≪DVD情報≫
監督:
水島精二
声の主演:
朴路美・
釘宮理恵・
大川透
メーカー:
アニプレックス
≪関連書籍≫
【古本コミック】
・
鋼の錬金術師 [1~18続巻]
≪補足情報≫
【鋼の錬金術師 1巻】
第1話「太陽に挑む者」
第2話「禁忌の身体」
ある物質から違う物質を生み出す錬金術師。兄のエドワード・エルリックは、史上最年少で国家錬金術師の称号を得た天才だった。彼と弟のアルフォンスは幼い頃に禁忌を犯し、エドは左足と右腕を、アルは体全体を失っていた。そのため、エドは右腕と左足を"機械鎧(オートメイル)"に変えており、アルは体全体を鎧に包まれていた。二人は元の体を取り戻すため、"賢者の石"を求めて旅に出る。そして、二人はリオールという町にたどり着くのだが…。
【鋼の錬金術師 2巻】
第3話「おかあさん…」
第4話「愛の錬成」
第5話「疾走!機械鎧(オートメイル)」
第6話「国家錬金術師資格試験」
とある古本屋で、錬金術の入門書を目にしたエドとアル。二人は、幼い頃のことを思い出すのだった…。
【鋼の錬金術師 3巻】
第7話「合成獣が哭く夜」
第8話「賢者の石」
第9話「軍の狗の銀時計」
第10話「怪盗サイレーン」
国家錬金術師試験に最年少で合格し、その証として銀時計を受け取ったエド。タッカー家では、エドの合格を祝うパーティーが開かれるのだが…。
【鋼の錬金術師 4巻】
第11話「砂礫の大地・前編」
第12話「砂礫の大地・後編」
第13話「焔 vs 鋼」
第14話「破壊の右手」
エドとアルが辿り着いた金の産地・ゼノタイムは、今は寂れてしまっていた。そこで二人は、自分たちのニセモノが居ることを知る…。
【鋼の錬金術師 5巻】
第15話「イシュヴァール虐殺」
第16話「失われたもの」
第17話「家族の待つ家」
第18話「マルコー・ノート」
雨の中、マルコーと共にスカーの魔の手から逃げるエドとアル。スカーの目的が復讐だと知ったエドたちに、マルコーはイシュヴァールの虐殺について語り始める…。
【鋼の錬金術師 6巻】
第19話「真実の奥の奥」
第20話「守護者の魂」
第21話「紅い輝き」
第22話「造られた人間」
エリック兄弟が探し求める"賢者の石"が、多くの人々の犠牲により作られることを知り、ショックを受けるエド。そんな時、マルコーの残した「真実の奥の奥」というメモの言葉がエドの脳裏をよぎる…。
【鋼の錬金術師 7巻】
第23話「鋼のこころ」
第24話「思い出の定着」
第25話「別れの儀式」
第26話「彼女の理由」
病院のベッドに横たわる傷ついたエド。アルも半壊の状態で部屋の隅に置かれていた。"賢者の石"の目の前まで行きながらも戸惑ったエドの心は…。
【鋼の錬金術師 8巻】
第27話「せんせい」
第28話「一は全、全は一」
第29話「汚れなき子ども」
第30話「南方司令部襲撃」
錬金術の師匠であるイズミに捕らえられたエドとアル。エドが国家錬金術師になったことを知ったイズミは、二人をダブリスへと連れて行く…。
【鋼の錬金術師 9巻】
第31話「罪」
第32話「深い森のダンテ」
第33話「囚われたアル」
第34話「強欲の理論」
右足にウロボロスの紋章を持つ少年をめぐり、軍部、エリック兄弟、キンブリーらの間で緊張が高まる。一方、スカーの身柄を確保しようとスラムに向かったロイだったが…。
【鋼の錬金術師 10巻】
第35話「愚者の再会」
第36話「我内なる科人」
第37話「焔の錬金術師/戦う少尉さん/第十三倉庫の怪」
第38話「川の流れに」
ラストには、ルジョンという知り合いの男がいた。2年ほど前、ルジョンは彼の村に蔓延する原因不明の奇病、"化石病"を錬金術で治療しようと研究していたのだが…。
【鋼の錬金術師 11巻】
第39話「東方内戦」
第40話「傷痕」
第41話「聖母」
第42話「彼の名を知らず」
イシュバールへ向かう旅の途中、エドとアルはマーテルにイシュヴァール内線の真相を聞かせてもらうことに…。
【鋼の錬金術師 12巻】
第43話「野良犬は逃げ出した」
第44話「光のホーエンハイム」
第45話「心を劣化させるもの」
第46話「人体錬成」
