≪書籍情報≫
著者:
ゆうきまさみ
出版社:
小学館
版型:
B6版
カテゴリー:
ヤングコミックス
連載雑誌:
週刊ヤングサンデー
ジャンル:
SF
≪同一著者書籍≫
【古本コミック】
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【古本】究極超人あ〜る [全巻] 文庫版
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【古本】じゃじゃ馬グルーミン★UP! [全巻] 文庫版
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
『鉄腕バーディー』(てつわんバーディー)は、ゆうきまさみによるSF漫画作品で、1985年から1988年にかけて「週刊少年サンデー増刊号」(小学館)にて不定期連載されていたもの(以下、旧版)と、2003年から現在にかけて「週刊ヤングサンデー」(小学館)に連載されている、前者をリメイクしたもの(以下、現行版)とがある。この記事では、主に後者を取り上げる。
【概要】
銀河連邦の女性捜査官バーディー・シフォン・アルティラを主人公とするSFマンガだが、ゆうきまさみの『パトレイバー』以降の作風として定着したコメディからお色気まで幅広い要素を含むものとなっている。構想は10年以上に渡ることからよくよく練り込まれており、単純過ぎず・難解過ぎずのストーリー運びが冴える作品。副題は『BIRDY THE MIGHTY』。
旧版は、一部を除いて単行本化されているが新版で一度「リセット」されたため、未完作となった。また、1996年にはこれを原作としたOVAも発売されている。こちらは「特撮モノ」を意識した内容となっており、ストーリー的には1980年代に人気を誇ったメタルヒーローシリーズの「宇宙から来たお巡りさん、怪人相手に頑張る」的な要素も見え隠れしていた。
現行版は、2007年春現在で15巻までが単行本化されている。また、リメイクをゆうきに盛んに勧めていて、本作のキャラデザイン協力(新旧とも)もしている出渕裕によるアニメ化がヤングサンデー誌上で正式に発表されている。
旧版も現行版も、「事故により二心同体となったバーディーと地球人の千川つとむとが、協力し合いながら、地球に逃げ込んだ宇宙テロリスト、クリステラ・レビを追う」と言う基本的なストーリーは同一である。
一方で、旧版は宇宙から来たスーパーヒロイン・バーディーの活躍を描く「スーパーヒーローもの」としての色合いが濃かったが、現行版は時代の変更のみに止まらず、よりリアルな社会背景や新キャラクターなどを加え、主人公たちの日常と同時に、警察と犯罪者、国家、人種差別と言った社会的対立構造も綿密に描いている。こうした描写の変化は、同じく(主人公たちの日常と同時に)警察と犯罪者の対立を始めとする社会問題を題材とし、旧版と現行版との間(1988年-1995年)に執筆された『機動警察パトレイバー』の影響とも考えられる。
連載中断からリメイクに至るまで
旧版は元々、週刊少年サンデー増刊号(事実上の月刊誌)1月号より連載が開始された作品だが、1985年夏にゆうきが週刊少年サンデー誌上で『究極超人あ〜る』の連載を開始して以降は不定期連載となり、その後の多忙により、やむを得ず連載を中断することになった。
増刊号連載時を受け継いだ連載再開(特殺官派遣決定以降)ではなく、リメイク版として最初からストーリーが始まったのは、ゆうき本人が1992年春の『週刊少年サンデーオープン大増刊』に掲載されたインタビューにおいて「連載当時と考え方が変化したので、再開するなら新たに書き起こす」旨の発言が基本にある。また『ゆうきまさみのはてしない物語』で、OVAを受けて「これはもう、もう一度書き直す」という決意を示す文面が欄外にあり、これらがきっかけとなってリメイクとしたという事情がある。
ゆうきの他作品との関連
旧版は「究極超人あ〜る」と同じ世界を共有していた(単行本未収録のバーディー番外編「幻の潮騒」と『あ〜る』の「夏だぜっ」では、スイカ割りでRが投げてしまった粉砕バットをバーディーが投げ返すシーンがリンクしている)。
この他にも、
* 「機動警察パトレイバー」コミック版には「あ〜る」のR・田中一郎、大戸島さんご、鳥坂先輩が登場している。
* 「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」にはパトレイバーより数年前の後藤喜一と泉野明と思われる人物が登場している。
ことにより間接的ではあるがこれらの作品との繋がりを持つ。
