【古本】拳闘暗黒伝セスタス [1~14続巻] (著)技来静也

【古本】拳闘暗黒伝セスタス [1~14続巻] (著)技来静也

販売価格 6,650 円(税込)
(新品定価 7,420 円(税込))
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≪書籍情報≫

著者:技来静也
出版社:白泉社
版型:B6版
カテゴリー:ヤングコミックス
連載雑誌:ヤングアニマル


≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。

『拳闘暗黒伝セスタス』(けんとうあんこくでんセスタス)は技来静也による漫画作品。1997年より、2008年6月現在まで雑誌「ヤングアニマル」で連載中。

単行本は白泉社より14巻まで発行されている。

なお、連載スピードが遅いのは、歴史的部分に緻密な取材を要するためである。他に、技来静也が三浦建太郎の手伝いをしている、というネタもある。


【物語】
爛熟期を迎えつつある帝政ローマ。当時、コロシアムでは古代ボクシングが興行されていた。そして、そこで選手として戦う奴隷たちは拳奴(けんど)と呼ばれ、過酷な環境の中で闘いを繰り広げているのだった。本編の主人公である拳奴セスタスは、体格に劣りながらも天性のスピードと師ザファルの教えたテクニックにより、難敵を打破していく。その闘いぶりが若きカエサル・ネロの目にとまり謁見を許されるのだが、それを契機としてセスタスは運命の渦の中に巻き込まれていくこととなる。


【作品概要】
真の自由を手に入れようとするセスタス、父との葛藤の中でもがく天才格闘家ルスカ、皇帝として生きねばならぬ運命を背負ったネロ。そして、セスタスの師ザファルとルスカの父デミトリアスとの過去の因縁。物語は格闘漫画としての領域を超え、帝政ローマ時代を生きた3人の少年たちの運命を軸に描く、歴史ドラマの要素を多分に含んだ内容となっている。もう一つ大きな特徴として、作者による物語に関連した簡潔詳細な解説が上げられる。格闘の大部分を占める拳闘を中心に、現代格闘技、人間工学における科学的対比による解説や、物語が進むにつれて史実の歴史的背景、及び人々の生活習慣などを解説する描写も多くなっている。それらは作品の深みを引き立たせるだけなく、ローマ時代に関して詳しくない読者にも楽しめる配慮が伺える。これらを踏まえて習俗や歴史的人物、事件などはかなり正確に描かれており、歴史的背景に関してはかなり忠実に表現されているが、フィクションの部分も存在するので注意が必要である。

例として、実際には徒手拳闘を旨とする部隊などは実在せず、拳闘試合も裸体で行われていた、などがある。逆に、宮廷では近衛隊以外は帯剣を許可されていなかったという史実を利用して、素手での戦闘に長けた衛帝隊が必要とされたという解釈で描かれており、極力史実に対して違和感がないように考慮されている箇所も存在する。


【あらすじ】
第I章
紀元54年10月13日正午、豪雨の中で弱冠17歳のネロがローマ皇帝となった同時刻、ローマ郊外の奴隷拳奴養成所では拳奴となる為の最終選考が行われ、15歳の少年セスタスは親友との戦いに挑んでいた。拳奴となったセスタスは試合の為に帝都ローマを訪れ、終生のライバルとなるルスカに出会う。セスタス・ルスカの試合を見たネロは2人に興味を持ち、2人を自らの宮殿に招くが、アグリッピーナに見つかったことにより事態は思わぬ方向へと進む。

第II章
セスタスは、ネロの招きによりルスカと共に彫刻のモデルとなる為、ローマ宮殿へ向かう道中で、旅芸人のメイソン一座に属するアシュレイと知り合う。メイソン一座はネロの殺害を狙う暗殺者集団であり、アシュレイはネロ殺害の実行役として役割付けられていたが、デミトリアスの内偵により計画は失敗に終わる。皇帝暗殺を謀ったアシュレイは一転して窮地に陥るが、セスタスがここで一計を講じる。

第III章
ルスカはローマ市内で私闘に及んだことから自宅謹慎となり、束の間の休暇を妹ルクレティア、恋人ヴァレリアと過ごすこととなった。一方、セスタスは練習試合の為に徒手格闘兵団訓練校を訪れ、5人対抗の試合の先鋒として、デミトリアスの眼前で順調に勝利を重ねるが、敗北時に退学となる旨を宣告されていた訓練校側は、最後の切り札として謹慎中のルスカを登場させる。

第IV章
ルスカは晴れて衛帝隊に入隊して参等衛兵に任命され、その足でヴァレリアに求婚する。そのことをヴァレリアから聞いたヴァレンスは前祝いとして、1ヶ月間拳奴の試合を停止することを発表するが、日頃からの圧制に耐えかねた拳奴達の不満は既に臨界点に達していた。

第V章
奴隷闘士養成所の崩壊によって、セスタスは師ザファルと離れた。セスタスは奴隷として売りに出され、ネロによって自身の奴隷として購入される。ネロは自らの孤独を埋める役割をセスタスに求めるが、その思いをセスタスは受け止めることができなかった。

