【古本】逆転裁判 [1~4続巻] (著)黒田研二/前川かずお

【古本】逆転裁判 [1~4続巻] (著)黒田研二/前川かずお

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≪書籍情報≫

原作:黒田研二 作画:前川かずお
出版社:講談社
版型:B6版
カテゴリー:ヤングコミックス
連載雑誌:週刊ヤングマガジン別冊ヤングマガジン


≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。

『逆転裁判』(ぎゃくてんさいばん)は、カプコンの法廷バトルのアドベンチャーゲームの名、およびそのシリーズ名。また、同作品に関連した漫画作品。ファンの間では「逆裁」と呼ばれることが多いが、逆転裁判製作チームのスタッフは、「逆転」と呼んでいる。


【概要】
本ゲームは“法廷バトル”という今までにないジャンル名を生み出したゲームである(広義ではアドベンチャーであるとされる)。主に殺人事件が話の中核となり、被告人や証人との駆け引き、真犯人への追及という部分に重きが置かれている。

初期シリーズ(『1』 - 『3』『蘇る』)の主人公は弁護士の成歩堂龍一(なるほどう りゅういち、以下成歩堂)。『4』の主人公は王泥喜法介(おどろき ほうすけ、以下王泥喜)。

ゲームは、移動と会話をくりかえして裁判のための情報・証拠品を集める「探偵パート」と、そこで得た証拠を武器に依頼人である被告人の弁護を行う「法廷パート」に分かれている。法廷においては、自分の手元にある入手した情報や証拠品、または検察側から提出された証拠品とつきあわせつつ、証人達の証言を聞き、尋問においてその中にある事実と食い違う部分、つまり「ムジュン(矛盾)」を探し追及するのが、このゲームシステムにおける原則である。また多くの矛盾点を暴いていくことで事件の「真相」を徐々に明らかにしていき、依頼人の無実及び無罪を立証するのが最大の目的である。

制作上の意図により、ゲーム中の裁判制度は2000年代現在の日本のものとは大きく異なる。例えば、本作特有の裁判のシステム序審法廷制度が最たるものだが、ほかにも異なる点がある。ゲーム中、裁判長の手にある木槌は実際の日本の法廷では使われていないし、「異議あり」の発言も日本の法廷では稀である。言うとしても証人に向かって叫ぶのではなく弁護士・検事が互いの質問・尋問に対して判事に申し立てるものである。しかし、本作のように弁護人や検事でない人物が法廷に立つことは、家庭/簡易/地方裁判所で「特別弁護人」として実際に認められている。


【基本ルール】
物語は基本的に「法廷パート」と「探偵パート」とに分かれ、プレイヤーは弁護士となって両方のパートを繰り返しながら、事件を解決へと導いていく。


法廷パート

証人が行う「証言」を聞き、それに対してプレーヤー(弁護士)は「尋問」を行う。証言をさらに問い詰める「ゆさぶる」、事実と証言が異なることを証明するために証拠品を提示する「つきつける」の2つを駆使して真実を暴く。『1』『蘇る』ではペナルティポイントが5点あり、選択肢や証拠品の選択をまちがえると1点減点され、全ての点数を失うと有罪判決(ゲームオーバー)となる。『2』以降はペナルティポイントがゲージ制になっており、ペナルティを受けるとゲージが減少する。『1』『蘇る』とは異なり、失敗する局面での減少量が異なり、重要な局面であるほどペナルティが大きい(ゲージを全て奪われ即有罪判決になる場合もある)。『1』『蘇る』では話中の特定の区切り(パート)を通過する際にペナルティポイントが全回復するのに対し、『2』以降は一日の法廷パートを全てクリアしない限りゲージは回復しない。

つきつける
プレイヤーは証言の台詞のうちムジュンがある部分に対して「つきつける」を選び、同時にムジュンの根拠になる証拠を示す。『2』と『3』では人物リストも選択肢に含まれる。これが正解ならストーリーは先に進むが、指摘する部分や提示すべき証拠品をまちがえた場合はペナルティを受け証言からやり直しとなる。

ゆさぶる
証言のセリフに対して「ゆさぶる」を選ぶと、詳しい情報が得られる。「つきつける」を使わず証言をゆさぶり続けることでストーリーが進む場合もある。ゆさぶった後で新しい証言が出されることがあり、ゆさぶりで動揺した証人がここで矛盾したことを言う場合もある。基本的に何度ゆさぶってもペナルティにはならない。「ゆさぶる」を使った時点でペナルティを受ける場合は、事前に警告されることが多い。

みぬく
『4』で登場。特定の証言のセリフに対して腕輪を選ぶと、証人が嘘をつくときに出る「クセ」を見抜き、それを指摘して進める。このときは証人のしゃべるスピードが非常に遅くなり、嘘をついたときにクセが出る。見逃した場合はもう一度聞き直すことができる。

上記の各操作をおこなうと、弁護人の考え・方針を答えなければならない設問が発生する場合がある。設問の形式は様々で、選択肢の中から正しいものを選ぶ形式、証拠品(または人物)提示、資料図示、動画図示などがある。画面に残りゲージが表示されている設問では間違った答えを選ぶとペナルティとなるが、残りゲージが表示されていない設問ではペナルティの対象とならない。


探偵パート
さまざまな人物から情報を手に入れたり、現場検証して証拠品を集めるなどの行動を繰り返し、裁判に必要な手がかりを集めることが目的。ペナルティはない(ただしサイコ・ロックにはペナルティあり)。また、必要となる全ての証拠品および情報を得なければ次の法廷パートへ進まないので、「探偵パートで調べ忘れをしたために法廷パートのクリアが不可能になる」といういわゆる「詰み」の状態は発生しないようになっている。

サイコ・ロック
心に「鍵」をかけた人物に対し勾玉を「つきつける」と、その人物からいくつかの問題が出される。プレーヤーはそれらに対して1問ずつ正しい証拠品または人物を提示する。不正解ならばペナルティとなりゲージが減るが、0になるとほんのわずかだけ回復するためゲームオーバーにはならず、何度でも挑戦できる。すべて正解すれば解除成功となり、錠のかかっていた情報を聞くことが可能になり、ゲージも半分回復する。なお、サイコロックは発見直後の時点での手持ちの証拠品で解除可能とは限らない。たいていの場合、別の場所で新たな証拠品及び情報を探した後に戻ってきて解除することになる。

