【古本】代紋TAKE2(エンブレムテイクツー) [1~62全巻] (著)木内一雅/渡辺潤

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≪書籍情報≫

原作:木内一雅 作画:渡辺潤
出版社:講談社
版型:B6版
カテゴリー:ヤングコミックス
連載雑誌:週刊ヤングマガジン


≪同一著者書籍≫
【古本コミック】
【古本】アウト・ロー [1~14全巻]
【古本】CHILL(チル) [1~6続巻]


≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
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『代紋TAKE2』(エンブレム テイク ツー)は、1990年2月19日から2004年8月30日発売号まで講談社の漫画週刊誌『週刊ヤングマガジン』に連載されていたSFヤクザ漫画。原作木内一雅、作画渡辺潤。

2005年4月30日に61、62巻を同時に発売し完結した。


【概要】
1979年、新宿。暴力団海江田組組員・阿久津丈二は、大学の応援団員たちとのケンカに負け、泣きながら侘びを入れていた。この事件以降、丈二の人生はすべてがうまくいかず……10年後の1989年、丈二は弟分の洋一に鉄砲玉を命ぜられ、相手の組員に追いかけられる中、自分の拳銃の跳弾に当たって惨めに死んでいく。薄れ行く意識の中で、丈二は、なぜか10年前の新宿、大学生とのケンカの現場へタイムスリップ。気迫と知恵で大学生たちを撃退した丈二は、いつか金の代紋をつけて街をのし歩いてやると胸に誓い、人生をやり直し始めた…。

タイムスリップしたヤクザが人生をやり直すという、SFとヤクザものを組み合わせた斬新な発想と、練り込まれたプロット、十分な取材で描かれた完成度の高さが、15年にわたる長い連載を可能とした。


【主な登場人物】
阿久津丈二(あくつ じょうじ)
海江田組組員。1989年、鉄砲玉として飛ばされ惨めに死亡、1979年の世界にタイムスリップ。未来を知るヤクザとして活躍。

江原真悟(えばら しんご)
海江田組組員。大阪出身の経済ヤクザ。丈二がタイムスリップする「前の世界」では三代目海江田組若頭。タイムスリップした「後の世界」では、丈二たち組員を陰謀によって次々と陥れ、三代目に登りつめる。

浅野洋一(あさの よういち)
海江田組組員。丈二の弟分だが、「前の世界」では要領よく海江田組幹部となり、丈二に鉄砲玉を命じる。

山崎忠義(やまざき ただよし)
二代目海江田組組長。任侠心に厚い博徒で、カネがすべての組内の風潮を苦々しく思っている。丈二にとっては「オレをかわいがってくれたオヤジ」。「前の世界」では丈二の目の前で石田に暗殺されるが、「後の世界」でもボディガードを務める丈二が不在の隙に暗殺される。

島村カオリ(しまむら カオリ)
丈二のあこがれるホステス。「後の世界」では愛し合う仲。

美也子(みやこ)
「前の世界」で丈二が結婚していた相手。典型的な悪妻であったが、「後の世界」ではひたむきに丈二を慕ういじらしい女性に。

石田一成(いしだ かずなり)
海江田組幹部。「殺し」が専門。「前の世界」では覚醒剤中毒になり親分の山崎を暗殺。「後の世界」では、覚醒剤を扱うことを丈二に止められたことをきっかけに、丈二の兄弟分となる。