アルが賢者の石に?軍部、ホムンクルスが迫る中、エドとアルはリゼンブールに逃亡、そこに待ち受ける人物は、なんと、行方知らずだった父親・光のホーエンハイムだった。新たな展開が待ち受けるエドワード兄弟。突きつけられる真実がここに開かれる。
【鋼の錬金術師 13巻(最終巻)】
第47話「ホムンクルス封印」
第48話「さようなら」
第49話「扉の向こうへ」
第50話「死」
第51話「ミュンヘン1921」(最終話)
遂に迎えるエドとアルの旅の終着は、新たな旅立ちへの布石だった。怒涛のように迫り来る様々な展開がエド・アル、軍部と様々な人物に振りかかる・・・。エド・アルが迎える終曲は果たして・・・。大統領邸にて迫るマスタングの危機・・・終焉にて更に広がりをみせる。
≪参考情報≫
参考情報はWikipediaより抜粋したものです。(詳細は下記のとおり。)
ご購入の際はお客様ご自身の最終判断でご利用ください。
注意:この商品は【DVD】鋼の錬金術師 [1~13全巻]です。
『鋼の錬金術師』(はがねのれんきんじゅつし、Fullmetal Alchemist、略語:ハガレン、鋼、F.A、FMA)は『月刊少年ガンガン』で連載中の荒川弘のダーク・ファンタジー漫画作品。また、それを原作にしたテレビアニメ。
2001年から『月刊少年ガンガン』(スクウェア・エニックス)にて連載。13巻で売り上げは2000万部を突破した。
2004年、第49回小学館漫画賞受賞(スクウェア・エニックスではいがらしみきおの『忍ペンまん丸』に続き事実上の2作目)。2007年3月現在、コミックは16巻まで発売されている。
【概要】
キャラクター設定の深さ、緻密かつ壮大なスケールのストーリー構成と演出で圧倒的人気を誇り、本作が連載を開始してから、当時の主要作品を次々と失って低迷していた『月刊少年ガンガン』の売り上げ部数が飛躍的に伸びた。外国語版タイトルである「Fullmetal Alchemist」の頭文字を取って「F.A」と呼ばれることもある。現在単行本は、16巻まで刊行。(8月中旬17巻発売)
主人公、エドワード・エルリックの名前の由来は映画『シザーハンズ』の主人公による。弟、アルフォンスの名前の由来は、画家ロートレックの父親だった、アルフォンス・ド・トゥールーズ=ロートレック伯爵による。ちなみに、エドとアルの名字にあたる「エルリック」は「エルリック・サーガ」からではないと荒川が15巻末おまけで語っている。なお、エルリックは母方の姓。
【ストーリー】
幼き日に最愛の母親、トリシャ・エルリックを亡くしたエドワード(以後エド)とアルフォンス(以後アル)のエルリック兄弟は、母親を生き返らせようと、錬金術において最大の禁忌、人体錬成を行ったが、失敗し、兄・エド(11歳)は左脚と唯一の家族である弟を、弟・アル(10歳)は全身を失ってしまう。エドは自身の右腕を代価として、アルの魂を何とか鎧に定着させたが、自分達の愚かさに気づく。その後エドは自ら失った右腕と左脚をオートメイル(機械鎧)をつける手術を受け、一時的に手足を取り戻す。
12歳となったエドは、国家錬金術師となり二つ名・「鋼」を授けられ、アルと共に元の体に戻る為、絶大な力をもつ賢者の石を探す旅に出る。しかし、旅には数々の試練がエルリック兄弟を待っていた。人ならざる人・ホムンクルスや、傷の男・スカーなど、多くの強敵が現れる中、兄弟は絆を深めながら元の体に戻る方法を探す。
【用語】
錬金術
この世界において、機械技術と二分する繁栄をとげた学問。物質の構成や形を変えて、別の物に作り変える技術。
その基本は「等価交換」。一般人から見ると何でも作り出せそうな印象を受けてしまうが、実際は錬成にはかなり制約がある。質量保存の法則から、原材料と錬成後の物質の質量は同じでなければならず、自然摂理の法則から、純水から鉄を作り出す等、全く性質の異なる物質を錬成することも不可能である[1]。錬成は、まず原料となる物質の構成元素やその特性等を「理解」し、再構築するために原料となる物質を「分解」。それを別の物へと「再構築」することで完了する。その仕組みは高度な理論に基づいており、学べば誰でも使えるというものではない。一般的には、術の発動には必ず錬成陣が必要となる。錬成陣の用意の仕方も人それぞれで、そのつど地面に描く者、あらかじめ錬成陣が描き込まれた装具を使う者など様々。