電波・金属探知
『2』『3』に登場。『1』にも金属探知機は登場するが、所持した状態で特定の場所へ行くと、イベントが発生するだけのもので後述するような操作は行わない。電波もしくは金属の反応がある場所にカーソルを重ねるとカーソルが「ピー」という音を立てて赤色に変化し(DS版では「CHECK」の文字が点灯し)、その場所や物を調べることができる。この操作をくり返し、目的の証拠品を発見すると成功となる。電波探知器や金属探知機は電波発生源や金属のある場所にはすべて反応するが、目的外の場所や物を調べてもペナルティにはならない。

カガク捜査
『蘇る』『4』に登場。DSのタッチパネルを利用した新要素。なおタッチペンが存在しない携帯アプリ版『蘇る』では操作は簡略化されている。(3Dで変更できる視点が決まっている、指紋採取で粉をまいて吹き飛ばすまでが自動で行われる)

3D証拠品
証拠品を3Dで表示し、X軸回し・Y軸回し・拡大縮小で色々な角度から調べることができる。

ルミノール試薬
血痕に反応する薬品を証拠品ファイルで「ふきつける」を選ぶことによって使用する。タッチペンで薬品を吹きつけ、反応があると青白く光って見える。血痕は本編に関わるものよりも、むしろ「お遊び要素」として出されているものが多い。『4』では第3話の法廷パートで一回のみ使用する。

指紋検出
タッチペンでの操作で指紋のありそうなポイントに採取粉をおき、マイクに息を吹きかけて「吹き飛ばす」ことによって指紋を検出し、その指紋と一致する人物を調べる。『4』では第2話のみに登場。

足跡検出
『4』第2話に登場。足跡にタッチペンで石膏をまんべんなく流し込み、ドライヤーで乾かした後にインクをつけて足跡をとる。あとは指紋と同様に一致する人物を調べる。

毒物検出
『4』第4話に登場。ルミノール試薬とほぼ同じだが、こちらは毒物に反応する。

X線解析装置
『4』第4話に登場。X線を使って物体を透過して調べる。断面を見ながら反応するポイントを探し、反応した場所をタッチペンで固定した後、調べたい部分を再び探す。これをくり返すことで封筒の中身や絵の下絵を調べることができる。


【シリーズ一覧】
ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーDS等で発売されている。これまでのシリーズ作品のディレクターとシナリオは全編を通して巧舟が担当している。以下は特に説明の無い限り全て日本国内向けに発売されたバージョンについての情報。

* 逆転裁判(GBA 2001年10月12日発売)
* 逆転裁判2(GBA 2002年10月18日発売、DS 2006年10月26日発売)
* 逆転裁判3(GBA 2004年1月23日発売、DS 2007年8月23日発売) - CEROレーティング12歳以上対象
* 逆転裁判 蘇る逆転(DS 2005年9月15日発売) - CEROレーティング12歳以上対象、PEGIレーティング7歳以上対象
* 逆転裁判4(DS 2007年4月12日発売) - 限定版のみCEROレーティング12歳以上対象

逆転裁判3までの主人公成歩堂龍一に代わり、4では王泥喜法介という新キャラクターが主人公になっている。

* 2008年4月以降に『逆転裁判5』の発売が決定している。
* さらに、シリーズのスピンオフ作品として御剣怜侍が主人公である『逆転検事』(ニンテンドーDS、発売日未定)の発売も決定した。

カプコンのケータイサイトでは携帯電話用アプリとして、『逆転裁判蘇る逆転』『逆転裁判2』『逆転裁判3』が移植されているほか、『逆転裁判ポーカー』『クイズ逆転裁判』『昇進テスト』といったオリジナル作品も配信されている。『逆転裁判4』の携帯用アプリの移植については未定である。

* 以下は移植作品(ソースネクストから販売)
o 逆転裁判 PC(Windows 2005年12月23日)2,970円(税込)
o 逆転裁判2 PC(Windows 2006年3月31日)2,970円(税込)
o 逆転裁判3 PC(Windows 2006年3月31日)2,970円(税込)
o 逆転裁判 PC 1・2・3セット(Windows 2006年3月31日)6,980円(税込)


逆転裁判
シリーズ第1作目。全4話。続編が出る予定はなかったため、4話でほぼ全ての伏線を回収している。システムはこの時点でほぼ完成されており、続編において大きな変更は見られない。

第1話:初めての逆転
綾里法律事務所所属の新米弁護士、成歩堂龍一の初弁護。アパートで殺人事件が発生し、被害者の恋人で成歩堂の小学校以来の親友・矢張政志が逮捕された。成歩堂は矢張の無実を信じ、はじめての弁護を引き受けることを決意する。

第2話:逆転姉妹
綾里法律事務所で、成歩堂の師匠・綾里千尋が撲殺された。その犯人として、第一発見者であり、被害者の妹で修行中の霊媒師である綾里真宵が逮捕される。留置所を訪れ、彼女が犯人ではないと確信した成歩堂は弁護を引き受け、真相を調べ始めるが、彼の前に大きな壁が立ちはだかる……。

第3話:逆転のトノサマン
人気テレビ番組のヒーロー・トノサマンが怪人アクダイカーンを倒した!テレビではごく当たり前のことが、現実に殺人事件として起こってしまった。トノサマンファンの真宵に引っ張られ、成歩堂は留置所にいるトノサマンの役者・荷星三郎を訪れることになるが、事件は二転三転し……。

第4話:逆転、そしてサヨナラ
公園の湖のボート上で殺人事件が発生。容疑者として逮捕されたのは、なんとライバルであり旧友でもある天才検事・御剣怜侍。成歩堂は御剣を弁護するため、留置所へ向かうが、御剣は成歩堂の弁護を一向に受けようとしない。調査を進めるにつれて、15年前のDL6号事件との関連性が浮き彫りになっていき、過去の確執と真相が明らかになり始める……。


蘇る逆転
GBA版『1』のニンテンドーDSへの移植にあたり、『1』と『2』の間の時期に新シナリオ1話を加えたもの。元は逆転裁判の海外進出のために開発されたもので、日本発売版でも設定を切り替えて英語版がプレイ可能。なお、英語版ではストーリーに大きな変更はないが、場所の設定は日本からアメリカに変更されている。また、証拠品ファイルの説明や台詞の表示がされるウィンドウの大きさにも違いがある。このことから、『蘇る逆転』は海外における『1』に相当する。

1 - 4話のシナリオはGBA版と全く同一であるが、第1話のみタイトルが「初めての逆転」から「はじめての逆転」とひらがな表記に変更された。DSの機能を活かして、法廷記録が下画面での1ページあたり8個の表示に変更され素早く選択できるようになっていたり、マイクを使った音声入力で「待った!」「異議あり!」「くらえ!」が可能だったりと、ユーザーインターフェースには改良がなされている。