佐山久(さやま ひさし)
海江田組組員で、丈二の兄貴分。

仲西健造(なかにし けんぞう)
二代目海江田組若頭補佐で丈二の兄貴分。海江田組を代表する武闘派だが、「前の世界」では氏家に、「後の世界」では江原に蹴落とされる。

氏家利男(うじいえ としお)
二代目海江田組若頭補佐。経済ヤクザで「前の世界」では三代目組長となり金の亡者となる。「後の世界」では神田賢治との抗争で失脚。

大西康雄(おおにし やすお)
二代目海江田組若頭。タイムスリップ後の丈二に目をかける。

大田原征蔵(おおたわら せいぞう)
二代目海江田組舎弟頭。江原のシンパ。

沖田努(おきた つとむ)
関東菊水会組員。ボクサー崩れでケンカが強い。丈二の親友で「外兄弟」の約束をする。

斎藤聡(さいとう さとし)
タイムスリップ直後にケンカをしていた拓山大学応援団親衛隊長。「後の世界」ではケンカが原因で大学を退学になり、丈二の子分となる。

近田勇(ちかだ いさむ)
同じく拓山大学応援団員。丈二の子分となり、のちに阿久津組若頭。

土橋歳実(どばし としみ)
同じく拓山大学応援団員。丈二の子分となるが、海江田組の内部抗争に巻き込まれ、彼女を殺される。復讐を果たし丈二とともに府中刑務所へ。

福永孝(ふくなが たかし)
江原の舎弟であったが、江原の命令に背き、破門になってまでも丈二を殺しにいく。しかし、逆に丈二に命を助けられ、その後は丈二の頼もしい味方として活躍する。

神田賢治(かんだ けんじ)
二代目海江田組幹部。山崎にかわいがられ、山崎組の二代目を継いだが、丈二、氏家らとの間で武力抗争を起こし破門に。

安田登(やすだ のぼる)
関東菊水会会長。飴善屋一家との抗争の仲介に乗りだした海江田組を憎み、組長・若頭の暗殺を画策するが、丈二に返り討ちに遭う。

森下晶(もりした あきら)
博多出身の若いヤクザでケンカが非常に強い。府中刑務所で丈二と出会い子分となる。

渕上重正(ふちがみ しげまさ)
日本最大の暴力団・神戸明石組の若頭補佐。出所後の丈二に目をかける。

政岡光利(まさおか みつとし)
丈二が八代目白浜組組長となったときの若頭。丈二が新宿に帰った後に白浜組九代目を襲名。

志村勝男(しむら かつお)
江原が海江田組組長のときの若頭。丈二から海江田組四代目を譲られるが、第五部以降阿久津組と対立。

矢野欣也(やの きんや)
黒川組組長の実子でのち組長。「前の人生」では丈二を死に追い込んだが、「後の世界」では丈二と理解し助けあう。

王傑臣(ワン ジィエチェン)
台湾マフィア「四龍幇」幹部。残忍な手口で敵対する相手を殺害する。丈二が「前の世界」で店長をしていたビニ本屋の常連客。


【登場する主な暴力団】
海江田組(かいえだぐみ)
関東八州田上連合会内田上梅沢一家に所属する博徒系の暴力団。新宿を縄張りとして活動。戦闘力が高いことで知られていたが、近年は経済派が台頭。組内に二代目山崎組、大西組、氏家組、大田原組などの下部組織を抱えている。山崎が組長の時代は民事介入暴力やノミ屋を主たる業務としていたが、江原が三代目となってからは覚醒剤取引にも着手。

関東八州田上連合会(かんとうはっしゅうたがみれんごうかい)
海江田組の上部組織である田上梅沢一家の所属する連合組織である。モデルは住吉連合。

黒川組(くろかわぐみ)
新宿を縄張りとし、海江田組とよく抗争している。第四部以降の組長は矢野欣也。第五部で田上梅沢一家傘下となる。

関東菊水会(かんとうきくすいかい)
戦後勃興した愚連隊系の暴力団。飴善屋一家との抗争を起こすが、「前の世界」では組長を殺されて解決していた。「後の世界」では、丈二が組長暗殺を予告したために暗殺は起こらず、抗争が拡大。

東京飴善屋一家(とうきょうあめぜんやいっか)
的屋(テキヤ)系の暴力団。祭りのヤキソバ屋台でのささいなトラブルから関東菊水会と抗争になり、若頭を殺され壊滅。

白浜組(しらはまぐみ)
千葉県木更津市を本拠地とする。初代が清水次郎長を思わせる、江戸時代から続く暴力団。近年は市内の他の3つの暴力団に押され衰退。丈二が8代目を襲名するまではジャリ運びを主たる業務としていた。