錬金術の存在は作品世界の技術体系にも影響し、スチームパンク的な世界観を生み出している(アニメ版ではそれが強調されている)。
なお後述の通り、人間を造るという人体錬成は、自然摂理の法則に反する所業ゆえ、錬金術師の間では暗黙の「禁忌」とされている。金の錬成も、経済システムの崩壊を招く恐れがあるため違法であり禁止されているが、禁忌ではない。
錬成陣
錬金術の力を発動させる際に必ず必要となるサークル、魔術における魔法陣のようなもの。円周上から中心点に向かう上昇力を集める「力の循環」と、錬成過程や作業に必要な「時間の循環」を示す円形を全体の基本とし、それに物質の構成と、錬成過程を表す構築式を組み合わせることで完成する。
原料を、発生したエネルギーを無駄なく効率的に使用できる中心に置き、錬成陣に術者の思念を送り込むことで錬成陣の力が発動し、錬成が始まる。ちなみに別の物質が錬成陣内にあっても構築式に含まれていない物質が直接影響を受けることはない。
錬成陣に絵や文字を使用したり、単純な陣を組み合わせたりと、術者の理解や構築式の組み立て方により無数の錬成陣が考えられるため、同じ錬成結果を得るためにも、術者によってそれぞれ独自の形状を成す。ちなみに優秀な術者ほど、単純な錬成陣で複雑な錬成を行うことができる。
等価交換
錬金術では、「無から有」を作りだすことはできず、等価交換を基礎原則としている。つまり、「有から、別の有に変換する」のであり、何かを練成しようと思えばその材料を用意しなければならない。また質量保存の法則、自然摂理の法則など、一定のルールに基づいて行われているとされる。元素を越えた錬成は中性子の数を操作するなどして可能になっていると思われる。
機械鎧(オートメイル)
主に怪我などで四肢を失った者がつける義肢。神経系と接続することによって普通の手足と同じように動かすことができる筋電義手であり、機械鎧の手術はかなりの激痛を要しリハビリも長期間(ピナコいわく「まともに動けるようになるまで三年」)を必要とする。さらに、整備・修理のためにはずされた機械鎧を再接続する際にも若干の痛みを伴う[2]。当然だが、痛感神経などは存在しないため、神経接続されているとは言っても、損傷しても痛みを感じたりする事は無い。
中には武器を内蔵していたり武器そのものというものもあり、ラッシュバレーなどでは「強くなる」ということを目的に義肢の本来の目的を逸脱した利用も行われている。全身甲冑であるアルが機械鎧技師の聖地ラッシュバレーで機械鎧のフル装備と間違えられること、アーチャーへの武器の装具が口腔内にも及んでいたことなどから、この世界では四肢に限らず脳を除く身体の部位を機械技術で補うことができれば機械鎧と定義されると思われる。ただし、神経信号の途絶えた部位への装着や全身全てを機械鎧とすること(いわゆるサイボーグ)は事実上不可能である。
寒冷地では、駆動部が凍りつく等して動作が不安定になる他、機械鎧に使われている金属が冷える事によって生身部分の接続部が凍傷を起こすため、特別なチューンナップが必要。逆に熱帯地では動作が悪くなると言った事は無いが、内部熱が篭ったり金属が熱せられたりするため、場合によっては外部冷却の必要がある。熱せられた金属によって火傷を引き起こす可能性も少なからずあるはずだが、寒冷地仕様のような熱帯地仕様の機械鎧が存在するのかは不明。
東部の内乱の際に飛躍的に技術が進歩した。製造工程の一部に錬金術を用いたものも存在する。内部の詳細構造や動力源などは不明。
人体錬成
人工的に人間を造る錬成。未だ成功例がないと言われる未知の錬成であり、錬金術師の間では暗黙の禁忌とされている。また、それとは別に国家錬金術師の禁止事項としても明言されている。人命の蘇生は不可抗力なため、この術を発動すると後述する『真理の扉』が開かれる。
