≪書籍情報≫
著者:
和月伸宏
出版社:
集英社
版型:
新書版
カテゴリー:
少年コミックス
連載雑誌:
週刊少年ジャンプ
≪同一著者書籍≫
【古本コミック】
・
【古本】るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- [1~28全巻]
・
【古本】るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- [1~22全巻] 完全版
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
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『武装錬金(ブソウレンキン)』は、和月伸宏(ストーリー協力黒崎薫)によるSFアクション漫画。およびそれを原作としたアニメ、ドラマCD、小説。略称は『ブソレン』『錬金』など。
【概要】
週刊少年ジャンプに2003年30号から2005年21,22合併号まで連載。その後、2005年8月16日に発売された赤マルジャンプに「武装錬金ファイナル」が掲載、2006年1月16日発売の赤マルジャンプに完結編「武装錬金ピリオド」が掲載された。これは本来「ファイナル」で終了の予定が、ページ数上物語を完結させることができなかったため「ピリオド」で2度目の完結編を行うと異例の結果となったもの。
コミックスは全10巻。テレビアニメ化され2006年から2007年春にテレビ東京系列で放送されている。
【ストーリー】
私立銀成学園高校の2年生武藤カズキはある日の夜、廃工場で巨大な怪物に襲われていた少女を助けようとして命を落とす。しかし翌日彼は無傷で目を覚ます。携帯電話には「新しい命、大事にしなさい」と謎のメッセージが・・・。
自分に起こった出来事を訝む彼の前に再び謎の怪物とともに謎の少女が現れた。カズキの新しい命「核鉄(かくがね)」、少女の謎の武器「武装錬金」、そして人食いの怪物「ホムンクルス」・・・。謎の少女、津村斗貴子の口から語られるその言葉に、持ち前の正義感を発揮させたカズキは錬金の戦士として戦うことを決意した。
カズキは斗貴子と共にホムンクルスを創り出した創造主を探し始める。その途中で戦ったホムンクルスの攻撃によって斗貴子がホムンクルスにされる期限が迫る中、二人は創造主が蝶野攻爵であることを突き止める。カズキは自らホムンクルスとなった蝶野攻爵を倒し、斗貴子を救う。
その後、カズキは正式に錬金の戦士となり、復活したパピヨンを加えたホムンクルスとその信奉者の集団LXE(超常選民同盟)との戦いに挑む。
【登場人物】
キャストはアニメ、ドラマCD共通。
主人公とヒロイン
武藤カズキ(むとう カズキ)(声:福山潤)
主人公。かなりの熱血漢・正義漢の少年。青汁が好物。いわゆる「天然ボケ」で後先考えない性格もあり、周囲の失笑(もしくはツッコミ)を買うこともしばしばであるが、「四バカ」のひとりとしてクラス内ではムードメーカー的な存在である。意外にも2-Bの学級委員を務める。「○○の達人」を自称し数々の特技を持つというが、似顔絵では絵そのものは上手いものの『ジョジョの奇妙な冒険』タッチ(ちなみに岸辺露伴のファンという設定もあり)であったり少々疑わしい。基本的に明るい性格であり、周囲の信頼も厚い。パピヨンから「偽善者」と言われる程誰かを守るために自分を投げ出す強さを持ち、例えそれが敵であろうとも情けをかけ、時に自らの命を賭けて救おうともする。とはいえ、元はごく普通に暮らす高校生の少年であり、守るべき日常から離れた孤独な戦いにおいては弱さと脆さを見せることもある。「背中に人生を」の際は仮面ライダーの変身ポーズを披露。(ポージングはZXのそれに近い。さりげなく原作一話でも披露している)
錬金戦団の戦士としてキャプテンブラボーに教えを受け、次第に戦士としての才能を開花させながらLXEと戦う。核鉄を心臓代わりに移植された結果、後に「ヴィクター」と呼ばれる超生命体に覚醒し、覚醒直後は暴走してしまうも、斗貴子の呼びかけに応えて心を取り戻した。その後は錬金戦団に半ば裏切りに近い形で、人類の敵「ヴィクターIII(スリー)」として命を狙われる事になる。「ファイナル」にて「白い核鉄」を使ってヴィクターを人間に戻す計画が失敗したため、皆を護る為にヴィクターを道連れに月へ飛び、そこでヴィクターと決着をつけ、死ぬつもりであったが、既に人間の心を取り戻していたヴィクターと仲間達の助力で斗貴子と再会し、パピヨンの作った白い核鉄で無事に人間に戻る事に成功した。そしてパピヨンとも殺さない形で自分なりに決着を付け、全ての戦いが終わった後に、斗貴子と周りも羨む程の恋人同士となり(恋人同士となって以後も斗貴子のことは「さん」付けで呼んでいる)、まひろや岡倉達親友の待つ日常へと戻っていった。斗貴子とは将来結婚する事になると思われる(「ピリオド」の表紙で結婚式が描かれている)。12月1日生まれ。余談だが、「アフター」にてパピヨンの監修によって、ロッテリや(アニメではウマカバーガー)のマスコットフィギュア第二弾の内の1つ「ライバル・偽善くん」としてフィギュア化されている。
『サンライトハート』突撃槍(ランス)/LXX(70) = III(3)/アナザータイプXLIV(44)
特性は闘争本能に呼応しての飾り布のエネルギー化(そのエネルギー量は使用者の闘争本能の昂ぶりに比例する)。エネルギーの色は山吹色(サンライトイエロー)であり、武装錬金の名前もこれに由来する(命名者は斗貴子)。カズキの心臓を兼ねているのでサンライトハートへのダメージはカズキの生命に直接響く。また、外側のアーマー部と内部の芯部分は分離できる。
元になるNO.LXX(70番)の核鉄は、黒い核鉄とされたIII(3番)を封印する為のダミーだった(本物はDr.バタフライが所持しており、後に早坂桜花の手に渡る)。
アナザータイプは斗貴子の核鉄を発動させたものであり、従来より一回り小さくなっていて、細部も異なっている(カズキはこの時自身の核鉄とダブルで発動させている為、二刀流の剣のようにも見える)。
デザインはデザイナー・神宮寺訓之によるもの。モチーフは龍(初期設定では「ドラゴンヘッド」という、穂先に龍の頭の意匠があるデザインだった)とゲッターロボ。余談だが原作1話でのみ、擬人的な表現が見られる。
『サンライトハート改(プラス)』突撃槍(ランス)/III(3)
ヴィクター化したカズキの影響を受け、形状と特性が変化したサンライトハート。小型化して取り回しやすくなった(槍先を閉じた形態はバスタードソードやツヴァイハンダー等といった大剣に酷似している)と同時に、新たな特性として創造者の意思に応じてエネルギーが発動、槍先を分解し、槍先のサイズを自由自在に変化させることが可能となった。そのため機動力が大幅に向上し、戦闘のバリエーションが非常に豊富となっている。エネルギーは創造者の体内で常時蓄積されている生命エネルギーそのものであり、ヴィクター化した際は周りの生命エネルギーを取り込んで使えるので、その出力は絶大なものになる(カズキ自身もこの力を危惧していたため、ヴィクター戦で一度きりしか使わなかった)。以前のもの同様、刀身と柄が分離可能である。石突(刃と反対の先)は以前のサンライトハートの穂先部分と同じ形状になっており、さらに石突の方からもエネルギー放出が可能。
「白い核鉄」の力でカズキが人間に戻った後も、サンライトハートの形状は何故か改(プラス)のままだった。その理由については本編中では明かされていないが、恐らく「黒い核鉄」そのものをカズキの身体から分離していない為と思われる(「白い核鉄」は「黒い核鉄」の出力を抑えているに過ぎない)。
また、「ピリオド」におけるパピヨンとの決戦では、サンライトハートが柄の部分を除いて全壊したにも関わらず、カズキは無事だった。これについては、「白い核鉄」が心臓の代わりになっていたから、改(プラス)の本体部分が石突であったからと諸説ある。
津村斗貴子(ツムラ トキコ)(声:柚木涼香)
今作品のヒロイン。錬金戦団の戦士。過去にホムンクルスに襲撃され壊滅した小学校の生き残り。顔の一文字傷はその事件の首謀者によって負わされたもので、ホムンクルスへの激しい敵意の象徴(ちなみにこの傷はいつでも治せるが、斗貴子は自身の戦士としての戒めで敢えてそのままにしている)。スパルタンと形容される情け容赦の無い攻撃に加え、その憎しみと殺意はホムンクルスに味方する人間にまで及び、早坂姉弟が人間である事と事情を知った上で殺そうとした等、一番憎んでるはずのホムンクルスとほとんど変わらない極めて危険な思想になってしまっていた(パピヨンにも一度言及されている)。しかし、カズキと恋人になって以後は刺々しさが取れ、表情も少女らしい柔らかなものになった。戦闘時の口癖は「臓物(ハラワタ)をブチ撒けろ!(臓物ではなく脳漿が入る事もある。ドラマCDや小説ではカレー粉や代数が入ることも)」で、アニメの宣伝や毎回の次回予告、DVDのCM、『武装錬金RADIO』の毎回の締めや規制音に使われるなどこの作品を端的に表す言葉になっている。
