≪書籍情報≫
著者:
松本光司
出版社:
講談社
版型:
B6版
カテゴリー:
ヤングコミックス
連載雑誌:
週刊ヤングマガジン
ジャンル:
ホラー・ミステリー・サスペンス/
妖怪・怪物・幽霊
最新刊発売日:2009年3月8日
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
『彼岸島』(ひがんじま)は、週刊ヤングマガジンに連載されている松本光司の漫画。
キャッチコピーは「吸血鬼サバイバルホラー」。
2005年4月28日、この作品のPSPのゲームが、ナウプロダクションにより「彼岸島(higanjima)」と言うタイトルで好評された。原作が続刊中の為、彼岸島に来た時のストーリーはオリジナル(パラレル)と成っている。
吸血鬼の住む島からの脱出や、吸血鬼や化け物との対峙をメインとした作品だが、作者独特のマンガ物理学が応用されたシュールな描写(丸太が武器として使用されていたり、質量保存の法則をことごとく無視していたり等)が多く、一応ホラー漫画なのだが、バトル漫画・ファンタジー漫画の感も強い。
【登場する化け】
吸血鬼
現在彼岸島に棲息する、吸血鬼ウィルスに感染した人間のこと。興奮すると髪が白く(生物学的に言えば、既に生えた髪の毛が興奮して白くなることはまずあり得ない)、白目が赤黒くなり、三白眼(四白眼?)になるが、普段は鋭く尖った犬歯(牙)以外は人間と同じ風貌をしている。人間の血を吸う事で新陳代謝を永続させることができ、不老である。発症した時点で年齢が固定される(但し、子供や赤ん坊は成長するが、大人に成った時点で年齢が固定される)。頭を斬り落とされるか、潰されるかすると死亡する為、不死ではない(雅は例外で、不老不死)。
人間の血は食料ではなく、邪鬼や亡者に変態しないための薬らしい。飲食は人間と同じ様に行っている。牙(唾液)には強い麻酔効果があり、体内に入ると涙や小便等を垂れ流しながら動けなくなる。一応、唾液には吸血鬼ウィルスも混ざっているが、どうやら感染力の弱いウィルスのようである。彼等の血を人間(瀕死の重傷で在っても)が粘膜、傷口等から摂取してしまうと、人間は一度死亡した後に吸血鬼として復活する。吸血鬼の血を吸血鬼が摂取すると、殆どの場合は体が耐えられずに破裂してしまうが、それを耐え抜いた場合には、不老だけではなく不死をも手に入れる事が出来る。人間だけでは無く、犬や熊やモルモット等の動物も吸血鬼にすることが可能。
過去に彼岸島に棲息していた吸血鬼は人間と共存しており、血を介して人間に吸血鬼の性質が感染することも無かった。現在の吸血鬼と違い、子供や赤ん坊も吸血鬼に成った段階で成長が止まる。太平洋戦争中、軍事利用を企んだ軍部によって彼岸島へ送り込まれた五十嵐陸軍中佐らが雅に施した生体実験により、吸血鬼の血液が変質し、吸血鬼ウィルスが誕生してしまった。
邪鬼(オニ)
一定期間人間の血液を吸わなかった吸血鬼が、発作を起こし変化した姿。怪力や驚異的な生命力を伴う。読み方は「ジャキ」ではない。
吸血鬼がそのまま変態する者や、身体中から糸を噴き出し、繭になって、その繭から生まれる者もいる。また、繭から生まれる者は、繭に黒い斑点が浮かび上がるため、そうなると非常に危険である。様々なバリエーションが存在する。普通の吸血鬼同様、首を完全に切断されると、死亡する。
雅のみがこれらすべての邪鬼を、脳波干渉(サイコジャック)を使って完全に操ることが出来る。邪鬼使いと呼ばれる吸血鬼もおり、彼等も脳波干渉(サイコジャック)で邪鬼を操ることが可能だが、雅と違うのは、苦痛を与える事で邪鬼を支配する事をカバーしている点である。
亡者(もうじゃ)
一定期間人間の血液を吸わなかった吸血鬼が、発作を起こし変化した姿。悪臭や驚異的な生命力を伴う。
邪鬼の成り損ない。いくつもの顔が生えてきて、膿を噴き出しながら無限増殖する。
