【古本】ヴィンランド・サガ [1~6続巻] (著)幸村誠

【古本】ヴィンランド・サガ [1~6続巻] (著)幸村誠

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≪書籍情報≫

著者:幸村誠
出版社:講談社
版型:B6版
カテゴリー:ヤングコミックス
連載雑誌:月刊アフタヌーン


≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。

『ヴィンランド・サガ』(VINLAND SAGA)は、幸村誠による漫画作品。2008年6月現在6巻。


【概要】
11世紀初頭の北ヨーロッパ及びその周辺を舞台に繰り広げられる、当時世界を席巻していたヴァイキングたちの生き様を描いた歴史漫画である。

2005年4月より「週刊少年マガジン」(講談社)で連載が始まったが、2005年10月に週刊連載自体が無謀だったということで同誌での連載を終了。同年12月より「月刊アフタヌーン」(講談社)にて連載を再開し、現在に至る。

デビュー作『プラネテス』で星雲賞を受賞した幸村誠による緻密でリアリズムにあふれた描写と、主人公たちが口にする数々の名言は本作においても健在である。

なお単行本は「マガジン版」の1・2巻が出されたあと、「アフタヌーン版」に装いを改めて1巻から再販されている。

また、西本英雄によるスピンオフ作品として「元祖ユルヴァちゃん」がある。


【あらすじ】
主人公の少年・トルフィンは、デンマークに拠点を構えるアシェラッドの兵団で戦場を駆け巡っていた。武器は父・トールズの形見の短剣。素早い立ち回りと一撃必殺を得意とし、鎧は一切身につけず、とある経緯でイングランド人からもらった服を常にまとって戦場に赴いている。彼は超人的な身のこなしで戦場を駆け抜け、二本の短剣を巧みに操って次々と標的を倒していく、凄腕の剣士である。寡黙でプライドが高く、他人に気を許さない。

だが、子供の頃の彼はアイスランドの小さな村に住む、やんちゃで心優しい男の子だった。しかし、眼前で父を殺されたことで、彼の性格は大きく変わってしまった。トルフィンがアシェラッド兵団に属する理由はただひとつ。父・トールズを罠にはめて殺したアシェラッドを殺し、父の仇をとること。ゆえに彼がアシェラッドに要求する『褒美』は、常に『アシェラッドと決闘する権利』である。その『褒美』のためにトルフィンは日々戦う。最も憎むべき存在であるアシェラッドの命ずるがままに――。そして、彼はもうひとつの『渇望』を抱いている。

豊穣な大地で奴隷もいない『ヴィンランド』。父が生きていた頃、レイフ・エリクソンが幼い自分たちに語っていた世界……トルフィンは常にその世界を渇望してやまない。時はイングランド侵攻の真っ只中。トルフィンはこれからの戦いで何を得るのか? 父の敵は討てるのか? アシェラッドはなぜ、トルフィンを殺さずに自分のもとに置いているのか?そして……トルフィンは『ヴィンランド』を見つけられるのか? これは、ひとりの『戦士』の『物語(サガ)』――である。


【主な登場人物】
トルフィン
 物語の主人公。本名、トルフィン・トールズソン。アシェラッド兵団に属する戦士階級(ヤルル)の若者。戦いでの強さのみが求められる兵団の中にあっては、元より人の良さは求められよう筈も無いが、王子クヌートにメンチを切ったり、兵団の享楽に誘われても舌打ちしてその場から離れたりと、極めて無愛想である。口も悪く、事あるごとにアシェラッドを“ハゲ”、クヌートの部下ラグナルを“トンガリ頭”、1話で味方したフランク族の領主を“デブ”と言った具合に愚弄する。しかし人の情が解らないほど非人間的なわけではなく、他人の流す血に歓喜している訳でもない。戦いで得られるアシェラッドとの決闘の権利と、ヴィンランドの幻だけが心の拠り所であり、関心事である。未だ精神的な幼さが垣間見え、安い挑発にもすぐにカッとなり周囲が見えなくなるため、アシェラッドに「悪い癖」と指摘されている。
 アシェラッドはもちろん、彼の率いるアシェラッド兵団の面々はもともと敵であるため、馴れ合うことなく常に距離を置こうとする。しかし、クヌートの身辺保護を任されてからは、少しずつだが変わってきているようである。トルケルとの再戦で右腕を骨折するが辛くも勝利する。
 ヴィンランド移住を果たしたトルフィン・カールセフニ・トールズソン(西暦970年-?)が彼のモデルという説がある。ちなみにミドルネームの『カールセフニ』は『男気』という意味。