第VI章
ドリスコ拳闘団に所属することとなったセスタスは、スパルタクスの乱が勃発した地であるカプアに入る。セスタスは拳闘試合で「カプアの黒猿」と呼ばれる男と対戦するが、毒霧攻撃を受けて視界を失い窮地に陥る。

第VII章
興行の為、南部の港湾都市ネアポリス(現ナポリ)を訪れたセスタスは、ヌミディア出身のクァルダンと出会い、そして拳闘試合で対戦して勝利を収める。闘力の衰えを自覚したクァルダンは、自由を求めて112戦完殺の剣闘結社ケルベロスの総長タナトスとの絶望的な戦いに挑む。

第VIII章
ヴァレリアの死後、鬱々とした日々を過ごすルスカ。ネロの身代わりとなり命の危機に晒されたことに対し冷淡であったこと、家庭を顧みず母を精神退行状態に追い込んだこと等で、デミトリアスに対して鬱積した感情を蓄積させていたが、あるきっかけによりそれが爆発する。一方、ネロは自らの出生にまつわる疑惑を知り、アグリッピーナへ不信を抱くようになる。

第IX章
カンパニア州の農園を訪れたセスタス。拳奴の選別を行う野試合で網膜剥離を患うモンソンと対戦し、一方的に叩きのめすが、その気迫に圧倒される。精神的な動揺を抱えたまま、同地で農奴として働くゾラの拳闘団入団試合での対戦を余儀なくされる。

間章(棘無き花に捧ぐ)
オクタヴィアの随行役として市場へ向かったルスカは、占い師による10年後の不吉な占いの結果を聞く。

第X章
大都市ポンペイを訪れたセスタスは、ポンペイを統べる絶世の美女サビーナと出会う。サビーナが自らの身辺世話をする奴隷としてセスタスを登用する旨を伝えるも、これをセスタスが辞退したことに怒り、サビーナは自らを慕うエムデンに、セスタスを叩きのめすよう焚き付ける。

第XI章
ローマ帝国最大の敵国であるパルティアから派遣された不死隊から、衛帝隊との5対5の対抗戦を挑まれた。ルスカ以外は実情が掴みづらかった衛帝隊メンバーの実力・素顔が明らかとなる章。


【登場人物】
主人公

セスタス
ローマ帝国最下層の身分に位置する15歳の少年拳奴。当初はヴァレンス奴隷闘士養成所に所属していたが、拳奴達の反乱により養成所が崩壊、一時ネロに身請けされるも決別し、現在はドリスコ拳闘団に所属している。まだ成長期とあってかなり小柄な体格だが、天性のスピードと師ザファルより伝授された拳闘術で、体格に優る強敵達と渡り合う。別名「神速の拳闘児」。 

ルスカ
ローマ帝国徒手格闘兵団衛帝隊に所属する衛士。総合格闘技パンクラティオンの使い手で、16歳の若さで既に完成された技巧を持つ天才闘士。金髪が特徴の美男子で「黄金のルスカ」の異名を持つ。普段は知的な好青年だが、闘いでは一切容赦しない冷酷さを見せる。自分や母ルクレティアを蔑ろにした父デミトリアスを深く憎んでおり、自らの手で倒すことを生涯の目標としている。

ネロ
ローマ帝国の第5代皇帝。孤独な少年皇帝であるが、素顔は「争いを嫌う文人で美術や音楽、詩作を愛する芸術の信奉者」である。セスタスやルスカの闘いぶりに感じ入り、セスタスに対しては自らの理解者となるように求める。


ドリスコ拳闘団

ザファル
セスタスの師匠。若い頃は「ヌミディアの拳狼」の異名を持つ無敗の拳奴だったが、デミトリアスとの試合で左膝を破壊され引退。以降はヴァレンス養成所の訓練士となり、後にドリスコ拳闘団に買われる。訓練では厳しい面を見せるが、良き理解者でもある。
従来の拳闘とは次元の違う科学的な拳闘術を習得しており、弟子達にもその技術を伝授する。

ドリスコ
ドリスコ拳闘団団長。抜け目のない商人。

ラドック
ドリスコ拳闘団ナンバー1の拳闘士。別名「怒涛の烈拳」。

エルナンド
ドリスコ拳闘団の少年拳奴。ザファルの元で訓練中。長身。

ペドロ
ドリスコ拳闘団の少年拳奴。ザファルの元で訓練中。小心者。

ゲティ
ドリスコ拳闘団の少年拳奴。ザファルの元で訓練中。小男。

ゾラ
エチオピア出身の黒人拳奴。カンパニア州の農園で働く奴隷であったが、セスタスとの対戦で敗北し、その後はドリスコ拳闘団に所属している。拳闘術は未熟だが身体能力、喧嘩の駆け引き、そして闘争本能ではセスタスを圧倒する逸材。