自身を庇って死んだカズキに、任務で手に入れた核鉄を埋め込み生き返らせ(これが後にカズキのヴィクター化の遠因になる)、以後「カズキを戦いの世界に巻き込んだ」罪悪感もあり、カズキと行動を共にするようになる。戦士であるため一般人と一定の距離をおいて生きてきたが、カズキや友人達に囲まれ日常の世界にも居場所を見つける。カズキよりも一つ年上だが、銀成学園でのクラスは同じ。当初はクラスメートと溶け込もうと考えていなかったが、岡倉達のフォローのおかげでクラスメートと割とあっさり打ち解けられ、人気者になる。成績は割と良い方。料理も最低でもカレーは作れる事が判明している。ギャグパートではほとんどツッコミ役だが、たまに自分もその場の雰囲気でボケきってからつっこむ傾向もあり。「背中に人生を」の際は散々ブラボーとカズキにつっこみながらもセーラー戦士風のポーズを披露した(アニメ版では更にうろたえ、リアクションが激しくなっている)。本人は覚えていないが、キャプテンブラボーとは上司部下である以前に深い縁を持っている。
カズキがヴィクター化した後は「一心同体」の誓いのもと、錬金戦団の「再殺部隊」と戦う等の苦難を乗り越えてカズキと異性として意識しあうようになり、恋人同士になる(その他にも剛太にも想いを寄せられており、その様はパピヨンに「ちょっとした幻想(ファンタジー)」と評されている)。しかし、ヴィクターとの戦いの際では一心同体の誓いを破られた上でのカズキとの離別という最大の絶望を味わい、「ピリオド」前半ではカズキの事を完全に死んだと思い込んで心身ともに追い込まれ、一ヶ月の間病院で塞ぎ込んだり、自虐的なトレーニングを繰り返していた結果スパルタンに逆戻りしてしまい、パピヨンとの決着の後に銀成市を去るつもりだったが(その際、パピヨンの言動のせいでもあるが白い核鉄の精製フラスコを破壊兵器と誤解して破壊しようとすると言う暴挙に出ている)、パピヨンに「諦めきれるのか?」と諭され、殻に閉じ込めていた感情を溢れさせ、彼への愛を再び自覚して涙を流した。そしてカズキの生存を知り、救出に向かった際に再び(恋人としての)一心同体の誓いを交わし、ようやく笑顔を取り戻す。すべての戦いが終わった後にはカズキの恋人として、日常の世界で共に生涯を生きる事となった。
銀成学園に転入して以後もニュートンアップル女学院の制服を着ているのは、ミニスカートの為バルキリースカートを使うのに都合がいいからだが、戦士でなくなって以後も着続けており、個人的に気に入っているからなのかもしれない。「アフター」にてパピヨンの監修によって、ロッテリや(ウマカバーガー)のマスコットフィギュア第二弾の内の1つ「怪人・ブチ撒け女」としてフィギュア化されている。読者アンケートでも人気は高く、主人公に次ぐ(順位自体は1位だが大量投票を行った読者がいた)。「アフター」においてはカズキのプロポーズ同然の発言で更に周りから祝福も兼ねて揶揄され、作者からも「バカップル」呼ばわりされている。8月7日生まれ。
小説版では、7年前は家族の愛情を一心に受けた「お嬢さん」らしい性格をしていた。一家と共に日ごろでも一様に和服を着ていた。夜中に鏡合わせのおまじないでウエディングドレスの自分と結婚相手(カズキ)を見る。これは「ピリオド」の表紙の絵から来ている。
『バルキリースカート』/処刑鎌(デスサイズ)/XLIV(44)
特性は生体電流で作動する四本の可動肢による精密高速機動。各可動肢の先端に一枚づつブレードがついている。接近格闘や、不特定多数の相手との戦闘を得意とする。小型化できるウェイトモードがあり、体力や精神力の消費を軽減できる。強度・攻撃力に難点があり、パワータイプの敵との戦闘では破壊される描写もしばしば見られた。刃の部分を分離する事も可能で、斗貴子やカズキが手持ちの剣として使用した事がある。剛太やエンゼル御前は「バルスカ」と略していた。ドラマCDでのみアナザータイプが登場。直線的なブレードに六角形の構造物が貼り付いた形状は「鎌」に見えるものではなくエンゼル御前にもツッコミを入れられていた。なお、『るろうに剣心』の完全版再筆にて本条鎌足の大鎌のデザインに流用されたようである。企画の段階では可動肢は八本だったとの事から、モチーフは蜘蛛であると思われる。
仲間・ライバル
蝶野攻爵(ちょうの こうしゃく)→パピヨン(声:真殿光昭)
銀成学園の3年生。入学試験での成績は五教科500点満点で、IQテストは230を記録する等、学校創設以来の天才になると言われていたが、徐々に免疫機能が低下する原因不明の難病を患ったために毎日大量の薬を服用しなければならないほど身体が弱くなり、寄宿舎でひきこもり生活を余儀なくされ、2年留年をしている。病気のこともあり、担任・同級生・家族からも見限られた為、「限りなく透明な存在」と自ら考えていた。曾々祖父の遺した研究ノートからホムンクルスの製造技術を手に入れ、後に完璧な「白い核鉄」を創り出すなど、天才ぶりを随所で発揮する。自らを人間型ホムンクルスとすることで命を永らえさせようとするが、幼生体が不完全な状態でホムンクルス化したため、不治の病を持つ不完全なホムンクルスとなった。
ホムンクルス化してからは極めてハイテンションな性格になり、蝶を模ったマスクと全身黒タイツを身に着けた「超人(蝶人)・パピヨン」となる。その際人間の名を捨て、自身が認めたカズキ以外からは本名を呼ばれることを好まない。カズキの事を「偽善者」呼ばわりするが、人間時代の自分に真摯に相対し、“蝶野攻爵”として生を全うするよう問い続けたカズキの事を心根では理解、尊敬しており、「偽善者」と呼ぶのも彼なりの敬意の表現でもある。それ故にヴィクター化したカズキに激怒しながら嘆き、彼の事を「大した事ない」と侮辱したムーンフェイスには怒りの表情を露にした。
カズキに敗北した後、バタフライに保護されLXEに加わるが、ただ飼われることを嫌い、自ら離反する。当所は人間時代に自分を受け入れなかった世界を破壊し、ヴィクターの存在を知った後はヴィクター化する事が目的だったはずだが、カズキとの決着を最優先にしていくうちにその気はなくなったらしい。
序盤ではカズキと斗貴子にとって最大の敵だったが、ホムンクルス化してからは所謂ダークヒーローとなり、カズキ達に力を貸すようになる。カズキが消息不明になった後もその生存を信じて疑わず、(バタフライとアレキサンドリアの技術を応用したとは言え)僅か一ヶ月で白い核鉄を完成させた。ヴィクターとの決戦が終わった後にカズキに白い核鉄を渡したうえで決着に臨む。決戦後は銀成市の蝶人パピヨンとして神出鬼没に活動しており、その存在は都市伝説とまで化している。
尚、前述の通り不完全なホムンクルスである為、ホムンクルスの特徴であり弱点でもある章印がない(一度バルキリースカートに左胸を刺されたが死ななかった)。そして人間及び人間社会に対して全く関心、未練を持っていないが故に食人衝動は一切なく(ホムンクルス化直後は弟や父などを喰らったが、それは「人間・蝶野攻爵」への決別の意味も込められており、それ以降人は喰らっていない)ホムンクルスとは全く別の存在とも言われ、ヴィクトリアは彼を「超人」と例えた。6月26日生まれ。
『ニアデスハピネス』/黒色火薬(ブラックパウダー)/LXI(61)/アナザータイプXX(20)
特性は黒色火薬を好きな量で好きな形に操作し、自在に爆発させることができるというもの。遠隔操作の限界範囲は半径約50m程。遠隔爆破は創造者の有視界内のみに限定されている。また、火薬の一部を燃焼し続けることによって飛行できるため、パピヨンは度々、蝶の羽根のように背中に火薬を集合させ飛行しているが、形状による性能の差異はない。パピヨンの好みにより形状は全て蝶型となっている。火薬そのものが本体で、一度使い果たすと火薬補充に丸3日かかる。アナザータイプは前の核鉄の持ち主(火渡)の特徴を受け継ぎ、噴射部分が炎を発するようになった。
名前の意味は『臨死の恍惚』(near death happiness)。名前の由来は、大槻ケンヂの小説に登場する架空の病名から。雑誌初出時には「ニアデスパピネス」と誤植されていた。読者からは評判が良く、作者自身も「パピネス」にしてしまおうか迷っていたが、大槻へのリスペクトのために「ハピネス」のままにした。
中村剛太(ナカムラ ゴウタ)(声:川田紳司)
錬金戦団の戦士。斗貴子の後輩で、両親をホムンクルスに殺され錬金戦団の養護施設で育つ。その時の彼はまだ赤ん坊だった為、家族や襲ったホムンクルスの事については何一つ覚えていない。
先輩である斗貴子に想いを寄せているが、当初斗貴子に対しての感情は恋心から逸脱しており、斗貴子の為ならば戦団を敵にまわすこともいとわず、周りに関しては徹底的に排他的になるなど、個人崇拝に近いものになっていた。斗貴子と再会した後、ヴィクターとして戦団に追われることとなったカズキと共に逃亡する斗貴子を守るため仲間に加わる。その性格故にカズキの事も毛嫌いし、化け物扱いして罵倒していたが、自分の命を狙った犬飼に対しても情けをかけたその姿勢を見て心を動かされ、次第に友情を感じ、カズキの事を戦友、そして恋敵と認めるようになった。同時に、斗貴子への想いも少年らしい恋愛感情になる。パピヨンスーツを泣きながらもあっさり着てしまったり、斗貴子の傷をチャームポイントと捉えていたりと根の部分はカズキと同レベル。
ヴィクターとの最終決戦後、カズキを失い自暴自棄になった斗貴子の笑顔を取り戻すためなら何でもすると誓う。だが彼なりに思う所もあったのか、その心の隙につけ込もうとするような真似はせず、カズキの帰還と共に笑顔を取り戻した斗貴子を見て、三角関係から身を引いた。一度は錬金戦団に残るためにカズキに別れを告げるが、「アフター」にて数ヵ月後に銀成学園に転入し、カズキ達と再会した。その後は排他的な感情は捨て去り、男として一皮むけた魅力が現れはじめており、若宮千里から想いを寄せられている。初登場ではキャラクターが固まっていなかったためにらしからぬ台詞があり憶測を呼んだ(アニメでは多少修正されて初登場時から敬語を使用)。4月19日生まれ。