千葉阿久津連合(ちばあくつれんごう)
丈二が明石組の関東進出を防ぐため、千葉のヤクザをまとめて結成した連合組織。

明石組(あかしぐみ)
神戸を本拠地とする日本最大の暴力団。関東進出を狙っており、丈二のいる木更津に攻撃を仕掛ける。モデルは山口組。


【解説】
「ヤクザ+SF」漫画の衝撃
連載開始時、この漫画は、「ヤクザ」と「SF」という異質なジャンルを組み合わせたことが、驚きをもって迎えられた。
SFとしては、単に「10年前にタイムスリップした」というだけのネタであるが(身体が異動したわけではなく、精神状態が10年前に戻っただけなので、「10年分の予知能力を得た」と表現したほうが正しいかもしれないが)、未来を知っていることに加えて、ヤクザとしての10年分の経験を持っていること、一度死んで生き返ったことによる思い切りの良さ、前の人生への後悔とやり直しができることの希望など、特に第一部では、新たな発想によるこれまでなかったストーリーが展開された。「やり直しの人生で成功する」点で新潮社が文庫の特集を組む場合、古典以外で入れるケースが多い『リプレイ』(1988年ケン・グリムウッド)と類似を指摘する声もあるが、後者は「繰り返し」の人生/がメインテーマである。
10年前の社会風俗や出来事(ピンクレディー、ノーパン喫茶、ウォークマンやビデオデッキの登場など)が、漫画の背景として出てくることも魅力であった。
また、純粋な「ヤクザ漫画」として見ても、ヤクザ映画、小説、マンガなどから借用している部分も多いが、かなりレベルの高いものとなっており、例えば暴力団における上部組織と下部組織、直系と傍系の関係、「破門」や「盃」の意味、博徒と的屋の業態の違いなど、一般誌であるヤングマガジンの読者にとってはあまり知らないヤクザの世界に触れるという意味でも新鮮な漫画であった。また、人物紹介がコマの端に四角い枠を取って「○×組若頭△田◇太郎{35}」などという表現を用いているが、これは、映画『仁義なき戦い』の演出方法を踏襲したものと思われる。他にも『仁義なき戦い』の演出方法の模倣、『ゴッドファーザー』のシーンの借用など、ヤクザ映画からの影響が見られる。
但し、設定自体の借用も多く、例えば村上和彦の『昭和任侠史』の誇り高き戦い編で取り上げられた「代目襲名の事実を極道の歴史から抹殺する」(愛知の瀬戸一家がモデル)や洋画の『マンハッタン皆殺し作戦』における「ギャングスターが刑務所の暴動を知略と腕力で鎮圧する」(ジョーイ・ギャロがモデル)といった部分はある程度の効果を生むためやむを得ないがややパクリ過ぎとも見える。

中盤以降の「迷い」
同じヤンマガで現在も連載されている「頭文字D」と同様に、人気の高さから編集部の引き止めを受けて当初の構想を大幅に引き伸ばさざるを得なかったとされる形跡が見受けられる。
第二部以降、話が進むにしたがって、丈二自身が歴史をどんどん変えてしまったため、「未来の記憶」が使えなくなっていく。また、第一部では、あまり深く考えずにとにかく行動するのが丈二の魅力であったが、丈二がえらくなっていくにつれて次第に理屈っぽくなっていく。
また、無理なストーリー展開を理屈でつぎはぎするようなことが次第に増えていく。例えば第二部の府中刑務所暴動で、暴徒を丈二の判断で「罪に問わない」と約束し、法務省の幹部がそれを追認するというシーンがあるが、いかに非常事態でも日本の司法制度ではあり得ないことである。
また、第三部では、丈二がいったん死んで「不思議な光」で生き返るという話があり、科学的な説明もストーリー展開上の必然性もなく、このエピソードはファンの間でも評判が悪い。
「丈二が海江田のトップになる」という目的を達成した第五部以降は、ストーリー自体が目的を失った感があり、丈二自身が「これから俺は何をすればいいのか」と悩むシーンがある。
第六部は、江原真悟の雇ったテロリストが東京を破壊するストーリーがメインとなっており、ヤクザ主体だった第五部までと明らかに違うストーリー展開に戸惑う読者も多かった。
なぜ第六部になってこんな極端な展開になったかといえば、15年間の長期連載にふさわしい派手なラストにするために、舞台や事件を大きくせざるをえず、このようなものにせざるを得なかったのではないか? また原作者は日本を舞台にヤクザ漫画を描くかぎり、安易に銃器を発砲できないという縛りがあり、それに対するストレスを抱えていた。
そのストレスや不満が昂ずるあまり、第二次大戦中の満州の馬賊たちを主役にすえた「ブルードラゴン」を連載し、いくら発砲しても不自然ではない状態での作品展開を試みるほどであった。
それゆえに第六部になるや、ヤクザ漫画の領域を踏み越えた兵士達のバトルになったのは否めない。