アシェラッド
 本名、アシェラッド・ウォラフソン。アシェラッド兵団の首領であり、トルフィンの父の仇。狡猾で腕っ節が強い。作者の父がモデルとの噂あり。享楽的で不真面目に振舞うが、戦では部下に最大の富と栄誉を勝ち取る場を提供し、また自身も様々な戦場で功を立てた勇士でもあるため、部下から信奉されている。狡猾といえば聞こえは悪いが用兵の才にも長け、時に大胆な奇策で確実に任務をこなす。だが儲けのためなら雇い主にすら仇を成す人物でもある。トールズの人間性を高く評価しており、トルフィンを手元に置いている理由もここにあるのではないかと思われる。
 クヌート一行を保護してからは、次々と不安定要素が襲いかかって来ており、彼の運(ツキ)も落ちていった。トルケルの到来で裏切り者が現れつつある現状を察し、クヌートらを軍勢から遠ざけ、背水の陣でトルケルの軍勢に立ち向かおうとするが、ついに部下たちに裏切られ重傷を負う羽目になる。戻ってきたクヌートがトルケルの説得に成功するのを見て、クヌートが「従うべき王」へと成長したのを確信。自ら従士になる事を申し出る。
 決闘の際に「我が祖アルトリウスの名にかけて」と発言したとおり、アーサー王の原型ともなった古ブリタニアの軍神アルトリウス(アーサーのローマ名。)の唯一の子孫でウェールズ人とデーン人との混血である。しかし、本人はデーン人のことを嫌っている。これは育った家庭環境によるものだと思われ、家庭環境に恵まれたトルフィンとは相克関係にある存在といえよう。

ビョルン
 アシェラッド兵団の一員。殺しが好きな男で、戦士としての矜持(プライド)が高く、その行動がトルフィンに大きな悲劇をもたらした。実質、アシェラッドの片腕で十数年間ともに戦ってきた傭兵団一の古参であるが、アシェラッドの性格はともかく過去に関して何も知らない。
 トルケルの軍勢が迫り来る中、アシェラッドから与えられた指示に戸惑いを隠せないでいたが、アシェラッドの腹心として彼を信じて戦う。狂戦士のキノコで追っ手を返り討ちにした後も暴走し続けたが、王としての資質を開花させたクヌートにより正気に戻る。

フローキ
 トールズの元同僚。ヨーム戦士団に属し、現在はスヴェン王に仕えている。アシェラッドにトールズ暗殺を依頼した。内心は野望で渦巻いており、ひそかにクヌートの消息不明を喜んでいる模様。

トルケル
 類まれなる巨体を武器に大暴れするデーン人の武将。ヨーム戦士団の首領・シグヴァルディの弟。強者との戦いに快楽を求める彼もまた、かつてはヨーム戦士団の一員であった。その巨躯から繰り出される怪力は、両手で持つ長さの戦斧を片手に一本ずつ持って戦い、殴れば馬を一撃で絶命させ、蹴れば相手を十数メートル上空へ吹き飛ばし、とても50歳とは思えない。
 事あるごとにヴァルハラや戦乙女(ヴァルキリー)の話をし、敵にも自分にも強さを渇望することから、腕っ節の強さ同様に『戦士』というものへの矜持が強い。このことは、命を惜しんで首領アシェラッドを差し出した彼の手下にむごい仕打ちを行ったことからも分かる。己の指を2本奪ったトルフィンの正体をいち早く悟り、彼との再戦を渇望していた。その後セヴァーン川上流で再戦を果たすも、弱点であるアゴへの一撃で倒れる。過去にトールズと戦った際にもアゴへの一撃で倒れており、親子二代との対決は同じ結果を辿っている。
 姪ヘルガの夫トールズを『戦士』として尊敬しており、トルフィンの大叔父にあたる人物。