『モーターギア』/戦輪(チャクラム)/LV(55)
2つで1セットのチャクラム。特性は生体電流を充電(チャージ)し、速度、角度、回転数を事前にインプットしての射出及び装着。生体電流により作動するため攻撃力は全武装錬金中でも最低クラスだが、多彩な使用法によって戦術の幅は大きく広がる。チャクラムの装着は両手足の先端のみに限定されるが、両拳に装着することでの「ナックルダスターモード(打撃強化)」、足首に装着することでの「スカイウォーカーモード(機動力強化)」、足裏に装着することでの「マリンダイバーモード(泳航力強化)」などに応用することができる。アナザータイプは登場していないものの第6巻でカズキの核鉄を抉り出そうとした際に何故か核鉄のナンバーがLXV(65)と表記されたことがある。
早坂桜花(はやさか おうか)(声:生天目仁美)
銀成学園生徒会長でありLXEのメンバー。容姿端麗で成績優秀の美少女。赤子の時に双子の弟の秋水と共に実父の愛人であった早坂真由美(声:大原さやか)に拉致され、彼女の子供として育てられる。「お母さん」だと信じていた真由美との関係は一見良好であったが、常に厳重に施錠された部屋の中のみといった異常な育て方(二人を養う為に懸命に働いてた辺り、注いでた愛情自体は偽りはなかったと推測される)をされ、監禁されていた事実すら知らなかった。そのため秋水との「結婚ごっこ」が一番の楽しみとして記憶されている。後に真由美は自室内で過労死、彼女の亡骸が腐敗していく(アニメではこのシーンはカット)様子を目撃する。真由美を横目に頑丈に施錠された部屋から助けを求めた声も周囲の無神経な大人に無視され、助け出された後も両親に拒絶された。その結果バタフライの甘言に乗せられ、秋水と2人だけで永遠を生きることを決意して永遠の命を求め、ホムンクルスの信奉者となった。このため桜花と秋水は、互いに依存し他者を精神的に排除している姉弟関係だった。しかし、カズキの説得に心を動かされ、カズキを庇って大怪我を負う。核鉄を3つ使用して一命を取り留める。カズキが再殺部隊に追われるようになってからはパピヨンと同盟を組み、エンゼル御前のオートマトン(アナザータイプ)を使用し、影ながらカズキ達を支援する。「ピリオド」ではXXII(22)の核金を使用して斗貴子達と共に戦闘に参加したため、錬金の戦士として正式に錬金戦団に入ったものと思われる。
登場時から(戦士と気づいていない頃から)カズキに意味深な接触をし、エンゼル御前の台詞からカズキに好意を寄せていた様子。しかし恋愛感情か信頼の情かは結局不明で、斗貴子を交えた三角関係になることはなかったが、斗貴子にはその性格から多少警戒されている。斗貴子いわく「今一信用ならないが、カズキへの信頼は本物」とのこと(アニメ版ではカズキに頬を赤らめており、少し恋心寄りになっている)。また、笑顔で人当たりは良いが、本心を見せず裏で策謀をめぐらすことを得意としており「腹黒」と呼ばれている。パピヨンのセンスにはついていけないらしく、カズキと剛太がパピヨンのマスクとスーツをそれぞれ借りようとした際はエンゼル御前を通して泣きながら止めていた。「アフター」以降は自分を着飾るのを止めたのか、腹黒さが少々おおっぴらになっており、秋水からも(心の中で)ツッコミを入れられていた。5月23日生まれ。
『エンゼル御前』/弓矢(アーチェリー)/XXII(22)/アナザータイプLXX(70)(声:水田わさび)
特性は付属の自動人形(オートマトン)による高速精密射撃と右手に装備されている篭手から生成される矢で他人の傷、及び疲労を引き受けること。(ただし、他人の死や人体の欠損、病気などは引き受けられない)オートマトンのアンテナ部と籠手でオートマトン及び周囲の人間と電話のように会話することができる。オートマトンのみを武装することも可能。
オートマトン部分は、通称「ゴゼン様」。戦闘時の役割は針矢(ニードルアロー)の精製。自律行動がとれ、本体と距離がかなり離れたところでも活動できる上、言語機能をONにする事によって会話も出来る。悪童のような浮ついた言葉を使うが、これは桜花の潜在意識の一部(つまり腹黒さ)を反映してのもの。桜花とは意識が繋がっているため、いつでも連絡が取れる。だが、時々桜花の命令を無視したり、自分の意思で行動をする事もできる。桜花がパピヨンと手を組んだ際にアナザータイプで登場し、カズキ達の仲間になった。アナザータイプでは前の核鉄の持ち主(バタフライ)の影響で、羽根が蝶になっている。微弱だが照明機能も持つ。羽根は取り外し可能。そして何故か失禁(本人曰く、魂の汗)も可能。なお、桜花の潜在意識が元になっているため、一応性別は女であるらしく、斗貴子を守った事で剛太に「男らしかった」と賞賛を受けた際は照れながら文句を言っていた。決戦後はアナザータイプで自由奔放な日々を送っている(桜花は戦団に内緒で70番の核鉄を所有しているが、照星は黙認している模様)。
早坂秋水(はやさか しゅうすい)(声:谷山紀章、[幼少期]小林ゆう)
桜花の双子の弟。銀成学園生徒会副会長でありLXEのメンバー。剣道の有段者で、剣道の技は「逆胴」を得意としている。沈着冷静だが内に熱さも秘めており、カズキとも性格の相性がいい。容姿以外も美しい究極の美形。姉の桜花と同じく、バタフライに突け込まれる形で永遠の生を得る為にカズキ達に戦いを挑む。一見すれば清廉潔白であるが、悲惨な幼児体験から精神が歪み始めて情緒不安定に陥っており、カズキとの戦いでは図らずも、傷ついた姉を救う前に敵であるカズキを刺し殺そうとするという、目的を見失い暴走した姿を垣間見せた。戦いの後に己の心の未熟を恥じ、修行の旅に出かけた。ヴィクターとの最終決戦において再登場(アニメではそれ以前に千歳の召集に応じてヴィクター捜索隊に参加)。錬金の戦士として戦った。「アフター」では剣術修行をしながらも学園に復学。一応卒業できるだけの単位は取れているらしい。過去の呪縛から解き放たれて桜花とは普通の姉弟関係になった様子。ドラマCD2や小説で何かと桜花の尻に敷かれつつある。5月23日生まれ。
4巻以降、姉の桜花がサポート役として再登場を果たしたのに対し、秋水の方は人気がなかったわけではないにも関わらず(人気投票では5位)本誌連載終了までまったく出番が無かった(アニメでは千歳に召集された時点で秋水はカズキの状況を何一つ知らなかった事から、桜花は秋水の居場所がわからず、連絡が取れなかったものと思われる)。その事も考慮されてか、アニメ版では出番を増やされており、エンドタイトルで出番の増加や次回の登場の有無をネタにされていた。
『ソードサムライX』/日本刀(にほんとう)/XXIII(23)
特性は刀身で受け止めたエネルギーをアースのように吸収・下緒の飾り輪から放出しての無効化。放出に時間差を作り、逆に利用して攻撃に使うことも可能。エネルギーに直接触れずともエネルギーを発しているモノを刀身で受け止めれば、特性は発動される。また、エネルギーによって発生した衝撃さえも無効化・吸収出来る。ただしエネルギー系の攻撃を使わない相手に対しては通常の日本刀でしかないので、攻撃力・戦闘力などは使用者の剣技の実力に大きく左右される。切先が両刃になった小烏造の刀身。「SAMURAI X」と銘が打たれている(銘が先か命名が先かは不明)。ネーミングの由来は『るろうに剣心』の海外版タイトル(『SamuraiX』)を作者が気に入っており、そこから流用された。
錬金戦団(れんきんせんだん)
防人衛(さきもり まもる)→キャプテンブラボー(声:江原正士)
錬金戦団の戦士長であり表向きは銀成学園寄宿舎の管理人。7年前に『照星部隊』として携わったホムンクルスによる小学校襲撃事件での失敗が元で自分を戒めるため「防人衛」の名を捨てた。基本的には明るい性格であり、名前を明かさない理由を「そのほうがカッコイイから!!」などと豪語する。サーフィンが得意であったり、カズキ達が生活している寄宿舎の管理人の仕事もこなしたりと器用な人物。格闘の腕は図抜けており、徒手空拳でホムンクルスをなぎ倒す。"流星・ブラボー脚"を初めとする13のブラボー技を持っていると自称しているが、中には"悩殺・ブラボキッス"や"心眼! ブラボーアイ"などという謎の技もありその全容は不明である。パピヨンとは結構ウマが合い、共にロッテリや(アニメではウマカバーガー)に乱入し、以来常連客。「アフター」ではパピヨンが人に危害を及ぼさない事が証明されたお陰か、普通(?)の友人関係になっている。アニメ版のエンドタイトルでは「どばばばざっぶーんだ!(木曜洋画劇場「フラッド」のパロディ)」等と言ったりするなど格好のネタキャラ要員。
カズキがヴィクター化した後は、彼を抹殺する為に再殺部隊と共に立ちはだかる。しかし、師としての情を捨てた訳ではなく、カズキを殺した後は自らの命を絶つ事でその罪を償おうとしていた。人外の物になりかけてもなお誰かの為に自らを投げ出すカズキの姿に希望を見出し、火渡の攻撃からカズキ達を庇い、「戦士としては再起不能」と宣告される程の重傷を負う(当初は死亡したと思われたが、寸前で照星に助けられていた。後日談である小説版の描写から順調に回復しているように見えるが、ライナーノートの記載からしても「ファイナル」の時点で現役を引退した可能性が強い)。ただ、それ以降も、カズキを迎えに行った際に斗貴子にシルバースキンを着せてやったり、ヴィクターを保護(照星の発言からしてもこの時はもう既に敵ではなく、戦士の一人として受け入れてたようである)したりと間接的に活躍する。決戦終結後はそのまま寄宿舎の管理人に就職。シルバースキンを模したコートを特注で作っており、本当に伊達や酔狂で着ている。10月10日生まれ。