最終回を巡る賛否
いわゆる「夢オチ」である最終回については、続編への展開も見えるような終わり方を評価するファンもいたが、ファンが投稿する掲示板やブログなどで、「15年続いた連載のオチがこれか」「失望した」という否定的な意見が多かった。
また、「ピカレスク版『リプレイ』」という指摘を行っていた人々の目には、少し前に完結した別の翻案作品と同様の「3度目の人生が始まる」という結末は、工夫のないものと映った。
ただ、1979年にタイムスリップしたとき、丈二が「死ぬときに見るっつー夢か」(第一話)と考えていたことから、ある程度は予測された終わり方との見方を取る者もいる。
国鉄職員の息子として育った木内兄弟は幼いころから父親の趣味であったSF小説を乱読しており、小松左京作品も読んでいる。全ては架空世界の中での出来事だったというオチは、小松左京作品にもあるので、その影響は見逃せない。
また原作作品の『気分はスーパータフ』において、核戦争の放射能により人類滅亡に至らしめた要素が好転するという展開は、同じく小松左京作品の『復活の日』からの引用であろう。


【刊行物等】
ヤングマガジンコミックス全62巻。
「代紋TAKE2 COMPLETE INDEX」 KCデラックス。


【ドラマ】
日本テレビ系列で7回にわたってテレビドラマ化され、ビデオが発売されている。

放映履歴
1,代紋 TAKE2〔1〕 (1993年3月4日放送)
2,代紋 TAKE2〔2〕〜孤狼の章〜 (1994年2月6日放送)
3,代紋 TAKE2〔3〕〜獄中の狼たち〜 (1994年11月20日放送)
4,代紋 TAKE2〔4〕〜襲名! 白浜組八代目〜 (1995年6月25日放送)
5,代紋 TAKE2〔5〕〜丈二、木更津に死す! 〜 (1996年1月28日放送)
6,代紋 TAKE2〔6〕〜勃発! 白浜組VS明石組〜 (1996年12月8日放送)
7,代紋 TAKE2〔7〕〜激突! 木更津戦争〜 (1997年2月9日放送)

キャスト
阿久津丈二:的場浩司
島村カオリ:藤谷美和子
江原真悟:杉本哲太
山崎忠義:西岡徳馬
浅野洋一:菊池健一郎
石田一成:春田純一
福永孝:大森嘉之
佐山久:松澤一之
森下晶:金山一彦
美也子:竹内都子
沖田努:前田耕陽
渕上重正:八名信夫
倉田通利:斉藤洋介
矢野欣也:山崎りょう
政岡光利:山崎りょう
伯野浩二:デビット伊東
大森丈博:大和田伸也
松田さやか:大路恵美


【OVA】
代紋TAKE2 第II章というタイトルでOVA化されている。

キャスト
阿久津丈二:森川智之
島村カオリ:永島由子
江原真悟:速水奨
山崎忠義:小林清志
浅野洋一:
石田一成:
福永孝:林延年
佐山久:掛川裕彦
森下晶:
美也子:江森浩子
沖田努:磯部弘
渕上重正:
倉田通利:
矢野欣也:中村大樹
政岡光利:
伯野浩二:
大森丈博:
松田さやか:
仲西建造:松尾銀三
大西康雄:佐藤正治


(「代紋TAKE2」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年3月24日18時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E4%BB%A3%E7%B4%8BTAKE2&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)

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