追加された新シナリオでは、ニンテンドーDSの機能を活かした3D証拠品や指紋検出といった「カガク捜査」が導入されている。

第5話:蘇る逆転
ひょうたん湖での殺人事件(『1』第4話の事件)から2か月。あの事件以来、成歩堂は法廷に立っていなかった。そんなある日、一人の少女が「姉を助けて欲しい」と事務所に駆け込んでくる。彼女の姿が、事務所を去った真宵と重なって見えた成歩堂は依頼を引き受ける。依頼された事件は、検察局の駐車場で捜査官が刺殺されたというもの。しかし、その殺人事件と同日・同時刻に、同じ捜査官が、警察局と検事局で殺害されたという奇妙な事件が起こっていた。
バッドエンドも存在し、巧舟曰く「ボリュームは『今までのシナリオの一番長いものの1.5倍くらい』」。


逆転裁判2
当初は全5話を予定していたが、ROM容量の不足からやむなく収録エピソードを一つ削ることが決まり、全体の構成がやりなおしになり開発全体がかなり難航したという。その影響かは定かではないが、第2話のトリックに非常に不可解な点があり、ユーザー間の議論を招いた。また、GBA版では全話を通して誤植が多い(DS版ではほとんど修正されている)。

変更点

* 『1』では「つきつける」コマンドの対象は証拠品ファイル内のものだけだったが、今作から人物ファイルもつきつけられるようになった。
* 法廷パートでの尋問時に、方向キーで証人の証言内容を先へ送ろうとしたとき、うっかりキーを押し過ぎてループさせてしまうというミス(スキップができない成歩堂のセリフが入った後、証言内容の先頭に戻ってしまう)が『1』ではよく発生したが、『2』でこれに対して防止措置がとられた。
* 法廷パートで間違ったタイミングや証拠で異議を唱えた場合、『1』ではどんな間違いでも重みが同じで1回の裁判につき4回のペナルティまで許されるという回数制だったが、『2』からはゲージ制に変更された。失敗した状況によってペナルティの大きさが変化し、一度の重大な局面でのミスが即ゲームオーバーに繋がる緊迫感を演出する。
* サイコ・ロックという新要素が導入された。これは探偵パートで秘密を抱えた人物から証拠品を突きつけて情報を引き出すというもの。

ニンテンドーDS版が2006年10月に発売されたが、『蘇る逆転』の第1話 - 第4話に加えられた変更と同様、タッチペン対応の証拠品リストやマイクでの音声認識機能はあるものの、新シナリオその他の追加要素は特に無い純粋な移植作品となっている。なお、DSにGBA版とDS版を同時に差し込むことで、最初から全ての話を遊べるようになる。

なお、ディレクターの巧は「なるほど逆転裁判!」にて、難易度の高さを「個人的に大きな反省点」として挙げている。

第1話:失われた逆転
公園で、婦人警官が恋人の男性警官を殺害した容疑で起訴された。弁護を引き受けた成歩堂だったが、開廷直前に何者かに殴られ記憶喪失になってしまう。自分が弁護士であることも思い出せないまま、成歩堂は法廷に立つことに……。

第2話:再会、そして逆転
医療ミスで14人もの死者を出した「霧崎医院」の院長・霧崎哲郎が、自らの潔白を真宵の霊媒で証明するため、成歩堂法律事務所を訪れた。成歩堂は霧崎医師とともに真宵のいる倉院の里を訪れるが、霊媒中に霧崎が殺害されてしまう。真宵を救うため、成歩堂は再び真宵の弁護を引き受ける。審理が進むにつれ、事件発生にまつわる驚くべき事実が明らかになる。
『1』では話順と時間の進行が一致していたが、『2』以降は必ずしもそうではなく、この事件は第1話の2か月前の出来事を回想しているという設定である。

第3話:逆転サーカス
有名なサーカス団・タチミサーカスの公演を観に来た成歩堂達。ところがその翌日、同サーカスの団長が殺害され、大スターである天才マジシャン、マックスことマキシミリアン・ギャラクティカが逮捕されてしまう。成歩堂はマックスの大ファンである真宵に引きずられ、留置所を訪れる。次々と姿を現す「ありえない」証拠が導く結末とは……。

第4話:さらば、逆転
「大江戸戦士トノサマン・丙!」の主役で大スターの王都楼真悟が、ライバル俳優の殺人容疑で逮捕された。その直後、真宵が営利誘拐され、成歩堂は誘拐犯から王都楼の弁護と無罪判決の要求を依頼される。逆転裁判シリーズの中で初めてバッドエンドが登場するエピソードとなった。


逆転裁判3
成歩堂の師匠、綾里千尋の新人時代の様子も描かれる作品。前作にも増して霊媒の扱いが大きくなり、ストーリーのみならず事件の中核に直接関わるようになった。

ゲームシステム自体は前作からほとんど変更は無いが、「2」では探偵パートでのみだった“一度クリアしたエピソードのメッセージスキップ”が法廷パートでも可能になっている。一回でゲームオーバーになる部分も減らされており、システム面が大幅に改善されている。

なお、このゲームは2004年1月25日 - 1月29日および1月31日 - 2月5日に東京駅と新大阪駅構内で東海道新幹線利用者向けに午前10時から深夜24時にかけてゲームボーイアドバンスSPと共にソフトを無料で貸し出しするという鉄道サービスとしては世界で初めての試みも行われた。ちなみにこのサービスのキャッチコピーは「新大阪に着くまでに犯人を見つけ出せるか!?」であった。

2007年8月23日にはDS版が発売。これにより、1 - 4までの全ての作品がDSに揃った。

第1話:思い出の逆転
成歩堂の師匠である、綾里千尋の若き時代の物語。初めての裁判でボロボロになった千尋が1年ぶりに弁護をひきうけた依頼人は、自身の恋人の元恋人の殺害容疑をかけられた大学生、成歩堂龍一だった。
このシナリオではプレイヤーは成歩堂ではなく、綾里千尋として法廷に立つ。

第2話:盗まれた逆転
「倉院の里秘宝展」で展示する予定であった秘宝「倉院の壷」が、怪人☆仮面マスクによって盗まれた。成歩堂たちは壷を取り戻すために調査を開始するが、名探偵や謎の検事の登場で事件は思わぬ方向へ進んで行く。