刀等の刃物で斬り刻んでも、そこからまた増殖する為(破片からも増殖する)、完全に殺すには、丸太等で打撃攻撃を与え、その死体を炎で燃やすのが唯一の方法である。ポンは雅に吸血鬼にされた挙句、人間の血液も貰えず邪鬼になり損なって亡者になった。その際、檻越しで雅に「役立たず」と罵倒された。
雅は「亡者じゃトロくて使い物にならん」と言っていたが、亡者は仲間を呼ぶ性質があるので、数多くの亡者を使えば、人海戦術や、亡者の壁等を作ったりして、有用に活用出来た筈である。
霊鬼(れいき)
ゲームオリジナルの吸血鬼。原作に登場したガタイが大きい吸血鬼に相当する。
邪鬼のバリエーション
サカナ野郎
主に村人がこの邪鬼になる。すぐ邪鬼にならず一回変態する。身体が大きいだけでは無く、手足が異様に長い。そして、筋肉が剥き出しになっている。蛙型(明曰くサカナ野郎)。
デブの化け物
主に村人がこの邪鬼になる。巨大な身体をしており、頭皮が異様に硬い。そして、真皮が剥き出しなので、血管が剥き出しになっている。デブ型(篤曰くデブの化け物)。
通常型(変態中)
眼球が顔に一杯付いていて、口が顔に付く者もいる。徐々に体が黒ずんで行き邪鬼になる。
魚人型
魚人のような邪鬼で、非常に大きい。秋刀魚を彷彿とさせる形態をしている。詳細は、良く分かって居ないが、彼岸島の周りをぐるりと取り囲んで、島に勝手に出入りする者を殺害、もしくは捕獲するようである。バタフライで泳ぐ。
太郎
着物を着ている巨大な邪鬼。口には無数の牙があり、長く伸びる舌がある。頭に装着している笠の下には、巨大な単眼が存在する。着物を脱げば、デブであることが明らかになり、腹には縦に割れた口が存在し、此処から人間の血を吸う。この口の中にも、長く伸びる舌がある。明と篤に刀でズタズタにされる。少々の感情を持っているらしく、自分に重症を負わせた明や篤、主人である邪鬼使いのお仕置きに対して恐怖心を抱いていた。
百目型
主に炭鉱にいる吸血鬼がこうなる。身体中から糸を噴き出し、繭になって、数年後にその繭から孵化(羽化?)する。全身に目があり尻尾もある。正面から見ると歯並びが悪く顔が横長く見える。傷付けられても身体中の目を傷口に移動させ、瞬時に回復する能力を備えている。
姫(百足型)
その名の通り、炭鉱内のお姫様。五十嵐中佐の皮肉によって「姫」と名付けられる。巨大で長い体躯で、普段は炭鉱の螺旋階段の空洞に潜んでいる。若い女性の顔を持ち、頭部にそれと別な巨大な口があり、百足の形をした体、その表面に無数の乳房、背面には背骨、側面の左右には数え切れない程の人間の腕があり、百足や馬陸の様な風貌である。乳首からは母乳を噴き出すが、その主成分は硫酸である。目を合わせると形相が大幅に変わり、生物を執拗に喰い殺そうとする習性を持ち、他の邪鬼とは比類ない恐ろしい邪鬼である。暗い炭鉱内に非常に長い間居たせいか、極端に光に弱い。
あしなが婆さん(蜘蛛型)
その名の通り、足が長い老婆の姿をした女郎蜘蛛(絡新婦)の姿をした邪鬼。胸からとても垂れた乳房が垣間見える。額には5つの蜘蛛の目があり、歯茎から牙を出す。尾と口から糸を吐き、尾は麻痺性の毒針にもなっている。人間を糸でぐるぐる巻きにしてから食べる。命名者は、師匠と田中ナオト(レジスタンスの1人)。元々は田中ナオトの母親で本名は田中美香子。村一番の美人だったらしい。吸血鬼の血が混ざった水を飲んだことで感染し吸血鬼になるが、田中は母親に自分の血を与えて密かに匿うも邪鬼に変態した。変態後は他の邪鬼同様に人間たちを襲うが、人間や母親としての感情は微かに残っており、息子のナオトには従う。また、明に瀕死の傷を負わされた際に涙を流して命乞いをしたり、息子のナオトに助けを求めていた。自分が助からないことを確信すると、残った理性で人間としての死を選んだ。
用いられたアイテム(道具・武器)、用語等
丸太
この作品で多用される武器。一話から篤が使っていた。驚異的な生命力を誇る吸血鬼を倒すためには、頭部を破壊するなど致命的なダメージを与える必要があり、裂傷を与える刃物よりもよく使用される。