クヌート
 実在の人物でデンマーク国王兼ノルウェー国王・スヴェンの次男。キリスト教を心から信仰しているゆえ優しすぎる性格を、戦場に出ることで変えようとスヴェンがイングランド遠征に彼を送るも、部下とともにトルケルの捕虜になってしまう。しかし、アシェラッドの予想もつかぬ姦計で一命を取り留める。
 豪奢な兜の下に隠した顔は、ビョルンが『姫だろ?』と疑ってしまうほど崇高で美しい。非常に臆病で、忠臣のラグナル以外に口を開くことがなかったが、同い年であるトルフィンの挑発的な態度に対して激昂し初めてラグナル以外に口を開いた。神を『我らの父』と呼び、絶対的なまでの愛情を抱いている。
 ラグナルの没後に見せた態度は、トルフィンがトールズを亡くした時に見せたそれとは全く逆だった。しかし、ヴィリバルド神父、そして夢枕に立ったラグナルに諭され、いままで目を背けてきた現実を目の当たりにした事で王としての資質を開花させる。それと同時に、瞳は憂いとも怒りともとれる静かで恐ろしい輝きを秘めるようになる。戦場へと舞い戻りアシェラッド達とトルケル軍の双方をまとめ上げ、父であるスヴェン王の打倒を誓う。

ラグナル
 クヌートの忠臣であり教育係。トンガリ頭が特徴。家族兄弟ですら敵であり、権力のために常に殺し合いを繰り広げる王宮で病弱なクヌートを守ってきた。クヌートがトルフィンと口論するまでは、唯一の話し相手であった。
 クヌートの「王としての成長」を促すために、アシェラッドの策略で殺害される。その後、クヌートの夢枕に立ち「王としての目覚め」を告げて消えていった。

ヴィリバルド神父
 クヌート王子の教師を務める修道士。極度のアル中。髪がボサボサで身なりもみずぼらしいが、アル中の症状が軽い時はアシェラッドの手下たちに愛を語っている。トールズの話を聞いた際、彼に愛を見出す。あるとき、絶望のあまり神を冒涜する問いかけをしてしまい、クヌートの怒りを買ってしまう。彼が言うには「人には愛が無く、人は死んで初めて愛に成る」とのこと。

グラティアヌス
 ブリテン島南西部にあるウェールズの小国のひとつ・モルガンクーグ王国の軍団長(レガートゥス)。アシェラッドが要請した援軍のリーダー。『アルトリウスが西の彼方の妖精の島(アヴァロン)から戻り、古(いにしえ)のブリタニアを復興する』という伝説をいまだに信じている。
 当時14歳のアシェラッドが病死寸前の母・リディア(アルトリウスの直系の子孫で、『白き女神』グウェンフィヴァルの生まれ変わりと言われた美女)を連れてウェールズ沿岸を訪れたとき、初めて彼に会った。それ以降、彼とは何らかの形で付き合いがあったと思われる。

ハラルド
 スヴェン王の長男で、クヌートの兄。
 現在、次期デンマーク王の王位継承をめぐる宮廷闘争の渦中におり、クヌートのイングランド遠征はこの問題に大きく関係している。

スヴェン
 デンマーク王。現在はイングランドのデーン人支配地域に滞在している。ひ弱なクヌートを屈強な男にするためイングランド遠征に出したが、失踪したとの報せを受け、息子の命を心配するどころかその不甲斐なさに失望している。
 実は彼が計画したイングランド遠征は、王位継承権を持つクヌートを戦死させるためのものであった。


【幼少篇の登場人物】
トールズ
 トルフィンの父。本名、トールズ・スノーレソン。心優しく礼節のある人物。かつてはヨームの戦鬼(トロル)と呼ばれ、ヨーム戦士団の四人ほどしかいない大隊長だったが、ユルヴァの誕生がきっかけで、戦うということに悲しみを覚えるようになる。ノルウェー沖海戦で自分が『死んだ』ように見せかけ、脱走。妻子とともにアイスランドの果ての小村で、穏やかな平和のうちに暮らすようになる。だが、再び戦場に駆り出されて遭遇したある事件で、元同僚フローキに雇われたアシェラッドの罠にかかる。それでもアシェラッドの軍勢と一人で戦い優勢にまで持ち込むが、トルフィンを人質に取られてしまい、命を落とす。
 その名前から、トルフィン・カールセフニ・トールズソンの父トールド・スノーレソンがモデルという説がある。