現行版では、「パトレイバー」に登場する「室伏係長(第7巻)」と同名の刑事や「TTV」のヘルメットをかぶった人物、「土曜ワイド殺人事件」の田子二毛作刑事などが登場している。
OVA版に関係するCDドラマ群
OVA版4作と同時期に「ゆうきまさみ文化学院」のCD版として以下の4作品がリリースされている(全てビクターエンタテインメント)
ゆうきまさみ文化学院 鉄腕バーディー CD CINEMA 1「誕生編オールグリーン」 VICL-8196
現行版の「人形の記憶」編に相当
ゆうきまさみ文化学院 ラブリーブラッド CD CINEMA VICL-8197
ゆうきまさみの短編「ラブリーブラッド」(『となりの異邦人 ゆうきまさみ短編集』に収録)のドラマ版で本シリーズで唯一「鉄腕バーディ」と無関係である。なお、「アッセンブル・インサート」の出門博士が微妙に違うキャラクターで登場する。
ゆうきまさみ文化学院 鉄腕バーディー CD CINEMA 2「迷宮の王」 VICL-8198
ネーチュラーが登場する番外編の読み切りのドラマ版
ゆうきまさみ文化学院 鉄腕バーディー CD CINEMA SPECIAL 「三大博士地球最大の決戦」 VICL-8199
ゆうきまさみキャラ総登場のセルフ・パロディ版。メインはあくまで「鉄腕バーディー」なのだが、「究極超人あ〜る」、「機動警察パトレイバー」(泉野明のみ)、「アッセンブル・インサート」のメインキャラクターが登場し、ほとんど三大博士と鳥坂センパイ(とR田中一郎)に持って行かれていると言っても過言ではない。
上記とは別に、OVAの主題歌とミニドラマ(コメディ)を収録した「BIRDY THE INTRODUCTION」(ビクターエンタテインメント VICL-15053)もリリースされている。
【物語】
連邦捜査官バーディー・シフォンは、テロリストであるクリステラ・レビを追って地球まで赴くが、捜査の途上で誤って事件現場に紛れ込んだ地球人、千川つとむを殺してしまう。瀕死のつとむの体と精神を救う窮余の一策として、彼女は自らの体につとむの記憶と心を宿して姿を変え、“二心同体”の状態となる。しかし、レビ一党により栽培されていた酔魂草を見てしまったつとむは、テロリスト達からつけ狙われることに。
何故彼らは、本来地球外の植物である酔魂草の培養を行っているのか?何故、地球を潜伏先に選んだのか?その最終的な目的はいったい何なのか?捜査が進むにつれ、事態は宇宙規模の政治・軍事的大事件へと発展しかねない様相を呈し始めた。
【登場人物】
本項では主に、現行版の描写を基本としている。声の項は、OVA版もしくはCD CINEMA版での配役。
連邦
バーディー・シフォン・アルティラ
声 - 三石琴乃
本作の主人公。「狂戦士(バーサーカー)殺し」の二つ名を持つ連邦捜査官。階級は巡査。直情径行型のお姐さん。調整アルタ人(イクシオラ・アルテクス/イクス系アルタ人)で、姿は地球人そっくりだが、地球人をはるかに上回る身体能力を持つ。反面、頭の回転は人間並みで、どちらかというと行動が警戒心に優先してしまいがちで、思慮が足りないこともしばしば。名は「シフォンで生まれたアルタ人のバーディー」の意で(このため、本来は「アルティラ」は付かない)、遺伝子操作などの形で人工的に生み出された強靭な肉体を持つ。
アルタ人というだけで自身と同年代の子供達や、その保護者らに嫌悪されたために一般の学校には短い期間しか在籍できず、同じアルタ人の大人らには警察組織の一員として恵まれているという理由から悪意を向けられ、そのせいで孤独な幼年期を過ごす羽目になり、更にはレビのテロが原因で育ての親(の一人)を失ってしまうという悲哀な過去を持つ。
捜査官としてレビを追って地球に来たが、ギーガーを逮捕しようとして、誤ってその場に居合わせたつとむを殺してしまう。幸い脳は損傷していなかったため、死んでしまったつとむの肉体をエコノス=クィルで修復する間、つとむの肉体を自身の肉体で補完することとなり、つとむと二心同体となった。基本的に強靭な肉体が武器だが、掌から発する『クラッシュ』や一時的に自らの体を重くする『アンカー』などの技を持っていることが確認されている。またイクス系アルタ人の特性として、物理的攻撃にめっぽう強い「生体皮膜」と呼ばれる防御力を持つため、生身でアサルトライフルの弾を弾くほど(ただし相当痛いらしい)。
地球の「お風呂」がお気に入りである。その他、地球の料理(つとむの母の手料理が?)も好みの様子であるが、とんでもない大食である。
テュート
バーディーの相棒で、ロボットの一種で「マーカー」と呼ばれ、捜査官の情報収集や通信などの支援を行う「装備」の一部らしい。クラゲのような姿をしており礼儀正しい。臥龍苑の事件で致命的な損傷を受け、その後の瀕死となったつとむの生命維持装置として活躍するも機能停止する。同事件で破損したつとむの携帯電話に部品を組み込んで再構成された。転位することによってバーディーの生体皮膜となる。元々はメギウスが使用していたようである。
