≪書籍情報≫
原作:
梶原一騎 作画:
辻なおき
出版社:
講談社
版型:
文庫版
カテゴリー:
復刻版コミックス
連載雑誌:
週刊少年マガジン
ジャンル:
ヒーロー・ヒロイン/
格闘
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≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
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『タイガーマスク』は、梶原一騎原作、辻なおき作画のプロレス漫画およびアニメ作品。あるいは劇中に登場する架空の覆面レスラーである。
【漫画】
1968年1月号から1969年10月号まで『ぼくら』、1969年1号から1971年23号まで『ぼくらマガジン』、1971年26号から同年53号まで『週刊少年マガジン』に連載。
知名度の点では、「巨人の星」や「あしたのジョー」と並んで、梶原一騎の代表作に数えられる。しかし、「悪役レスラー養成機関」などの現実離れした設定や、数々の奇抜なデスマッチ描写などから、上記2作より低年齢向けとみなされることが多い。
本格的な研究はこれまで少なかったが、
同じ孤児出身で格闘技の世界に身を投じる「あしたのジョー」の主人公・矢吹丈と、本作の伊達直人の好対照
「大金を稼げるようになったのは虎の穴のおかげ、恩知らずは死ね!」と断じる“育ての親”との死闘という、「巨人の星」の星親子よりさらに壮絶なエディプスコンプレックスの物語としての側面
などが近年になって指摘されている
なお作中、強力な打撃技をくりだしてくる虎の穴の覆面レスラーに対して、タイガーがリング上に横たわってしまうという、後のモハメド・アリとアントニオ猪木の異種格闘技戦を先取りしていたかのような描写が見られるが、直接的な関連は不明。
梶原一騎没後、『東京スポーツ』において実弟である真樹日佐夫原作、風忍作画によるコミック『タイガーマスク・ザ・スター』が連載される。内容は前作タイガーマスクのリメイク的な話で、孤児院で育った青年・紅血勇児(くれない・ちゅうじ)が、謎のマスクマン「タイガーマスク・ザ・スター」としてアメリカの闇プロレス組織から抜け出し、表舞台のWWF(現WWE)に転進、やがて日本マット界へと舞台を移していく・・という話で、「孤児院」「実在レスラーとのからみ」「闇レスラー出身」など共通点は多いが、掲載紙がスポーツ新聞だったこともあり内容はかなりアダルト向けであること、アメリカが舞台であることなどが違う。単行本は二巻まで出て、連載はいよいよ日本を舞台にして日本人レスラーなどとからんでいくというところまで進展していたが、『タイガーマスク』の作画担当である辻なおきが「自分に無断ではじめた連載」と連載差止めを要求し、物語未完で連載は中止されてしまった。
主人公としてのタイガーマスク(伊達直人)
孤児として“温かい人の情けも、胸を打つ熱い涙も”知らずに育ち、“強ければそれで良いんだ、力さえあれば良いんだ”という自分以外の社会全体を敵とみなすかのような極端な思想を持つにいたる。
動物園の虎の檻の前で喧嘩をしたのがきっかけで悪役レスラー養成機関「虎の穴」にスカウトされる。
虎の穴での殺人トレーニングをこなす日々の中で、自分と同じような生い立ちを持つ孤児たちに、同じような苦しみを味あわせたくないという想いを抱くようになり、虎の穴を卒業、「タイガーマスク」としてプロレスデビューをしてからは、収入の一部を孤児院へ寄付するようになった。
当初は虎の穴へのファイトマネーの半額という上納金は支払った上で、自分の手取り分の範囲内での援助を考えていたが、自分の出身施設である孤児院「ちびっこハウス」の窮状を知り、虎の穴へ納める分まで寄付せざるを得なくなる。虎の穴はタイガーを裏切り者とみなし、タイガーを倒すための刺客を次々と送って来る。
同じ裏切り者となるなら、せめて後輩となる「ちびっ子ハウス」の子供たちに恥じない戦いをしたいと、正統派スタイルへ転向。当初は、身についた悪役ファイトが抜けきれず、また正攻法では大物レスラーを相手に通用しないので、苦闘の連続だった。レフェリーの目を盗んだ喉笛へのトウキックなどの隠し技を使うこともあったが、ジャイアント馬場にあっさりこれを見抜かれ、以後封印する。