ヘルガ
 トルフィンの母。本名、ヘルガ・シグヴァルディスドーテル。シグヴァルディの娘にして、トルケルの姪。彼女がトールズの生き方を変えたといっても過言ではない。身体がもともと丈夫ではない。(とあるスピンオフ作品のせいで、若い頃『ガングロ』で『コギャル』だった過去を否定することが出来なくなっている)

ユルヴァ
 トルフィンの姉。本名、ユルヴァ・トールズスドーテル。サバサバした性格で父親似の美人。彼女もまた、トールズの生き方に新たな分岐点を与えた。現実的で勝気な性格の持ち主で、雪の中に埋まっていたハーフダンの奴隷を『親戚』と偽ろうとしたり、告白しに来た村の若者たちに「ほかあたってくれる?」と言って相手にしなかったりする場面がある。
 トールズの死後、男に混じって捕鯨に行ったり、寝る間を惜しんで機織に専念したりと、男手を失った家庭を必死に支えようと懸命に働く毎日を送る。しかし、それは父の死と消息不明の弟のことを生活の中で意識しないようにするためであったが、「もういい」という母の前で初めて号泣した。

ハーフダン
 トルフィンたちの村の隣にある村の主。鎖こそが人間を人間たらしめると信じてやまない冷酷な男で、常に右手に鉄の鎖を持っている。彼の村の衆は、トルフィンたちの村の衆と牧草地の境界線のことで何度ももめている。

アーレ
 トルフィン一家の隣人で、ユルヴァに惚れている。好戦的で戦にあこがれている。トールズがフローキに招聘された際、彼とともに船に乗った。トールズの死に激昂してアシェラッドに戦いを挑むも、一発で殴り倒されてしまう。

モード、マグニ、ハーコン、グリム
 アーレと共にトールズの船に乗った、村の若者たち。

ファクシ
 幼少時代のトルフィンの遊び友達で、戦ごっこの『やられ仲間』。トルフィンと一番仲がよかったが、彼の豹変についていけなくなってしまった。

レイフ・エリクソン
 大西洋を旅する陽気なオジサン。彼の語った旅の話は今もなお、トルフィンに影響を与えている。ちなみに実在する人物であり、ヨーロッパ人としてはじめて北米に到達した人物である。

以上で物語・作品に関する核心部分の記述は終わりです。

サブタイトル一覧
* 第1巻 マガジン版 2005年7月15日発売
* 第1巻 アフタヌーン版 2006年8月23日発売
1. 北人(ノルマンニ)
2. ここではないどこか
3. 海の果ての果て
4. 解かれ得ぬ鎖
5. 戦鬼(トロル)
特別編 ヴァイキングッ娘(こ)猛将伝ユルヴァちゃん

* 第2巻 マガジン版 2005年11月17日発売
* 第2巻 アフタヌーン版
6. 戦場よりの使者
7. 剣
8. 旅の始まり
9. 絶海の罠
10. 夜の航海
11. 檻
12. 化け物以上
13. 匂い
14. トールズの剣
15. 本当の戦士
16. トールズの死
特別編 取材レポート「オーロラの国へ行ってきました」

* 第3巻 2006年10月23日発売
17. イングランド-1008年-
18. イングランド-1013年-
19. ロンドン橋の死闘
20. ラグナロク
21. ヴァルハラ
特別編 はたらくユルヴァちゃん

* 第4巻 2007年2月23日発売
22. 戦鬼(トロル)の子
23. 援軍
24. 対岸の国
25. ハッタリ
26. アルトリウス
27. 戦士と修道士
28. 夜間襲撃
特別編 西本英雄版 ヴァイキングッ娘(こ)ユルヴァちゃん

* 第5巻 2007年10月23日発売
29. 父と子
30. 主従の食卓
31. ケダモノの歴史
32. 逃亡兵団
33. 裏切り
34. アヴァロン
35: 両軍接触

* 第06巻 2008年06月23日発売
36. 戦場のふたり
37. 愛の定義
38. ゆりかごの外
39. 王の目覚め
40. トールズ伝
41. 共闘
42. 裁定
特別編 うろおぼえ う゛ぃんらんど・さが


(「ヴィンランド・サガ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2008年7月8日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%82%AC&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)

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