ルー・メギウス
声 - 清川元夢
バーディーの直接の上司にして、育ての親の一人。連邦警察刑事部特捜課課長。階級は警部。冷静沈着な昆虫型宇宙人で、スケルツォ曰く「清廉の人」。社会正義の実施が信条らしく、不正義・差別に義憤を爆発させることもあり、バーディーの親代わりを引き受けたのもこうした性格からである。政権内部での勢力地図の変化に疑念を抱き、レビ一党への捜査がただの対テロリスト作戦ではないことに気付きつつある。15巻の(恐らく地球の)9月1日付けで警視補に昇任、星務次官室監察部長に着任し、連邦警察特捜部長の任を解かれる。いらつくと人間で言う『歯ぎしり』をする癖があり、その音で周囲は迷惑する。また、妻がいることが確認されている。好物はコガネトビイカのゲソの炙り。脱皮は現在19回目。
スケルツォ・ガ=デール
声 - 内海賢二(CD CINEMA版)
メギウスの友人で良き相談相手。いかにも古強者といった印象の強面恐竜型宇宙人。性格もいかにも豪傑タイプで、良く言えば豪放磊落、悪く言えば大雑把でいー加減な人。しかし面倒見が良く、また交渉ごとの押しの強さでも定評がある。連邦警察官の勲章として顔面の人工筋骨を剥き出しにしている。シフォンにある連邦捜査官の養成学校で教官職に就いており、バーディーも教え子の一人だが、幼年期から遊びを通して訓練するなど、存外教育者向きな性分である。メギウス同様、バーディーの育ての親の一人で、彼女の身元保証人(連邦の制度により、調整アルタ人には他種族の身元保証人が必要らしい)である。赴任地の関係で留守がちなため、オリオテーラにおけるバーディーの保証人代理をメギウスに依頼する。
カペラ・ティティス
治安警察出身のアルタ人女性捜査官。無慈悲にして驕慢、目的のためには手段を選ばない性格。外見は少女に近いが、実年齢はバーディーより上。政権内部の急進過激派との繋がりが推測される。仲間は作らず敵は早めに潰すタイプだが、それ以外の方法を知らないらしく、強引な捜査が目立つ。軽くあしらえる相手には容赦が無いが、ゴメスたちと接触した際には対になった鳥形のマーカー2体を失って自身は重度の火傷を負い大敗するなど、より強い相手に当たったときの脆さも見え隠れしている。
カシュー・ゲーゼ
カペラとともに派遣されて来たアルタ人の男性捜査官。ゲーゼという惑星の出身。クールで知謀に長けるが、存外軽い言動も見られ、どうにも掴み所がない飄々とした存在。目的の達成を最重要視する点ではカペラと気が合う模様だが、余り強硬な手段で敵を作るよりは、適度に接して利用するタイプ。三人の中では、一番地味に捜査に勤しみ、北米地域で隠れ住む宇宙人と接触するなど情報収集を行っている模様。治安警察との繋がりは不明。切れ味の鋭い極細のワイヤらしきものを武器にする。
ネーチュラー・ゲーゼ
声 - 井上喜久子(CD CINEMA版)
神祇官。アルタ人としては破格の待遇で扱われており、かなりのエリート。知的ではあるが人付き合いを好まず、誰とも距離を置いている。「神話時代〜帝国時代のブラックボックス」を解く呪文を正確に発音できる人材がアルタ人とエネマ人に限られるため、一部の神祇官はアルタ人である必要があるらしいが、それ以上に能力的に優れるためか、相応の待遇を受けている。カシューとは同郷で、旧知の間柄。怜悧な判断力と業務遂行能力を持つが、やや高慢さが目立つ。現在のシリーズとは別の初期シリーズ・外伝にも登場しており、幼少時のバーディーを知っているほか、同時期のメギウスとも面識がある。
キデル・フォルテ
増援として地球に派遣されて来た、リクルス人の連邦捜査官。ネズミに酷似した姿と習性を持つ。多数の個体が一つの人格を共有する群体生物で、群れ全体が彼の身体であり、それゆえ身体を伸ばしたり、分けたりして行動することも可能。強力な繁殖力を持つ代わりに個々の個体は数周期で寿命を終えるなど、他の知的生命体よりライフサイクルが短く、そのためかバーディー曰く「陽気でせっかちな性格」。地球に派遣された連邦捜査官の中では、最も温厚かつ良識人だが、群体生物の宿命か、雑念が多く注意力散漫。それゆえの細かなミスも多い。ただし警察官としての職務には熱心で、かなり危険な潜入捜査に率先して動く。階級は巡査部長。ピエドとタルトという「2名」の部下がいる。
ティルル・ギゼー
連邦の主席執政官。鳥型宇宙人。穏健派のリーダーだが、政治的立場は安定していない。外交畑の出身。軍組織の介入を嫌って、期限の引き伸ばし工作をおこなう。
キルツ・ケルツ