錬金術師において人間は「肉体」と「魂」と「精神」の三つから成ると言われており、つまりこれらを錬成できれば母胎に頼らず人間を生み出せるという理屈である。しかしこれらは未だ不可能と言われており、術師には激しいリバウンド(主に術者の体の一部)と言う代償もつき、失敗した術者には悲惨な結末が待ち構えている。ただ「肉体」「魂」「精神」のうち、どれか一つだけなら錬成に成功した例がある。
死んだ者や近親者の体組織を利用して錬成により身体の復活を行いその者の魂と精神を宿らせる“死者の人体錬成”は、錬金術の人間としての基礎「人間は魂・肉体・精神からなりたつ」という原理に反していることをエドワード・エルリックが自身の母の錬成を行った際に発見、つまり肉体を錬成できても魂・精神は実体がないのでどれだけ錬金術を突き詰めても錬成不可能な夢想技術であると突き止めた[3]。なお、「魂・肉体・精神」が揃っている正常な人体の再練成なら可能なことはエドワード・エルリックがグラトニーの腹の中からの脱出の際に証明している。この場合は、扉を開き通るための"通行料"を払うだけで済む(脱出の際はエンヴィーの体内に所持する賢者の石の力を使用)。裏の世界においては、「父」が自らの賢者の石を核にすることにより、人造人間の錬成に成功している。
生体錬成
人体の構造を理解し損傷箇所を錬成によって修復する「医療錬金術」と呼ばれる分野の一つ。
前述の人体錬成と一部重複する部分もあるが、戦場における有用性などから軍部では公認されている。
賢者の石
錬成陣さえ必要とせず、錬金術の基礎原則「等価交換の原則」を無視した、思い通りの錬金術を行使できる幻の術法増幅器(ただし錬金術の原理「無から有は生み出せない」という法則だけは無視できない)。人造人間の核にもなっている。
その正体は、生きた人間から抽出・凝縮した魂の集合体を具現化した、高密度のエネルギー体・情報体で、形状は必ずしも「石」とは限らない。複数の生きた人間から、円と正五角形で描かれた錬成陣で錬成される。
伝説上の代物と言われていたが、「父」やマルコーらの手により、数個の錬成が成功している。しかし、そのどれもが数回使用すると壊れる不完全品。最も完成度が高いと思われる「父」の賢者の石でさえ、完全なものではない。錬成の過程からして石の内部に存在するエネルギーは有限であり、それを使い果たせばどれだけ完成度の高い石であっても壊れてしまうと思われる。
賢者の触媒
原作未登場。練成の効率を上げ、理論値以上の再構築を可能とする幻の物質。賢者の石と同等の力を持つと言われている。ヴィルヘルム・エイゼルシュタインの手により試作品は完成している。ヴィルヘルムの娘であるアルモニの体に宿り、命の源となっていた。輝く美しい羽の形をしている。
人造人間(ホムンクルス)
賢者の石を核として作られる人造人間。原作とアニメでは、造り方が異なる。超人的再生能力と個々の特殊能力を持ち合わせており、かならずウロボロスのマークが体のどこかに記されていることが特徴。原作では「父」によって造られたもの(プライド、エンヴィー、ラスト、グラトニー、スロウス、先代グリード)と、賢者の石を生きた人間の体内に注入することによって生まれるもの(ラース、現グリード)が存在し人体に注入される製作方法の際には、被験者の体内で石の中の魂と被験者の魂との体の奪い合いが起こり肉体は石による破壊と再生を繰り返す。肉体が石の力に耐えられた場合は人造人間の誕生となるが、耐えられなかった場合は被験者は死亡する事となる。
国家錬金術師
軍事国家アメストリスから、数々の特権と三大制限を伴う国家資格を得た錬金術師。
軍においては、正式な軍人でなくとも国家錬金術師である事自体が少佐の地位に相当(実際は、大尉と同じ権限)する。もちろん、正式に軍属である者については中佐以上の地位に就く事もある(マスタング(大佐)、グラン(准将)など)。正式な軍人ではないので所属する司令部を持たない場合が殆どだが、軍属には変わりないため軍には忠誠を誓う必要がある。
軍に忠誠を誓わなければならないと言う性質上、「錬金術師よ大衆のためにあれ」と言う錬金術師のモットーに反しているため、数々の特権と引き換えに軍事国家に魂を売った「軍の狗」だと蔑まれることもある。