小説版では、7年前は熱血青年で後のブラボー技である必殺技の名前をよく考えていた。千歳とは戦団内の施設で初めて会ったらしい。また、このころは女性にあまり慣れていなかった。津村家に使用人として潜入するが、仕事の合間にたびたび調査に出ていたらG3ズと斗貴子に「いつもブラブラしている坊主」→「ブラブラ坊主」→「ブラ坊」とあだ名をつけられてしまう。おそらくこれが「キャプテンブラボー」の由来。ちなみに防人が初めてブラボーの語を使ったのは千歳のビキニ姿を見た時である。努力を重んじ、「世界を救う」という理想に燃えていたが、襲撃事件後は自分の救える範囲の人間を確実に救うキャプテンとなることを目標とする。
『シルバースキン』/防護服(メタルジャケット)/C(100)/アナザータイプLII(52)
特性はあらゆる攻撃の遮断。全身を覆う武装錬金で、そのデザインには創造主の趣味が反映されている(ブラボーの場合はテンガロンハット風の帽子、長手袋、コート、スラックス、ブーツ)。防御能力に優れた武装錬金であり、直接兵器のみならずABC兵器等にも効力を発揮する(作中ではヴィクター化したカズキのエネルギードレインを防いでいる。また、「ピリオド」では宇宙服の代わりにもなった)。攻撃的な特性は一切無いが、全身を覆う武装錬金の為、これを身に着けての格闘はホムンクルスへの致命傷になりうる。
また、裏返して相手に着せると拘束服(ストレイト・ジャケット)になる(この場合、シルバースキン・リバースと呼ばれる)。着せた相手の外部への攻撃を完全に遮断することが出来る上、そのまま内圧を強めて対象を圧殺する(ストレイトジャケット・プレス)ことも可能。
元は六角形の微細な構造体の集合であり、他人に着せる為に射出する時や、防御力(リバース時は拘束力)を上回る攻撃を加えた時は、シルバースキンがチップ状に分解される(但し、分解されてもすぐに再生する為、シルバースキンを打ち破るのは非常に困難である)。
基本の形状は防護服だが、アニメや小説では網状に変化させている(この時、呼び名が「ストレイト・ネット」になっていた)。アナザータイプは海賊の船長のような衣装。
火渡赤馬(ひわたり せきま)(声:関智一)
錬金戦団の戦士長。性格・性質に難があり、通常の作戦に組み込めないメンバー達を再殺部隊として纏め上げ、率いる。火を操り、錬金戦団最強の攻撃力を持つと称されている。ヘビースモーカー。かつてはブラボー同様『照星部隊』の一員であった。7年前の事件以来、「自分は不条理の中で戦っている」という信念を貫き、物事に決して私情を挟まない性格。口癖は「殺すぞ」であり(アニメでは使われない)、言動も凶暴で荒々しく、時には悪とも取れるぐらいに非道な手段を選ぶ事もいとわない。それ故にカズキが劇中で唯一本気で激怒し、殺意すらも露にした人物でもあるが、外道に堕ちている訳ではなく、7年前は小学校の人間がほぼ全滅した際は絶叫して悔し涙を流しており、「不条理」という言葉は彼なりに7年前の事は重々しく受け止めた結果である。また、ブラボーを殺しかけてしまった時もかなりショックを受けていた。
少々他人に責任転嫁(いわゆる逆ギレ)する悪癖があるが、照星にだけは頭が上がらず、いつもつい悪口を滑らせては、モザイク処理が施されるほどの「お仕置き」を受けている(この際何故かほとんど無抵抗)。ドラマCD#2での発言(後述)以来、ファンの間でロリコン疑惑が囁かれている。ちなみに彼のファーストネームを訓読みすると「放火」を意味する警察の隠語となる。8月6日生まれ。
小説版では、7年前は防人と対照的に才能を重んじ、弱い者を守るのは強い力を持った者の使命だと考えていた。錬金戦団活動凍結後はパピヨンに核鉄を盗まれた上、大戦士長より強制的に銀成学園の英語教師の職に就く事を命じられるなど、色々と不幸な事が続いている。
『ブレイズオブグローリー』/焼夷弾(ナパーム)/XX(20)
特性は火炎爆破による半径250m・瞬間最大火力5100℃の炎の発生及び、創造者の肉体の火炎同化。火炎同化中、創造者は炎を自在に操作でき、更に炎が延焼すればするほど攻撃力・規模も比例して増していく。また火炎同化中、創造者は炎によるダメージを受けず、武器などによる物理的攻撃も無効化する。しかし、酸素濃度の薄い場所では火炎同化した肉体を維持出来なくなり、最悪の場合死亡する。火炎同化中に全ての炎が消滅した場合も死亡となる。「//」ではマグマの熱を吸収して火山の噴火を止めるという荒技を見せた。
坂口照星(さかぐち しょうせい)(声:速水奨)
錬金戦団の亜細亜方面大戦士長。戦闘部門顧問で、かつて『照星部隊』の隊長を務めていた(その時の部下である火渡には「照星サン」と呼ばれる)。慇懃丁寧な口調で話し、飄々としているが思慮深く、平和を愛する心に嘘偽りのない聡明な人物。ヴィクター捕捉と同時にカズキの再殺を中止し、監視役と言う面目で斗貴子と剛太を彼の傍に置いてやるなど寛容的だが、その反面割と強引な性格で、部下が自分の指示に従わなかったり、部下から悪口を言われた時には「HAHAHAHA!!」と笑いながら「お仕置き」をすることもある。再殺中止を告げた際、自分の事よりも斗貴子と剛太の咎めがなくなった事に喜ぶカズキを見て彼の優しい心を知り、その際見せたサングラスの奥の優し気な表情や後の言葉からしても、照星自身も再殺に関しては(少なくとも「ファイナル」の時点では)複雑な思いを抱いていたようである。そのためか、「ファイナル」では月に飛ぶカズキに向かって「戦士・カズキ」と呟いており、表面上は敵視していたカズキの事を「一人の錬金の戦士」と心のどこかで認めていたと見受けられる。
最終決戦では、錬金戦団の全戦力を結集させたヴィクター戦の指揮を執る。ヴィクターに自身の武装錬金を大破され、戦団の勝機がなくなった際、全責任を自分で取る代わりに部下を見逃すようヴィクターに懇願する。その時ヴィクターが告げた、正義であるはずの錬金戦団の悪事と彼の悲惨な過去を知り(イギリスの戦団が事実を隠蔽またはヴィクターが一方的に悪いように改竄していたのか照星らはヴィクターの背後事情について何一つ知らなかった)、戦団の過去の罪と、それを知らずに自分自身が再び同じ過ちをしようとしていた事に心を痛め、全ての戦いを終結させることを試みる。神父のような服装をしており、一度ヴィクターに対して十字を切りながら「A-MEN(アーメン)」と発言した事がある。3月14日生まれ。
小説版では、7年前の時点では死亡した犬飼戦士長の後を継いでホムンクルス討伐を進めていた。また、千歳の教師用の格好を見繕ったり、化粧の仕方を教えたりと、本編では立場上制約気味だった変人ぶりを披露している(当時の防人は「底が知れない」と発言している)。錬金戦団活動凍結後も戦団に残っているが、少々暇を持て余している模様。火渡の核鉄を盗んだエンゼル御前にも気付いていたが、笑って見逃している(御前の創造主である桜花を咎めるのを防ぐ為だと思われるが、直前に回収した61番の核鉄の使用を許可しなかったあたり、やたらと武装錬金を使おうとする火渡を反省させる意味もあったと推測される)。ゴゼンいわく、あなどれない「若作りのオッサン(ちなみに36歳)」。
『破壊男爵(バスターバロン)』/全身甲冑(フルプレートアーマー)/XVII(17)
特性は両肩のサブ・コクピットに載せた人物の武装錬金の能力の増幅・巨大化(一度に5種類まで)。50メートル超の巨大ロボットといってよいほどの巨体の動く鎧であり、内部および両肩に人間を格納できる。人型を活かして、増幅した武装錬金の特性を使用可能。また全身だけでなくボディパーツの一部だけを創造することもできるが、それでも大きすぎる故に狭い空間では使用し辛い欠点がある。その大きさゆえに単体でも破壊力は抜群で、能力の組み合わせによっては宇宙にも進出可能。最終決戦後に月までカズキを迎えに行った。
そのデザインは作者の前作「GUN BLAZE WEST」の甲冑男爵(アーマーバロン)の流用。また、身長(57メートル)体重(550トン)はコン・バトラーVと同じである。
楯山千歳(たてやま ちとせ)(声:小林ゆう)
錬金戦団の戦士であり再殺部隊「一号戦士」。ブラボーや火渡と同じ『照星部隊』の一員だった。武装錬金の特性を活かした諜報活動を得意とする寡黙な女戦士。ブラボーとは親密な様子で、連載最終回、「ファイナル」と入院中の彼に付き添っていた。7年前は長い髪を三つ編みにしており、現在とは違って無邪気な感情を露わにする性格でかなり泣き虫だった。但し現在も決して無感情という訳ではなく、ブラボーと斗貴子の為にカズキが元に戻れる方法を突き止めようとする等、熱い心を秘めている(当時、戦団は、ヴィクターとカズキを抹殺対象としか見ておらず、彼らを元に戻す為の研究を全くと言っていい程していなかった)。