メギウス警部と同じ種族で、クリステラ・レビが科学省総監であった当時の、連邦軍軍務局長。エタナ系アルタ人に酔魂草の成分を投与して、超兵士を造り出すための人体実験を、当時極秘で行っていた。連邦においても人体実験は重罪だが、発覚後も罪には問われていない模様(既に時効か?)。カペラ・ティティスとの間に繋がりがあるが、背後関係は不明。
ウィージ・ガッハウ
メギウス警部の秘書を務めるウルグ人(犬型宇宙人)の女性。連邦における一般的な美的感覚によれば、かなりの美女であるらしい。バーディーとは友人的な付き合いがあるらしく、通信では事務上の連絡をこえたやり取りもしており、表情も豊か。
ギャロ・ペンダリオ
メギウスの後任の連邦警察特捜部部長で、ヤギ型(?)宇宙人。元司法省内務局総務部次長で、警察勤務が一度も無く、特捜創設以来異例の人事。司法局長の腰巾着で、この異例の人事は司法局長による特捜部掌握の一端と思われる。
ヴァイオリン
声 - 岡本麻弥(CD CINEMA版)
女性型の人形(高機能自律型ヒューマノイドロボット)。型式名はラウナI型。ヴァイオリンは「第三世代」にあたり、連邦時代に入ってから製作された「比較的新しい」ものらしい。バーディーの育ての親の一人で、オリオテーラにおける幼年期の養育係。短時間であれば軍事用ロボットのバーサーカーとすら互角以上に渡り合うほどの性能を持つが、カーレビの起こしたテロが原因で『死亡』し、そのことがバーディーのトラウマとなっている。性格は真面目だが、その真面目さが仇となってバーディーがヘソを曲げると気に病むなど、苦労性な性分だった。
クレド・ガッハウ
幼年学校でバーディーのクラスメイトであった、ウルグ人の少年。社会全体の風潮による影響でアルタ人に対し偏見を持ち、初対面からバーディーを苛めたが、自分の責任でバーディーが学校に行けなくなってしまったのかと気にかけていた。ヴァイオリン死亡の原因となったテロ事件でバーディーに助けられて以来、化け物(アルタ人)ではなく「友達(ないし命の恩人)」として彼女に好意を持つようになる。現在は社会人として連邦の三等書記官をしており、それなりの出世の道を歩んでいる模様。地球に接近中の連邦宇宙船に同乗しており、バーディーに会いたがっている。
レー・シグナ
「奥の院」第七席審神者。様々な種で構成される連邦人の中でもかなりの巨体で、異様な姿をしている。神祇官からは「猊下」と呼ばれており、相当の高位にある人物と察せられる。神祇官としてバーディーを育てる案を温めていた。レビの起こしたテロにより死亡。
地球人
千川家及び私立久遠高校関係者
千川つとむ(せんかわ つとむ)
声 - 岩永哲哉
本作のもう一人の主人公。私立久遠高校に通う高校一年生で、廃墟マニア。臥龍苑廃墟に羽沢や正久保と探検に行った際にバーディーが追う事件に巻き込まれ、誤発した彼女のクラッシュを食らって致命傷を負う。連邦の技術によって破損した肉体を修復する間、バーディーと二心同体となって生活を送ることになった。戸成中学校出身。近所に住んでいる早宮とは幼稚園以来の腐れ縁で、高校でも同じクラス。優柔不断で嫌なことは後回しにするタイプだが、徐々に変化しつつある。
早宮夏美(はやみや なつみ)
声 - 野上ゆかな(現:ゆかな)
つとむの幼なじみで、快活・世話好きな女子高校生。歯医者の娘。バーディーの体を持ってしまったつとむのお陰で、バチルスに喰われかけたり、米国の工作員に拉致されたりと、ロクな目にあってない。本人は「事件」の真相に気付いていないが、なにやら常識では測れない事態が進行中だというのは認識しており、後に事情は余り詮索しないことを条件に、つとむには協力的。
羽沢昌之(はざわ まさゆき)
つとむの中学以来の友人。高校も同じだが、クラスは別。
正久保(まさくぼ)
声 - 藤原啓治
つとむの中学以来の友人。高校も同じだが、クラスは別。
千明和義(ちぎら かずよし)
つとむのクラスメイト。柔和な風貌で穏やかな性格の好青年だが、実はエタナ系アルタ人の血を色濃く引く「チギラ」一族の末裔。特異体質の持ち主で、過去に大病を患ってからレビ一党により酔魂草を投与され続けている。身体に異変が起こっており、人間としてのアイデンティティに不安を抱える。バーディーに一目惚れ。自身の家族が浄火学館に関わっている。
千明ハツエ (ちぎら はつえ)
千明和義の祖母。教団にのめり込む両親に代わり和義と暮らしている。酔魂草事件には気付いては居ないが自身の家系がアルタ人の末裔という自覚はあるらしく、後にアルタ人ネットワークを介して疎開。
須藤良太(すどう りょうた)