第3話:逆転のレシピ
糸鋸によると、“成歩堂”の雑な弁護のせいで「あるウエイトレス」に有罪判決が下されたという。まったく身に覚えのない成歩堂は自分のニセモノがいると考え、調査を開始するが、ひと癖もふた癖もある証人ばかりが登場する。
このエピソードは「2」で削られたエピソードであるため、背景や登場人物に前作とつながる部分がいくつか存在する。

第4話:始まりの逆転
今から6年前、誘拐殺人の死刑囚が脱獄し、その死刑判決を決定付けた警察官を殺害した。新米弁護士・綾里千尋の初審理。そしてもう一人、検事局始まって以来の天才検事の初審理でもあった。
成歩堂が過去の記録を調べているという一種の回想形式で描かれる(現実での時系列は、第5話の途中)。
成歩堂の姿が見られるのは冒頭と終わり部分の少しだけで、プレイヤーは再び千尋として法廷へ立つ。また、成歩堂は全く関与していない。

第5話:華麗なる逆転
成歩堂は真宵と春美から、霊力を鍛えるために霊場へ保護者として同行してほしいと頼まれる。あまり乗り気ではなかった成歩堂だが、その霊場を特集した雑誌の写真にはかつての事件で有罪となったはずの「ある人物」の姿があった。これがどういうことなのかを確かめるため、「葉桜院」に向かう。


逆転裁判4
「新章開廷!!」をコンセプトにし、『3』第5話の7年後の世界で、新キャラクター・王泥喜法介が主人公。『蘇る逆転』に登場したカガク捜査、ポリゴンの証拠品などのシステムは全編に組み込まれている。また、今作から「みぬく」と呼ばれる「人の癖をみぬく」能力を用いて法廷パートを進行させる新システムが登場する。また、探偵パートで人物ファイルをいつでも突きつけること、蘇る逆転でいつでも可能だったカガク捜査ができなくなっている。

当初はシリーズを一新させる意味で、旧作のキャラはいっさい出さない予定だったが、上層部からの意見により「成歩堂龍一」と「裁判員制度」を登場させることになった、とディレクターの巧舟が公式ブログ[1]やインタビューで語っている。亜内や裁判長は引き続き登場。糸鋸は回想シーンのみで登場、また『蘇る逆転』と『2』に登場した人物も再登場している。「霊媒」を除いた前作までに登場していた用語も引き続き登場している。

テレビCMや広告などには、イメージキャラクターとして、丸山和也が出演した。広告キャッチフレーズは「嘘を暴く快感。」。初回限定版には『逆転裁判事典』と銘打ったこれまで発売されたシリーズのあらゆるデータを収録したソフトがもう一本付属していた。

なお、CAPCOMのオンライン販売サイトであるe-CAPCOMにて限定版の予約開始の際に、サーバーの許容範囲を遥かに超えるアクセスが殺到し、トップページ含むサイト内全てのアクセスが不能となり、翌日CAPCOMが陳謝する事態となった。

第1話:逆転の切札
ロシア料理レストラン「ボルハチ」でポーカーの最中に殺人事件が起こり、王泥喜の師匠・牙琉霧人の親友でピアニストの成歩堂龍一が逮捕された。その成歩堂からの指名で弁護を引きうけた王泥喜だが、初めて立つ法廷で依頼人を救うことが出来るのか。

第2話:逆転連鎖の街角
王泥喜は成歩堂に呼び出され、事務所の仕事をなしくずしに押し付けられる。新パートナー・みぬきと共に町の小さな事件に関わっていく末に、王泥喜はある殺人事件の弁護を依頼される。

第3話:逆転のセレナード
異国の歌手・ラミロアのマネージャーが、牙琉響也が率いるバンド「ガリューウエーブ」の歌詞になぞって射殺された。容疑がかかった異国のピアニストを、言葉が通じない状況で弁護することになる。

第4話:逆転を継ぐ者
裁判員制度のモデル裁判の弁護士を、王泥喜が引き受けることになった。現場の調査に行くと、見ずしらずのはずの被害者と王泥喜との意外な繋がりが判明する。
後半では、7年前に成歩堂が弁護士の資格を剥奪された事件を見てから、成歩堂を操り7年前と現代を行き来して真相にたどり着く「メイスンシステム」というパートが探偵パートの代わりに登場する。また、プレイヤーの選択によるバッドエンドが存在する。


【主要登場人物】
[ ]内はゲーム中に表示される名称。アルファベットで書かれているものは英語版での名前。なおキャラクターのネーミングの由来について言及されている場合は全て開発上の命名の由来を意味するものであり、劇中での設定ではない。全登場人物の一覧は逆転裁判の登場人物の一覧を参照。


初期シリーズ(1 - 3、蘇る)

成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)[ナルホド]
初代主人公。刑事事件を専門とする弁護士であり、成歩堂法律事務所の所長。ギザギザした髪型と青いスーツが特徴。小学生の頃の学級裁判がきっかけで御剣怜侍、矢張政志とは親しい間柄。正義感が強くお人よし。大学時代に無実の殺人容疑で逮捕され、綾里千尋の弁護を受けた(『3』第1話より)。千尋から受け継いだ「発想の逆転」と、「依頼人の無実を信じ通す心」が最大の武器である。

綾里 千尋(あやさと ちひろ)[チヒロ]
成歩堂の師匠にあたる凄腕の弁護士。『1』の第2話にて撲殺された。霊媒師として育てられたが、母が失踪した後に、弁護士になり星影法律事務所に勤めた。その後、独立し綾里法律事務所を開いた。非常に早い退場でユーザーを驚かせたが、その後真宵や春美の霊媒で度々登場し、成歩堂に力添えをしてくれる。

綾里 真宵(あやさと まよい)[マヨイ]
千尋の妹であり、倉院流霊媒道の霊媒師(『1』では“修行中の”と自分で付け足していた)。『1』の第2話にて千尋殺害の容疑者として逮捕され、成歩堂と出会う。成歩堂の弁護によって無罪となって以降、成歩堂と行動を共にしている。トノサマンシリーズの大ファン。従妹である春美とは仲がよく、実力も認めている。

綾里 春美(あやさと はるみ)[ハルミ]
『2』から登場した千尋・真宵の従妹にあたる礼儀正しい少女。古風な口調で話す。真宵を姉のように慕っており「真宵さま」と呼ぶ。分家の娘でありながら、真宵の勾玉に霊力をこめ、サイコ・ロックを見る力を与えることができるほどの霊力を有しており、その実力は真宵を凌ぐほどである。箱入り娘であるため、里の外のことを余り知らず、男女の仲に敏感な面があり、成歩堂を真宵の「運命の人」だと思いこんでいる。図画工作が苦手。真宵・千尋からは「はみちゃん」と呼ばれる。