やがて、ウルトラ・タイガー・ドロップ、フジヤマ・タイガー・ブリーカー(アニメでは「ウルトラ・タイガー・ブリーカー」)、タイガーVなど、独自の必殺技を開発している。
しかし、虎の穴が次々と送り込んでくる悪役レスラーたちとの死闘の中、反則に反則で応えてしまうこともしばしばあり、「虎の穴」で身についた悪役スタイルと正統派でありたい意識の中でながく葛藤した。彼がこの苦悩から解放されるのは、ミル・マスカラスの弟、エル・サイケデリコから、正統派のイメージにこだわるあまり、ルールで認められた5カウント内の反則まで否定してしまった兄の苦悩を聞かされてからである。
この助言を受けて、ようやく「虎の穴」の呪縛から逃れ、テクニックでも反則技でも一流であったルー・テーズの再来を目指すこととなるが、ドリー・ファンク・ジュニアとの世界タイトルマッチが実現、ぎりぎりまで追い詰めるものの、ジュニアはセコンド・シニアの指示でレフェリーの沖識名を殴打、苦し紛れの反則負けにもちこまれタイトル奪取ならず。大阪での再戦当日、車にひかれそうになった子供をかばって死亡する。最後の力で虎の覆面を近くの川へ投げ捨てたため、伊達直人の事故死とタイガーマスクの失踪はむすびつけて考えられることはなかった。
タイガーマスクと戦った実在レスラー
実在のプロレスラーも作品に登場しタイガーマスクと戦っている。
グレート・ズマ
ザ・コンビクト
ミル・マスカラス
フレッド・ブラッシー
ドン・レオ・ジョナサン
ディック・ザ・ブルーザー
キラー・コワルスキー
ドリー・ファンク・ジュニア
アブドーラ・ザ・ブッチャー
ザ・デストロイヤー
この中では、ドン・レオ・ジョナサンこそが、得意技のハイジャック・バック・ブリーカーでタイガーマスクに勝利した唯一の実在レスラーである。ただし、このエピソードは現在読めるほとんどの版で欠番とされている。ミル・マスカラスやドリー・ファンク・ジュニアも、三本勝負のうちの一本をタイガーから奪っている。
【アニメ】
『タイガーマスク』
東映動画製作、讀賣テレビ放送・日本テレビ放送網系列で1969年10月2日から1971年9月30日まで放映。全105話。
伊達直人/タイガーマスクの声は富山敬(第32話〜第39話は森功至が代役)。
アニメ版は、漫画版の連載と同時進行で放送されていたが、徐々にストーリーが違っていき、最終的には全く別の展開となった。
「虎の穴」からの刺客と対決するという大筋は同じだが、よりドラマティックで深い人間関係を描いたストーリーになっている(漫画版が完全に子供向けの内容になっているのに対し、アニメ版は大人も観賞に堪える出来となっている)。
最終回の相違。
漫画版では、交通事故で死亡。薄れ行く意識の中、正体がばれぬよう、マスクを側溝に捨てる。
アニメ版では、悪役レスラー「タイガー・ザ・グレイト」(正体は「虎の穴」の総帥)の反則技に耐えている際に、顔面への凶器攻撃をマスクを取る事によって間一髪で避け、正体がばれてしまう。そこからタイガー・ザ・グレイトに対し、容赦ない反則攻撃を繰り返して倒し、リング上で高々に笑い、試合を見ていた人達を唖然とさせる(飛行機で国外へ旅立つ場面で終了)。
主題歌の歌詞の一部に、「ルール無用の悪党に 正義のパンチをぶちかませ」とあるが、プロレスでは顔面への拳による攻撃は基本的にルール違反である。しかし、一般的なプロレスでは5カウント以内の反則はルールで認められており、梶原作品ではベビーフェイスのレスラーもよくパンチを使う。
作画も、漫画版とは違ったタッチになっている。DVDの特典として収録されているパイロット版の作画はマンガ版と酷似している。
主題歌
オープニング『行けタイガーマスク』
作詞:木谷梨男、作曲:菊池俊輔、唄:新田洋/スクールメイツ
エンディング『みなし児のバラード』
作詞:木谷梨男、作曲:菊池俊輔、唄:新田洋/スクールメイツ
『タイガーマスク二世』
東映動画製作、テレビ朝日系列で1981年4月20日〜1982年1月18日に放送。全33話。
亜久竜夫/タイガーマスク二世の声は堀秀行。
アニメ版の続編ではなく、漫画版の続編であり、伊達直人は交通事故で亡くなっている。
「虎の穴」の総帥は、「正統派プロレスで、自分を超える者を『最強のレスラー』として輩出させたいという本心を持っていた」という設定がなされている。
主題歌
オープニング『タイガーマスク二世』