千明の幼なじみで、つとむのクラスメイト。口は悪いが正義感が強く、ひたむきな純粋さを持っている。早川いわく「かわいい性格」らしい。兄が浄火学館に入信し、活動していることを気に病んでいる。口より先に手が出る性分で、家族は両親が肉屋を経営している。
北村可奈絵 (きたむら かなえ)
つとむらのクラスメイト。早宮と仲が良くつとむらのグループと行動を共にすることが多いが、事態にはほとんど絡んでいない。
千川孝司 (せんかわ たかし)
つとむの父。常識人の会社員で、自宅ではつとむ共々生活力が無い凡庸な性格をしており、大学生の娘の生活が近年派手になっているとか、思春期な息子の回りで不審火など怪事件が頻発しているのが目下の悩みらしい。
千川はづみ(せんかわ はづみ)
声 - 丸尾知子
つとむの姉で大学生。強気で遊びたいさかりの今時の娘。弟に対して態度は大きいが、その実で細やかな気配りを見せるなど、案外弟思い・家族思いの性格である。「事件」については何も知らないが、本人の意志とは関わりのないところで「事件」に巻き込まれ、酔魂草の成分を投与されてしまう。
室戸圭介(むろと けいすけ)
久遠高校報道研究会のOBで、フリージャーナリスト、ノンフィクション作家。宇宙人や超能力などの超常現象を専門に扱っている。バーディーの存在を嗅ぎつけ、周辺を取材しはじめる。5年前に酔魂草に関わった少年と知り合い、それが取材の一つのきっかけになっている模様。一時、離婚した元妻(カコちゃん)の所に退避するなど、多少常識はずれな所がある。元々は良質な記事を書くルポライターではあったようだが、何処で何があったか、すっかり世間を斜に見るようなひねくれた性分になってしまい、作中現在ではやらせ記事なども書いているらしい。
真田かをり(さなだ かをり)
久遠高校報道研究会のOGで、TVキャスター出身の硬派のジャーナリスト。現時点では本編未登場で名前のみ。早宮夏美の憧れの人物である。
警察関係者
吉良(きら)
警視庁秋川署の老刑事。階級は巡査部長。臥龍苑廃墟の倒壊事件を担当。稲城とコンビを組んでいた。地道な捜査と事態を先入観抜きに観察する目を信条としているらしく、目の前で「人形」(半自律ロボット)が暴れた際に、事態を正確に描写した報告書を提出したらしく、その後のビースト(酔魂草中毒者)事件などでも顔を出している。
稲城武彦(いなぎ たけひこ)
警視庁秋川署の刑事。階級は巡査長。吉良と共につとむに聞き込みをしていたが、戸成町の公園で「人形」によるつとむ襲撃の現場に遭遇し全身を殴打され、それが元で死亡。
菅原(すがわら)
警視庁練馬北署の刑事。階級は不明。「獅子舞みたいな顔」をした永瀬の同僚(先輩、あるいは上司)。ビースト事件でちょくちょく登場している。
永瀬悟郎(ながせ ごろう)
警視庁練馬北署の刑事。階級は巡査長。中学校以来の先輩であった稲城がつとむによって殺されたと思いこみ、執拗に追い回す。後にバチルスに身体を乗っ取られ、死亡。
酔魂草関係者
氷川省吾(ひかわ しょうご)
声 - 市川治
レビの下で酔魂草を培養する野心家の男性。特殊な薬を使うことで超人的な力を得る。アルタ人の血を引いている模様。「氷川ケミストリィ」という製薬会社を経営し、政界にも顔が利く。リーを過酷に道具扱いする、冷徹な性格。特異体質の千明に興味を抱く。外見は30歳前後だが、その正体は90年程も生きている戦前の亡霊。今だに、軍国主義時代の野望を追い続けている。ちなみに、表向きは氷川ケミストリィの創業者「氷川精一郎」の孫となっているが、実は「氷川精一郎」本人である。
リー・シャンファ
在日中国人女性。悲惨な環境で育ち、天涯孤独の身であったが、氷川に拾われ部下として活動。自らを道具としか見ない氷川に対し、上官に対する以上の愛憎を抱く。エタナ系アルタ人の血を引き、千明に対して本能的に反応し、嫉妬と憎悪が入り混じった感情で執着する。
ナガマツ
元浮浪者でリーの部下、その実は氷川によるリーの監視役。普段は氷川やリーに従順でおとなしい。一度は酔魂草によるビースト化で我を失い浮浪者狩りをしていた少年らを誤って殺害してしまうも、リーのグループでも最も常識的で、気弱な万年サラリーマン風の風体をし、力を過信して暴走気味な仲間とは一線を画している。
御堂剛三(みどう ごうぞう)
齢百歳に達する、政財界の元黒幕。老衰で死にかけていたが、レビの造った薬により健康を取り戻し、政界に対する権力も回復した。ちなみに戦前、氷川精一郎の上司であったことがある模様。「孫」の氷川省吾とも個人的な繋がりを持つが、氷川省吾が氷川精一郎本人であることは知らなかった。極度の好色で、バーディーの尻をなでたことも。
重信(しげのぶ)