国家錬金術師になるためには筆記・精神・実技の3つの試験を合格する必要があり、合格率は非常に低い。現在までの資格取得者は200人程だといわれているが、東部内乱後は、その重責に耐えられず資格を返上した者も数多くおり、残った者も査定に落ちたり傷の男に殺害されたりしているため、その数はだんだんと減りつつある。
大総統府直轄の機関で管理されており、全ての国家錬金術師には、潤沢な研究費、特殊文献の閲覧、各種国家施設の優先的利用、少佐相当官の地位などの特権、大総統紋章に六芒星をあしらった銀時計、そして大総統から二つ名が与えられる。この資格は更新制であり、年に一度レポートと実技により研究成果を軍へ報告することで、資格査定を受ける必要がある。成績が悪ければ資格を剥奪される。ただしこれは軍人でないものに義務付けられているもので、軍人の国家錬金術師は普段の行動が査定対象となっているため、この査定は不要。
合成獣(キメラ)
2種類以上の動物を錬成して合成獣となったもの。動物同士を掛け合わせる事は合法だが、人間を含む錬成は違法。
錬丹術
金属変成や兵器利用のような工業方面よりも、医療方面に特化した東方シンでの錬金術。昔のそれは妄想と想像の産物で、錬金術と呼べるものではなかったが、『西の賢者』が錬金術を伝えたことで飛躍的に進歩。シン古来の技術と混交して現在の錬丹術が完成した。
錬丹術の根幹は、世界や大地、人間等全ての物質が持つ『流れ』を理解し正す事である。あらゆる物質に存在する『流れ』を利用し、力を送り込むことで術の効果は発現する。先述の通り医療特化の術ではあるが、人体だけでなく、破壊された物質の修正も同義であり、いわば不具合が生じたものを復元する術と言える。ゆえに錬金術の最終行程が「再構築」であるのに対し、錬丹術は「再生」に近いものと定義できる。
錬丹術はこの世の『流れ』を感じることで使う事ができるため、『流れ』のあるものであれば、人体でも人工物でも錬丹術を施すことができる。しかし『流れ』が止まってしまっているものには術が発現しないので、消失してしまった身体の一部を再生させたりする事は不可能である。
アメストリスの錬金術とは根本理論の部分から異なっているので、仮にアメストリスの錬金術師が錬丹術を使おうとする(逆の場合も同様)ならば、今までの知識を全て捨てた上で一から学びなおす必要がある。ただ根本理論が違うとは言え結果に至る過程には錬金術と共通している部分も多くあり、「理解」「分解」の過程までは共通しているらしい(傷の男が使うのは錬丹術であるが、使う場面を見たエドワードが「理解・分解の過程で錬成を止めている」と技の仕組みを見破っている)。
真理の扉
人体錬成の錬金術を発動した際に開く扉。発動後、真っ白な空間に生命の樹らしきものが掘られた簡素な扉が1つという空間に転送される。扉の中には世のありとあらゆる「真実」が収められているが「通行」料金として閲覧者は代価を払わされる(ただし、通行料は社会的価値のものではなく自然的価値のあるものを支払わされるので、必然的に肉体の一部となるが、1つだけ持っていかれるとはかぎらない)。扉の前には代価の受取人として、術を行使した錬金術師の中の真理の具体化と思われる者がいる。
理屈としては人体錬成と同等以上に「真理に近い」錬成を行えば扉が開くものと思われるが、今のところ人体錬成以外で扉が開いた事が無いため、「人体錬成は真理の扉を呼び出す召喚術ではないか」という見方もあり、真相は不明である。なお、人体錬成と言っても「死者を復活させる」錬成を行うと必ず扉が開くが、生きている人間に関する錬成では開く場合と開かない場合があるため不可解な部分が多い。人体錬成に関してエドワードが「死者の錬成は無から有を作り出すに等しい行為であり、物理的に不可能だ」と言う結論に至っているが、逆に言えば「生きている人間を使う錬成は有から有への法則に従った錬成であり可能である」と言う事であり、実際ショウ・タッカーが人間を使ったキメラを錬成した際には扉が開く事は無かった。しかし、エドワードが「偽真理の扉」の中から脱出する際に「自分を自分に錬成」した時、有から有への錬成であるにも関わらず扉が開いている。
【舞台設定】
アメストリス (Amestris)