御剣 怜侍(みつるぎ れいじ)[ミツルギ]
天才検事。国内最年少の20歳で検事になり、その後5年間、常に有罪判決を得てきたが、親友・成歩堂との再会と彼との法廷での戦いを経て、その考えを徐々に改めてゆく。赤いスーツとフリルタイが特徴。小学生の頃は弁護士である父の影響を受け弁護士を志していたが、父が殺害されたDL6号事件を境にして弁護士を憎むようになり、検事となった。DL6号事件の影響により地震を苦手とする。劇中では「欠点の無いカンペキな男」と表現されているが、前述の地震の他、人付き合い、折紙、世間話など、身近なもので苦手なことが多い。

矢張 政志(やはり まさし)[ヤハリ]
成歩堂の最初の依頼人。「事件のカゲにヤッパリ矢張」と言われるほどのトラブルメーカーであり、成歩堂の親友。色々な女性と付き合うがよい結果を生まない。『1』ではマンジュウ売り、『3』の第2話では警備員など職を転々としていたが、次第に芸術方面の能力を見出し、『3』最終話では絵本作家・天流斎エリス(てんりゅうさい エリス)に弟子入りして天流斎マシスを名乗っている。本人曰く、似顔絵が得意。

裁判長(さいばんちょう)[サイバンチョ](「1」では[サイバンカン])
つるりとした頭と髭が特徴の地方裁判所の裁判長であり、本名・年齢は不明。ゲーム内屈指のボケ役であり、弁護士・検事の意見に左右されやすく、すぐに判決を下そうとする。ただし、彼が担当した裁判は結果的によい方向に終息するらしい。コンピュータを知らないほど機械関係の横文字に弱い。木槌に思い入れを持っているようである。なお、『3』にて弟も裁判官であることが判明する。

糸鋸圭介(いとのこぎり けいすけ)[イトノコ]
いかつい風貌と完璧には程遠い頭脳を持つ刑事であり、初動捜査を担当している。通称は「イトノコ刑事」。口癖は語尾に「 - ッス」。気は強くないが、部下には威厳のある話し方をする。御剣のことを「尊敬できる上司」として厚く信頼している。常に着用しているコートは最初はベージュ色だったが、シリーズを重ねるごとに色あせて緑色とカーキ色を混ぜたような色になった。失敗が多いため過去何度も減給されており、ソーメンが主食らしい。無精髭を生やしているので狩魔冥や春美から散々な呼び方をされる。見た目に反して機械に強く、成歩堂の調査を助けることもある。

亜内 武文(あうち たけふみ)[アウチ]
各シリーズの第1話を担当する検事であり、成歩堂が最初に対峙した検事。かつては“新人つぶし”の異名を持っていたが、既にその面影は無い。髪型が毎回変化しており、『3』の第1話ではリーゼント風の髪型をしていたが、敗北のショックで毛が抜けた。

狩魔 冥(かるま めい)[カルマ]
『2』『3』に登場。『1』に登場した狩魔 豪の娘。アメリカで育ち、13歳のときに検事になった。成歩堂に対しあからさまな敵意を向けており、成歩堂から有罪判決を得ることに執念を燃やしていた。父親同様「完璧な立証」に強くこだわり、証拠の隠滅や証言の操作が主戦法とする。常にムチを携えており、何者に対しても一撃を与える。他人をフルネームで呼ぶ癖がある。

ゴドー[ゴドー]
『3』に登場。白い髪と赤く発光するバイザーが入った仮面が特徴の検事。「クッ…。」が口癖でハードボイルドな性格を持ち、わかりにくい比喩を用いることがある。本名・年齢・経歴がいっさい不明という謎の人物。成歩堂に対し敵対的な態度を見せ、成歩堂を「まるほどう(Trite)」と呼ぶ。有罪を得ることよりも「真実」を暴くことを目的としているため、非合法な手段を使わずに立証を行う。コーヒーを何より好み、審理中にもしばしば飲んでいる(審理中に飲むのは17杯まで)。理由は様々だが、 時折カップを成歩堂に投げつけることもある。


後期シリーズ

王泥喜 法介(おどろき ほうすけ)[オドロキ]
『4』の主人公で熱い性格の新米弁護士。紅いスーツと上に角のように尖らせた前髪が特徴。響也からは「おデコくん」と呼ばれる。牙琉法律事務所に所属していたがある事件の解決後、成歩堂の事務所で働くことになった。証人の癖を見抜き、嘘を見破る能力を持つ。常に左腕に腕輪をはめている。成歩堂と同様に高所恐怖症である。発声練習を頻繁に行っているため声が大きい。そのためか苦情も出ている。「大丈夫です!」が口癖。プロモーションムービーで声を担当しているのはKENN。

成歩堂 みぬき(なるほどう みぬき)[ミヌキ]
成歩堂龍一の養女。成歩堂を「パパ」と呼ぶ。中学生にしてマジシャンの見習いでもあり、「ビビルバー」でマジックを行っている。「成歩堂芸能事務所」(後に「成歩堂なんでも事務所」に改称)の所長であり、彼女がほとんど生計を立てている。相手の癖を見抜く能力を持っており、王泥喜の手助けをする。また、人生の最期は「脱出マジック中に行方不明」になると決めているらしい。得意芸は「ぼうしクン」と「マジック・パンツ」。とことん明るい性格。

成歩堂 龍一(なるほどう りゅういち)[ナルホド]
初期シリーズ主人公。7年前(『3』第5話の約2か月後)に弁護士の資格を剥奪されて以来、ロシア料理店「ボルハチ」でピアニストとして活動しているが、裏の顔はポーカーの無敗の勝負師である。弁護士の資格を剥奪されてから、ピアノのひけないピアニストと名乗っている。初期シリーズと比べ大幅に雰囲気が変わっており、皮肉屋的な言動が多く謎めいた行動をとるので王泥喜も苦手としているが、みぬきには非常に甘い(お小遣いを15年分前借りを許すなど)。第1話の被告人として王泥喜に弁護を依頼した。青いニット帽(みぬきのお手製らしい)をかぶっている。

牙琉 霧人(がりゅう きりひと)[ガリュウ][キリヒト]
史上最高と言われる凄腕弁護士で王泥喜の先生。法曹界で最もクールな弁護士とも呼ばれている。成歩堂とは7年前からの親友。落ち着いた振る舞いをしており、王泥喜に助言をしてくれる。非常に几帳面な性格をしている。