日本の高級官僚(参事官)。所属は防衛庁と思われる。御堂剛三らと共に、日本を再び軍事大国にするべく計画を進めるが、常識人でもあり無用な混乱は避ける慎重派。バーディーに対して危機感を抱き、防衛庁の特殊部隊を動かす。また、氷川の酔魂草計画にも関わりを持つものの、無謀な手段に走る彼等の計画に対しては不安を抱いている。
阿久津(あくつ)
「浄火学館」系列医院の医師で、酔魂草の投薬実験を担当。客観的な判断力の持ち主で、学究肌らしい風貌。薬の研究を通じて氷川との関係も濃いが、彼の本性を察知して不審を抱く。氷川のほうは、彼の才能を優秀な部下として評価し、自分の研究を学術的に引き継ぐことができる無二の存在だと考えているのか、余り締め付けるような管理はしていない様子も見られる。投薬を通じてリーをサポートするうちに、リーにのめり込んでしまう。
浄火学館関係者
槇枝(まきえだ)
「浄火学館」系列医院の副理事長。神経質な性格。「浄火学館」の信徒。レビなど教団上位には頭が上がらず、運営を預かった病院の経営者として盲従している。
根来(ねごろ)
「浄火学館」系列医院の医師で、千明の主治医。ゴメスとも個人的な繋がりを持つ。元々は個人経営の小児科病院の医師で、人柄もよく酔魂草計画に携わったとはいえ、その過去を恥じつつ人助けが医者の本分だと認識している様子。
安斎(あんざい)
「浄火学館」の事務長。レビの秘書的存在。落ち着きのある初老の男性。無手の武術(袴を着用しており、柔術か合気道と思われる)に秀で、力と速さで勝る千明を軽くいなす実力の持ち主。
米国関係者
アンカーマン
米国情報組織の高官。帝国残党とのコネクションを持つが、現在起こっている事態を正確に把握しきれないでいる。日本国内で独自の活動を行うものの、被害が出るばかりで今のところ成果は上がっていない。鼻が高く落ち着いた風貌を持つ、冷徹果断なエリート。
ロドニー・ヒューズ
帝国残党の技術力で、体の一部を機械に取り換えている米国の工作員。階級は伍長。仲間内からは「ヘッケル」と呼ばれている。「Lady on the roof(屋上の淑女)」の暗号名を持つバーディーと接触を試みるため派遣された。6、7人のユニットで行動していたが、荒っぽい手法が祟りバーディーと衝突。その際、カペラに仲間を殆ど殺される。自身は逃げ延びるが、ゴメスにより捕獲されてしまい「浄火学館」で虜囚の身となる。
難民ネットワーク
イルマ
表向きは骨董販売と占いの「イルマの店」を経営する老婆。
難民ネットワークを介し千明家とは旧知である。またゴメスとも関係している。
バーディーともアルタ人仲間ということで交流があるが、情報に対してはきっちり対価を請求するなどしている。
レビ一党
クリステラ・レビ
声 - 兵藤まこ
エタナ系アルタ人のテロリスト。千明をアルタ人の王に仕立てあげ、連邦からの独立を目論むが、その真意は不明。かつては連邦政府の高官として若年にて破格の出世をし、政権にも参画したエリートだった。現在は、浄火学館という新興宗教団体を隠れ蓑に、地球の日本に潜伏中。日本政府の重信とも関係があり、酔魂草計画にも深く関わる。連邦には男性として登録されていたが、地球では女性としての姿が確認されており、性別不詳。
ゲオルグ・ゴメス
声 - 大塚明夫
冷静沈着かつ理性的な、レビの右腕的存在。しかし酔魂草計画には、少なくとも全面的には賛同していないようである。バーディーを軽くあしらう程の戦闘能力を持つ。サングラスとヒゲがトレードマーク。おそらくはイクス系アルタ人でありながら地球人との間に家庭を作り(旧作ではバチルスにより、バーディーと似た事情でそうなったことが示唆されている)、妻の麻梨絵(まりえ)との間に一人娘の讃良(さら)をもうけている。行く当てが無くなってしまった千明を自分の家庭に居候させたりする。貿易商としての表の顔を持ち、新宿駅近辺でG&G商会という貿易会社を経営、数人の一般人である社員を雇用する。逗子市在住。レビ以外に事件の全貌を把握していると思われる、数少ない人物。妻には頭が上がらないなど、自分の家庭を大切にしている。
ギーガー
声 - 屋良有作
酔魂草を密輸していた違法貿易商。擬態能力を持ち地球に潜伏していたが、バーディーにより追いつめられ捕獲された直後、口封じのためゴメスにより殺される。
バチルス
声 - 若本規夫
不定形の知的(?)生命体で、他の生物に寄生してその生物の形質や記憶、経験を乗っ取ることができるが、長続きしない。「バチルス」という名も仮のものらしく、そう呼ばれるのを嫌っているが、本人(?)ですら、自らの来歴を憶えていない。強靱なバーディーの身体を乗っ取ろうと執念を燃やし、刑事の永瀬に寄生してつとむの通う高校を襲うが、その際にゴメスの命を受けたサラマンデルの介入により焼死する。
事務局長
「浄火学館」の事務を所掌する男。レビの秘書的存在。地球の年齢で言えば50代くらいで、落ち着きのある雰囲気を持つ。