アメストリスはこの物語の舞台になる内陸国で、軍部が強大な権限を持った軍事国家。社会としては産業革命時代のイギリスがモデルになっているが、民族的な部分ではドイツをモデルにしていると思われる。国名の由来はクセルクセス王の后アメストリスの名から。
中央
セントラルシティ (Central City)
アメストリスの中枢都市。大総統府、錬金術研究所、軍法会議所、憲兵司令部など、国家の中枢機関が集中している。
国立中央図書館 (State Library)
中央の図書館。国内最大の蔵書量を誇り、いくつもの分館がある。第一分館がラストに放火され全焼。かつてシェスカが働いていた場所。
第二研究所 (2nd Laboratory)
中央にある錬金術研究所の一つ。大総統府が徒歩圏内である。
第三研究所 (3rd Laboratory)
中央にある錬金術研究所の一つ。マルコーが所属していた。マスタングが踏み込み、ラストと戦闘した。地下道があり、大総統府が徒歩圏内である。
第五研究所 (5th Laboratory)
中央にある錬金術研究所の一つ。閉鎖されていた研究所。管理責任者はグラン准将。かつて死刑囚やイシュヴァール人を使って賢者の石の錬成実験が行われた。中央刑務所の横にある為、遺体が家族の下に返らない死刑囚を利用していた。アニメ版ではグリードやドルチェットやロア、マーテル達が監禁されていた。
中央刑務所
中央の刑務所。キンブリーが収監されていた。第五研究所の側に位置している。
錬兵場
軍の訓練施設。エドとマスタングによる模擬戦闘が行われ、マスタングが勝利した。
軍法会議所
ヒューズ、シェスカ、フォッカーの勤務場所。
大総統府
アメストリス国軍、すなわち国の中枢。地下には「父」の住処が広がっている。
地下施設
正式名称不明。ホムンクルスの創造主である「父」の住処。大総統府の地下に広がっており、入り口の一つがセントラル市内の一角に、おそらく大総統府や諸研究機関にも存在する。市内の入り口は大量の合成獣で守られていた。
憲兵司令部
ダグラス、ネムダ、ガンツの勤務場所。
西区留置所
中央にある施設。憲兵司令部が担当している。リンやロス少尉が勾留されていた。
退役軍人局
軍人が退役する場合に利用する場所。
人事局
ヤコブレフの勤務場所。
倉庫街
軍の施設として12個の倉庫がある。軍内部で13個目が存在するなどの怪談話が広がっていた。
旧市街
原作未登場。巨大都市遺跡。広大な実験場や大聖堂がある。
地下都市
原作未登場。ダンテの本拠地。中央旧市街地にある古い大聖堂から通じる地下に閉じ込められた都市。
東部
リオール (Reole)
東部にある町。教主コーネロが賢者の石もどきを使った「奇跡の業」で信者を集め、レト教という新興宗教を起した。エドによりイカサマがばれて、その後住民により「リオールの暴動」が起きる。
ユースウェル (Youswell)
東部にある炭鉱町で通称「東の終わりの町」。「ユースウェル炭鉱」がある。ヨキ中尉(当時)の圧政に苦しんでいた。
ユースウェル炭鉱
ヨキ中尉(当時)に牛耳られていたが、エドにより運営権が町民に渡る。
ニューオプティン
東部にある町。ハクロ少将が勤めていた軍の支部がある。
イーストシティ (East City)
東部にある町。東部の中心都市。東方司令部がある。
ハイドウ村
東部にある村。軍から逃亡したマルコーが身を潜めていた。
リゼンブール (Resembool)
東部にある町。エドとアルの生まれ故郷。牧羊が盛んで、内乱がなかったらまだ活気があふれていたと思われる(主産業の羊毛布が軍用とみなされ、駅周辺がテロで全焼、現在もその焼け跡が残る)。ピナコの営む機械鎧の店がある。
レイン川
エドとアルが小さい頃に良く遊んだ川。
ゼノタイム (Xenotime)
東部にある町。金鉱の街。金細工の技術に長けた町。「ゼノタイムの金細工」は高額で取引される。以前は農業が盛んな町だった。アニメ「第11、12話 砂礫の大地」、小説「砂礫の大地」で登場。
イシュヴァール (Ishval)
アメストリスの東部の地方。またそこに暮らす種族。軍の命令により殲滅戦が行われ、少数を残して滅ぼされた。