牙琉 響也(がりゅう きょうや)[ガリュウ][キョウヤ]
ライバル検事。王泥喜の師匠である牙琉霧人によく似た弟である。アメリカで検事になった(初法廷時は17歳)。検事でありながら、ロックバンド「ガリューウエーブ」のボーカル・ギター担当のリーダーであり女性からも人気が高い。真実を知ることを第一に考えているため、勝ち負けにはこだわらず、王泥喜の手助けをすることもある。普段はクールで大人びているが、愚痴をこぼすこともある。見かけによらず、とても真面目な性格。成歩堂が弁護士資格を剥奪された事件の担当検事だった。

宝月 茜(ほうづき あかね)[アカネ]
『4』における初動捜査担当の刑事。『蘇る逆転』では主要人物として登場しており、成歩堂と面識がある。『蘇る逆転』の事件後から9年間、アメリカで科学捜査について学び、帰国して科学捜査官の試験を受けたが落ちてしまい刑事課に配属された。そのことが影響してかは定かではないが常に不機嫌で、黙々とかりんとうを食べていることが多く、食べているときは周りの話をほとんど聞かなくなる(かりんとうを投げつけてくることもある)。渡米中に成歩堂が弁護士を辞めたことを残念に思っている。今も自称科学捜査官で、科学捜査と称し通信販売で買ってきた道具(私物である)を使って色々な実験を行っている。王泥喜によく捜査状況を教えてくれる。

裁判長(さいばんちょう)[サイバンチョ]
前期シリーズと同一人物であり、いっさい容姿に変化がない。孫がガリューウエーブのファンである。

亜内 武文(あうち たけふみ)[アウチ]
初期シリーズに続いて第1話を担当する検事。かなりのベテランだがなぜか貫禄がない。本人曰く、検事になって7年間は無敗だったらしい。「禿げたから伸ばした」というコンセプトにより、異様な髪型になっている。


【用語】
異議あり!(いぎあり!)
本作の代名詞とも言える台詞。ほとんどの場合、法廷パートにて登場する。通常の台詞と違い、ギザギザの吹き出しが出てきてその中に赤い文字で表現される。GBA版では縦書きで発言者寄りに表示されるが、DS版は横書きに画面いっぱいで表示される。他言語と吹き出しの大きさが同じなっている。検事と弁護人の場合のみスタッフの声が当てられている。音声が当てられていない証人や真宵、みぬきなどが発言するときには効果音と共に吹き出しが表示される。「意義あり」と間違われることが多い。
また、法廷パートでは「待った!」という語も同様の表現方法で使われ、証拠品をつきつける場合には「くらえ!」という語が使われる。また『4』では、「みぬく」時に「そこだ!」が加えてある。

腕輪(うでわ)
王泥喜が常に左腕につけている腕輪。この腕輪が反応しているときのみ「みぬく」を使用することが出来る。腕輪は特殊な金属でできており、人の体温に合わせて伸び縮みするため常に腕とぴったり合うようになっている。そのため王泥喜が証人の緊張を察知すると、腕輪が腕を締め付けるため、「みぬく」を使う場面がわかりやすくなる。

ガリューウエーブ
牙琉響也がリーダー&ボーカル&ギターを務める大人気ロックバンド。メンバーの5人全員が警察関係者で、デビュー曲『恋の禁固刑・13年』をはじめ、発表した曲は全てミリオンセラーになっている。作中で判明しているメンバーは響也と眉月大庵のみ。結成した理由は響也曰く「女の子に振り向いてもらいたいから」。ちなみに「ウェーブ」ではなく「ウエーブ」である。『4』ではエンディングで牙琉響也が解散宣言したことを明かした。

脚立(きゃたつ)
シリーズ各作品に必ず1回は登場し、ハシゴとの違いがしばしば議論される、いわゆる「お遊び要素」の一つ。初期シリーズでは真宵や茜などが脚立のことを「ハシゴ」と呼び、成歩堂に正されるが「同じような物」「もっとホンシツを見よう」と返されるというもの。
『4』では、逆に主人公である王泥喜が「もっとホンシツを見よう」と言う立場になっている。さらに『4』では王泥喜に「面倒だから、まとめて『キャシゴ』と呼ぼう」と言われてしまった。

倉院流霊媒道(くらいんりゅうれいばいどう)
『1』『2』『3』に登場しており、非常に霊力の強い家系である綾里家(霊力を有するのは女性のみ)に伝わる“本物の”霊媒術。始祖は綾里供子。わざわざ「倉院流」と呼ぶことから他の流派が存在する可能性が高いが、ゲーム中ではそれらしいものは出て来ない。『4』では登場していない。名前はクラインの壺からとられたもので、作中では「倉院の壺」と呼ばれる品が度々証拠品として登場する。以下は倉院流霊媒道の特徴。

霊媒の最中、霊媒師自身の意識は完全に途絶え、何も知覚できない状態となり、霊媒を終えた後もその間のことはまったく記憶に残らない。そのため霊媒師自身が霊と意思の疎通をとることはできない。霊媒中は肉体にも変化が起こり、容姿は霊媒対象と同じものに変わり、生前の人格そのままに振舞う。ホクロなどごく小さな特徴まで再現され、霊媒師本人の外見的特徴はせいぜい装束と毛髪のスタイルくらいにしか残らない。
霊媒をするかどうかの主導権は完全に霊媒師側にあり、霊の方から勝手に身体に入り込むことはできない。だが霊媒師が未熟だった場合、霊媒には成功してもその霊を制御しきれなくなる場合がある。

サイコ・ロック
心理錠とも言う。霊力のこもる勾玉を持った人間に、他人の心の中にある“秘密にしておきたいこと”が鎖と錠前という形をとって見えているもの。見える錠前の数が隠しておきたい気持ちの強さを意味し、原則的に多いほど聞き出すのは困難。基本的にそのとき勾玉を持っている人間にしかサイコ・ロックは見えない。解除する際に、勾玉をつきつけると尋問が開始されるが、『4』では会話コマンドの画面に勾玉が表示される表になっている。また、サイコ・ロックは裁判の審理中に現れることはない。また、色は基本的に赤色だが、『4』では灰色のサイコ・ロック(従来とは違い、解除不可能)も登場した。因みに御剣は「さいころ錠」と呼んでいる。