ローマ帝国衛帝隊

デミトリアス
ルスカの実父。徒手格闘兵団衛帝隊の隊長。ローマ闘技場にて400勝を揚げ、その腕1つで現在の地位を築き上げた。別名「アッティカの金獅子」。ザファルとの勝負で右眼を失う。格闘家としては超一流だが、非常に傲慢で好戦的な性格。

ディノデイモス
スパルタ出身。デミトリアス、ドライゼン、ロクサーネ達の師匠。ルスカの入隊と同時に現役を引退し、補佐官として後進の指導に当たる。デミトリアスに意見出来る数少ない人物。

ドライゼン
アルゴス出身。衛帝隊副長。実力・人格共に優れた格闘家で、短時間であればデミトリアスとも互角に渡り合う腕前を持つ。ルスカにとっては師であり兄の様な存在。

ロクサーネ
アルカディア出身。女性の二等衛士。セスタスの生き様に同情を示す。ドライゼンとは幼い頃からの恋人関係。

アポロニウス
テーベ出身。壱等衛士。一見文人風の中年男性だが、実は「無血の破壊魔」と呼ばれる関節技の達人。医術の心得もあり、負傷した衛士の治療も行う。

ソルレオン
マケドニア出身。壱等衛士。常に冷笑を絶やさぬ皮肉屋。衛帝隊最悪と呼ばれる殺し屋で、冷酷非道に敵を蹂躙する。

ダイダロス
ミケーネ出身。参等衛士。寡黙な闘士。

アドニス
シラクサ出身。参等衛士。衛帝隊では珍しい拳闘士でルスカの親友。女性の様な美貌の持ち主だが、性格はやや粗暴で手が早い。衛帝隊随一の拳速、俊足の持ち主で、ノーガード状態から相手の攻撃を誘い繰り出す一撃必殺のカウンター「忘却の昇弾(レテのしょうだん)」、一瞬にして7つの人体急所をほぼ同時に撃ち抜く「昴(プレアデス)」を切り札とする。

エッダ
ロードス島出身。参等衛士。大柄で褐色の肌が特徴の女性闘士。性格も豪快で大変な大食らい。主にアグリッピーナの護衛を担当することが多い。

カサンドーラ
トロイア出身。参等衛士。東洋的で端正な顔つきの女性闘士。平素はエッダ同様アグリッピーナの護衛役を勤める。相手の殺気から次の動きを予測する第六感的な能力を持つ。額飾りの紋章は蝙蝠。


ローマ帝国宮廷

アグリッピーナ
ネロの実母にして、激しい気性の権謀術数に優れた女傑。衰えない美貌の持ち主でもあり、性に関しても貪欲。作中ではそういった性格を表すために、ネロやカリギュラとの近親姦のエピソードが採用されている。反面、酒に酔ったり時は涙もろくか弱い一面もあり、母親と女性の両面を描いている。

オクタヴィア
ネロの妻であり、可憐な人柄。母メッサリーナの乱行により不幸な前半生を過ごす。ネロとの夫婦関係は当初からなきに等しく、徐々にルスカへ心を引かれていく。

ブリタニクス
オクタヴィアの実弟。癲癇の持病を持っていて病弱。東方へ旅立ったティトゥスとは親友関係。又、カサンドーラに恋慕している模様。

セネカ
ローマ帝国重臣にして当代きっての文人。ネロの家庭教師でもあった。

ブルス
ローマ帝国重臣。近衛隊のトップを務める。デミトリアスが隊長を務める「衛兵隊」とはライバル関係にある。


ポンペイ

サビーナ
ポンペイ一の大富豪にして、絶世の美女。

ファブリウス
ポンペイの富豪。ドリスコが先代に世話になっていた。

エムデン
ポッパエア家に幼少の頃買われたポンペイ最強拳闘士。「寡黙な門番、番拳エムデン」の異名を持つ

ナシカ
ファブリウス家に幼少の頃買われた奴隷秘書。先代に教養を与えられた。通称「鼻曲がりのナシカ」


その他

デモクリトス
カディス出身。ザファルとエムデンの「師匠」。人体における破壊の探求をしている。自分の求める条件に合致した戦士をスカウトし、研究した技術を教え込み、実戦での効果を確かめる事を繰り返している。ザファルとエムデンは言わば「被験者」であった。ザファルからは「神の眼に悪魔の頭脳、天使の弁舌を持つ好奇心の怪物」と評される。

アシュレイ
トラキア出身のネロ暗殺を謀った女性刺客。セスタスの機転で死罪を免れた。
ルクレティア
ルスカの妹。なお、母も同名である。

ヴァレリア
奴隷闘士養成所を経営するヴァレンスの一人娘。ルスカの幼馴染にして婚約者であったが、拳奴の反乱に巻き込まれて命を落とす。セスタスも密かに憧れており、彼女を救おうと反乱計画の影で動いたが、結局助ける事はできなかった。


(「拳闘暗黒伝セスタス」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2008年7月16日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E6%8B%B3%E9%97%98%E6%9A%97%E9%BB%92%E4%BC%9D%E3%82%BB%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%82%B9&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)

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