カンダ地区
キンブリー少佐(当時)が殲滅を担当した地区。ロックベル夫婦がイシュヴァール人を治療をしていた。
グンジャ地区
モスキトー大佐が殲滅を担当した地区。全地区の中で一番最初に殲滅が完了した。
第18区
フェスラー准将が殲滅を担当した地区。
ダリハ地区
マスタング少佐(当時)が殲滅を担当した地区。全地区の中で一番最後に殲滅が完了した。
西部
南部
ラッシュバレー (Rush Valley)
南部にある町。機械鎧技師の聖地。『にわか景気の街』という名の通り、東部の内乱があったときに義肢技術を発達させて急速に大きくなった。ドミニクやガーフィールの営む機械鎧の店がある。
アトリエ・ガーフィール
ガーフィールの義肢装具店。ウィンリィが弟子入りして働いている。
サウスフッド
南部にある町。ラッシュバレーと隣接している。
ダブリス
南部にある町。エドとアルの師匠であるイズミが住んでいる。ヨック島という観光名所がある。「デビルズネスト」やシグの営む肉屋がある。
カウロイ湖
観光名所。中央にヨック島という無人島がある。
ヨック島
エドとアルが修行を行った無人島。うさぎや狐などの獣や魚が生息している。アニメ版ではイズミはここで人体錬成を行った。
来々軒
ダブリスにある店。イズミがエドに軍の狗を辞めさせる為に軍部に電話をかけたが、間違えてかかった店。
デビルズネスト (Devil's Nest)
ダブリスの裏路地にある酒場。表に出られない犯罪者や「存在するはずのない者」達がはびこる。
北部
ブリッグス
アメストリスの最北部に位置する山脈。北の国境線を守るための軍隊が駐留している。「弱肉強食」がおきて。
ブリッグズ山
大国ドラクマとの国境線。要塞が築かれ、屈強な軍人によって守られている。イズミが修行した雪山。
ヴァルドラ
北方の主要都市。ブリッグス山の麓に位置する。北方司令部下の特異な人間が配備されているヴァルドラ方面軍が滞在する。商業や工業が盛んで景気が良い。「魔女の伝承」が伝えられている。ゲーム「鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女」で登場。
不明
ノイエ・ヒースガルド (New Heissgart)
錬金術師の自治する街。ゲーム「鋼の錬金術師 翔べない天使」で登場。
リゼンブールから中央の間に位置する。
ヴィルヘルム・エイゼルシュタインによって作られた街。
ヒースガルド (Heissgart)
ゲーム「鋼の錬金術師 翔べない天使」で登場。
レミニス渓谷
レグロタリア
ゲーム「鋼の錬金術師 思い出の奏鳴曲」で登場。
ウィスタリア
南部と東部の国境近くにある大きな穴の町。小説「鋼の錬金術師 白い花の舞う谷」で登場。
その他の国
シン (Xing)
アメストリスの東の国。50以上の少数民族を一人の皇帝が治めている独裁君主制の国。アメストリスから見て、東の大砂漠の向こうにあるとされる。中国がモデルになっているようである。『錬丹術』という独自の医療方面に特化した錬金術が発達し、国の発展を助けている。余談だが、『錬丹術』も中国の錬金術の『錬丹術』からきていると思われる。
ドラクマ
アメストリスの北の国。不可侵条約は結んでいるが、一触即発の状態。しかし国と国の間に存在するブリッグズ山が天険の要塞の役割をはたし、『ブリッグズの北壁』と渾名されるアームストロング少佐の実姉、オリヴィエ少将が睨みを利かせているため、どちらも攻撃を仕掛ける事はできない。ロシアがモデルの様である。近隣諸国のうち、唯一アニメ版にも名前が登場する。
アエルゴ
アメストリスの南の国。アメストリスとの国境付近では小競り合いが絶えない。イシュヴァール人に対して自国の武器を輸出していたが、イシュヴァール人の亡命を無視した(アメストリスに攻撃を仕掛けるための布石にイシュヴァールを利用。しかし大総統令三〇六六号“イシュヴァール殲滅戦”によって失敗)。
クレタ
アメストリスの西の国。アメストリスとの国境付近では小競り合いが絶えない。
クセルクセス遺跡 (Xerxes)