サラマンデル
声 - 中村大樹
グノメ、シルフィア、オンディーヌ
ゴメス配下の自律型の人形(ヒューマノイド型ロボット)。本人たち曰くレビを守る「1枚の盾」。サラマンデル、グノメは男性型、シルフィア、オンディーヌは女性型である。サラマンデルはプラズマ兵器による炎、シルフィアは風、オンディーヌはウォータージェットなどの水を操る能力を持つ。
それぞれ、四大元素を司る精霊、サラマンダー(火)、ノーム(土)、シルフ(風)、ウンディーネ(水)から命名されたものと推測される。
性格的には概ね全員が礼儀正しいものの行動に人間臭さがなく、命令があれば容赦が無い冷徹さを持つ。お互いに同じ培養器を共有し兄弟・姉妹という認識があるらしい。オンディーヌが「末っ子」である模様だが、それ以外の上下は不明。
【作品中の地名】
オリオテーラ
連邦の首都。連邦警察の本部もここに存在している。
エコノス=クィル
医療技術が進んでいるらしく、破損したつとむの肉体を修復している。
オルタス・ケー
バチルスが脱出してきた場所。詳細は未だ不明。
カエオン
メギウス警部が出張していった場所。首都からの日帰りは不可能な遠隔地。
【登場する組織】
連邦(宇宙連邦)
バーディーの属する国家組織。様々な人種が混在しており、その政治体制も長い歴史の中で複雑化、「神」とされる人種や伝説や神話が実在の遺構を伴うなどする一方、民意を代表する執政官もいるなどしている。政治体制は近年、同盟側との勢力争いにおいて強行派がイニシアティブをとりつつあり、不穏な雰囲気が漂う。一応は政教分離だが、民衆の市制の上に上位人種の意向が優先される傾向も見られる。旧帝国時代では主構成要素であったアルタ人への差別意識が強く、また人権配慮の援助は行っている模様だが差別是正措置のような積極的な援助は殆ど見られない。市民権はいくつかの階層(一層〜三層、無層)に分かれており、社会で上げた実績あるいは試験により昇進するシステムと思われる。アルタ人は、三層または無層からのスタートであり、連邦社会の中では誕生時から大きなハンデを負わされている。社会的には資本主義で経済・商業活動が活発なこともうかがわれ、街には様々な広告もみられる。
同盟(アリュークによる恒星間神聖同盟)
連邦と緩やかな敵対関係にある国家組織。一応は外交ルートも存続しているが、しばしば末端では牽制や衝突が発生している模様。組織名称から政教一致とも取れるが、どのような組織かは、今のところ殆ど物語中では明らかにされていない。名誉や面目を重視、特攻や自爆も辞さない工作員を擁するなどという描写が見られる。原産地が領域内にあることもあって、酔魂草の研究が進んでいる模様。この酔魂草を巡ってレビ一党と繋がりを持つ。
帝国残党
かつて宇宙を支配した古エネマ人の「帝国」の残党。後のアルタ人イクス系を生み出した母体でもあるが、主に労働力として酷使したようだ。ただ、帝国の「皇帝」はアルタ人だったらしく、アルタ人の系譜の複雑さも、この帝国の時代にさかのぼる様子。米国との間に交渉チャンネルを持つものの、その目的は謎ながら、連邦を敵視しており侵略者であると米国に伝えているようだ。
アルタ人難民ネットワーク
帝国に迫害されたアルタ人難民が築いている連絡網。地球人とアルタ人は身体的特徴が酷似していたため、多くの難民が地球に訪れた。先着したアルタ人達はネットワークを築き到来する亡命者を数百年に渡って支援してきたが、現代ではアルタ人と地球人の混血によりアルタ人としてのアイデンティティを持たない子孫も少なくはないことから、その機能が低下してきているという。連邦・帝国・同盟のどの勢力とも一線を画する組織で、そのいずれにも関与せず、地球に生活するアルタ人に対してのみ、相互援助の斡旋を行っている。
レビ一党
連邦に深刻なテロを行い、多数の死傷者を出した組織。アルタ人と深い繋がりを有する。現在、宗教団体(浄火学館)を隠れ蓑に地球に潜伏しつつ、酔魂草を培養中。目的はアルタ人の独立と思われるものの、教祖のレビとアルタ人幹部との間には、思惑の違いも垣間見られ、末端同士が衝突しあうなど統制が取れていない様子。レビの右腕であるゴメスもまた、忠実な僕とは言い難く、自身の思惑で独立した行動を見せている。
日本の公安
続発する謎の事件から地球外生命体の到来を察知し、自衛隊を出動させるなど過剰な反応を示す。氷川と通じて、レビ一党とのチャンネルも持っているが、レビ一党自身が地球外生命体であることには気づいていない模様。ただしレビ一党から提供されたオーバーテクノロジーと思われる装備も僅かながらに保有している。米国とは外交チャンネル経由で同情報組織との連携も行っている。
米国情報組織