その用途は幅広く、吸血鬼・亡者を叩き潰す、投げて飛び道具にする、防御に使う(弓矢を防いだり、血液感染を防いだり等)などがある。事実上の「万能兵器(マルチウェポン)」と称される。第180話のサブタイトルでもある。
雅は、遥かに太い大木を丸太として使用した。
刀
修行を終えた明の主用武器。元は普通の漁村であったはずの彼岸島に何故か大量に存在する。旧日本軍も刀(軍刀)を使用している。
拳銃(ニューナンブM60)
明が亡者と化したポンから貰った拳銃。元々は、警官であるポンの兄の所有物で、彼岸島に赴く際にポンが持ち出したものである。事実上のポンの形見。明が雅を谷に落とす際と、雅に捕まった少女を救う際に使用した。弾丸を使い切った後も、明は、雅をこれで殴った。装弾数は5発。
爆弾
西山が作った爆弾。廃校の理科室にあった薬品を調合して製作した。その威力は、トロッコのレールをも破壊する程である。
地雷
吸血鬼の集落を襲撃した時、逃げる吸血鬼を一人たりとも討ち漏らさないために西山が出口周辺に仕掛けたもの。威力は高く、一発で四肢を吹き飛ばす程で在る。しかし、西山は地雷を仕掛けた事を仲間にも教えず、自分は木の枝に退避していた。
金属バット
ケンが主に使う武器。元々野球に使う物で、ケンは序盤からこの武器を使用していた。彼岸島に着いた時や、吸血鬼との戦争にも用いられた。吸血鬼との戦争に用いられた物は、ケンが思い切り吸血鬼を攻撃した為、歪んでしまった。又、ケンがあしなが婆さんに捕まった際は、このバットがケン捜索の目印となった。
鉈(なた)
ケンが吸血鬼との戦争の際に用いた鉈。金属バットと併用した。
槍
吸血鬼が主に使う武器。明達も序盤では使用していた。
弓矢
彼岸島に於ける数少ない飛び道具の1つ。ユキは弓道部だった為、これを使用していた。また、吸血鬼の集落襲撃の際、見張りを仕留めるために使用された。
薙刀
修行を終えた篤が最も得意とする武器。大型の為、実戦に持ち出す事は少なかった。長柄武器の間合いを駆使し、明を翻弄した。
短刀
主にレジスタンスが使用。
501ワクチン
血液混合により半不死身となった雅の血液を、一時的に再分離する、血液分離剤。五十嵐は、後述の大型獣用連続注射器を用い、雅を動けなくし、彼を青山龍ノ介と協力して研究用の冷凍室に封印した。名称の由来は五十嵐の所属していた、帝国陸軍「501部隊」から由来。
大型獣用連続注射器
元々は大型獣を相手に薬剤を注射する為に造られた金属製の頑丈な注射器。多少の事では壊れたりはしない。雅に501ワクチンを注射する為に、五十嵐が用いた。その後は、師匠に成る前の龍ノ介に託される事になる。
脳波干渉(サイコジャック)
雅や邪鬼使いが使用する技。邪鬼や人間の脳波を操り、意のままにコントロールする。この脳波干渉(サイコジャック)の呪縛から解き放たれるには、激痛を伴わなければならないが、邪鬼使いは脳波干渉(サイコジャック)の他にも、邪鬼に苦痛を与えている為、矛盾する。
吸血鬼ウィルス
雅が歩く発生源となった、感染すると吸血鬼に成るウィルス。空気感染はせず、血液や粘膜を介して感染し、感染すれば身体中が悪寒や発熱等の症状に見舞われ、人間として「死亡」する。しかし、10数分後、吸血鬼として「復活」する。吸血鬼ウィルスは、ベクターウィルスの一種だと思われる。普段の生活でならまず感染はしない。
グレネードランチャー
ゲームに登場。冷に扮した雅が使用していた。凄まじい破壊力を誇る。
冷の血液
ゲームでの設定。彼女の双子の弟である雅が苦手とする物。吸血鬼ウィルスを中和する効果がある。明達は彼女の血液を自分達の武器に塗り付け、化け物と化した雅と戦った。
(「彼岸島」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年10月19日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E5%BD%BC%E5%B2%B8%E5%B3%B6&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)