連載打ち切りに関わる設定変更で、26歳という年齢に関わらず女学生としてニュートンアップル女学院に潜入することになる(この時セーラー服を着用していた)。その為、読者からは「コスプレ趣味」という声が挙がり、しかも公式設定化した。変更されていなければ、機械のように自分の感情の一切を捨て去ったキャラとなり、年齢操作の武装錬金を使用してカズキと斗貴子を搦手で追い詰める、という「強い」と言うより「畏(おそろ)しい」戦士となる予定だったらしい(名前にその名残が残る)。作中に登場する錬金の戦士の中では、錬金戦団活動凍結後の就職先が唯一明かされていない(小説版で自身の武装錬金を発動させている場面があることから、少なくとも小説版の時点では戦団に残っている可能性が高い)。7月4日生まれ。
小説版では、7年前に若干18歳で小学校の教師として潜入捜査をする。西山(後述)に核鉄を見せるという致命的な失態を犯し、襲撃事件後は前線から退く。剛太同様、千歳も戦団に幼いとき引き取られているため家族の記憶はないと明らかになっている。
アニメ版の設定では、ヴィクター捜索隊の責任者(恐らくは戦士長と同格)になっている。また、カズキにトドメを刺さなかった事で戦団の上層部に尋問されたブラボーを弁護した。どうやらカズキに関しては、敵対心が全く感じられなかったと思われる。
『ヘルメスドライブ』/レーダー/XCV(95)
特性は対象の走査・探索及び対象の近くへの瞬間移動。走査・探索対象は使用者がある程度認知しているものに限られるので、初めて会う人物などには機能を発揮できない。瞬間移動は使用者を含め、人二人分が限界。また非常時には盾や打撃武器としても使用可能。連載打ち切りの影響で初期の設定(年齢を変えられる特性の武装錬金)と異なったために使用者を含めて物議を醸した。アニメ版では最初からこの武装錬金を披露している事で、違和感を軽減されている。
毒島華花(ぶすじま はなか)(声:矢作紗友里)
錬金戦団の戦士であり再殺部隊「二号戦士」。火渡のやり方に疑問を持ちつつも随伴。武装錬金のガスマスクを装着していた為に当初は性別不詳だったが、「アフター」にて美少女であることが明らかになった。極度の恥ずかしがり屋で、武装錬金を装着していないと会話もままならない程(「アフター」で装着していたガスマスクはブラボー同様、特注品と思われる。ただ、小説版ではなるべくガスマスクを外すよう努力している模様)。錬金戦団活動凍結後は銀成学園の一年生になり、寄宿舎に住むことになった。8月28日生まれ。
好みのタイプは「炎のような人」であり、火渡に想いを寄せている。しかし作中では、火渡からかなり悲惨な扱いを受けている(だがその割にはドラマCD#2に於いて、火渡の方も「毒島を放っておけない」旨の発言をしている)。
アニメ版の設定では、千歳率いるヴィクター捜索隊のメンバーになっており、カズキ達と敵対する事はない(ただ原作でも、再殺部隊の面々の中では千歳同様、カズキ達と直接交戦する場面はない)。火渡に対する思慕は明かされていないが、ヴィクターとの戦いでフェイタルアトラクションの攻撃を喰らいそうになった時に悲鳴を上げている等、女性的な描写が描かれている。
『エアリアル=オペレーター』/ガスマスク/XXXIX(39)
特性は分子操作によりあらゆる種類の気体を生成することができる気体調合能力(有毒ガス・麻酔ガス・笑気ガスなども生成可能)。マスクには有色ガス間用のサイトや望遠機能など多彩なオプションが備わっている。ちなみに剛太のハンカチから「待ち伏せが可能」と毒島が発言する場面があるが、その真意は謎。単行本では攻略法について「ナパームで焼き払える」との記述があり、毒島が火渡と対決する構想があったものと考えられる。アニメでは(原作と比較すれば)かなり早期に使用されており、ヴィクターとの戦いでは煙幕を出して撤退を支援するのに使われた。
戦部厳至(いくさべ げんじ) (声:小山剛志)
錬金戦団の戦士であり再殺部隊「三号戦士」。豪放な武闘派で、全戦士中最多のホムンクルス撃破数(332体)を誇る。勝ち戦も負け戦も好きという戦闘狂であり、不意打ちや騙し討ちを嫌う等、戦闘に自分なりの美学を持っている(その点、勝利を最優先する根来とは対照的である)。その武装錬金の特性から、パピヨンに「ホムンクルス以上の生命力」と言わしめる。再殺部隊では最初にカズキを認めた人物。また、ルーキーである剛太の戦いのセンスも評価していた(アニメでは剛太の抹殺に難色を示している)。
「ホムンクルス以上の存在」との戦いを求め、ヴィクターIIIであるカズキとの戦いを望んでいた。パピヨンに武装錬金の弱点を突かれて敗れたが、表情は満足げであった。パピヨンを不意打ちした根来によって形成が逆転しても、パピヨンを殺さずカズキたちの元に託し、カズキ再殺から退く(アニメでは根来が不意打ちしないため、パピヨンにカズキ達の目的地を教えている)。余談だがパピヨンのセンスを「エレガント」と評価しており、後の小説版の格好からしても、彼の美的センスもかなり怪しいものがある。7月27日生まれ。
小説版の設定では、錬金戦団活動凍結後は漁師になっており、街に出る場合でも裸同然の姿で出かける等、少々露出狂気味。
『激戦(ゲキセン)』/十文字槍(クロススピアー)/XII(12)
特性は激戦本体及び創造者自身の損傷部分の高速自動修復。修復は損傷した場所で、創造者の意思に関係なく行われる。修復する体積・回数は創造者のエネルギー量により変化する。但し、激戦が創造者の手元から離れている状態では、激戦本体が損傷を認識出来ないため修復機能は発動しない(修復中に手放した場合そこで修復は中止され、再び手にすることで再開する)。また「自動」修復ゆえに修復箇所に異物が存在しても、そのまま修復してしまうという弱点を持つ。逆を言えば、損傷時に手元にさえあれば、例え肉体が跡形も無く破壊された状態からでも修復が可能(=「全身修復」)。連続使用には莫大な生命エネルギーを消費するが、戦部は倒したホムンクルスの残骸を喰らい、己の闘争本能を昂ぶらせる事で、特性の継続的使用を可能にした(アニメでは未描写)。
円山円(まるやま まどか) (声:皆川純子)
錬金戦団の戦士であり再殺部隊「四号戦士」。初登場時は丸々とした風船男の姿だったが、中身は中性的な美形のオカマ。縮小した斗貴子を鳥かごで飼いたいと発言するサディストであり、苦痛に陶然とするマゾヒストでもある。斗貴子と2度交戦したが、その能力が災いして腹の中に入られ、体内からバルキリースカートで突き破られて敗れた。プロフィールによるとエステが好きで、ゴミ出しが嫌いとの事(潔癖性なのかもしれない)。また、男が好きで女が嫌いであるので、ゲイだと思われる。4月4日生まれ。
アニメ版では容姿が更に女性的になり、千歳率いるヴィクター捜索隊のメンバーになっており、原作と違ってカズキ達と敵対する事はない。また、最初から素顔で登場した。秋水に投げキッスをするなど、やはり同性が好きな様子。
小説版の設定では、錬金戦団活動凍結後はダンサーになっている。また、バブルケイジ風の着ぐるみを着て移動している。
『バブルケイジ』/風船爆弾(フローティングマイン)/XXXII(32)
特性は風船爆弾に触れた者の身長を一発につき15cm縮めることで身長の全てを縮められた者は消滅してしまう。触れた者の衣服は縮まないが、装着している武装錬金は一緒に縮む。唯一、第三段階のヴィクターには(バスターバロンの特性でパワーアップしているにも関わらず)効かなかった。創造者の意思で風船をふくらませて破裂・その風圧を利用して他の風船爆弾を敵に当てるといった攻撃が可能(但し膨らませることが出来るのは一度に一つのみ、その破裂自体には特性は発動しない)。微速ながらも操作することが可能であり、陣形を組んで敵を囲むことが出来る。集合させたバブルケイジの上に乗ることで飛行にも使用することも出来るが、飛行は当然風任せとなる。また、装着して使用することも可能。その場合外見は巨漢のようになる。武装錬金の本体はベルトで、ベルトから風船爆弾が生成される。尚、アニメ版では炸裂すると増殖する風船爆弾という設定に変更されている。
根来忍(ねごろ しのぶ)(声:浜田賢二)
錬金戦団の戦士であり再殺部隊「五号戦士」。古風な話し方が特徴で、武装錬金を使用し常に姿を隠している。勝利こそ最優先の任務と考えており、卑怯な手段、騙し討ちも辞さない非情な性格(悪党的な性格というわけではなく、極めて合理主義なのだと思われる)。
円山の武装錬金で縮小された斗貴子が元に戻り、全裸となったところを狙ったため、剛太に「出歯亀ニンジャ」と罵倒される(実際は剛太も注視しており、彼も「出歯亀タレ目」と言い返している)。カズキや剛太の行動を「報われぬ悪あがき」であると冒涜して剛太の怒りを買い、自身の武装錬金の特性に溺れ過ぎた結果、それを逆手に取られ敗れた。また、戦友などいなくとも一人で十分戦えると自任している(普通の友達がいないとは言っていない)。ただし、剛太の手掛かりとなったハンカチを再殺部隊のメンバーに提示しているため、決して完全に仲間を否定しているわけではないようである。
小説版の設定では、錬金戦団活動凍結後は忍者村で働いている。また、自分が本物の忍者ではなく、単なるニンジャマニアであることを明かしている(毒島には本物の忍者だと思われていた)。しかし、シークレットトレイルなしで円山のきぐるみの中に本人も気付かぬ内に潜んでいるという、本物の忍者でも出来ないような芸当を披露している。12月22日生まれ。
『シークレットトレイル』/忍者刀(ニンジャトウ)/XIV(14)