作詞:保富康午、作曲:菊池俊輔、唄:水木一郎/コロムビアゆりかご会
エンディング『いのちをかけて』
作詞:保富康午、作曲:菊池俊輔、唄:水木一郎/こおろぎ'73
【最高視聴率】
31.9%[1970年3月19日] アニメ歴代12位
(ビデオリサーチ調べ、関東地区)
【虎の穴】
タイガーマスク(伊達直人)を養成し、後にタイガーマスクを裏切り者とみなして死の制裁を与えるべく悪役レスラー達と対戦させた組織。
【現実のタイガーマスク】
新日本プロレスは、漫画を元に1981年に佐山聡に虎のマスクをかぶせてデビューさせた(初代タイガーマスク)。タイガーの空中殺法は大人気を博し一大プロレスブームを巻き起こした。当時の子供達はタイガーの正体が誰かと噂しあった。タイガーマスクの権利者であった梶原一騎は漫画『プロレススーパースター列伝』の原作者として作品に現実のタイガーマスクを登場させ、虚実を織り交ぜながらタイガーマスクの人気に拍車をかけた。
その後全日本プロレスで三沢光晴が2代目タイガーマスクとなり、3代目は新日本プロレスに戻り金本浩二、現在はみちのくプロレス出身で新日本プロレス所属の4代目になっている。
なお、団体横断型イベント「'97格闘技の祭典SPECIAL」において4人のタイガーマスクが一堂に会する試合が行われた際、スケジュールの都合で不参加となった三沢の代わりに金丸義信が2代目として出場(つまり、5代目ではなく「2代目の2代目」となる)したことがある。またプロレスリング・ノアにおいてタイガー・エンペラーが登場。正体は鈴木鼓太郎だと言われている。
佐山聡以前にも、劇画の人気に着目して虎の覆面でリングにあがったレスラーがいたという余話も存在する(1971年、サムソン轡田が韓国で虎のマスクをかぶって登場した。ただし試合に出たのは対上田馬之助戦と対大木金太郎戦の2試合のみ)が、梶原一騎らの権利者の認可も得ていないものであり、歴代のタイガーマスクには数えられない。
またライバルとして、黒い虎のマスクをかぶったブラックタイガーも登場した。
現実のタイガーはリングネームこそタイガーマスクではあるが、初代タイガーはアニメ『タイガーマスク2世』とリンクしたキャラクターであり、正確には“タイガーマスク2世”が正しい呼称である。しかしながら実在のタイガーマスクのインパクトの方がアニメのそれよりも圧倒的に大きかったため、現在の4代目タイガーに至るまで、ほぼ黙殺された事実になっている。
【その他】
マンガ版・アニメ版共、タイガーマスクを助ける謎の覆面レスラーとして『ザ・グレート・ゼブラ(正体はジャイアント馬場)』が登場するが、現実でも、これをモチーフにした同名のレスラー(正体は高野拳磁)がみちのくプロレスに登場している。
格闘家の勝村周一朗は「リアルタイガーマスク」のニックネームで紹介される事がある。これは彼が児童養護施設に勤務している事に由来するが、(フィクションの)タイガーマスクは孤児院から飛び出しながらも出身施設の窮状を救うために寄付している設定であり、かなり差違がある。
パロディとして、週刊少年ジャンプに連載されたジャングルの王者ターちゃんに「タスマニアタイガーマスク」という名のレスラーが登場している。
関連商品として珍しい物としては、「タイガーマスク二世」の劇中に登場するタイガーハリケーンのミニカーがポピーより発売された。タイガーマスクの専用車からカモフラージュ用の一般車両へと変形するというギミックが搭載されており、これは「チェンジマシン」シリーズの一種として、他には「タイガーマスク二世」に関連せず劇中には登場しない「スーパーパトカー」などを加え、全三種が発売された。のちにこの玩具のコンセプトを引き継ぐ形で「特警ウインスペクター」のウインスコードが企画・製品化されている。
(「タイガーマスク」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年5月28日10時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%82%AC%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AF&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)