裁判員制度(さいばんいんせいど)
『4』で登場する新しい裁判システム。その内容は、裁判員と呼ばれる人達が裁判の様子(加えて、それ以前の調査の様子)を別室で視聴し、最終的な有罪・無罪の判断を下すというもの。成歩堂が案内役を務める。ゲーム付属の取り扱い説明書に“本当の”裁判員制度の解説があったり、法務省のホームページのURLの記載があるなど、プレイヤーに対して裁判員制度の見識を広めようとする製作者側の意図も見受けられる。なお、実際の制度はゲーム中のものとは大きく異なる。

序審法廷制度(じょしんほうていせいど)
逆転裁判の世界において、刑事事件の審理は、まず起訴された容疑者が有罪か無罪かのみを最長3日以内で審理する「序審」と、有罪が確定した後に被告の量刑などを審理する「本審」とに分れている。序審法廷制度はその制度の名称。増加する犯罪に対し、迅速に処理できるように制定された。ゲーム中で主人公が参加するのは全てこの序審法廷である。『4』で、成歩堂はこの制度に対し疑問を投げかけている。

タイホくん
警察のマスコットキャラクター。モデルは現実の警視庁のマスコットキャラクター「ピーポくん」。刑事課の課長が考えたキャラクターであり、『1』では刑事課のマスコットに留まっていたが、『2』では所轄署の、『3』では警察そのもののマスコットになり、新しい仲間「タイホちゃん」も加わった。また、『蘇る逆転』では、糸鋸の手で「ダンシングタイホくん」というベニヤ板製のロボットが作られた。タイホくんに関して、真宵や春美は「カワイイ」と賞賛しているものの、御剣は平気で「カイブツ」「うごめくベニヤ板」などと発言しているため、かなり評価が分かれているようである。
7年後の世界の『4』では、ガリューウエーブのマスコットキャラクターとして人気を博しており、Tシャツ、ギター化、着ぐるみ化等され、「レッドタイホ」なる亜種も登場した。

チャーリー
成歩堂の事務所に置かれている観葉植物。種類は「コルディリネ・ストリクター」。事務所が千尋のものだった頃から置かれていた。成歩堂曰く「事務所のマスコットキャラクター」。真宵や春美に水を過剰にやられたり、茜の特製化学肥料で妙に黄色くなったりと、散々な目に遭っている。前述したように、成歩堂が来る以前から事務所にあるので、みぬきからは「センパイ」と呼ばれている。

DL6号事件(でぃーえるろくごうじけん)
2001年12月28日に発生した殺人事件。地方裁判所を襲った激しい地震により、3人の人間を閉じこめた状態で停止してしまったエレベータ内で、閉じ込められたうちの1人、御剣信(御剣怜侍の父)が射殺された。犯人は逮捕されたが、酸素欠乏症による心神喪失を理由として無罪になった。名前の由来は巧舟の好きなミステリ作家・泡坂妻夫のデビュー作『DL2号機事件』。

トノサマンシリーズ
子供向けの人気番組。真宵や10歳前後くらいのヤングが夢中になっている特撮ヒーロー番組で、毎週日曜の朝8時に放送されている。着ぐるみの特徴から、巨大化せずに戦う、いわゆる等身大ヒーローものと思われる。ストーリーについては登場人物の口からある程度が語られるのみだが、ゲームの中の世界ではライバル番組を押しのけ絶大な人気を誇っている。ちなみに、成歩堂の携帯の着メロもトノサマンのテーマである。
2016年度上半期の『大江戸戦士トノサマン』に始まり、2016年度下半期の『小江戸剣士ヒメサマン』、そして2017年度の『大江戸戦士トノサマン・丙!(へい)』に繋がる。
なお、2025年の『4』の時点でもシリーズは続いており、『電動伝道師サマンサマン』に続く最新シリーズのタイトルは『ボージャク武人ナニサマン』である。

ボルジニア共和国(ボルジニアきょうわこく)
『4』第3話に登場する、歌姫・ラミロアがやってきた国。実は巧舟自身が製作した『ディノクライシス』の舞台でもある。ちなみに、会話中に表示されるボルジニア語は、象形文字のようなもので描かれているのだが、その中には波動拳を打っている人の姿がある。文字のパターンが少ない。

勾玉(まがたま)
綾里家に伝わる勾玉。そのままではただの石だが、『2』第2話で春美が霊力をこめたことで、サイコ・ロックを見ることができる重要なアイテムとなった。『3』では糸鋸にキャンディーと間違われて食べられかけたことも、また盗まれたことも、そしてある事件の時に御剣に弁護士バッジとともに貸したこともある。『4』でも成歩堂が持っており、使っていた。ただし、『4』では証拠品扱いではない。

みぬく
相手が動揺したときなどにする癖を読み取る。王泥喜とみぬきがこの能力を使用することができる。前述した腕輪をつけている王泥喜の方がこの能力は鋭い。何度失敗しても、ゲージは減らない。


【海外での展開】
本作品は、北米、欧州およびオーストラリアで発売されており、販売元は北米と欧州ではカプコン、オーストラリアでは任天堂が担当している。

2005年10月11日、北米で『Phoenix Wright: Ace Attorney(逆転裁判 蘇る逆転)』が発売され、予想を大きく上回る売り上げを記録した。その後、北米では『Phoenix Wright: Ace Attorney - Justice for All(DS版逆転裁判2)』『Phoenix Wright: Ace Attorney - Trials and Tribulations(DS版逆転裁判3)』『Apollo Justice: Ace Attorney(逆転裁判4)』が発売されている。海外での評価は概ね好意的であるが、本作品のデザインや音楽が評価される一方で、再プレイ性に欠ける点や自由度の低さが批判されている。[2][3][4]また、北米ではGameSpotが「現実の裁判にかなり近いとはいえ、ゲームでの数々の出来事はプレイヤーに司法について不信感を抱かせる。実際の法曹界の人間をゾッとさせるようなゲームだろう。」と述べている。[5]

海外版には、翻訳の過程で様々なローカライズが施されている。例えば、舞台となるのはカリフォルニア州ロサンゼルスであり、登場人物にはすべて英語名がつけられていることなどが挙げられる。


【関連商品】
サウンドトラック
* 逆転裁判+逆転裁判2 オリジナル・サウンドトラック(2004年3月31日発売)
* 逆転裁判3 オリジナル・サウンドトラック(2004年3月31日発売)
* 逆転裁判 蘇る逆転 オリジナル・サウンドトラック(2006年3月31日発売)
* 逆転裁判 オーケストラアルバム 〜GYAKUTEN MEETS ORCHESTRA〜(2006年9月30日発売)
* 逆転裁判 ジャズアルバム 〜GYAKUTEN MEETS JAZZ SOUL〜(2007年3月31日発売)
* 逆転裁判4 オリジナル・サウンドトラック(2007年6月27日発売)