特性は刀で斬ることで亜空間の入り口を開き、発動者とその遺伝子情報をもったものを移動可能にするというもの。亜空間内部に潜伏も可能。この特性は物質のみならず生物にも有効であり、潜伏しているものの内部を自由に通り抜けられる。潜伏中のモノが接触している物体に対しても、亜空間を移動することで移動・潜伏が可能だが、水や空気などの液体気体は通り抜けられない。
犬飼倫太郎(いぬかい りんたろう)(声:保村真)
錬金戦団の戦士であり再殺部隊「六号戦士」。太枠の眼鏡をかけている。劣等感が強く、自尊心が高い性格。最初にカズキ達と戦うも、カズキと剛太のコンビプレーの前に敗北。敗れた際半ばやけくそ気味にカズキに自らを殺すように言ったが、人であり続けようとするカズキには拒否された。その後は火渡に負け犬呼ばわりされてしまったちょっと可哀想な人物。軍用犬の武装錬金の使い手にも関わらず本物の犬は苦手で、小説版では、錬金戦団活動凍結後の再就職先であるペットショップで犬に懐かれて困惑する様子が描かれている。3月7日生まれ。
小説版の設定では、故・犬飼老人と血縁であることが示唆されている(恐らく老人の孫)。彼の劣等感もこの点に由来しているのかもしれない(しかし家柄には誇りを持っている様子)。
アニメ版の設定では、千歳率いるヴィクター捜索隊のメンバーになっており、原作と違ってカズキ達と敵対する事はない。
『キラーレイビーズ』/軍用犬(ミリタリードッグ)/XCII(92)
特性は2匹の犬型自動人形(オートマトン)による攻撃。2体のキラーレイビーズは知能は通常の犬と同程度だが、嗅覚は2倍・運動能力は10倍である。普段は安全装置により、創造者の持つ犬笛を使っての指令に従い、行動・攻撃させられているが、安全装置を解除すると基本状態(デフォルト)となり、本来の凶暴性が開放されキラーマシン化、笛を持っている人間以外は例え創造者であろうが全て噛み殺してしまう(ただし武装解除は可能)。
52番の核鉄の戦士
錬金戦団の戦士の一人であり、ブラボーの部下。作中に姿は一切見せず、本名も使用する武装錬金も一切不明。ブラボーとともに銀成市にやって来たが斗貴子と合流する事なくムーンフェイスと交戦、丸二日続いた戦闘の末、殺害されて核鉄を奪われてしまった。ブラボーの態度から推測するに、相当の実力者で、ブラボーも信頼を寄せていたと思われる。
艦長(声:菅生隆之)
錬金戦団の戦士の一人。白いひげの初老の男性。原作ではヴィクターの捕捉に成功したが彼に見つかってしまい、やむを得ず攻撃をしたもののあっさりと敗退してしまった。
アニメ版では航海長(声:原沢勝広)と水雷長(声:川津泰彦)の二人とともに諜報部隊としてヴィクターを監視していたが、自分達の力を過小評価されていると内心悔しがっていた。ヴィクターに見つかって交戦すると戦闘中に形態を変えるなどフレキシブルな面も見せたが、有効なダメージを与えることなく敗退(その際に三つの核鉄の内、二つを破壊されてしまった)。三人とも辛くも生き延びたものの、残りの4形態を披露できなかった事を残念がっていた。
『ディープブレッシング』/潜水艦(サブマリン)/LXXVII(77)
突撃可能の特性により、艦体ごと敵にぶつけての攻撃が出来る、巨大な潜水艦。先端に鋭い衝角を持つ。機能的には通常の潜水艦と何ら変わらず、内部に多数の人間の乗組員を抱える。
アニメ版では、艦長に加えて航海長と水雷長の核鉄(シリアルLXXVIII(78)とLXXXI(79))とのフォーメーションにより、三核鉄六形態を持つ武装錬金となっていた。他の形態では空中戦用の先端がドリル状の飛行形態が登場。また潜水艦形態では衝角突撃だけではなく、魚雷も使用している。なお、核鉄一つだけでも大きさこそ違うものの発動可能である。
LXE(the League of eXtraordinary Elects)
北関東一帯を勢力下にしているホムンクルスとその信奉者の集団。「超常選民同盟」とも名乗っている。『人間もホムンクルスも超えた第三の存在』ヴィクターに心酔する蝶野爆爵が、重傷を負ったヴィクターを守る為に組織した。
また、作者によるとLXEのメンバーの武装錬金の名前には世界の有名な童話をもじった物にしようとしていたようで、Dr. バタフライや金城など一部のメンバーの武装錬金にその名残がある。 名前の由来はアメコミの『リーグ・オブ・エクストラオーディナリー・ジェントルメン』(The League of Extraordinary Gentlemen)。日本のファンからは「超常紳士同盟」と呼ばれている。
蝶野爆爵(ちょうの ばくしゃく)→Dr.バタフライ(ドクトル.バタフライ)(声:長克巳)
LXEの盟主で人型ホムンクルス。パピヨンの曽々祖父。百年前にヴィクターと出会い、彼に錬金術を教わり、ヴィクター復活の時を待ち続けていた。チャームポイントは蝶の形をしたヒゲで、パピヨンに敗北して消滅する際に何故かこのヒゲだけしか残っていない状態で言葉を発する事が出来た。銀成学園での戦闘時は、衣装を変えて「M・バタフライ(マスター・バタフライ)」と名乗っていた。パピヨンとの対決に敗北し消滅。白の全身タイツとマントをまとうという玄孫と同じレベルの美的センス。パピヨン同様、「ちょう」を蝶と意図的に読み替える台詞が多い。「背中に人生を」のポーズはマドロスポーズで、足下に何故か繋船柱らしき物体が現れる。6月28日生まれ。
『アリス・イン・ワンダーランド』/チャフ/LXX(70)
特性はあらゆる知覚の麻痺・撹乱。拡散状態では人の方向感覚や距離感のみならず電子機器に干渉してすべてを麻痺させる。密集状態では乱反射を利用した強烈な発光により、人間の脳に強力に作用・相手の記憶の中から忌み嫌う要素をランダムに選択して幻覚を作り出し精神破壊を行なう。拡散状態の有効範囲は半径約500m。バタフライは密集状態時はパピヨンと同じく、チャフを背中に蝶の羽根の様に集合させている。また、拡散時には電話のように使用空間内の特定の場所にいる相手と通信を取ることや、水滴を付着させることで霧を作り出すことも出来る。ただし霧の発生は特性ではない。また、足元にチャフを集合させその上に乗ることで、宙に立つことが可能である。
ルナール・ニコラエフ→ムーンフェイス(声:関智一)
LXEのメンバーで飄々とした性格の人型ホムンクルス(顔が月の形をしているが、れっきとした人型である)。口癖は「むーん」(「ムーン?」になることも)。100年程前にロシアから日本へ渡ってきたというが、その目的は不明。連載が続いていれば別の活躍をしていたとライナーノートには書かれている。Dr.バタフライの死後、キャプテンブラボーに敗れ、錬金戦団に捕縛される。最終決戦の後に月に渡った。2月2日生まれ。
『サテライト30(サーティ)』/月牙(ゲツガ)/XXX(30)
外見は非常にシンプルな月牙(中国の武器に使用される刃物)。特性は月齢(0〜29)に合わせての2〜30の形態及び人数への増殖・連携攻撃。増殖した体は全てが本物で、例え斃されたとしても、一体でも残っていればそこから再び増殖できる。増殖はかなりのエネルギーを必要とするため、ホムンクルスでなければ何度も増殖することは出来ない。意識は一つであるため、増殖すればする程テクニカルな連携や複雑な動作は難しくなる。顔の形状変化は特性ではなく、ムーンフェイスの何らかのこだわりが反映されたものとされている。余談だが新月の場合は頭がない。
金城(きんじょう)(声:土田大)
LXEのメンバーで人型ホムンクルス。口癖は「ヒャッホウ!」。ブラボーに敗北し、口封じのため陣内に斃されるが、恨み言ひとつ言わずに満足げに死んでいった。ホムンクルスが舌を噛み切っても死ねない事に気づかないなど(アニメでは無かった)、少し頭が悪い。プロレスファンらしい。4月21日生まれ。
『ピーキーガリバー』/右篭手(ライトガントレット)/LII(52)
特性は空中元素を取り込んでの巨大化(体積のみならず、質量も増加する)。尚、この核鉄は元々ブラボーと共にLXE殲滅の為に派遣され、ムーンフェイスに殺された錬金の戦士が持っていたものである。
陣内(じんない)(声:千葉進歩)
LXEのメンバーで人型ホムンクルス。卑劣な性格で、普段の口調は丁寧だが怒りなどで感情が昂ると可笑しく聞こえるようになってしまう。斗貴子との戦闘で両手両足を切断され、さらには腕に足、足に腕を逆につけられた後(アニメでは削除された)、ズタズタに斃される。なお、原作では髪の色は黒だが、アニメでは登場する舞台が夜ということで色の同調を避けるために金髪になっている。3月21日生まれ。
『ノイズィハーメルン』/鉄鞭(スチールウィップ)/LXI(61)
特性は発した音で人を催眠状態にし、意のままに操作すること。有効範囲は半径約100m。一度に操作する人数が増えるほどその操作は単純化し、催眠も浅くなる。また、鞭に伝わる振動を音に変換して、遠くの音・会話を聞くことも出来る。もちろん通常の鞭としても使える(ただし攻撃力は普通)
太(タイ)(声:白熊寛嗣)
LXEのメンバーで人型ホムンクルス。中国系。巨漢で、一撃必殺のパワースタイルを好む。細と並んでかなり知能が低い。しかしバタフライの命令があったとはいえ、ハンバーガーで食人衝動を我慢できる辺りは他のホムンクルスより(少なくとも、我慢しなかった陣内よりは)少し優秀と言えるのかもしれない。核鉄を奪うためにかなりムリのある変装で銀成学園に乱入、場を混乱させたが、早坂秋水によって制裁される。
細(シー)(声:鈴木千尋)