日本よりも先んじて地球外生命体(帝国残党)との接触を図るも、帝国からのみ情報を取得しているためその内容に偏りが出ており、事態を把握しきれていない。日本政府と地球外生命体との接触を感じ取り、警戒している。帝国からの技術供与も受けているが、連邦の技術に劣るものなのか、力負けしている。
氷川グループ
レビから資金提供を受けつつ、酔魂草の栽培に目途を付けるが、それを氷川の個人的野望に利用しようとする意図が有る。太平洋戦争以前から、超兵士を創り出す計画を継続していた模様。政府機関とも繋がりを持つが、双方で利用しあっているだけで、腹の探り合いをしている。
廃墟研
つとむや早宮の通う学校にあるクラブ。廃墟を探検することが主要な活動らしい。つとむは廃墟探検好きだが、クラブには不参加。余り積極的には活動しておらず、名義だけという幽霊部員も少なくない模様。
報道研
早宮が通うクラブ。その名の通り、部員が記者となって記事を書くことが主要な活動。OBから本職のジャーナリストを多数輩出している。頻繁に会合を開いては、部員の取材活動の成果を発表しあっている。
【異星人種】
アルタ人(アルテクス)
地球人とほぼ同形の異星人。
イクス系アルタ人(イクシオラ・アルテクス)
外見は地球人とほぼ同一だが、地球人と比較すると非常に強靭な肉体を持つ。
エタナ系アルタ人(エタニオラ・アルテクス)
外見だけでなく、体質も地球人と瓜二つの異星人。
リクルス人
地球のネズミにそっくりな異星人。群生で、複数の個体が個別の意識を持つと共に、一個の人格を共有している。
ケール人
地球に来ている同盟の工作員。
古エネマ人
帝国の主要人種。
ヴォルタ人
名前のみ登場。酔魂草の原産地「ヴォルタ4」の原住民で、酔魂草抽出物に対して耐性を持ち、「酔っ払うだけ」だという。
ガルベラント人
名前のみ登場。詳細は不明。
【用語】
チギラ
エタナ系アルタ人の血を色濃く引く一族。かなり古くから地球に根付いていたらしく、アルタ人ネットワークの中でもそれなりの立場を占めていたようだが、既にアルタ人としてのアイデンティティは喪失しかけている模様。
酔魂草
地球人にとっては麻薬となる、地球外植物。とげのないサボテンのような植物で、繊細な花をつけることからかつては連邦内で観賞用としても一頃流通していたらしいが、麻薬成分が理由で流通禁止となったらしい。麻薬成分を抽出・生成したものはスピリットと呼ばれ、健康回復から身体機能増進・若返りなど様々な機能を持つらしいが、そのための成分調整が微妙で、量産化のネックとなっている。
浄火学館
凶悪テロリストのクリステラ・レビが地球における隠れ蓑としている新興宗教団体。本作の刊行元である「小学館」のもじりとなっている。神道に近い価値観があるらしく、富士山麓に大規模な施設を持つ。また社会福祉に積極的でボランティア作業に人員を割くなど、周囲社会への浸透策を図っているが、その一方で政界・財界とも深いパイプを維持している様子も伺われる。
真僕会病院
浄火学館関連の医療法人であり、千明和義の体を利用したスピリッツ精製に使用された。JR昭島駅近くにある。政界とのパイプを繋ぐため、政治家が不祥事を起こした際の「体調不良により入院」などの逃げ込み先ともなっていた模様。後に酔魂草関連でバーディーが介入したため、放棄された。
人形
機械骨格と生体部品よりなる人造人間、あるいはロボット。独自に判断行動する自律型と、命令が必要な半自律型などの種類があるようである。
ビースト
酔魂草抽出物「スピリッツ」を投与され、獣人化した地球人の中毒者。その多くは精神的に退行し、人格を失う。氷川の計画で街に放たれ、人を襲った。これにより重信らが自衛隊を投入する足掛かりを得たが、最初のうちは完全武装の隊員を多数投入しても捕獲ないし射殺にてこずるほどだった。強靭な肉体と敏捷性を持ち、後の氷川の改良にも拠り、洗脳された強化兵士としての個体も登場したが、知能が低く状況判断の悪さから救出対象を殺害してしまうなど欠陥も見られた。初期の投与で偶然ながら知能退行を起こさずに獣人化したのがリーのグループだが、こちらも過剰な身体能力を過信する傾向が強かった。
(「鉄腕バーディー」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年11月10日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%89%84%E8%85%95%E3%83%90%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%BC&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)