逆転裁判シリーズのサウンドトラックはたのみこむのリクエストによって商品化された。参考

その他
* 『逆転裁判』法廷フィギュアコレクション(2006年5月発売)
o ラインナップは成歩堂龍一、綾里千尋、綾里真宵、御剣怜侍、狩魔冥、ゴドーの六種類+シークレット一種の全七種類。


【TGS 特別法廷】
2005年度及び2006年度の東京ゲームショウ(TGS)で公開されたプロモーション映像。

その後2005年度版は『蘇る逆転』の公式サイトにて、2006年度版は『逆転裁判4限定版』付属のDVD『逆転裁判動画』にて視聴可能となった。

主要キャラが大した重罪にもならない裁判を行い、新作の宣伝を行いながらギャグ調で進める内容となっている。主要キャラはフルボイス(ゲームとは異なる声優)で喋る。


【その他のゲームとの関連】
SNKキャラとカプコンキャラが一堂に会するニンテンドーDS用ソフト『SNK VS. CAPCOM カードファイターズDS』には、成歩堂、御剣、狩魔冥、千尋がカードとして登場している。

Wii用ソフト『WE LOVE GOLF!』では、一定の条件を満たすと様々なカプコンキャラのコスチュームを入手でき、その中には王泥喜のコスチュームがある。


【漫画版「逆転裁判」】
別冊ヤングマガジンで2006年8月11日発売の17号から連載開始。また、週刊ヤングマガジンにも2007年3月26日発売の17号から2007年4月23日発売の21号まで短期連載されていた。

* 監修:CAPCOM
* 脚本:黒田研二
* 漫画:前川かずお

時系列的には『3』以降の物語であるが、具体的に何年後とは設定されておらず、成歩堂や真宵ら主要登場人物の年齢も不明扱いにされている。『4』との設定に矛盾が生じているので、漫画版はパラレルワールドと思われる。

成歩堂らが「異議あり!」と叫ぶそのフキダシの形と字体、ここぞという局面での顔のアップなど、ゲーム画面で使われている演出の多くがそのままの形で持ちこまれている。

第1話:風と共に逆転(全1話、別冊ヤングマガジン2006年17号)
恋人の不倫相手を殺害した容疑をかけられてしまった矢張を、成歩堂と真宵が弁護する。
ほぼ法廷パートにあたる部分から構成されており、担当検事も亜内検事であるなど、ゲーム版の第1話を踏襲したスタイルになっている。

第2話:逆転の死刑台(全4話、別冊ヤングマガジン2006年18号 - 2007年21号)
会社員の自殺をめぐり、大会社の社長から弁護を依頼される成歩堂。しかしその夜、社長が何者かに殺害されてしまう。
探偵パートにあたる部分が第1話に比べて増え、御剣や糸鋸も登場している。

第3話:逆転のショータイム(全5話、週刊ヤングマガジン2007年17号 - 21号)
真宵と一緒に「キラリン★ショー」を見に遊園地に来た成歩堂だったが、ショーの最中に出演者の一人が刺殺される。状況から司会者の女性が逮捕されるが、成歩堂は弁護を決意。
今回も担当検事は御剣。また、ゲーム版の人気キャラクターである大場カオルも警備員として登場。

第4話:逆転の預言書(全3話、別冊ヤングマガジン2007年22号 - 24号)
高菱屋の占いコーナーを訪れた成歩堂と真宵。しかし占いの最中に殺人事件が起こり、死神に体を乗っ取られると占われた女性が、死体とともに密室の中にいた。そして彼女の手には死神からのメッセージカードが握られていた。
今回の担当検事は狩魔冥。今回の狩魔は第1話で成歩堂のことをフルネームではなく苗字だけで呼んでいる(2話ではフルネームで呼んでいる)。
成歩堂が将来ピアニストに転職すると占われる、やたぶき屋の味噌ラーメンが出てくるなど、『4』との繋がりを臭わせる場面がある。

第5話:天国からの逆転(全2話、別冊ヤングマガジン2007年25号 - 2008年26号)
春美が拾った迷子の子猫が、天下そばという食品会社の会長の飼い猫だと推理した成歩堂たちは、子猫を返しにいくことに。しかし、その会長は、自宅で変死していた。その容疑者として、会長に暴力を振るわれていた娘が逮捕された。しかし、その娘の証言によると、「死んだ母親が天国から帰ってきて、私を助けるために父親を殺した。」という。
今回の担当検事は御剣。また、一コマだけだが、『蘇る逆転』に登場した原灰ススムが登場する。

第6話:逆転食いしん坊(全2話、別冊ヤングマガジン2008年27号 - 28号)
成歩堂が真宵や春美と一緒に見ていたテレビ番組『食いしん坊キング』の生放送中に、大食いチャンピオンのジャスティス正義が毒殺されてしまう。翌日、その番組の司会者が容疑者として逮捕されてしまった。番組ディレクターから、その司会者の弁護を頼まれた成歩堂。しかし、ディレクターや他の出演者たちは、事件にかかわる何らかの秘密を隠しているようで・・・。
今回の担当検事は、第1話以来の登場となる亜内検事。大食い番組ということで、やたぶき屋が再登場し、『3』に登場した本度坊薫がわずかに登場している。

コミックス
* 逆転裁判 1 (2007年4月6日発売)
* 逆転裁判 2 (2007年6月6日発売)
* 逆転裁判 3 (2007年12月6日発売)
* 逆転裁判 4 (2008年7月4日発売)
o 逆転裁判 5 (2008年12月発売予定)


【逆転裁判ミステリー劇場】
2007年のゴールデンウィーク期間中、本作の世界観を実写化したテレビドラマが、日本テレビとごく一部の系列局で放送された。内容は「尋問中に突然停電が発生し、電気が復旧すると証人が死亡していた。犯人は検事と弁護士のどちらか?」というもの。

放送初日の5月1日から、逆転裁判4公式ホームページ上にて解答編が配信されている。

* サイバンチョ:赤星昇一郎
* 弁護士(男):ユリオカ超特Q
* 検事(女):吉田羊


【つくろう! 逆転裁判】
「逆転裁判 配信版」で2008年3月11日から7月10日まで配信されていたFlashアプリケーション。

ゲーム中の法廷パートにあたる部分を、自らオリジナルで作り上げることが出来る。


(「逆転裁判」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2008年8月4日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%80%86%E8%BB%A2%E8%A3%81%E5%88%A4&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)

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