LXEのメンバーで人型ホムンクルス。中国系で人民服を着用している。細身と長身・異様に長い手足を持ち、手数でもって攻めるトリッキーなスタイルの持ち主。太とコンビを組んで女装して銀成学園に潜入。核鉄強奪を目論むも、早坂桜花に制裁される。
鈴木震洋(すずき しんよう)(声:坪井智浩)
銀成学園の生徒会書記で、桜花の入院後は会長代理を務める。ホムンクルスの信奉者でLXEのメンバー。狡猾な性格で、銀成学園襲撃の際、生徒会長代理の立場を利用し学園全体に誤解を与え、カズキ達を孤立させようとした。計略は最初こそ成功したものの、六舛らの助力もありカズキの戦う姿が学園生徒に理解され大失敗に終わり、バタフライに見捨てられた。11月9日生まれ。
ホムンクルス調整体(-ちょうせいたい)
Dr.バタフライが造り出した、戦闘に特化したホムンクルス(その為に知能は皆無で、実質的にバタフライの操り人形と化している)。あらゆる動植物が混合されており、異常発達した牙、ひび割れた身体、鋭く長い爪といった異形の姿が特徴。
ホムンクルス“超・成体”(-“ちょう・せいたい”)
ホムンクルス調整体が共食いにより合体・巨大化した姿。4階建ての銀成学園校舎と同程度の高さを誇る。バタフライ風に呼称すると“蝶・成体”。
蝶々覆面の創造主(蝶野攻爵・パピヨン)の部下
巳田(みた)(声:置鮎龍太郎)
パピヨンが自らをホムンクルス化するための試作兼手足として生み出した動物型ホムンクルスの部下の一人。カズキたちが通う銀成学園高校の英語教師で蝶野攻爵の担任だったが、教職を仕事として割り切っており、生徒には無関心。生徒からも「学校一とっつきにくい教師」として嫌われていた。生徒の一人であった攻爵の事も面倒臭がり、さっさと退学するように言い、あしらったため、ヘビ(キングコブラ)のホムンクルスにされた。ホムンクルスとしての出来は良好で、怪物になっても教師として振る舞っていた。廃工場で斗貴子を襲った際にカズキを一度殺害する。自分の食事の邪魔をしたのがカズキだと知り、生き返った彼を改めて殺そうとするが、カズキの武装錬金によって大ダメージを負い、最後は斗貴子にとどめを刺された(アニメでは斗貴子一人に瞬殺されている)。
猿渡(さるわたり)(声:稲田徹)
パピヨンが作った動物型ホムンクルスの一人でマウンテンゴリラのホムンクルス。元は暴力団員を勤めていた巨漢で、夜の街で子分たちと共に蝶野攻爵にからんでカツアゲしたため、ホムンクルスにされる。その際に彼の子分も研究用素材としてサル、ヒヒ、チンパンジーなどのホムンクルスにされた。廃工場で子分たちを率いて斗貴子と戦うが、斗貴子によって子分は全滅。猿渡も駆けつけたカズキによって倒された。
蛙井(かわずい)(声:結城比呂)
パピヨンが作った動物型ホムンクルスの一人でコモリガエルのホムンクルス。人間だった頃は蝶野攻爵のネット(ひきこもり)仲間だったが、些細な事から彼と決裂。悪質な中傷メール攻撃をしてしまったため、ホムンクルスにされた。多弁で我慢の足りない性格をしており、パピヨンへの忠誠心もあまり高くない。背部から舌先が武器になる子ガエルを多数放ち、それを使って攻撃する。カズキとの戦闘に敗北後、花房によって制裁された。
花房(はなぶさ)(声:加藤優子)
パピヨンが作った動物型ホムンクルスの第一号でバラのホムンクルス。元は蝶野攻爵の家庭教師で、財産目当てに攻爵を誘惑したが、彼が病気持ちで助からないと知ると態度を一変。それが攻爵の怒りを買い、ホムンクルスにされた。ホムンクルスになってからはパピヨンに絶対の忠誠心をもって仕えるようになり、後続のホムンクルスの材料調達などを行なった。戦闘時は巨大なバラの姿となり、無数の触手で敵を捕らえる。蛙井を制裁した後、気絶したカズキを殺そうとするが駆けつけた斗貴子によって両目をえぐられた後、バルキリースカートの刃で切り裂かれた。「ピリオド」にて、他のホムンクルスとともに復活するが、ヴィクターに恋心を寄せているらしい。
鷲尾(わしお)(声:伊藤健太郎)
パピヨンのホムンクルスの中でも最高傑作とされる鷲のホムンクルス。猟銃で撃たれ死んだところを、蝶の収集のため山に来ていた蝶野攻爵に拾われ、攻爵の不興を買った元自衛隊員のスパルタ家庭教師を犠牲に、ホムンクルスとして蘇生した。巳田やLXEの人型ホムンクルスたちとは異なり、本体(つまりベースとなった鷲)の記憶と理性が反映されているため、蝶野への恩義から絶対の忠誠心を持つ、ある意味では人間よりも人間らしいホムンクルスと言える。己の能力を研鑽し続け、結果としてカズキの成長に大きな進展をもたらすこととなった。体の一部分だけを高速でホムンクルス化することが可能で、カズキ、斗貴子両名との戦いも(斗貴子がホムンクルスに寄生され戦闘力が半減していたからとはいえ)終始優位に進めた。また、目や風で相手の動きを読む事ができる。物語中ではカズキが戦った最後の動物型ホムンクルス。うさぎが好物。1月10日生まれ。斗貴子の声優である柚木涼香と同じ誕生日であったため、武装錬金RADIOでネタにされていた。
ヴィクターとその家族
ヴィクター・パワード(声:小山力也)
錬金戦団の裏切り者とされていたが、実は『黒い核鉄』の実験の被験者であり、黒い核鉄によって人間やホムンクルスを超えた『第3の存在』になった。かつては誇り高き戦士で好人物だったが、黒い核鉄によってかつての仲間達から命を狙われ、さらに娘のヴィクトリアを彼への刺客としてホムンクルス化されるという絶望を味わい、全ての錬金術を深く憎み、滅ぼすことを誓った。但し、本質的には善人であり、ホムンクルス達のように人間を食料扱いはしておらず(エネルギードレインはしたものの死者が出ない程度で留めており、無関係な人間は誰も手に掛けなかった)、世界を支配しようとか、人間そのものを滅ぼそうと言う考えは毛頭なかったようである。本人の趣味なのか、戦闘時はイギリス人なのに何故かネイティブアメリカンの民族衣装のような服を着ている(回想場面での休暇中は普通の格好をしている)。
明治の頃、イギリスから日本に渡り、蝶野爆爵(後のDr.バタフライ)に錬金術を伝授する代わりに、体を修復してもらうことを約束して眠りに就いた。そして、100年ぶりに目覚めた世界で錬金戦団がまたも同じ過ちを繰り返している事を知り、怒りに身を任せて第三段階へ進化しながら暴走するが、「ファイナル」にてカズキの決死の作戦で、彼と共に月へ飛ばされる。その際、斗貴子をはじめ大切な人々を護る為に自らを犠牲にしたカズキの姿に心を打たれ、本来の心を取り戻す。「ピリオド」ではカズキが地球に帰れるように尽力し、カズキの説得により共に地球に帰る事になった。そして白い核鉄で人間に戻ったが娘ヴィクトリアと同じホムンクルスになり、他のホムンクルスを引き連れ月へ渡った。ライナーノートによると娘の尻に敷かれているらしく、意外と娘には甘いパパ(親バカ)なのかもしれない。9月30日生まれ。
『フェイタルアトラクション』/大戦斧(グレートアックス)/I(1)
特性は重力の方向、強弱を操作する重力操作(但し、その特性は創造主自身には作用しない)。最大で瞬間的なマイクロブラックホールを発生し、万物を歪め破壊する。その破壊力は驚異的で、坂口照星のバスターバロンを一撃で破壊するほど。また純粋に斬る事も可能なようで、ヴィクター化したカズキの腕を切断した事もある。カズキと同じく核鉄が心臓代わりなので武装錬金へのダメージは直接使用者のダメージとなる。中心部から回転させると対称になるデザインである。
連載時は覚醒直後と最終決戦では微妙に形状が異なっていた(これについて、ライナーノーツには「カズキのサンライトハートが+に変化したのと同じと考えてほしい」との記述がある)。アニメでは後期の形状に統一されている(モチーフは『トランスフォーマー スーパーリンク』のシャドウホークの武器、エナジーライデン)。
アレキサンドリア・パワード(声:勝生真沙子)
ヴィクターの妻。夫・ヴィクターを助けたい一心で夫へ『黒い核鉄』を移植した際に起こった事件により致命傷を負い、脳だけがかろうじて生き残った。クローン技術を用いて脳を増殖し知力を高め、長年ニュートンアップル女学院の生徒達の身体を借りながら、独自に黒い核鉄を無効化させる研究を行う。その成果として「白い核鉄」を完成させるも細胞の寿命により崩壊、娘に夫への遺言を残して逝去した。回想では髪型が斗貴子に似た金髪の女性だった。2月2日生まれ。
『ルリヲヘッド』/兜(ヘルム)/L(50)
特性は身体操作。さらに対象の脳波を走査し、情報(主に思考・記憶)を探ることが出来る。兜型をしており頭部は強力に抱え込まれる為、破壊すると取り付かれた相手もただでは済まない。付属の肩帯とその先端に取り付けられたワイヤーナイフを使い攻撃が出来る。操作対象は同性の方がシンクロし易いらしい(シンクロ率が低い場合、上手く操作できない)。剛太が被った際は幸運にもシンクロできたが、その際人間をやめたかのように(ディオのパロディ)なってしまった。対象者がいなくても共鳴音などを利用し、ある程度の会話は可能。
ヴィクトリア・パワード(声:釘宮理恵)