クセルクセス遺跡はアメストリスとシンの間の大砂漠にある遺跡。かつて栄えた王国の市街地。「大昔に一夜で滅んだ」という伝説がある。人体練成のための錬成陣の残骸が残されていた。現在は隊商のオアシス代わりになっており、ロス少尉がフーに匿われていた。生き残ったイシュヴァール人も住み着いていた。
【注釈】
^ ただし、作中でボタ石から金(のようなもの)を作り出している場面があったので、質量保存の法則ほど絶対的に縛られている訳でも無いようである。
^ アニメ版では接続後、一定時間は稼動が不可能であり装着者にも休養の必要があった。ただし気絶中に外されても気づかないので取り外し時は無痛らしい。
^ アルフォンス・エルリックの場合は“持っていかれた魂”を錬金術を利用して鎧に定着しただけであるため、魂そのものを錬成した訳ではない。
メディア
ゲーム
基本的に全年齢対象の作品ばかりだが、グロテスクな食人描写が含まれる「鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女」だけは唯一、CERO12(12才以上対象)指定となっている。
鋼の錬金術師 ―翔べない天使― (PS2、スクウェア・エニックス)
ヒロイン - アルモニ・エイゼルシュタイン:水樹奈々
鋼の錬金術師2〜赤きエリクシルの悪魔〜 (PS2、スクウェア・エニックス)
ヒロイン - エルマ:岡村明美
鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女 (PS2、スクウェア・エニックス)
ヒロイン - ソフィ・ベルクマン:坂本真綾
鋼の錬金術師 ドリームカーニバル (PS2、バンダイ)
鋼の錬金術師 迷走の輪舞曲(ロンド) (GBA、バンダイ)
ヒロイン - コーニッシュ・ロイス
鋼の錬金術師 想い出の奏鳴曲(ソナタ) (GBA、バンダイ)
ヒロイン - ウィンリィ・ロックベル、ヴィオラ・アモーレ
鋼の錬金術師 Dual Sympathy〜2人の絆〜(NDS、バンダイ)
小説
鋼の錬金術師1 砂礫の大地(著者:井上真)
鋼の錬金術師2 囚われの錬金術師(著者:井上真)
鋼の錬金術師3 白い花の舞う谷(著者:井上真)
鋼の錬金術師4 遠い空の下で(著者:井上真)
鋼の錬金術師5 それぞれの絆(著者:井上真)
鋼の錬金術師6 新たなはじまり(著者:井上真)
ゲームノベルズ
鋼の錬金術師 翔べない天使(著者:井上真)
鋼の錬金術師2 紅きエリクシルの悪魔(著者:映島巡)
鋼の錬金術師3 神を継ぐ少女(著者:映島巡)
ドラマCD
コミックCDコレクション
鋼の錬金術師 Vol.1 砂礫の大地
本作のみ声優はアニメ版と異なり、エドワード役を皆川純子、アルフォンス役を日下ちひろが担当している。ラッセル・トリンガム(岡野浩介)、フレッチャー・トリンガム(荒川美奈子)はアニメ版も同じキャストである。
鋼の錬金術師 Vol.2 偽りの光 真実の影
鋼の錬金術師 Vol.3 咎人たちの傷跡
スペシャルドラマCD
鋼の錬金術師 霧のオグターレ 前編(月刊少年ガンガン2004年4月号付録)
鋼の錬金術師 霧のオグターレ 後編(月刊少年ガンガン2004年5月号付録)
鋼の錬金術師 天上の宝冠 前編(月刊少年ガンガン2004年11月号付録)
鋼の錬金術師 天上の宝冠 後編(月刊少年ガンガン2004年12月号付録)
(「鋼の錬金術師」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』(http://ja.wikipedia.org/)。2007年7月8日14時(日本時間)での最新版を取得。改訂履歴(http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E9%8B%BC%E3%81%AE%E9%8C%AC%E9%87%91%E8%A1%93%E5%B8%AB&action=history)。Text is available under GNU Free Documentation License(http://www.gnu.org/copyleft/fdl.html).)