが増えていった。最終回もパー子が1号に好意を抱いているという事をほのめかすエピソードで締め括られたが、次の回からは何事も無いかのようにリピート放送(藤子不二雄ワイド枠内)となった。 このシリーズでは、原作の最終回のエピソードが初めて特番枠で放送された。原作では1号本人がバード星へ旅立ったが、アニメ版ではバードマンが新たに用意したコピーロボットの1号がバード星へ旅立つ、という内容に変更されている。
なおこのシリーズは2006年現在、テレ朝チャンネルで放送されている。この放送ではオープニングで音楽が菊池俊輔と誤ってクレジットされているが、下記の通り「たかしまあきひこ」である。
総監督:笹川ひろし
監督:原田益次
監修:鈴木伸一
総作画監督:富永貞義
美術監督:今林美紀、徳重賢
撮影監督:金子仁
録音監督:浦上靖夫、大熊昭
音楽:たかしまあきひこ
整音:中戸川次男、大城久典
効果:松田昭彦
文芸:桶谷顕
現像:東京現像所
製作デスク:茂木仁史
製作担当:熊瀬哲郎
制作進行:市川芳彦、吉岡たかお 平井峰太郎ほか
プロデューサー:小泉美明・菅野哲夫・木村純一・波多野正美(テレビ朝日)、加藤良雄・児玉征太郎
製作:テレビ朝日・シンエイ動画
主題歌
OP『きてよパーマン』
作詞:藤子・F・不二雄
作曲:古田喜昭
編曲:たかしまあきひこ
歌:三輪勝恵、コロムビアゆりかご会
ED『パーマンはそこにいる』
作詞:小谷夏
作曲:古田喜昭
編曲:たかしまあきひこ
歌:古田喜昭
レコード:コロムビアレコード
※新・旧主題歌・挿入歌は全てCD『パーマン・ザ・ベスト』で聴く事が出来る。但し旧作主題歌『ぼくらのパーマン』は別テイク。旧作BGMと主題歌・挿入歌『パーマン2号はウキャキャのキャ』を収録した『懐かしのミュージッククリップ39 パーマン』というCDも出たが、現在廃盤。旧作はongen.netでも有料ダウンロード可能。
映画
パーマンはこれまでに映画ドラえもんの並作として映画化されている。「バードマンがやって来た!!」ではミツ夫とバードマンとの出会いが改めて描かれた。脚本は藤子本人によって書かれ、監督・作画監督はモノクロ版テレビアニメでも監督・作画監督を担当した鈴木伸一。新設定ながら、モノクロ時代の雰囲気が色濃く残る作品。この内容が、2作目のテレビシリーズへと引き継がれてゆくのも特徴である。
そして1984年〜1985年には藤子不二雄A原作による『忍者ハットリくん』との共演も果たしたが、このシリーズでのパーマン達は、どちらかというとハットリくんのサポート的役回りとなっている。
前3作と後2作の間には18年間ものブランクがあるので、全く別物の映画として考えた方が良い。 平成シリーズは2003年〜2004年に30分の短編として制作された。ファンの間では平成シリーズと呼ばれている。後2作は声優等こそアニメ2作目をそのまま受け継いでいるが、町並みや設定が時代に合わせて変更された。また本作を知らない子供達に考慮し、再びバードマンとの出会いから始まっている。 2004年の作品では続編を喚起させる様な終わり方をしているが、2005年以降は製作されていない。しかし、監督の渡辺歩は『ファミ通』のインタビューで「完結させたい」との発言をしている。
パーマン バードマンがやって来た!!(1983年3月12日公開)
整音:中戸川次男
監督:鈴木伸一
配給:東宝
配役
ミチ子 - 三浦雅子
ガン子 - 梨羽雪子
バードマン - 安原義人
忍者ハットリくん+パーマン 超能力ウォーズ(1984年3月17日公開)
整音:中戸川次男、大城久典
総監督:笹川ひろし
監督:原田益次
配給:東宝
配役(ハットリくん関係の配役は省略)
ゲラー - 内海賢二
サイコマン - 神谷明
ユーリー - 鶴ひろみ
ユーリーの母 - 鈴木弘子
カバオ - 鈴木清信
サブ - 千葉繁
忍者ハットリくん+パーマン 忍者怪獣ジッポウVSミラクル卵(1985年3月16日公開)
総監督:笹川ひろし
監督:原田益次
配給:東宝
配役(ハットリくん関係の配役は省略)
カバオ - 鈴木清信
サブ - 千葉繁
ミチ子 - 三浦雅子
ガン子 - 梨羽雪子
Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン(2003年3月8日公開)
監督:渡辺歩
配給:東宝
配役
バードマン - 安原義人
ミチ子 - 三浦雅子
カバ夫 - 鈴木清信
サブ - 千葉繁
ミツ夫の母 - 坪井章子
ガン子 - 梨羽侑里
ドン石川 - 内海賢二
魔土災炎 - 池田秀一
パパンダー - 郷里大輔
Pa-Pa-Pa ザ★ムービー パーマン タコDEポン!アシHAポン!(2004年3月6日公開)
原作の「鉄の棺おけ突破せよ」をベースにした作品。原作のハードなシーン(4号への拷問シーンなど)を感じさせないほど、全く別の作品に仕上がっている。
監督:渡辺歩
配給:東宝
配役
バードマン - 安原義人
カバ夫 - 鈴木清信
サブ - 千葉繁
ロコ - こおろぎさとみ
ドン石川 - 内海賢二
ドクトル・オクト - 広川太一郎
ナレーション - 中江真司
(「パーマン」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年4月11日12時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)