ヴィクターの娘。ヴィクターが『第3の存在』になった責任を負わされ、ヴィクターを斃す為に錬金戦団の手で人型ホムンクルスにされてしまう。その後は母アレキサンドリアと共にニュートンアップル女学院の地下で身を潜めていた。13歳のまま年齢が止まっているはずだが、斗貴子と同じクラスに通っていたと証言している。元は無邪気な性格だったが、ホムンクルス化という悲惨な体験を経て、今ではすっかりやさぐれている。リアリストでかなりの毒舌家であり、母が死ぬ時も、(一応悲しげな表情は見せたが)涙を流さない等、大人びた印象を受けるが、父ヴィクターが白い核鉄で人間に戻った時は泣き付いている。作中では唯一、人肉(アレキサンドリアの細胞クローンの失敗作)を調理して食べていること(ミートパイ)が確認されたホムンクルスである(ただ、女学院の生徒は喰らっていない模様)。11月11日生まれ。
『アンダーグラウンドサーチライト』/避難壕(シェルター)/LI(51)
地下に広がる巨大な避難壕。六角形の入り口は開閉自在であり、内部には巨大な設備をも構築することが可能。ライフラインは、周囲から引っ張り込めるほか、1ヶ月程度なら自給自足できる。亜空間に存在しているため入り口が閉じているとまず発見されない。
私立銀成学園高校の生徒
武藤まひろ(むとう まひろ)(声:平野綾)
カズキの妹。兄譲り、あるいはそれ以上の「天然ボケ」で周囲を和ませる少女。人見知りせず、初対面の人間ともすぐに仲良くなれる。斗貴子の事も姉のように慕い、非常に懐いている。時々兄達とセットで「四バカ+1(プラスワン)」と呼ばれた事も。一度ホムンクルスと化した巳田に喰われ(丸呑みされ)た事があったが、それがきっかけでカズキの戦士としての力が開花することになる。またDr.バタフライが銀成学園高校を襲った時も、ホムンクルスの前に立ちはだかって千里・沙織を守るなど、兄譲りの勇気がある。アニメ版では天然ボケがさらに強調され、少々暴走気味になっている。『アフター』及び小説版の描写からすると、学校での成績は兄や岡倉(そしてさーちゃん)同様、あまりよろしくないようである。2月29日生まれ。
六舛孝ニ(ろくます こうじ)(声:近藤孝行)
カズキの友人で「四バカ」の1人(ただ、カズキや岡倉と違って成績は優秀)。沈着冷静な性格だが友情には熱く、銀成学園がLXEに襲撃された時は震洋と頭脳戦を繰り広げ、カズキと斗貴子を援護した。また、かなり謎の多い一面を持ち、岡倉からも「オメー何モンだ!!」とよくツッコまれている。1月25日生まれ。
岡倉英之(おかくら ひでゆき)(声:風間勇刀)
カズキの友人で「四バカ」の1人。長く伸びたリーゼントが特徴(相当に固めているらしくリーゼントで攻撃することも可能)。少々短気なところもあるが、基本的には友人思いの気のいい性格。
いわゆる好色漢でエロスな事をよく考えたりしている(彼のよく言う「ストロベリー(恋人同士でいちゃつく事)」はまひろやブラボー等、周りにも伝染している)。真面目にしていればそれなりに二枚目なのだが、鼻の下が伸びまくってしまうためナンパ成功率はほぼゼロ。
学校に内緒で原付を所持していた。ちなみに出べそ。そして男のある部分が四バカでは一番下(4巻で行われた比較では大浜>カズキ>六舛>岡倉となっていた。後にはカズキ>剛太ととれる描写もあり、別格の存在として秋水がいる)らしい。「アフター」では毒島華花に一目惚れし、ドラマCD#2では彼女とストロベリーな仲になりたいが為、ブラボーの特訓により“悶絶・岡倉キッス”なる必殺技を身につける事に成功するのだが……。8月8日生まれ。
大浜真史(だいはま まさし)(声:園部好徳)
カズキの友人で「四バカ」の1人。大柄な体躯とは裏腹に気性は穏やかで優しく、暴走しがちなカズキ達のストッパー役でもある。だが、逆上するとかなり恐く、腕力もなかなか強い。まひろ同様に人見知りしないのか、初対面のエンゼル御前ともすぐに打ち解けていた。実はスクール水着が好きな作者いわく「隠れオタク」。9月14日生まれ。
余談だが上記の三人はアニメ『R.O.D』のスタッフ(舛成孝二、倉田英之、石浜真史)がモデルとなっており、各キャラクターのイニシャルの頭文字を並べると、R.O.Dとなる。
若宮千里(わかみや ちさと)(声:猪口有佳)
まひろの友人で、渾名は「ちーちん」。眼鏡をかけて、三人娘の中では一番大人びた性格。だがその性格が裏目に出て、ホムンクルス調整体に銀成学園が襲撃された際は、前に陣内に喰われかけたトラウマを思い出し、助けに来たカズキと斗貴子の事も化け物呼ばわりして一時的に錯乱してしまった(アニメ版では錯乱する経緯が微妙に異なる)。成績も良く、いつもまひろ達に勉強を教えているらしいが、二人とも追試を受けている辺り、あまり実を結んでいないようである。沙織とは性格、趣味、特技など正反対な部分が多いが、お互い大切なものに相手(とまひろ)を挙げるほど仲が良い。アニメでは神経衰弱が好きという設定が追加された。「アフター」では剛太の魅力にいち早く気付き、恋心を持つようになる。4月28日生まれ。ちなみに名前は作者の従姉妹から拝借された。
河井沙織(かわい さおり)(声:下屋則子)
まひろの友人で、渾名は「さーちゃん」。金髪のツインテールが特徴で、まひろと並んでいつも元気で活発な少女。そして頭の中身もおそらくまひろと同レベル。まひろのことを「まっぴー」と呼ぶ。1月13日生まれ。当初は二人ともコマの隅に描かれたモブキャラクターだったが、まひろの交友関係を作る為にサブキャラクターに昇格した。 千里同様、名前は作者の従姉妹から拝借された。
その他
西山(にしやま)(声:小林ゆう)
斗貴子が小学五年生の時にホムンクルスに襲われた事件の当日、斗貴子と共に日直だった少年。その正体は100年以上生きている人型ホムンクルス。小説版「//」では「赤銅島事件」の首謀者である事が明かされた。いい子ぶりっ子な面を演じているが、性格は劇中で登場したホムンクルスの中でも、群を抜いて(バタフライ以上に)狡猾で残忍。子供の姿であることを利用し大人に付け入ったり、退屈凌ぎにわざと大人を困らせたりする様子も見せる。彼(とその仲間)によって小学校の子供達と赤銅島の住民が殺戮され、ブラボーや千歳、火渡の心に根強いトラウマを残した。本編では斗貴子の回想に一コマだけ登場しただけであったが、「アフター」に於いて火渡の執念の追跡によって捕まえられた後、施設に収容されていた斗貴子の核鉄を奪おうと襲い掛かったが、逆に斗貴子の戦士としての力を覚醒させることとなり、バルキリースカートでバラバラにされるという結末が語られた(斗貴子本人は断片的にしか覚えていないらしいが、その時家族とクラスメート達の仇を討った事になる)。ちなみに「西山」という存在が作中で発覚した当時は西山というキャラの構想もなく(つまり名前が西山である必要がなかった)、黒板に書かれた西山という名前は当時のアシスタントの苗字から付けられたとライナーノートで語られている。
『ギガントマーチ』/戦闘鎚(ウォーハンマー)/?
特性は地震発生。地面を叩くことで土石流を引き起こし、相手を巻き込み攻撃するというもの。小説版にのみ登場。火渡との対決で使用したが効果はなかった(しかし、土石流を発生させ、赤銅島を壊滅させた)。核鉄は西山捕縛後に回収されたと思われる。
蝶野刺爵(ちょうのししゃく)(声:園部啓一)、蝶野次郎(ちょうのじろう)(声:真殿光昭)
パピヨンの家族で、それぞれ父親と弟である。刺爵は蝶野攻爵に対し英才教育を施すが、攻爵が不治の難病に冒されるとあっさり見捨て、普通に育てていた次郎に家督を譲ることを決める。しかし肉親としての愛情が無かった訳では無く、実力至上主義の度が過ぎていた為の模様。攻爵と次郎の母である妻は離婚調停中で別居していた。パピヨンのマスクとビキニパンツ一枚と言う格好を素敵だと言っていたところから、彼の美的センスもパピヨンやバタフライと同レベルであろうと推測出来る。次郎は攻爵と双子ではないが、全くの瓜二つ。兄より1年遅く生まれただけで普通の教育をされたこと、曽々祖父以来の伝統ある「爵」を名前に付けてもらえなかったことから兄を酷く恨んでいる。兄への恨み節を連呼した一コマはネット上ではよくパロディされている。二人ともホムンクルス化したパピヨンに殺され、喰われている。余談だが、次郎(とパピヨン)を演じた真殿光昭は次郎に同情的であったらしく、実際にアニメで次郎が攻爵を暴行する場面を見て次郎を演じる事ができたのが嬉しくて泣いてしまったらしい(『武装錬金RADIO』にて発言)。
ロッテリやの店員(声:小林ゆう)
ファーストフード店ロッテリやのアルバイト店員(アニメでは「ウマカバーガー」)。パピヨン、キャプテンブラボー、太、細といった一般大衆から見れば変人 (変態) ばかりを接客する憂き目にあう可哀想な女の子。だが逃げ出さずにきちんと接客し、いつの間にかすっかり彼らと馴染んでしまった(それまでには、かなりの努力があった様子)。ファンからの人気は高く、人気投票でも11位にランクインしていた。
和月野ブヒ朗(声:和月伸宏)
作者の自画像であるキャラクター。斗貴子がカズキのクラスに転入してきた場面で「罵ってください」とワンカットのみ登場し、斗貴子にその場の雰囲気で「このブタ野郎」呼ばわりされた。
(「武装錬金」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年2月26日10時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%AD%A6%E8%A3%85%E9%8C%AC%E9%87%91&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License.(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)